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【不登校・発達特性・留年の不安】18歳息子との衝突に悩む母が気づいた「親子関係を壊さない向き合い方」|相談事例

【不登校・発達特性・留年の不安】18歳息子との衝突に悩む母が気づいた「親子関係を壊さない向き合い方」|相談事例

子どもの将来が見えなくなったとき、
親の不安は一気に膨らみます。

「このままで大丈夫なの?」
「どうして危機感がないの?」
そんな言葉が、頭の中で何度も繰り返されます。

今回ご紹介するのは、関西在住・50代のまゆみさんの事例です。
Zoomでお話を伺いました。

高校1年生のときの友人トラブルをきっかけに息子さんは不登校に。
通信制高校へ転校後も再び人間関係でつまずき、発達特性の検査を受けたことで、まゆみさんの不安はさらに強くなりました。

IQは正常範囲。けれど凸凹がある。
留年の可能性がある中でも、本人は遊びを優先しているように見える。
将来の話をすると怒り出し、治療の話題を出せば「病人扱いするな」と激昂することもある。

「私の育て方が悪かったのでしょうか」

まゆみさんは、そう何度も口にされました。
眠りも浅くなり、胃のあたりがずっと重たい。
“私が何とかしなきゃ”と、必死に情報を集め、説得を続けてきたのです。

でも本当は――
息子さんを責めたいわけではありません。

ただ、守りたい。
ただ、安心してほしい。

その切実な思いから、今回のご相談は始まりました。

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投稿者プロフィール

Blanc(ブラン) 玲
Blanc(ブラン) 玲よりびと
※海外在住のためZoomでの対応となります。(カメラのオンオフは自由)

■待機時間:月・火・木・金の17時~24時、日の18時~24時
※土日祝対応(枠が埋まりやすいため、事前予約をお勧めします)
※待機日時が変更されるケースがありますので、詳しくは待機カレンダーを確認ください。

■年齢:30代

■ キャッチコピー:「安心して思うままに、なんでも話せる時間を大切にしています」

■ よりびとナビ対応テーマ

※よりびとナビ対応よりびと
※よりびとナビとは、よりびとの経験や視点をもとに、気持ちや考えを一緒に整理していくオプションサービスです。

・人間関係・恋愛の悩み
・海外生活・環境の変化の悩み
・気持ちの整理・自己理解

■ こんな話をよく聴いています

・なんとなくのモヤモヤした気持ちの整理
・誰にも言えない話や本音
・人間関係や恋愛の悩み
・海外生活や環境の変化によるストレス
・自分の気持ちを整理したいとき

■ 聴くときに大切にしていること

・その人の「いまここ」の気持ちを大切にすること
・話しやすい空気をつくることを最優先にすること
・話のまとまりや順番を気にせず、思いのまま話せること
・安心して本音を置いていける場をつくること

■ 関わり方のスタイル

・相手の気持ちに寄り添い、丁寧に聴くスタイル
・沈黙も含めて、そのままの気持ちを受け止める
・言葉の奥にある感情や引っかかりを丁寧にすくい取る
・一緒に歩くようなペースで寄り添う関わり

■ 資格・職歴

・政府機関での勤務経験
・中間管理職としてチームと上層部の橋渡しを担当
・多文化環境でのコミュニケーション経験
・心理学・傾聴の学習経験(産業カウンセラー)

■ これまでの経験

・約10年間の海外生活(留学・海外就職・国際結婚)
・多様な文化や価値観を持つ人との関わり
・職場での相談対応やメンバー支援の経験
・精神疾患や発達特性(ADHDなど)を持つ家族との関わり
・個人相談に長年関わってきた経験

■ こんな方におすすめ

・頭の中のモヤモヤを整理したい
・誰にも言えない気持ちを話したい
・安心して話せる場所がほしい
・海外生活や環境の変化に疲れている
・自分のことをもう少し理解したい

■ メッセージ

ここは、批判や評価をされることなく、安心して話せる場所です。

話すことで少し気持ちが軽くなったり、
言葉にすることで自分の本音に気づけることもあります。

うまく話そうとしなくても大丈夫です。
そのままの気持ちで、安心して話しにきてください。

目次

不登校・発達特性・留年の不安が重なるとき、親の心に起きていること

子どもが学校に行けなくなる。
進路の話をすると怒り出す。
発達特性の検査を受け、「凸凹があります」と言われる。

ひとつでも大きな出来事なのに、それが重なったとき、親の心は静かに限界へ近づいていきます。

まゆみさん(50代・関西在住)もそうでした。
高校1年生での友人トラブルをきっかけに不登校となり、通信制高校へ。けれどそこでまた人間関係につまずき、発達特性の検査へと進みました。

IQは正常範囲。けれど特性の凸凹がある。
留年の可能性もある。

「このままで将来どうなるの?」

その言葉が、頭の中を何度も巡ります。
不安、焦り、無力感。
そしてどこかにある「私の育て方が悪かったのでは」という自責。

親は子どもを思うからこそ、未来を見ます。
けれど未来を見すぎると、“今ここ”が見えなくなってしまうことがあります。

ここからは、まゆみさんの心の中で実際に起きていたことを、少しずつ整理していきます。

将来への不安は、愛情が強い人ほど大きくなる

子どもの将来を考えない親はいません。

けれど、不登校や発達特性、留年の可能性が重なると、「心配」が「恐怖」に変わります。

大学はどうなるのか。
就職はできるのか。
自立できるのか。

まだ起きていない未来の出来事が、まるで確定した不幸のように頭の中で広がっていくのです。

まゆみさんは、情報を集め続けていました。
支援制度、診断、進路、治療。
「何か正解があるはず」と探し続ける毎日。

でもそれは、息子さんを責めたいからではありません。

守りたい。
困らせたくない。
苦労させたくない。

愛情が強いからこそ、不安も強くなる。

まずそこを否定しないことが、とても大切でした。

正論が増えるほど、親子の距離は広がっていく

「優先順位を考えなさい」
「今のままだと留年するよ」

言っていることは間違っていません。
むしろ正しい。

けれど、正しさが届かないときがあります。

息子さんは、将来の話になると怒り出しました。
「馬鹿にするな」
「病人扱いするな」

まゆみさんは戸惑います。
こんなに心配しているのに、どうして伝わらないのか。

でも、本人の側から見るとどうでしょう。
不登校になり、特性の話が出て、自分でもうまくいかないことを感じている。

その状態で「もっと頑張れ」と聞こえてしまったら。
それは励ましではなく、追い詰めに感じることもあります。

正論は、タイミングを間違えると壁になります。
関係が緊張しているときほど、正しさよりも“安心”が先に必要なのです。

「私が何とかしなきゃ」という思いが母を追い込む

まゆみさんの口癖は、
「私が何とかしなきゃ」でした。

親だから。
母親だから。

その責任感が、眠れない夜を増やしていました。
胃のあたりが重く、常に緊張している感覚。

でも、本当にすべてを背負わなければならないのでしょうか。

18歳は、自立への過渡期です。
親ができることと、できないことが少しずつ入れ替わっていく時期でもあります。

子どもの人生をコントロールすることはできません。
けれど、関係を守ることはできる。

「私が全部背負わなくていいのかもしれない」

そう思えた瞬間、まゆみさんの肩の力が少し抜けました。

未来を一気に解決することはできなくても、
今日の会話を少し柔らかくすることはできる。

そこから、変化は静かに始まっていきました。

不安の奥にあった「守りたい」という本音に気づいたとき

話を重ねる中で、まゆみさんの言葉は少しずつ変わっていきました。

最初は「どうしてわかってくれないの?」
「このままじゃ将来が心配で仕方ない」
そんな焦りと苛立ちが前面に出ていました。

けれど、その奥にあったのは怒りではありません。
“守りたい”という、とてもまっすぐな気持ちでした。

子どもが傷つかないように。
困らないように。
後悔しないように。

その思いが強いほど、言葉はどうしても厳しくなります。
未来を何とか軌道修正しようとして、今を強く揺さぶってしまう。

ここで大切にしたのは、正しい答えを探すことではなく、
まゆみさんの中にある感情をひとつずつ丁寧にほどいていくことでした。

すると見えてきたのは、「問題」ではなく「関係」のほうでした。

怒りの奥には、いつも別の感情が隠れている

「危機感がないように見えるんです」

そう話すときのまゆみさんの声には、強い緊張がありました。
でもその言葉をゆっくり辿っていくと、出てきたのは怒りではなく“怖さ”でした。

このまま社会に出られなかったらどうしよう。
誰にも頼れなかったらどうしよう。
自立できなかったらどうしよう。

怒りは、怖さの上に乗っていることが多いものです。

怖いから強く言う。
不安だから正論で固める。

でも、本当の気持ちが言葉になったとき、空気は少し変わります。

「私は怖いの」

そう主語を“私”に戻した瞬間、責めるニュアンスは和らぎます。
相手を変えようとする言葉から、自分の気持ちを伝える言葉へ。

ここが、大きな分かれ道でした。

「未来」を見すぎると、「今」が見えなくなる

親はどうしても、先を見ます。

一年後、三年後、十年後。
その視点は大切です。

でも、未来ばかりを見続けると、今の子どもの状態がぼやけてしまうことがあります。

息子さんは、すでに友人関係で傷ついていました。
通信制へ転校し、周囲と同じペースでは進めない現実も感じていました。

その状態でさらに「このままじゃダメだ」と言われたら、どう感じるでしょうか。

本人も不安はあります。
でも、それをうまく言葉にできないこともある。

未来の話をいったん横に置いて、「今日どうだった?」と聞く。
将来設計ではなく、今の気持ちを聴く。

視点を少し“今”へ戻すだけで、会話の温度は変わっていきます。

正しさよりも、安心できる関係を優先する

発達特性があるかもしれない。
留年の可能性がある。

事実として向き合うことは必要です。

でも、事実をどう伝えるかはもっと大切です。

緊張した関係の中で話せば、どんな正論も攻撃に聞こえてしまいます。
安心できる関係の中でなら、同じ言葉でも受け取り方は変わります。

まゆみさんは、将来の話題をいったん減らしました。
代わりに、「あなたが決めていいよ」と選択権を渡す練習を始めました。

そのうえで、
「私はこう心配している」と自分の気持ちを添える。

コントロールではなく、共有へ。

すると、衝突の回数は少しずつ減っていきました。

問題が一気に解決したわけではありません。
でも、“話せる空気”が戻ってきたのです。

遠回りに見えても、関係を整えることが一番の近道になることがあります。

そしてその第一歩は、
相手を変えることではなく、自分の伝え方に気づくことから始まります。

「何とかしなきゃ」を手放したとき、親子の空気が変わり始めた

何度も衝突し、何度も話し合い、
それでも平行線が続くとき、親は思います。

「もっと強く言わなきゃいけないのかもしれない」
「私が動かさないと、この子は変わらない」

まゆみさんも、ずっとそう感じていました。

けれど実際には、強く押すほど反発は強くなり、
将来の話をするたびに空気は張りつめていきました。

そこで一度、方向を変えてみることにしました。

“どう説得するか”ではなく、
“どう関係を守るか”へ。

子どもを変える努力をやめる、という意味ではありません。
ただ、「今すぐ正解に導く」という重たい役目をいったん下ろしてみる。

その小さな転換が、思いのほか大きな変化を生みました。

親がコントロールできること・できないことを分けてみる

まず整理したのは、とてもシンプルなことでした。

親がコントロールできるのは、
“自分の言い方”と“自分の行動”だけ。

子どものやる気も、選択も、受け止め方も、
最終的には本人の領域です。

ここが混ざると、苦しくなります。

「どうして動かないの?」
「なぜ危機感を持たないの?」

そう思うたびに、まゆみさんは自分を責めていました。

でも、18歳は自立への過渡期です。
親の力がだんだん届きにくくなるのは、成長の一部でもあります。

“できないこと”を認めるのは、あきらめではありません。
境界線を引くことです。

そこを整理したとき、
まゆみさんの表情は少し軽くなりました。

「あなたはどうしたい?」と選択権を渡してみる

これまでは、
「こうしたほうがいい」
「今はこれを優先して」

という伝え方が中心でした。

正しいけれど、決定権は常に親側にありました。

そこで少し変えてみました。

「あなたはどうしたい?」
「いくつか選択肢があるけど、決めるのはあなたでいいよ」

すると、最初は戸惑いながらも、
息子さんは少しずつ考えるようになりました。

すぐに前向きになったわけではありません。
でも、怒りの爆発は減っていきました。

自分で決められる余地があると、人は防御を解きやすくなります。

“従わせる”から“任せる”へ。

この違いは、とても大きいものでした。

「私は怖い」と伝えたとき、対立が対話に変わった

もうひとつ変えたのは、主語です。

「あなたは危機感がない」ではなく、
「私は将来が怖い」と伝える。

責める言葉から、共有する言葉へ。

この変化は静かですが、深いものがあります。

息子さんはすぐに理解を示したわけではありません。
けれど、怒鳴り返すことは減りました。

相手を変えようとする言葉は、ぶつかります。
自分の気持ちを差し出す言葉は、届く余地をつくります。

まゆみさんは涙ぐみながら、
「全部背負わなくていいのかもしれない」とつぶやきました。

その瞬間、
張りつめていた緊張が少し緩みました。

問題はまだ途中です。
進路も診断も、簡単には決まりません。

それでも、関係の空気が変わると、
未来の見え方も少しだけ変わっていきます。

変化は大きな出来事からではなく、
言葉の選び方ひとつから始まることがあるのです。

不登校でも進路未定でも、親子の土台は立て直せる

進路はまだ決まっていない。
発達特性の受け止めも途中。
将来への不安がゼロになったわけでもありません。

それでも、まゆみさんの中で確実に変わったものがありました。

「今すぐ正解に導かなくていい」
そう思えたことです。

親としては、一刻も早く安心したい。
レールに戻したい。
周囲と同じペースに追いついてほしい。

でも、人生は一直線ではありません。

遠回りに見える時間も、
立ち止まっているように見える時期も、
その子にとっては必要な過程かもしれません。

子どもの未来を背負うことはできなくても、
関係の土台を整えることはできる。

そこに意識を向けたとき、
まゆみさんの表情はやわらかくなっていきました。

ここからは、その後に見えてきた変化をお伝えします。

衝突が減ると、会話の質が変わる

以前は、将来の話になると空気が張りつめていました。
言葉が強くなり、声も大きくなり、最後は怒りで終わる。

その繰り返しでした。

けれど、話題を減らし、伝え方を変えたことで、
衝突の回数は少しずつ減っていきました。

劇的な変化ではありません。
でも、“爆発”が減ったことは大きな前進でした。

怒りが減ると、耳も開きます。
耳が開くと、短い言葉でも届きやすくなります。

「今日はどうだった?」
そんな何気ない一言が、自然に交わせるようになった。

関係が整うと、問題に向き合う力も少しずつ戻ってきます。
土台が安定していないまま未来を議論しても、崩れやすい。

まずは会話の空気を整えること。
それが遠回りに見えて、一番の近道でした。

親にも「支え」が必要だと認める

まゆみさんはずっと、
「母親なんだから強くならなきゃ」と思っていました。

でも、本音は不安でいっぱいでした。

子どもを支える側の人ほど、
自分が支えられることを後回しにしがちです。

そこで、親自身が外部の相談先を持つことを始めました。

愚痴をこぼせる場所。
弱音を吐ける場所。
正しさを求められない場所。

それがあるだけで、心の余裕は変わります。

余裕があると、言葉がやわらぎます。
言葉がやわらぐと、関係もやわらぎます。

親が安定することは、子どもにとっても安心材料になります。

「一人で抱えなくていい」

この感覚を持てたことが、
まゆみさんにとっては大きな転機でした。

すぐに答えが出なくても、前に進んでいる

治療や診断をどう受け止めるか。
進路をどうするか。

これらは簡単に決まるものではありません。

けれど、すぐに答えが出ない=失敗、ではありません。

親子の関係が壊れずに続いていること。
対話がゼロになっていないこと。
少しでも穏やかな時間が増えていること。

それ自体が前進です。

不登校も、発達特性も、留年の可能性も、
どれも人生の終わりを意味するものではありません。

大切なのは、孤立しないこと。
責め続けないこと。
完璧を急がないこと。

子どもの人生は、親の思い通りにはなりません。
でも、親子で支え合える関係は育てていけます。

まゆみさんは今も不安を感じることがあります。
それでも以前のように、すべてを背負い込むことはなくなりました。

未来はまだ途中。

だからこそ、
今日の関係を大切にする。

そこから、次の一歩は自然と見えてきます。

最後に、いま不安の中にいるあなたへ

子どもの不登校。
発達特性かもしれないという戸惑い。
進路が見えない焦り。

どれも、親にとっては簡単に割り切れるものではありません。

「このままで大丈夫なの?」
そう思う夜が続くこともあるでしょう。

でも、どうか覚えていてほしいのです。

今すぐ正解を出せなくても、
親として失格ではありません。

迷いながら向き合っている時点で、
あなたは十分に向き合っています。

子どもの人生は、親がコントロールするものではありません。
けれど、安心できる関係を育てることはできます。

そして、そのためには
親であるあなた自身が一人にならないことが、とても大切です。

もし、
頭の中が不安でいっぱいになっているなら。
誰にも弱音を吐けずにいるなら。

傾聴ラウンジ「ここより」という場所があります。

正しさを求められる場所ではありません。
否定される場所でもありません。

ただ、今の気持ちをそのまま話せる場所です。

怒りも、不安も、後悔も、
きれいに整っていなくて大丈夫です。

言葉にならない思いを、ゆっくり一緒にほどいていく。
そんな時間が、次の一歩につながることがあります。

子どものために頑張るあなたが、
安心して力を抜ける時間も、同じくらい大切です。

一人で抱え込まず、
必要なときは頼ってください。

あなたが少し楽になることは、
きっと、親子の未来をやわらかくしていきます。

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