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恋愛で試し行為がやめられない男性の相談事例|不安型愛着と追いLINEに苦しんだ30代のケース

恋愛で試し行為がやめられない男性の相談事例|不安型愛着と追いLINEに苦しんだ30代のケース

恋人のことが大切だからこそ、返信が少し遅いだけで不安になる。

「本当に自分のことを好きなのかな」
「どうして分かってくれないんだろう」
「もう別れた方がいいのかもしれない」

そう思いながらも、気持ちを止められずLINEを送り続けてしまうことがあります。

今回お話くださったのは、関東にお住まいの30代男性です。
電話で、恋愛の中での試し行為や、彼女への不安、自己否定の苦しさについてお話してくださいました。

去年の春頃から悩みは始まり、最近は特にしんどさが強くなっていたそうです。
彼女のLINEの返事が遅いこと、話し合っても思うように変わらないこと。
「こんなに愛しているのに、彼女は自分を好きでいてくれているのだろうか」と不安がふくらみ、別れようと思っても、結局また連絡してしまう。

感情の浮き沈みがしんどい。
自分でできることは全部やったつもりなのに、やめられない。
そんな苦しさを、ゆっくり丁寧にお聴きしました。

この記事では、彼女への気持ちが抑えられず、追いLINEや試し行為に悩んでいた30代男性の相談事例をもとに、不安が強くなる時の心の動きと、気持ちを少しずつ整理していくためのヒントをお伝えします。

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投稿者プロフィール

やざわゆり
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■年齢:50代

■ キャッチコピー:話すだけで少し楽になる時間

■ 得意なテーマ

– 大切な人や大切な存在を失った悲しみ喪失感
– 愛する人や存在が居なくなりそうな不安感
– 言葉にならない気持ちの整理
– 誰にも言えない話の受け止め
– 人間関係の悩み・恋愛相談
– とにかく話を聴いてほしいとき
– 誰も自分の事をわかってくれない絶望感

■ 聴き方・スタイル

– 沈黙の時間も大切にします
– ゆっくり聴きます
– 話がまとまっていなくても大丈夫
– 否定せず、穏やかに受け止めます
– 無理に聞き出しません

■ 経験

– 介護職に20年程携わり日常の人間関係、死生観、お悩み、好きな物の事、昔話、夢等、色んなお話をよくお聴きしてきました
– 上智大学グリーフケア研究所在籍
– 子どもや知人、職場で相談を受けてきました
– 対人援助職の中で日常の人間関係、死生観、お悩み、好きな物の事、昔話、夢等、色んなお話をよくお聴きしてきました

■ 大切にしていること

– お話されたいテンポでお聴きします
– お一人お一人大切な存在として通話時間を共に過ごさせていただきます

■ 人柄・ユニークポイント

– 好きなもの:焚き火/いちご/夜空/神社
– よく言われる性格:穏やか/面白い/ゆっくり
– ちょっとしたこだわり:誠実さ
– 聴き手としての密かな強み:決めつける事なく、お話された事をそのまままっすぐうけとめます

■ メッセージ

ご両親、お子様、ご家族、恩師、恋人、友人、ペット等大切な存在や役割、大切な関係性を失った後、また、失いそうな不安な時の『今の気持ち』をそのまま話せる場所としてご利用ください。あなたのペースで安心してお話しくださいね。

目次

彼女の返信が遅いだけで、不安が止まらなくなるとき

恋人からのLINEの返事が少し遅いだけで、胸の奥がざわざわしてしまう。

頭では「忙しいだけかもしれない」と分かっているのに、心の中では「もう好きじゃないのかな」「自分のことを大切に思っていないのかな」と、不安がどんどん大きくなっていくことがあります。

今回の相談事例は、関東にお住まいの30代男性からのお話です。相談方法は電話。担当は、やざわゆりです。

テーマは、恋愛の中で試し行為がやめられないこと、自己否定、不安型愛着にまつわる苦しさでした。

相談者さんは、去年の春頃から彼女との関係に悩むようになり、最近は特にしんどさが強くなっていました。

彼女のLINEの返事が遅い。話し合っても、その通りにしてくれない。
「こんなに愛しているのに、彼女は本当に自分を好きでいてくれているのだろうか」と考え続けてしまう。

別れると決めても、LINEしてしまう。
結局、別れられない。
彼女を幸せにできていない気がする。
泣かせてしまっている。

その一つひとつが、相談者さんの中で大きな苦しさになっていました。

「返事が遅い」が、ただの返事待ちではなくなる

LINEの返事が遅いことは、日常の中ではよくある出来事です。仕事中だったり、疲れていたり、スマホを見ていなかったり。理由はいろいろ考えられます。

けれど、不安が強くなっているときは、その「返事が遅い」という出来事が、ただの返事待ちでは終わらなくなります。

「自分の優先順位が低いのではないか」
「大事にされていないのではないか」
「もう気持ちが冷めているのではないか」

そんなふうに、相手の行動を自分への評価のように受け取ってしまうことがあります。

相談者さんも、彼女の返事の遅さや、言葉の少なさに強く反応していました。彼女が何を考えているのか分からない。好きと言ってくれない。話し合っても、自分が望むようには変わってくれない。

そのたびに、不安や怒り、傷つきが大きくなっていったのだと思います。

そして、その苦しさをどうにかしたくて、LINEを送り続けてしまう。
でも、送ったあとでまた苦しくなる。
責めたくないのに責めてしまう。
分かってほしいのに、うまく伝わらない。

この繰り返しは、本人にとってもかなり消耗します。まるで、自分の中にある不安に自分自身が振り回されているような感覚になるからです。

「こんなに愛しているのに」が苦しさに変わっていく

相談者さんの中には、彼女への強い思いがありました。

だからこそ、会えないことがつらい。返信が遅いことがつらい。好きと言ってもらえないことがつらい。自分が傷ついていることを分かってもらえないことが、どうしても納得できなかったのだと思います。

「こんなに愛しているのに」

この言葉の裏側には、ただ相手を責めたい気持ちだけがあるわけではありません。
本当は、安心したい。
大切にされていると感じたい。
自分の気持ちを受け止めてほしい。
置いていかれたくない。

そんな切実な願いが隠れていることもあります。

けれど、その願いが強くなりすぎると、相手に確認せずにはいられなくなります。言葉がほしい。態度で示してほしい。自分の不安を消してほしい。

そして、相手が思うように応えてくれないと、「なぜ分からない?」「別れた方がいい」「何をしてるんだろう」「何のために……」という考えが頭の中を回り続けてしまう。

好きだから苦しい。
離れたいのに離れられない。
やめたいのにLINEしてしまう。

その状態は、甘えやわがままという簡単な言葉では片づけられません。相談者さん自身も、自分の言動を止められないことに強い疲れと自己否定を感じていました。

遠距離と罪悪感が、不安をさらに大きくしていた

相談者さんは、4月から配置転換で彼女と遠距離になりました。会えなくなることで、寂しい思いをさせてしまうのではないかという罪悪感も抱えていました。

さらに、彼女が安心できるように、彼女の家の近くに部屋を借り続けているという現実もありました。

それだけ彼女のことを考えている。できることはしている。
それなのに、彼女が何を考えているのか分からない。
自分の気持ちも抑えられない。
関係が良くなっている感じもしない。

この状況は、相談者さんにとってかなり絶望的に感じられていたのだと思います。

恋愛では、「相手のためにしていること」が増えるほど、見返りを求めているつもりがなくても、心のどこかで「分かってほしい」という気持ちが大きくなることがあります。

これだけしているのに。
こんなに考えているのに。
どうして伝わらないのか。

その思いが積み重なると、不安だけでなく怒りや疲れにもつながります。眠れない、泣いてしまう、大きな声を出してしまう。そうした体の反応も出ていました。

この相談事例で大切だったのは、まず「やめられない行動」だけを見るのではなく、その奥にある不安、傷つき、罪悪感、疲れを丁寧に見ていくことでした。
相談者さんの言動をすぐに否定するのではなく、何がそこまで苦しくさせているのかを、一緒にほどいていくところから始まりました。

「別れた方がいい」と思っても、連絡をやめられない苦しさ

彼女のことを大切に思っている。
でも、関係を続けるほど苦しくなる。

相談者さんの中では、「別れた方がいいのかもしれない」という考えが何度も浮かんでいました。けれど、そう決めたはずなのに、気づけばまたLINEを送ってしまう。返事が来るまで待てずに、ネガティブな言葉を重ねてしまう。

「なぜ分からない?」
「しんどい」
「何をしてるんだろう」
「何のために……」

頭の中では、そんな言葉がぐるぐる回っていました。

自分でも、このままではよくないと分かっている。
彼女を責めたいわけではない。
泣かせたいわけでもない。
それなのに、感情が抑えられず、大きな声を出してしまったり、涙が出たり、眠れなくなったりしていました。

このような状態になると、「自分はおかしいのでは」「病気なのでは」と不安になることもあります。

けれど、ここで大事なのは、まずその行動だけを切り取って責めないことです。
追いLINEや試し行為の奥には、「安心したい」「見捨てられたくない」「自分の痛みに気づいてほしい」という、切実な気持ちが隠れている場合があります。

やめたいのに送ってしまうLINEの裏にあるもの

追いLINEをしてしまうとき、本人の中ではただ怒っているだけではありません。

もちろん、表に出てくる言葉は強くなることがあります。
「どうして返してくれないの?」
「なんで分かってくれないの?」
「もう無理かもしれない」

でも、その奥には、もっと弱くて、傷つきやすい気持ちがあることが多いです。

相談者さんの場合も、彼女を責めたい気持ちだけではなく、「本当に好きでいてくれているのか確かめたい」という不安が強くありました。好きと言ってくれない。返事が遅い。話し合っても、期待したように動いてくれない。

そうした出来事が重なるたびに、「自分は大切にされていないのでは」と感じてしまっていたのだと思います。

不安が強いとき、人は安心を得るために何か行動したくなります。
LINEを送る。気持ちをぶつける。相手の反応を確認する。別れをほのめかす。

一時的には、何か動いたことで少し楽になるかもしれません。けれど、相手が思うように返してくれなかったり、さらに距離を取ったりすると、不安はもっと大きくなります。

するとまた送ってしまう。
そして、送ったあとで自己嫌悪になる。

この繰り返しが、相談者さんをとても疲れさせていました。

「彼女を正したい」と思うほど、関係が苦しくなる

相談者さんは、彼女の言動に対して「こうしてほしい」「こう分かってほしい」という思いを強く持っていました。

話し合っても、その通りにしてくれない。
自分が傷ついていることを分かってもらえない。
好きなら、もっと安心させてくれてもいいはず。

そう感じると、相手を変えたくなるのは自然なことです。

ただ、恋愛で苦しくなりやすいのは、「相手に分かってほしい」という願いが、いつの間にか「相手を正さなければ」に変わってしまうときです。

相談者さんも、気持ちを言わずにはいられず、LINEをし続けてしまう状態でした。そこには、彼女を責めたいというより、「どうにか分かってほしい」「自分の傷つきを見てほしい」という切実さがあったのだと思います。

でも、相手を正そうとするほど、相手は責められているように感じることがあります。
そして、相手が引く。
さらに不安になる。
もっと強く伝える。
また距離ができる。

この流れに入ると、どちらか一方が悪いというより、関係そのものが苦しい形になっていきます。

だからこそ、この相談では「彼女が正しいか、相談者さんが正しいか」を決めるのではなく、まず相談者さんの中で何が起きているのかを丁寧に見ていくことを大切にしました。

自分を責めても、感情はおさまらない

相談者さんは、自分でも「このままではいけない」と分かっていました。

感情が抑えられず、ネガティブな追いLINEをしてしまう。
彼女を泣かせている。
幸せにできていない。
自分でできることは全部したのに、やめられない。

こうした思いが積み重なると、自分のことをどんどん責めてしまいます。

「自分はダメだ」
「こんな自分だから愛されない」
「自分のせいで関係が壊れている」

けれど、自分を責めるほど、感情が落ち着くわけではありません。むしろ、自己否定が強くなるほど、「見捨てられるかもしれない」という不安も大きくなりやすいです。

相談者さんも、「感情の浮き沈みがしんどい」と話してくださいました。

これは、とても大切な言葉だと思います。
問題は、彼女への気持ちがあることではありません。
不安になることでもありません。
本当に苦しかったのは、その感情の波に自分自身がのみ込まれてしまい、止めたい行動を止められなくなっていたことでした。

だからこそ、必要なのは「そんなことをしてはいけない」と責めることではなく、感情が高ぶったときに、すぐ相手へぶつける以外の逃がし方を見つけていくことです。

そのための第一歩として、相談者さんとは、気持ちや考えをノートに書き出すことを整理していきました。
LINEを送る前に、まず自分の中で何が起きているのかを見る。怒りの下にある不安や寂しさに気づく。

それは、相手のためだけではなく、相談者さん自身が自分を少しずつ守っていくための時間でもありました。

彼女の言動ではなく、自分の中で起きている反応に目を向ける

相談者さんのお話を聴いていく中で、まず大切にしたのは「追いLINEをしてしまう自分はダメだ」と決めつけないことでした。

もちろん、相手を責め続けてしまったり、感情のままに言葉を送ってしまったりすると、関係が苦しくなることはあります。けれど、そこだけを切り取って「やめましょう」と言われても、本人はもう十分すぎるほど分かっていることが多いのです。

相談者さんも、自分でできることはすべてしたつもりでした。
それでもやめられない。
だからこそ、「自分は病気なのではないか」と疑うほど追い詰められていました。

この時間では、彼女が悪いのか、相談者さんが悪いのかを決めるのではなく、「彼女の言動を受け取るとき、心の中で何が起きているのか」を一緒に見ていきました。

LINEの返事が遅い。
好きと言ってくれない。
話し合った通りにしてくれない。

その出来事を受け取った瞬間に、「愛されていない」「軽く見られている」「分かってもらえない」という痛みに変わっていく。その流れに気づくことが、少しずつ感情の波をほどく入口になっていきました。

否定せずに話せる時間が、気持ちの整理につながる

相談者さんは、誰にも言いたくなかった気持ちを抱えていました。

恋愛の悩みは、人に話すのが意外と難しいものです。
「そんなにLINEしなければいいだけでしょ」
「別れたらいいじゃん」
「重いと思われるよ」

そう言われそうで、余計に話せなくなることがあります。

けれど、本人にとっては「分かっているけどできない」から苦しいのです。頭ではよくないと分かっている。相手を傷つけたいわけでもない。それなのに、不安が高まると止められない。

だからこそ、まずは気持ちを吐き出せることが大切でした。

怒り、疲れ、納得いかなさ、傷ついていることを分かってもらえない苦しさ。
別れるか別れないかを考え続けているしんどさ。
彼女を幸せにできていないのではないかという罪悪感。

それらを急いで整理しようとせず、まずはそのまま言葉にしてもらう。
「そんなことを思ってはいけない」と止めるのではなく、「そう思うほど苦しかったんですね」と受け止める。

話していくうちに、相談者さんの中で絡まっていた感情が、少しずつ分かれていきました。怒りの中に不安があること。不安の奥に寂しさがあること。責めたい気持ちの奥に、安心したい願いがあること。

やざわゆりの関わりでは、こうした「まだ言葉になりきっていない気持ち」を一緒に見つけていくことを大切にしています。

「彼女がどう思っているか」ばかり考える苦しさ

相談者さんは、彼女が何を考えているのか分からないことに強い苦しさを感じていました。

彼女は本当に自分を好きなのか。
なぜ好きと言ってくれないのか。
どうして話し合ったことを守ってくれないのか。
自分は彼女を幸せにできているのか。

考えれば考えるほど、答えが出ない問いが増えていきます。

恋愛で不安が強いとき、人は相手の気持ちを読み取ろうとしすぎることがあります。返信の早さ、文章の温度、言葉の数、会う頻度、表情、態度。その一つひとつから「愛されている証拠」や「愛されていない証拠」を探そうとするのです。

でも、相手の心の中は、どれだけ考えても完全には分かりません。

分からないから、もっと確認したくなる。
確認しても安心できないから、さらに不安になる。
不安になるから、またLINEを送ってしまう。

この流れは、かなり苦しいものです。

そこで相談者さんとは、「彼女が何を考えているか」だけに意識が向いている状態から、「自分は今、何を感じているのか」に少し戻ってくることを整理しました。

相手の気持ちを当てにいくのではなく、自分の中にある反応を見る。
「返事が遅い」とき、自分は何を怖がっているのか。
「好きと言ってくれない」とき、自分はどんな言葉を求めているのか。
「話し合った通りにしてくれない」とき、自分は何を失ったように感じているのか。

相手を変える前に、自分の心の動きを知ること。
それが、苦しさから少し距離を取るための大事な一歩になりました。

LINEを送る前に、ノートへ気持ちを書き出してみる

感情が高ぶっているとき、そのままLINEに打ち込むと、言葉が強くなりやすくなります。

本当は「寂しい」と言いたかっただけなのに、文章にすると「なんで分かってくれないの?」になる。
本当は「安心したい」と伝えたかっただけなのに、「もう別れた方がいい」と送ってしまう。

そして送ったあとに、また自分を責めてしまう。

相談者さんには、感情や思考をノートに書き出すことを提案しました。

これは、きれいにまとめるためのノートではありません。誰かに見せるためでもありません。頭の中でぐるぐるしている言葉を、いったん外に出すためのものです。

「今、何に傷ついたのか」
「本当は彼女に何を分かってほしかったのか」
「怒りの下にある気持ちは何か」
「LINEを送ったら、何を期待しているのか」
「送ったあと、自分は楽になりそうか」

こうして書いてみると、感情と行動の間に少しだけ間ができます。

もちろん、ノートを書いたからすぐに不安が消えるわけではありません。追いLINEが完全になくなるとも限りません。

それでも、「送らずにはいられない」という流れの中に、ほんの少し立ち止まる時間が生まれます。その時間は、自分を責めるためではなく、自分の中で起きていることを知るためのものです。

相談者さんにとっても、「自分ではもうどうにもできない」と感じていたところから、専門家に頼ることも考えてみる流れにつながっていきました。

苦しさをひとりで抱え込まず、絡まった気持ちを少しずつほどいていく。
その入口として、まず自分の感情を外に出して見てみることが、大切な一歩になっていったのです。

ひとりで抱えきれない苦しさに、助けを借りるという選択

相談者さんは、お話をする中で「自分ではもうどうにもできない」という思いを言葉にされました。

これは、あきらめの言葉のように聞こえるかもしれません。けれど同時に、とても大切な気づきでもあります。

なぜなら、恋愛の中で試し行為や追いLINEがやめられないとき、多くの方は「自分の努力が足りない」「もっと我慢しなきゃ」「自分が変われば全部うまくいく」と、ひとりで何とかしようとし続けるからです。

相談者さんも、彼女への気持ちを抑えようとしていました。
LINEをやめようとしていました。
別れた方がいいのか、続けた方がいいのか、何度も考えていました。

それでも感情の浮き沈みがしんどく、眠れないほど疲れてしまう。泣いてしまう。大きな声を出してしまう。そんな自分にさらに傷ついていました。

今回の相談後、相談者さんは専門家に申し込むという一歩を選ばれました。

それは「自分ではダメだった」ということではありません。
これ以上ひとりで抱え込まないために、自分を守る選択をしたということです。

「やめられない自分」を責め続けなくていい

追いLINEや試し行為に悩んでいる方は、たいてい自分の行動に気づいています。

気づいているからこそ、苦しいのです。

「また送ってしまった」
「また責めるような言い方をしてしまった」
「こんな自分だから嫌われるんだ」
「彼女を幸せにできていない」

そうやって、自分の言動を何度も振り返り、責め続けてしまうことがあります。

けれど、自分を責めることだけでは、感情は落ち着きません。むしろ、自己否定が強くなるほど、不安も大きくなりやすいです。

「こんな自分は愛されない」と思う。
だから相手の愛情を確認したくなる。
確認したくてLINEを送る。
思うような反応が返ってこない。
また不安になる。

この繰り返しに入ると、自分でも抜け出し方が分からなくなります。

大切なのは、「やめられない自分は最低だ」と決めつけることではありません。
なぜそこまで確認したくなるのか。
どんな言葉が欲しかったのか。
何を失うことが怖かったのか。

その奥にある気持ちを、少しずつ見ていくことです。

相談者さんの言葉にもあったように、「感情の浮き沈みがしんどい」と感じるなら、それは根性でどうにかする段階を越えているのかもしれません。誰かと一緒に整理していいサインです。

好きな気持ちが強いほど、苦しさも大きくなることがある

恋愛で不安が強くなると、「好き」という気持ちそのものが苦しさに変わってしまうことがあります。

本当は大切にしたい。
本当は仲良くしたい。
本当は安心して一緒にいたい。

それなのに、気づけば相手を責めるような言葉を送ってしまう。別れをほのめかしてしまう。試すような態度を取ってしまう。

すると、相手との関係だけでなく、自分のことも嫌になっていきます。

相談者さんも、「こんなに愛しているのに」という思いを抱えていました。けれど、その思いがあるからこそ、彼女のLINEの返事の遅さや、好きと言ってくれないことが深く刺さっていました。

ここで大切なのは、「愛しているなら不安になってはいけない」と考えないことです。

不安になること自体は、悪いことではありません。
寂しいと感じることも、安心したいと思うことも、人として自然な気持ちです。

ただ、その不安を全部相手にぶつけてしまうと、お互いに苦しくなってしまいます。

だからこそ、まずは自分の中で不安がどんな形で出ているのかを知ることが大切です。怒りとして出るのか、確認として出るのか、別れ話として出るのか、涙として出るのか。

自分の反応を知ることは、自分を責めるためではありません。
次に少しだけ違う選択をするための、やさしい準備です。

あなたの一部分だけで、あなた全部を否定しないで

今回の相談事例は、恋愛の中で試し行為がやめられず、追いLINEや自己否定に苦しんでいた30代男性のお話でした。

彼女のLINEの返事が遅い。
好きと言ってくれない。
話し合っても変わってくれない。
遠距離になり、罪悪感もある。
彼女の近くに部屋を借り続けているのに、何を考えているのか分からない。

そんな状況の中で、相談者さんはずっと考え続け、疲れ切っていました。

お話を聴く中で大切にしたのは、相談者さんの行動をすぐに否定することではなく、その奥にある不安や傷つき、寂しさを一緒に見ていくことでした。

絡み合った気持ちは、無理にほどこうとすると余計に固くなることがあります。
だからこそ、まずは「今、何が苦しいのか」を言葉にする。
怒りの下にある不安を見つける。
不安の奥にある願いに気づく。
LINEを送る前に、ノートへ気持ちを書き出してみる。

小さなことに見えても、それは自分を守るための大切な一歩です。

自分じゃ止められない言動にひとりで苦しんでいるなら、お話を聞かせてください。
あなたのひとつの側面だけで、あなた全部を否定しないで大丈夫です。

絡み合ったものを、あなたのペースでほどいていく時間を一緒に過ごせたら幸いです。

試し行為がやめられないあなたへ。まずは話す準備からで大丈夫です

恋人のことが大切なのに、不安になるとLINEを送り続けてしまう。
本当は責めたいわけじゃないのに、気づけば強い言葉になってしまう。
「こんな自分は嫌われる」と思うほど、さらに確認したくなってしまう。

そんな状態が続くと、恋愛そのものだけでなく、自分自身のことまで苦しくなってしまいます。

でも、試し行為や追いLINEに悩んでいるからといって、あなた全部が悪いわけではありません。
その行動の奥には、「安心したい」「大切にされていると感じたい」「見捨てられたくない」という、切実な気持ちが隠れていることがあります。

大切なのは、感情を無理に消そうとすることではなく、まず自分の中で何が起きているのかを少しずつ言葉にしていくことです。

ひとりで考え続けて、もうどうしたらいいか分からなくなっているなら、話すことから始めてみてください。
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絡み合った気持ちを、あなたのペースで少しずつほどいていく時間を一緒に過ごせたら幸いです。

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