失恋で死にたいほどつらい20代男性へ|別れを選んだのに苦しい気持ちは間違っていない

今回は、20代男性・まさとさんの相談事例です。
まさとさんは、結婚の話までしていた彼女に浮気をされ、別れを選びました。
「浮気は許せない」
そう思って、自分を守るために決めた別れだったそうです。
けれど、別れたあとも気持ちは簡単には整理できず、ひとりの時間になると「死んでいるのと同じ」「生きている意味がない」と感じるほど、苦しい時間が続いていました。
誰かに相談しても、
「自分で振ったんだから」
「新しい彼女を作ればいい」
と言われてしまい、まさとさんの中には「誰もわかろうとしてくれない」という寂しさや、もやもやした気持ちが残っていました。
お話を聴かせていただく中で、私がまず大切にしたのは、無理に前を向かせようとすることではありませんでした。
まさとさんの寂しさ、諦め、から元気、そして「わかってもらえない」という苦しさを、ひとつずつそのまま聴くことでした。
別れを選んだことと、今もつらいこと。
それは、どちらか一つに決めなくてもいいのかもしれません。
この記事では、浮気された彼女と別れたあとも苦しさが続き、「ひとりでいると死にたくなる」と感じていたまさとさんが、電話でお話しする中で少しずつ気持ちを整理していった相談事例をご紹介します。


投稿者プロフィール

- よりびと
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■待機時間:10時-23時(シフト制)
※土日祝対応(枠が埋まりやすいため、事前予約をお勧めします)
※シフトは2週間単位で掲載します、詳しくは待機カレンダーを確認ください。
■年齢:50代
■ キャッチコピー:話すだけで少し楽になる時間
■ 得意なテーマ
– 大切な人や大切な存在を失った悲しみ喪失感
– 愛する人や存在が居なくなりそうな不安感
– 言葉にならない気持ちの整理
– 誰にも言えない話の受け止め
– 人間関係の悩み・恋愛相談
– とにかく話を聴いてほしいとき
– 誰も自分の事をわかってくれない絶望感
■ 聴き方・スタイル
– 沈黙の時間も大切にします
– ゆっくり聴きます
– 話がまとまっていなくても大丈夫
– 否定せず、穏やかに受け止めます
– 無理に聞き出しません
■ 経験
– 介護職に20年程携わり日常の人間関係、死生観、お悩み、好きな物の事、昔話、夢等、色んなお話をよくお聴きしてきました
– 上智大学グリーフケア研究所在籍
– 子どもや知人、職場で相談を受けてきました
– 対人援助職の中で日常の人間関係、死生観、お悩み、好きな物の事、昔話、夢等、色んなお話をよくお聴きしてきました
■ 大切にしていること
– お話されたいテンポでお聴きします
– お一人お一人大切な存在として通話時間を共に過ごさせていただきます
■ 人柄・ユニークポイント
– 好きなもの:焚き火/いちご/夜空/神社
– よく言われる性格:穏やか/面白い/ゆっくり
– ちょっとしたこだわり:誠実さ
– 聴き手としての密かな強み:決めつける事なく、お話された事をそのまままっすぐうけとめます
■ メッセージ
ご両親、お子様、ご家族、恩師、恋人、友人、ペット等大切な存在や役割、大切な関係性を失った後、また、失いそうな不安な時の『今の気持ち』をそのまま話せる場所としてご利用ください。あなたのペースで安心してお話しくださいね。
目次
- ○ 浮気された彼女と別れたのに、心が置いていかれたままの日々
- ・自分で別れを選んだからこそ、苦しさを言い出せなかった
- ・「自由な時間」が、安心ではなく孤独に変わっていた
- ・わかってほしかったのは、正しい答えではなく今のつらさだった
- ○ 「誰もわかってくれない」と感じたとき、苦しさはさらに深くなる
- ・「新しい彼女を作ればいい」では埋まらなかった寂しさ
- ・マッチングアプリでも「自分は負けている」と感じてしまう
- ・から元気の奥にあった「本当はつらい」を見落とさない
- ○ 別れたことと、今もつらいことは、どちらも本当でいい
- ・気持ちを整理する前に、まず吐き出せる場所が必要だった
- ・事実と感情を分けると、自分を責める気持ちが少しゆるむ
- ・「正しい選択をしたなら苦しくない」は思い込みかもしれない
- ○ 自分で決めた別れでも、苦しさまでひとりで抱えなくていい
- ・「別れたのに苦しい」は、わがままではない
- ・つらさをわかってもらえないときほど、言葉にする場所が必要になる
- ・少しずつ分けて話すことが、心を軽くする一歩になる
- ○ ひとりで抱えきれない気持ちは、少しずつ話していい
浮気された彼女と別れたのに、心が置いていかれたままの日々
20代男性のまさとさんは、結婚の話までしていた彼女に浮気をされ、自分から別れを選びました。
「浮気は許せない」
そう感じたことは、まさとさんにとって自然なことだったのだと思います。信じていた相手だからこそ、裏切られた痛みは大きく、これから先も一緒にいることを考えるのが苦しくなったのかもしれません。
けれど、別れを決めたからといって、気持ちまできれいに終わるわけではありませんでした。
まさとさんにとって彼女との時間は、ただ楽しいだけのものではなく、「縛られている方が安心できる」と感じるほど、生活の中心に近い存在だったようです。
自由な時間ができても、そこに解放感はなく、むしろ「死んでいるのと同じ」と感じてしまう。
ひとりでいると、生きている意味がわからなくなってしまう。
そんなふうに、別れたあとも心の中では彼女の存在が大きく残り続けていました。
周りから見れば、「自分で別れたんでしょ」と思われることかもしれません。
でも本人の中では、自分を守るために別れたことと、それでも苦しくてたまらないことが同時に起きていました。
ここでは、まさとさんが抱えていた「別れたのに苦しい」という気持ちを、少しずつほどくように見ていきます。
自分で別れを選んだからこそ、苦しさを言い出せなかった
まさとさんは、彼女の浮気を知り、別れることを選びました。
それは、勢いだけで決めたというよりも、「これ以上、自分が傷つかないため」の選択だったのだと思います。
結婚の話までしていた相手に浮気をされたら、信じる気持ちが大きく揺らいでしまうのは当然です。
ただ、自分で別れを選んだあとに苦しくなると、人はそこでまた自分を責めてしまうことがあります。
「自分で振ったのに、なんでこんなにつらいんだろう」
「別れたのは自分なのに、寂しいなんて言っていいのかな」
「やっぱり自分がダメだったのかな」
まさとさんの中にも、そんな思いがあったのかもしれません。
誰かに話しても、「自分で別れたんだから」「新しい彼女を作ればいい」と返されてしまう。
そう言われるたびに、まさとさんの気持ちは置き去りにされていったようでした。
本当は、答えがほしかったというより、まずは「それはつらかったね」と受け止めてほしかったのだと思います。
別れを決めたことと、傷ついたこと。
別れたあとも寂しいこと。
ひとりの時間が怖くなること。
それらは、どれも矛盾しているようで、実は同じ心の中にあっていいものです。
自分で選んだ別れだからといって、つらさまでなかったことにしなくていい。
まさとさんにとって大切だったのは、まずその苦しさを否定されずに話せる時間だったのだと思います。
「自由な時間」が、安心ではなく孤独に変わっていた
まさとさんは、「自由な時間は死んでいるのと同じ」と話していました。
この言葉だけを聞くと、少し強く感じる方もいるかもしれません。
でも、まさとさんにとっては、それくらいひとりの時間が苦しいものになっていたのだと思います。
彼女に縛られていたい。
その方が安心で楽しかった。
この言葉には、まさとさんの寂しさがそのまま表れているように感じます。
一般的には、自由な時間というと、好きなことができる時間、気楽な時間、誰にも気を使わなくていい時間と思われがちです。
でも、心が弱っているときの自由は、ぽっかり空いた穴のように感じることがあります。
誰からも連絡が来ない。
予定がない。
自分を必要としてくれる人がいないように思える。
何をしても意味がないように感じる。
そんな時間が続くと、自由というより、置いていかれたような孤独に近くなってしまいます。
まさとさんは、夜勤をしながら生活していて、趣味も多い方でした。
けれど、趣味があるから平気、仕事をしているから大丈夫、という単純な話ではありません。
人とつながっている感覚や、「自分は誰かにとって大事な存在なんだ」と思える感覚が薄れてしまうと、どれだけ予定があっても、心はひとりぼっちになることがあります。
まさとさんにとって彼女は、恋人であると同時に、自分の時間に意味をくれる存在でもあったのかもしれません。
だからこそ、別れたあとにできた自由な時間は、楽しさではなく、苦しさとしてのしかかっていたのだと思います。
わかってほしかったのは、正しい答えではなく今のつらさだった
まさとさんは、年上の女性に相談したとき、「自分で振ったんだから新しい彼女を作ればいい」と言われたそうです。
その人なりに励まそうとした言葉だったのかもしれません。
でも、まさとさんにとっては、気持ちを受け止めてもらえなかったように感じたのだと思います。
つらいときに正論を言われると、余計に苦しくなることがあります。
「たしかにそうかもしれない」
「でも、今はそれができない」
「そんな簡単に切り替えられたら苦労していない」
そんなふうに、頭ではわかっていても心が追いつかないことはあります。
まさとさんが本当に苦しかったのは、彼女と別れたことだけではなかったのだと思います。
「誰も自分の気持ちをわかろうとしてくれない」と感じたこと。
つらいと言っているのに、軽く流されてしまったこと。
親身になってもらえないと感じたこと。
そこに、深い寂しさがありました。
お話を聴いている中で大切にしたのは、すぐに元気づけることではありませんでした。
「次に行こう」「忘れよう」と急がせるのではなく、まさとさんの中にある気持ちを、ひとつずつ分けていくことでした。
浮気された怒り。
別れを選んだ納得。
それでも残る寂しさ。
ひとりになる怖さ。
わかってもらえなかった悲しさ。
それぞれを混ぜたままにしていると、全部が「自分はダメなのか」という苦しさにつながってしまいます。
でも、話しながら少しずつ分けていくと、見えてくるものがあります。
まさとさんが弱いから苦しいのではなく、それだけ大きな傷つきと孤独を抱えていたのだということです。
「誰もわかってくれない」と感じたとき、苦しさはさらに深くなる
まさとさんが抱えていたつらさは、彼女と別れたことだけではありませんでした。
もちろん、結婚の話までしていた相手に浮気をされたことは、とても大きな傷つきだったと思います。信じていた人に裏切られた感覚や、これから先の未来を急に失ってしまったような感覚は、簡単に言葉にできるものではありません。
けれど、まさとさんの苦しさをさらに深くしていたのは、その気持ちを周りにわかってもらえなかったことでした。
つらいから誰かに話した。
苦しいから助けを求めた。
でも返ってきたのは、「自分で振ったんだから」「新しい彼女を作ればいい」という言葉。
たしかに、外から見ればそう見えるのかもしれません。
でも、まさとさんが本当に言いたかったのは、「どうすれば彼女ができるか」ではなく、「今こんなに苦しい」ということだったのだと思います。
正しいアドバイスよりも前に、まずは今の気持ちを受け止めてほしい。
その願いが届かなかったとき、人は「やっぱり誰にもわかってもらえない」と感じてしまいます。
ここでは、まさとさんの中で強くなっていった孤独感や、自分を責める気持ちについて、もう少し丁寧に見ていきます。
「新しい彼女を作ればいい」では埋まらなかった寂しさ
まさとさんは、周りの人に相談したとき、「新しい彼女を作ればいい」と言われました。
その言葉は、言った人にとっては励ましだったのかもしれません。
「次に進めば楽になるよ」
「いつまでも引きずらなくていいよ」
そんな気持ちで伝えた可能性もあります。
でも、今まさに傷ついている人にとって、その言葉は少し遠く感じることがあります。
まさとさんが苦しかったのは、ただ恋人がいなくなったからではありません。
結婚の話までしていた相手に浮気をされたこと。
自分を守るために別れを選ばなければならなかったこと。
それでも相手との時間が心に残っていること。
ひとりになると、急に生きている意味がわからなくなること。
そうした気持ちが重なっていました。
だから、「新しい彼女を作ればいい」と言われても、すぐに気持ちが切り替わるわけではなかったのだと思います。
新しい出会いを探す前に、まず傷ついた気持ちをわかってほしい。
無理に明るくしなくてもいい場所がほしい。
「それはしんどかったね」と言ってもらいたい。
まさとさんに必要だったのは、次の恋愛の作戦よりも、今の苦しさを置ける場所だったのかもしれません。
失恋のつらさは、代わりの誰かが見つかればすぐ消える、というものではありません。
特に、裏切られた痛みがあるときは、また誰かを信じること自体が怖くなることもあります。
まさとさんの寂しさは、恋人がいない寂しさだけでなく、「自分の気持ちを本気で受け止めてくれる人がいない」という寂しさでもあったのだと思います。
マッチングアプリでも「自分は負けている」と感じてしまう
まさとさんは、新しい出会いについても悩んでいました。
マッチングアプリを見ても、「プロフィール欄で負けているから無理」と感じていたそうです。
この言葉には、まさとさんの自信のなさや、比べられることへの苦しさが出ていたように思います。
マッチングアプリは、出会いのきっかけになる一方で、どうしても自分を商品みたいに見せなければいけない感覚になることがあります。
写真。
年収。
仕事。
趣味。
住んでいる場所。
文章のうまさ。
話の面白さ。
そういうものが並んでいる中で、「自分は選ばれない」と感じてしまうと、さらに心が削られてしまいます。
まさとさんは夜勤の仕事をしていて、趣味も多く、お金には余裕がないと話していました。
昼の仕事は毎日行かないといけないから嫌で、夜勤を選んでいる。
そうした生活の形も、本人にとっては理由がある選択でした。
けれど、誰かと比べる場面になると、自分の選択まで「これでいいのかな」と不安になってしまうことがあります。
恋愛がうまくいかない。
出会いもうまくいきそうにない。
相談してもわかってもらえない。
そんなことが続くと、「やっぱり自分がダメなのか」という考えに結びつきやすくなります。
でも、本当はプロフィール欄だけで人の価値が決まるわけではありません。
夜勤をしていることも、趣味が多いことも、お金の使い方に悩んでいることも、それだけで人として負けていることにはなりません。
ただ、傷ついているときは、自分に不利な材料ばかりが目に入りやすくなります。
まさとさんにとって必要だったのは、「もっと頑張ればいい」と急かされることではなく、「今は自分を低く見積もってしまうくらい、心が疲れているのかもしれない」と気づけることだったのだと思います。
から元気の奥にあった「本当はつらい」を見落とさない
まさとさんの初期の様子には、「から元気」という言葉がありました。
から元気は、一見すると元気そうに見えます。
冗談を言ったり、明るく話したり、平気そうにふるまったりすることもあります。
でも、その奥には「本当はつらいけど、そのまま出したら崩れてしまいそう」という気持ちが隠れていることがあります。
まさとさんも、寂しさや諦め、もやもやした気持ちを抱えながら、なんとか日々を過ごしていたのだと思います。
ひとりになると「生きている意味がない」と感じるほど苦しいのに、人前では合わせてしまう。
本音を出してもわかってもらえない経験があるから、余計に自分の気持ちをしまい込んでしまう。
そういう状態は、とても疲れます。
まさとさんには、「人に合わせる」という行動の特徴もありました。
相手に合わせること自体が悪いわけではありません。
むしろ、やさしさや気づかいとして表れることもあります。
ただ、自分の本音を後回しにし続けると、心の中にある苦しさが行き場をなくしてしまいます。
「誰にもわからない」
「わかってもらえない」
「自分がダメなのか」
そうした言葉が頭の中で繰り返されると、どんどん孤独が強くなっていきます。
だからこそ、まさとさんのお話では、表面上の元気さだけを見るのではなく、その奥にある寂しさや不安を丁寧に聴くことが大切でした。
明るく話しているから大丈夫。
仕事をしているから大丈夫。
趣味があるから大丈夫。
そう決めつけないこと。
まさとさんが「本当はつらい」と言える場所を持つことが、気持ちを整理するための大事な入口になっていったのだと思います。
別れたことと、今もつらいことは、どちらも本当でいい
まさとさんのお話を聴いていると、「別れたのは自分なのに、どうしてこんなにつらいんだろう」という気持ちが、心の奥にずっと残っているように感じました。
彼女の浮気を許せず、別れを選んだ。
それは、自分を守るために必要な判断だったのだと思います。
でも、その判断をしたからといって、すぐに寂しさが消えるわけではありません。
好きだった時間、安心していた感覚、縛られている方が楽しかったという気持ちまで、急に消せるものではないからです。
まさとさんにとって苦しかったのは、周りから「自分で決めたんだから」と言われるたびに、自分のつらさまで否定されたように感じてしまうことでした。
だから私は、まず「別れたこと」と「今もつらいこと」を無理にひとつにまとめないようにしました。
自分を守るために別れた。
でも、寂しい。
浮気は許せなかった。
でも、彼女に縛られていた時間が安心だった。
前に進みたい気持ちもある。
でも、ひとりになると生きる意味がわからなくなる。
それらは、どれか一つが正しくて、どれかが間違いというものではありません。
まさとさんの中にある気持ちを、ひとつずつ分けて見ていくことで、少しずつ「自分がダメだから苦しいわけではない」と感じられる時間になっていきました。
気持ちを整理する前に、まず吐き出せる場所が必要だった
まさとさんは、話し始めたときから、苦しさをなんとか言葉にしようとしていました。
でも、その言葉はきれいに整理されていたわけではありません。
「死にたくなる」
「自由な時間は死んでいるのと同じ」
「誰にもわかってもらえない」
そんな強い言葉の中に、寂しさや怒り、諦め、もやもやした気持ちが混ざっていました。
こういうとき、すぐに「前向きに考えよう」「新しい出会いを探そう」と話を進めても、本人の心は置いていかれてしまいます。
まさとさんに必要だったのは、正しい答えを急いで出すことではなく、まず自分の中にあるものを出しても大丈夫だと思える時間だったのだと思います。
私は、まさとさんの言葉を途中でまとめすぎないようにしました。
強い言葉が出てきても、すぐに否定したり、励ましたりするのではなく、その奥にある気持ちを一緒に確認していくように聴いていきました。
怒っているのか。
悲しいのか。
寂しいのか。
わかってもらえなくて悔しいのか。
それとも、自分がダメなのではないかと不安なのか。
言葉にしていくうちに、苦しさの形が少しずつ見えてきます。
まさとさんの場合、「彼女と別れたこと」だけではなく、「つらいのに親身になってもらえないこと」が大きく刺さっていました。
だからこそ、まずは気持ちを吐き出すこと。
それを否定されずに聴いてもらうこと。
そこが、まさとさんにとって大切な入口になっていたのだと思います。
事実と感情を分けると、自分を責める気持ちが少しゆるむ
お話の中で大切にしたのは、事実と感情を少しずつ分けていくことでした。
事実としては、彼女に浮気をされた。
結婚の話もしていた。
まさとさんは浮気を許せず、自分から別れを選んだ。
相談しても、「新しい彼女を作ればいい」と言われてしまった。
一方で、感情としては、寂しい。
悔しい。
わかってもらえなくてつらい。
ひとりの時間が怖い。
自分がダメなのではないかと思ってしまう。
これらが全部一緒になっていると、心の中では「結局、自分が悪いのかもしれない」という方向に流れやすくなります。
でも、事実と感情を分けて見ていくと、少し違った景色が見えてきます。
浮気を許せなかったことは、自分を守るための反応だったかもしれない。
別れたあとに寂しくなるのは、相手との時間が大切だったからかもしれない。
相談して傷ついたのは、本当はわかってほしかったからかもしれない。
そう考えると、「自分がダメだから苦しい」という一つの結論だけで、自分を追い込まなくてもよくなります。
まさとさんは、人に合わせるところがある方でした。
だからこそ、自分の本音よりも、相手がどう思うかを先に考えてしまう場面もあったのかもしれません。
でも、自分の気持ちを後回しにし続けると、苦しさはどんどんたまっていきます。
話しながら、「別れたこと」と「つらいこと」は別々にあっていいと整理していくと、まさとさんの声に少し変化が出てきました。
「初めてその通りのことを言ってくれた」
「ほんとにそう」
その言葉には、やっと自分の気持ちが置けたような安心感がありました。
「正しい選択をしたなら苦しくない」は思い込みかもしれない
人は、自分で決めたことに対して「後悔してはいけない」「つらいと言ってはいけない」と思ってしまうことがあります。
まさとさんも、どこかでそう感じていたのかもしれません。
自分で別れた。
だから苦しいと言う資格がない。
自分で選んだのだから、ひとりで耐えなければいけない。
そう思うほど、気持ちは逃げ場を失っていきます。
でも、正しい選択をしたとしても、苦しさが残ることはあります。
たとえば、自分を傷つける関係から離れたとしても、楽しかった思い出まで一瞬で消えるわけではありません。
相手に裏切られた怒りがあっても、寂しさが同時にあることもあります。
もう戻れないとわかっていても、誰かに必要とされていた感覚を思い出して、胸が苦しくなることもあります。
それは、心が弱いからではありません。
それだけ、その関係の中に大切なものがあったということでもあります。
まさとさんに伝わっていったのは、「別れを選んだ自分」と「まだ苦しんでいる自分」を戦わせなくてもいい、ということでした。
どちらかを否定しなくていい。
どちらも自分の中にある気持ちとして見ていい。
そうやって少しずつ分けていくと、苦しさの全部を「自分がダメだから」と結びつけなくてもよくなります。
まさとさんの声が少し明るくなったのは、問題がすべて解決したからではありません。
自分の中にあった複雑な気持ちを、「そのままでもいい」と受け止められた瞬間があったからだと思います。
無理に前を向かなくてもいい。
でも、ひとりで全部抱えなくてもいい。
その感覚が、まさとさんの心に少しだけ余白を作ってくれたように感じました。
自分で決めた別れでも、苦しさまでひとりで抱えなくていい
まさとさんのお話を聴かせていただく中で、最後に残っていた大切なテーマは、「自分で決めたことだから、全部ひとりで背負わなければいけない」という思いでした。
彼女の浮気を許せず、別れを選んだ。
それは、まさとさんが自分を守るために必要だった選択だったのだと思います。
けれど、だからといって、寂しさや苦しさまで全部なかったことにしなくていいのです。
「自分で別れたんだから」
「新しい彼女を作ればいい」
そう言われるたびに、まさとさんは自分のつらさを出せなくなっていたのかもしれません。
でも本当は、別れを決めたことと、今も苦しいことは、どちらも同じくらい大切な気持ちです。
お話の中で、まさとさんは「初めてその通りのことを言ってくれた」「ほんとにそう」と、少し喜んだような声を聞かせてくれました。
それは、問題がすべて解決したというよりも、自分の気持ちを否定されずに受け取ってもらえた安心感だったのだと思います。
つらいこと。
寂しいこと。
嫌になること。
生きている意味がわからなくなるほど苦しくなること。
そうした気持ちは、ひとりで抱え続けるほど重たくなります。
だからこそ、少しずつ言葉にして、誰かに分けていくことが大切なのだと思います。
「別れたのに苦しい」は、わがままではない
失恋をしたあと、「自分で別れたのに苦しいなんて、おかしいのかな」と感じる方は少なくありません。
特に、相手の浮気が理由で別れた場合、頭では「別れてよかった」と思っていても、心はすぐには追いつかないことがあります。
まさとさんも、浮気は許せないと思って別れを選びました。
でも、彼女との時間が全部嫌だったわけではありません。
結婚の話をしていた時間もあり、彼女に縛られている方が安心で楽しかったと感じる部分もありました。
だからこそ、別れたあとにぽっかり空いた時間が、とても苦しいものになっていたのだと思います。
人の気持ちは、いつもきれいに一つにはまとまりません。
怒っているのに寂しい。
許せないのに思い出してしまう。
別れてよかったと思うのに、ひとりになると苦しくなる。
そういう矛盾したように見える気持ちも、心の中では同時に起こります。
まさとさんにとって大切だったのは、「どちらが正しいか」を決めることではなく、「どちらの気持ちもあっていい」と整理していくことでした。
別れを選んだ自分を責めなくていい。
それでも苦しんでいる自分も、責めなくていい。
その両方を少しずつ受け止められると、心の中の混乱は少しだけほどけていきます。
「別れたのに苦しい」は、わがままではありません。
それだけ大切にしていた関係があり、傷ついた気持ちが残っているということなのだと思います。
つらさをわかってもらえないときほど、言葉にする場所が必要になる
まさとさんが一番しんどかったことは、「つらいのにわかってもらえない」「親身になってもらえない」と感じたことでした。
失恋そのものの痛みも大きかったと思います。
けれど、それを誰かに話したときに軽く流されてしまうと、傷はさらに深くなります。
「新しい彼女を作ればいい」
「自分で振ったんだから」
そんな言葉は、言う側に悪気がなかったとしても、受け取る側には冷たく聞こえてしまうことがあります。
本当に言いたかったのは、次の恋愛の探し方ではなかったのだと思います。
「今、つらい」
「ひとりでいると苦しい」
「誰にもわかってもらえない気がする」
その気持ちを、まずそのまま聴いてほしかったのではないでしょうか。
今回のお話では、無理に元気づけることよりも、まさとさんの言葉を急いでまとめずに聴くことを大切にしました。
から元気の奥にある寂しさ。
諦めたように見える言葉の奥にある、本当はわかってほしい気持ち。
「自分がダメなのか」と考えてしまうほど追い詰められていた心。
それらを少しずつ言葉にしていくことで、まさとさんの中にあった苦しさが、少し整理されていったように感じました。
つらさは、言葉にしたからといってすぐ消えるわけではありません。
でも、誰にも言えずに抱えていると、心の中でどんどん大きくなってしまうことがあります。
だからこそ、安心して話せる場所を持つことは、とても大切です。
少しずつ分けて話すことが、心を軽くする一歩になる
まさとさんの悩みは、ひとつの言葉だけではまとめきれないものでした。
失恋。
浮気されたショック。
彼女と別れた寂しさ。
ひとりの時間の苦しさ。
新しい出会いへの不安。
お金や仕事への現実的な悩み。
そして、誰にもわかってもらえないという孤独感。
こうしたものが全部一緒になると、心の中では「もう全部だめだ」「生きている意味がない」という感覚につながりやすくなります。
でも、ひとつずつ分けて見ていくと、少し違って見えてきます。
浮気されたことは、とても傷つく出来事だった。
別れたことは、自分を守るための選択だった。
寂しいのは、彼女との時間に安心感があったから。
わかってもらえなくてつらいのは、本当は親身に聴いてほしかったから。
マッチングアプリが無理に思えるのは、今の自分に自信を持ちにくくなっているから。
こうして分けていくと、「自分がダメだから」だけで片づけなくてもよくなります。
まさとさんが持ち帰ってくれた大切な感覚は、自分で決めた別れだからといって、全部をひとりで背負わなくてもいいということだったのではないかと思います。
つらいことは、つらいままでいい。
寂しいことも、無理に隠さなくていい。
嫌になる日があっても、それだけで自分を責めなくていい。
少しずつ話して、少しずつ分けて、少しずつ軽くしていく。
その積み重ねが、まさとさんにとって次の一歩につながっていくのだと思います。
ひとりで抱えきれない気持ちは、少しずつ話していい
自分で決めた別れだからといって、つらさまで全部ひとりで背負わなくていいと思います。
「別れたのは自分なのに、まだ苦しい」
「ひとりになると、気持ちが落ちてしまう」
「誰かに話しても、わかってもらえなかった」
そんなふうに感じていると、だんだん自分の気持ちを出すことさえ怖くなってしまうことがあります。
でも、つらいことはつらいままでいいし、寂しいことも無理に隠さなくて大丈夫です。
うまく説明できなくても、言葉がまとまっていなくても、少しずつ話していく中で、自分の気持ちが見えてくることがあります。
今回のまさとさんも、最初から気持ちが整理されていたわけではありませんでした。
苦しさ、寂しさ、諦め、もやもやした気持ちをひとつずつ話していく中で、「別れたこと」と「今もつらいこと」は、どちらもあっていいのだと少しずつ整理されていきました。
もし今、同じように失恋や人間関係のことで苦しくなっているなら、ひとりで抱え込まず、話せる場所を持ってみてください。
ご予約やお問い合わせは、LINE公式アカウントの友だち追加から簡単にできます。
「今の気持ちを少し整理したい」
そう思ったタイミングで、まずはLINEからつながってみてください。
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