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他人の評価が気になりすぎる|自己肯定感が揺れる人の考え方のクセ

他人の評価が気になりすぎる|自己肯定感が揺れる人の考え方のクセ

「褒められるとすごく安心するのに、少し否定されただけで一日中その言葉が頭から離れない」「周りからどう思われているのかが気になって、自分の意見を言えない」。

そんな経験はないでしょうか。

人から認められたり褒められたりするとうれしいのは、とても自然なことです。ただ、周囲の反応によって自分への評価まで大きく変わってしまうと、少しずつ生きづらさにつながることがあります。

仕事で上司に褒められた日は「私はちゃんとできている」と思える。それなのに、翌日ちょっと注意されると「やっぱり私はダメなんだ」と一気に落ち込んでしまう。SNSの反応が少ないだけで不安になったり、自分より評価されている人を見て焦ったりすることもあります。

こうした状態の背景には、単に「自己肯定感が低い」という言葉だけでは説明しきれない、自分の価値を他人の評価で確認しようとする考え方のクセが隠れていることがあります。

以前の記事では「白雪姫症候群」という言葉を使って、人との比較や他人からの評価を気にする心理を紹介していました。ただ、これは正式な病名ではありません。大切なのは名前をつけることより、「なぜ私は人の評価によってこんなに気持ちが揺れるのだろう」と、自分の中で繰り返されているパターンに気づくことです。

この記事では、他人の評価が気になりすぎる理由や、自分と人を比べるほど自信を失ってしまう仕組み、そこから自分自身の基準を取り戻していくための考え方について、日常の場面をたどりながら整理していきます。

もう一度、自分の心とつながり直す場所。リハートカウンセリング

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投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
■ 一言キャッチコピー

ストレス・人間関係・自己肯定感の悩みに寄り添い、“話を聴いてもらえる安心”から考え方のクセを整える心理カウンセラー

■ 経歴・実績

心理カウンセラーとして、ストレス、不安、うつ傾向、人間関係、自己肯定感の低さ、仕事やキャリアの悩みなど、幅広いご相談に対応しています。

オンラインを中心にカウンセリングを提供し、安心して本音を話せる時間を大切にしています。

また、人材紹介会社にてキャリアコンサルタントとして転職相談に従事してきた経験もあり、仕事の悩みやキャリアの迷い、職場での人間関係についても、現実的な視点を持ちながらサポートしています。

■ 保有資格

産業カウンセラー

■ 主な相談内容

ストレス・メンタル不調
不安・うつ・気分の落ち込み
職場・家族・恋愛などの人間関係の悩み
自己肯定感の低さ・自己否定
HSP気質・繊細さによる生きづらさ
仕事の悩み・キャリアの迷い
本音が言えない・自分の気持ちが分からない悩み
誰かに話を聴いてほしい時の気持ちの整理

■ カウンセリングの特徴・強み

私が大切にしているのは、まず安心して話せることです。

悩みを抱えている時、人はすぐに答えがほしいとは限りません。アドバイスよりも先に、「まずは話を聴いてほしい」「分かってほしい」と感じていることがあります。

そのため、否定せず、急かさず、話がまとまっていなくても受け止めることを大切にしています。

そのうえで、ストレスや不安の背景にある気持ちを一緒に整理し、自分でも気づきにくい“考え方のクセ”や“認知の歪み”に気づけるようサポートします。

ただ聴くだけで終わるのではなく、話すことで心を整え、必要に応じて日常で実践できる具体的な対処法も一緒に考えていきます。

■ アプローチ方法

クライアント中心療法、来談者中心療法を大切にしながら、認知行動療法、CBTの考え方も取り入れています。

特に、感情・思考・行動のつながりを一緒に見える化し、ストレスや不安が強くなるパターンを整理していきます。

「なぜ同じことで悩みやすいのか」
「どうして自分を責めてしまうのか」
「人間関係で疲れやすい理由は何か」

そういった部分を、無理に決めつけるのではなく、対話を通して一緒に見つけていきます。

■ カウンセラーになったきっかけ

子どもの頃から、自分の気持ちや「嫌だ」という思いをうまく言えない環境で育ちました。

本当はつらいと感じていても、それを言葉にすることが難しく、気持ちを飲み込んでしまうことが多くありました。

その経験から、「自分の気持ちを安心して話せる場所があること」「否定されずに話を聴いてもらえること」が、人にとってどれほど大切なのかを、身をもって感じるようになりました。

大人になってからは、人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして転職相談に携わりました。

そこでは、仕事の悩みやキャリアの迷いだけでなく、職場の人間関係、将来への不安、自信のなさなど、さまざまな思いを抱えた方のお話を聴く機会が多くありました。

相談を受ける中で感じたのは、多くの方が「答え」だけを求めているわけではないということです。

まずは自分の気持ちを整理したい。誰にも言えなかった不安を聴いてほしい。否定されずに、今の思いを受け止めてほしい。

そういった気持ちを抱えながら、一人で頑張っている方がたくさんいることを実感しました。

話を聴いてもらうことで、表情が少し和らいだり、自分の本音に気づいたり、次の一歩を考えられるようになったりする姿を見て、傾聴には人の心を支える力があると感じました。

子どもの頃に感じていた「うまく言えない苦しさ」と、キャリア相談の現場で出会った「誰かに聴いてほしい思い」。

その両方の経験が重なり、安心して本音を話せる場所をつくりたい、一人で抱え込んでいる方の力になりたいと思うようになったことが、心理カウンセラーを目指したきっかけです。

■ 大切にしていること

安心して本音を話せる場づくり
否定せず、そのままを受け止めること
一人ひとりの価値観やペースを尊重すること
話すことで心を整える時間を大切にすること
「話してもいいんだ」と感じられる経験を積み重ねること

■ メッセージ

ストレスや不安、人間関係の悩みの多くは、自分でも気づかない“考え方のクセ”が影響していることがあります。

ただ、そのクセに気づくためには、まず安心して話せることが大切です。

整体で身体を整えるように、心もまた、話すことで少しずつ整っていくことがあります。

「こんなことで相談していいのかな」
「うまく話せるか分からない」
「誰かに聴いてほしいけれど、身近な人には話しにくい」

そんな段階でも大丈夫です。

話がまとまっていなくても、同じ話を繰り返しても、途中で言葉に詰まってもかまいません。

安心して話せる場所として、そして自分の本音に気づき、少しずつ自分らしく生きるための時間としてご利用ください。

目次

褒められると安心するのに、少し否定されるだけで苦しくなる

褒められると安心するのに、少し否定されるだけで苦しくなる

職場で「今回の資料、分かりやすかったよ」と言われた日は、帰り道まで少し気分がいい。「私もちゃんとできている」と思えて、次の仕事にも前向きになれる。ところが翌日、「ここはもう少し工夫したほうがいいね」と一言言われただけで、昨日までの自信が急になくなってしまうことがあります。

頭では「仕事への意見であって、自分自身を否定されたわけではない」と分かっていても、「期待されていないのかな」「やっぱり私は能力がないのかも」と考え始めてしまうのです。

人から認められてうれしくなるのは自然なことです。ただ、評価されるたびに自信が上がり、否定されるたびに自分の価値まで下がったように感じると、心はとても忙しくなります。

気づけば、自分がどう思うかより「相手からどう見えるか」を優先するようになることもあります。まずは、他人の評価によって心が揺れる日常の場面から、その背景を見ていきましょう。

「よくできたね」の一言で、自分の価値まで上がったように感じる

ある日、仕事で少し難しい案件を任され、何日もかけて準備をしたとします。

提出したあと上司から「すごく助かった。任せてよかったよ」と言われると、緊張がほどけて、「頑張ってよかった」と思えるでしょう。それ自体は、とてもうれしい出来事です。

ただ、その安心感が「仕事が評価された」だけでなく、「私は価値のある人間だ」という感覚と強く結びついていることがあります。

すると翌日からも、褒めてもらえるように必要以上に頑張ったり、「期待を裏切ってはいけない」と無理をしたりするようになります。

最初は認められることが励みだったのに、いつの間にか「認められ続けなければ不安」という状態になってしまうのです。

人から評価されることは、自信をつけるきっかけになります。でも、自分の価値を確認する方法がそれだけになってしまうと、安心できるかどうかを周囲に預けることになります。

「今日は褒められなかった。でも私がやったことまで無意味になったわけではない」。そんな見方を少し持てるだけでも、評価との距離は変わってきます。

注意されたことが「私はダメ」に変わってしまう

会議で発言したあと、上司から「その案だと少し難しいかもしれないね」と言われた。

本来なら、「この案には改善する部分がある」という話です。それなのに、その言葉を聞いた瞬間、「変なことを言ってしまった」「みんなから仕事ができないと思われたかも」と感じてしまうことがあります。

帰宅してからも会議の場面が頭から離れず、「あのとき黙っていればよかった」と何度も思い返す。そして、翌日の会議では意見を言うのが怖くなってしまう。

こうしたとき、出来事と自分自身の評価が一緒になっていることがあります。

「この意見は採用されなかった」が、「私には価値がない」に変わってしまうのです。

私自身、人からの言葉に傷つかないことを目指す必要はないと思っています。誰でも否定的な反応を受ければ、多少は落ち込みます。

大切なのは、落ち込んだあとに「今、私は何を否定されたと感じたんだろう」と分けて考えてみることです。

仕事への指摘なのか、自分の存在そのものを否定されたのか。この二つを区別できるようになると、一つの失敗や指摘だけで自分全部を悪く見る状態から、少しずつ離れやすくなります。

相手の表情や返信まで「自分への評価」に見えてくる

友人にメッセージを送ったのに、なかなか返信が来ない。

最初は「忙しいのかな」と思っていたのに、数時間たつと「何か嫌なことを言ったかな」と気になってくる。さらに時間がたつと、「もしかして嫌われた?」と、過去のやり取りまで読み返してしまうことがあります。

翌日、「ごめん、昨日寝ちゃってた!」と普通に返信が来て、ようやく安心する。

こうしたことが何度も続くと、自分の気持ちは相手の反応次第で大きく上下するようになります。

職場でも、上司の表情が少し険しいだけで「私に怒っているのかな」と思ったり、誰かが小声で話していると「私のことかもしれない」と気になったりすることがあります。

もちろん、本当に人間関係に問題がある場合もあります。ただ、相手の反応をいつも「自分への評価」として受け取っていると、確認できていないことまで悪い方向に想像しやすくなります。

そんなときは、「事実として分かっていること」と「私が想像していること」を一度分けてみるのがおすすめです。

返信がない。それは事実です。でも、「嫌われた」はまだ想像です。

この小さな切り分けができるようになると、周囲の反応だけで自分の価値を決めてしまうパターンにも、少しずつ気づけるようになります。

なぜ他人の評価が、自分の価値そのものに感じられてしまうのか

なぜ他人の評価が、自分の価値そのものに感じられてしまうのか

人から褒められるとうれしい。反対に、否定されたり反応が薄かったりすると落ち込む。ここまでは誰にでもあることです。けれど、「認められなかった=自分には価値がない」と感じるほど気持ちが揺れると、毎日の人間関係はかなり疲れるものになります。

たとえば、朝は「今日は自分なりに頑張ろう」と思っていたのに、職場で同僚だけが褒められた瞬間、「私は必要とされていないのかもしれない」と感じる。帰宅してSNSを見ると、今度は楽しそうな友人の投稿が目に入り、「みんなはうまくいっているのに」とさらに落ち込んでしまう。

こうした状態では、自分を見るためのものさしが、自分の中ではなく周囲に置かれています。

すると、「昨日の自分よりどうだったか」よりも、「あの人より上か下か」「誰から評価されたか」が重要になっていきます。なぜそこまで人の評価が気になるのでしょうか。その背景を少しずつ見ていきます。

「ちゃんとしていれば認めてもらえる」が安心につながっている

子どもの頃、テストでいい点を取ったときに「すごいね」と褒められた。手伝いをしたときには喜んでもらえた。でも、失敗したときや期待に応えられなかったときには、がっかりされたように感じた。

そんな経験が重なると、「うまくできた自分なら認めてもらえる」という感覚を持つことがあります。

もちろん、褒められて育つこと自体が問題なのではありません。ただ、「何かができたときだけ安心できる」という感覚が強くなると、大人になってからも周囲の期待に敏感になることがあります。

仕事を断れない。頼まれると無理をしてでも引き受ける。相手が喜んでくれるとホッとするけれど、期待に応えられないと必要以上に申し訳なく感じる。

周囲から見ると「責任感のある人」でも、本人の中では「ちゃんとしていなければ嫌われる」という緊張が続いていることもあります。

そんなときは、「私は何をしたら評価されるか」だけでなく、「評価されなくても大切にしたい自分は何だろう」と考えてみることが、自分自身の基準を取り戻す入口になります。

人と比べるほど、自分の「できていないこと」ばかり目につく

同じ時期に入社した同僚が昇進したとします。

最初は「おめでとう」と言えたのに、席に戻った途端、「私は何年もここにいるのに」「私には何が足りないんだろう」と落ち込んでしまう。

家に帰ると、その人の仕事ぶりまで思い返して、「確かに私より話すのが上手だ」「人付き合いもできる」「それに比べて私は……」と、比較がどんどん広がっていきます。

不思議なのは、このとき自分ができていることはほとんど見えなくなることです。

毎日きちんと仕事に行っていることも、誰かを支えたことも、以前よりできるようになったことも脇に置かれ、「相手にあって自分にないもの」ばかりが目立ってきます。

比較そのものを完全にやめることは難しいものです。だからこそ、「あの人よりできているか」ではなく、「半年前の自分と比べて何が変わったか」という別のものさしを持つことが役立ちます。

私が大切だと思うのは、誰かに勝つことよりも、自分自身の変化を自分で見つけられるようになることです。

「嫌われたくない」が、自分の本音を分からなくさせる

友人から「今度の日曜日、みんなで出かけない?」と誘われた。

本当は疲れていて、家でゆっくりしたい。でも、「断ったら付き合いが悪いと思われるかな」と考えて参加することにする。

当日は笑って過ごしたものの、帰宅したころにはぐったり。「行かなければよかった」と思う一方で、次に誘われてもまた断れない。そんなことがあります。

周囲からどう思われるかを優先する習慣が続くと、「私はどうしたい?」と聞かれても、すぐには答えられなくなることがあります。

食べたいものを選ぶときにも「何でもいいよ」。仕事の意見を求められても「みんなに合わせます」。恋愛でも「相手が望むなら」と合わせ続ける。

そうして人間関係は保てていても、心の中には少しずつ不満や疲れがたまっていきます。

もちろん、いつでも自分を優先すればいいわけではありません。人と生きていく以上、譲ったり合わせたりする場面も必要です。

ただ、「相手はどう思うだろう」と考える前に、一度だけ「私は本当はどうしたいんだろう」と自分にも聞いてみる。その小さな習慣が、他人の評価だけでは決まらない自分の基準をつくっていきます。

他人の評価を基準にしていると、自分の気持ちが見えにくくなる

他人の評価を基準にしていると、自分の気持ちが見えにくくなる

周囲からどう思われているかを気にしながら生活していると、いつの間にか「自分がどう感じているか」よりも、「どうすれば評価されるか」を先に考えるようになることがあります。

仕事では期待に応えようと無理をする。友人の前では嫌われないように明るく振る舞う。家に帰って一人になったとき、急に疲れが出て、「どうしてこんなに頑張っているんだろう」と思う。それでも翌日になると、また周囲に合わせてしまう。

こうした状態が続くと、評価されている間は安心できても、少し否定されたり期待に応えられなかったりしただけで、自信が大きく揺れるようになります。

ここで見直したいのは、「人の評価を気にしない人になること」ではありません。人との関係を大切にしながらも、他人の反応だけで自分の価値を決めないためには、自分の中にある考え方のパターンに気づく必要があります。

「もっと頑張れば認めてもらえる」が終わらなくなる

職場で一度高く評価されると、「次も期待に応えなければ」と思うことがあります。

以前なら定時で帰っていたのに、資料を何度も確認するようになる。メールの文章も「これで失礼じゃないかな」と何度も書き直す。誰かから頼まれれば、自分の仕事が残っていても断れない。

そして上司から「助かったよ」と言われると、ようやくホッとする。

ところが、その安心は長く続きません。次の仕事が始まれば、また「失敗したら評価が下がるかもしれない」と不安になるからです。

こうして、「頑張る→認められる→安心する→また不安になる」という繰り返しができていくことがあります。

頑張ることが悪いわけではありません。ただ、「評価されなければ自分には意味がない」という感覚が強くなると、どこまで頑張っても十分だと思えなくなります。

そんなときは、「今日は何点だったか」ではなく、「今日は自分なりに何ができたか」を考えてみることも大切です。他人からの評価とは別に、自分自身でも自分の行動を確認する。その習慣が、少しずつ安心する場所を自分の中につくっていきます。

周囲に合わせ続けると「私はどうしたい?」が分からなくなる

休日に友人と食事をすることになり、「何が食べたい?」と聞かれたとします。

本当は和食が食べたい。でも、「みんなはイタリアンが好きそうだな」と思って、「私は何でもいいよ」と答える。

店に入ってからも、特に不満を言うわけではありません。むしろ周囲に合わせられたことに少し安心します。

こうした小さな選択だけなら、大きな問題にはならないでしょう。しかし、仕事、恋愛、家族との関係でも同じことが続くと、「自分が何を望んでいるのか」が少しずつ分かりにくくなることがあります。

「どちらでもいい」「みんながいいならそれでいい」と言い続けていたのに、ある日突然、何もしたくなくなったり、理由の分からないイライラが出てきたりする。

それは、これまで後回しにしてきた自分の気持ちがなくなったわけではないからです。

私は、自分軸を持つことは「いつでも自分の希望を押し通すこと」ではないと考えています。

まず、「私は本当はどうしたい?」と自分に確認する。そのうえで相手との折り合いを考える。この順番を意識するだけでも、周囲に合わせることと、自分をなくしてしまうことの違いが見えてきます。

一つの失敗から「私は何をやってもダメ」に広がってしまう

仕事で入力ミスをして、上司から注意された。

最初は「間違えてしまった」と思っていたはずなのに、帰宅するころには、「私は仕事ができない」「昔から何をやってもうまくいかない」と考えてしまう。

さらに、学生時代に失敗したことや、以前誰かから言われた嫌な言葉まで思い出して、「やっぱり私はダメなんだ」という結論にたどり着くことがあります。

一つの出来事から、自分全体の評価へと話が大きくなっている状態です。

反対に、誰かから褒められると、「今日は大丈夫」と安心する。つまり、その日の出来事によって自己評価が大きく上下してしまいます。

こういうときに役立つのが、「起きた出来事」と「そこから自分が考えたこと」を分けてみることです。

「入力を一か所間違えた」は出来事です。「私は何をやってもダメ」は、その出来事を受けて浮かんだ考えです。この二つは同じではありません。

さらに、「本当に何をやってもダメなのか」「これまでできていた仕事はなかったか」と少し問い直してみると、最初に浮かんだ考えとは違う見方が見えてくることがあります。

他人の評価に振り回されやすいとき、その背景にはこうした考え方のクセが関係している場合があります。

自信を無理につけようとするより、「私はどんな場面で、自分を必要以上に低く評価しやすいのだろう」とパターンに気づくことが、自分自身の基準を取り戻す第一歩になります。

他人の評価ではなく、自分の基準を少しずつ取り戻していく

他人の評価ではなく、自分の基準を少しずつ取り戻していく

他人の評価が気になりやすいと、「気にしないようにしよう」と思っても、簡単には切り替えられないものです。職場で褒められれば安心し、少し注意されると落ち込む。友人から返信が来ればホッとするのに、反応が薄いと「嫌われたのかな」と不安になる。長い間続いてきた考え方であれば、急に変えようとするほど苦しくなることもあります。

大切なのは、人の評価をまったく気にしない人になることではありません。

「今、私は相手の反応だけで自分の価値を決めようとしているかもしれない」と気づき、自分自身の見方を少し加えていくことです。

誰かに認めてもらえなかった日にも、自分がやったことまでなくなるわけではありません。小さな選択や日々の出来事の中で、「私はどう感じた?」「私はどうしたい?」と確認する。その積み重ねが、周囲の評価だけでは決まらない自分の基準につながっていきます。

評価されなかった日にも、自分を「ゼロ」にしない

一日かけて資料を作ったのに、上司から特に何も言われなかった。

隣の席の同僚には「いい仕事だったね」と声をかけている。それを聞いた瞬間、「私の仕事はたいしたことなかったのかな」と気持ちが沈むことがあります。

その日の帰り道には、「もっと頑張らないと」「私は評価されない人なんだ」とまで考えてしまう。

でも、その日に起きたことを少し丁寧に振り返ってみると、「期限までに資料を完成させた」「必要な情報を調べた」「ミスがないよう確認した」と、自分が実際に行ったことがあります。

誰かが言葉にして褒めてくれなくても、それらが消えるわけではありません。

そこで、「今日は何をできた?」と自分自身に聞いてみます。

大きな成果でなくて構いません。「苦手な電話を一本かけた」「疲れていたけれど仕事を終えた」でも十分です。

私は、自分を高く評価しようと無理をするより、まず事実としてできたことを見落とさないことが大切だと思っています。他人から評価されなかった日にも、自分まで自分を見捨てない。それが、自信を安定させる小さな土台になります。

「私はどっちがいい?」を小さな場面から選んでみる

人に合わせることが習慣になっていると、「自分軸を持とう」と言われても、何をすればいいのか分からないことがあります。

そんなときは、人生を左右する大きな決断から始める必要はありません。

休日の昼、「何を食べようかな」と考えたときに、「誰かに合わせなくていいなら何が食べたい?」と自分に聞いてみる。

買い物でも、「流行っているから」ではなく「私はどちらが好き?」と選んでみる。友人から誘われたときも、すぐに返事をせず、「今日は行きたいのか、休みたいのか」を一度考えてみる。

最初は些細なことに感じるかもしれません。

でも、それまで「相手はどう思う?」を最初に考えていた人にとって、「私はどうしたい?」と確認することは大きな変化です。

もちろん、自分の希望をいつも優先する必要はありません。「私は休みたい。でも今回は大切な予定だから参加しよう」と選ぶこともできます。

重要なのは、周囲に流されて決めるのではなく、自分の気持ちを知ったうえで選ぶことです。

こうした小さな選択を積み重ねていくと、「何が好きか分からない」「自分がどうしたいのか分からない」という感覚にも、少しずつ変化が生まれてきます。

考え方のクセに気づけば、同じ出来事にも別の見方ができる

上司から「ここ、少し修正しておいて」と言われたとき、すぐに「怒られた」「期待を裏切った」と感じる。

友人から返信が来ないと、「嫌われたのかもしれない」と思う。

こうした考えは、あまりにも自然に浮かぶため、自分では「事実」だと思っていることがあります。

そこで一度、「ほかの可能性はないかな」と考えてみます。

上司は単純に修正してほしい部分を伝えただけかもしれない。友人は仕事が忙しいだけかもしれない。もちろん、実際に相手が不満を持っている場合もあります。それでも、確認していない段階で一番悪い結論だけを選ぶ必要はありません。

最初に浮かんだ考えを否定するのではなく、「私はこう考えやすいんだな」と気づくことから始めます。

すると、次に似た場面が起きたとき、「また『嫌われた』ってすぐ考えているな」と、一歩離れて見られる瞬間が出てきます。

考え方のクセは、気合いでなくすものではありません。自分がどんな場面で、どんな結論を出しやすいのかを知り、少しずつ別の見方を増やしていくものです。

他人の評価によって何度も自信が揺れるときは、「もっと自信を持とう」と頑張るだけでなく、自分の中で繰り返されている考え方そのものを整理してみることが、これまでとは違う選択につながっていきます。

他人の評価に振り回されてしまうときは、リハートカウンセリングへ

他人の評価に振り回されてしまうときは、リハートカウンセリングへ

「褒められると安心するのに、少し否定されると一気に落ち込む」
「嫌われたかもしれないと考え始めると、頭から離れない」
「周りに合わせすぎて、自分がどうしたいのか分からなくなる」

こうした悩みが続いているとき、必要なのは無理に「自信を持とう」とすることだけではありません。

リハートカウンセリングでは、今感じている不安やモヤモヤを丁寧に整理しながら、どんな場面で自信が揺れやすいのか、どんな考え方のクセが繰り返されているのかを一緒に見ていきます。

たとえば、「注意された=嫌われた」「失敗した=私はダメ」「評価されない=価値がない」といった考えが自然に浮かんでいる場合、そのパターンに気づくだけでも、出来事の受け取り方は少しずつ変わっていきます。

大切なのは、他人の評価をまったく気にしない人になることではありません。

周囲の反応に揺れながらも、最後には「私はどう考える?」「私はどうしたい?」と、自分自身の基準に戻れるようになることです。

「同じことで何度も落ち込んでしまう」
「自分だけでは考えがまとまらない」
そんなときは、一度ゆっくり整理してみませんか。

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今の気持ちをうまく説明できなくても大丈夫です。
まずは、繰り返している悩みを一緒に整理するところから始めていきます。

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