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人と比べて嫉妬してしまうのはなぜ?他人が気になって苦しいときの心理

人と比べて嫉妬してしまうのはなぜ?他人が気になって苦しいときの心理

誰かの幸せそうな姿を見たとき、素直に喜びたいのに、なぜかモヤモヤしてしまう。SNSで楽しそうな投稿を見ると、「それに比べて私は……」と落ち込んでしまう。そんな経験はないでしょうか。

人と比べて嫉妬したり、自分より魅力的に見える人が気になったりすることは、決して珍しいことではありません。しかし、その気持ちが強くなると、相手の言動が気になって仕方がなくなったり、自分に自信が持てなくなったりして、人間関係そのものに疲れてしまうことがあります。

こうした「他人との比較」や「嫉妬」を説明する言葉のひとつとして、白雪姫症候群という表現が使われることがあります。これは正式な病名や診断名ではありませんが、「自分より魅力的に見える人が気になる」「相手と比べるほど自分の価値が低く感じる」といった心理を考えるきっかけになる言葉です。

この記事では、なぜ人と比べて嫉妬してしまうのか、他人が気になって苦しくなる背景には何があるのかを、身近な場面から一緒に考えていきます。

「嫉妬なんて誰にも言えない」と思っている気持ちも、無理にきれいにまとめる必要はありません。まずは、自分の中にあるモヤモヤに気づくところから始めてみましょう。

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投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
■ 一言キャッチコピー

ストレス・人間関係・自己肯定感の悩みに寄り添い、“話を聴いてもらえる安心”から考え方のクセを整える心理カウンセラー

■ 経歴・実績

心理カウンセラーとして、ストレス、不安、うつ傾向、人間関係、自己肯定感の低さ、仕事やキャリアの悩みなど、幅広いご相談に対応しています。

オンラインを中心にカウンセリングを提供し、安心して本音を話せる時間を大切にしています。

また、人材紹介会社にてキャリアコンサルタントとして転職相談に従事してきた経験もあり、仕事の悩みやキャリアの迷い、職場での人間関係についても、現実的な視点を持ちながらサポートしています。

■ 保有資格

産業カウンセラー

■ 主な相談内容

ストレス・メンタル不調
不安・うつ・気分の落ち込み
職場・家族・恋愛などの人間関係の悩み
自己肯定感の低さ・自己否定
HSP気質・繊細さによる生きづらさ
仕事の悩み・キャリアの迷い
本音が言えない・自分の気持ちが分からない悩み
誰かに話を聴いてほしい時の気持ちの整理

■ カウンセリングの特徴・強み

私が大切にしているのは、まず安心して話せることです。

悩みを抱えている時、人はすぐに答えがほしいとは限りません。アドバイスよりも先に、「まずは話を聴いてほしい」「分かってほしい」と感じていることがあります。

そのため、否定せず、急かさず、話がまとまっていなくても受け止めることを大切にしています。

そのうえで、ストレスや不安の背景にある気持ちを一緒に整理し、自分でも気づきにくい“考え方のクセ”や“認知の歪み”に気づけるようサポートします。

ただ聴くだけで終わるのではなく、話すことで心を整え、必要に応じて日常で実践できる具体的な対処法も一緒に考えていきます。

■ アプローチ方法

クライアント中心療法、来談者中心療法を大切にしながら、認知行動療法、CBTの考え方も取り入れています。

特に、感情・思考・行動のつながりを一緒に見える化し、ストレスや不安が強くなるパターンを整理していきます。

「なぜ同じことで悩みやすいのか」
「どうして自分を責めてしまうのか」
「人間関係で疲れやすい理由は何か」

そういった部分を、無理に決めつけるのではなく、対話を通して一緒に見つけていきます。

■ カウンセラーになったきっかけ

子どもの頃から、自分の気持ちや「嫌だ」という思いをうまく言えない環境で育ちました。

本当はつらいと感じていても、それを言葉にすることが難しく、気持ちを飲み込んでしまうことが多くありました。

その経験から、「自分の気持ちを安心して話せる場所があること」「否定されずに話を聴いてもらえること」が、人にとってどれほど大切なのかを、身をもって感じるようになりました。

大人になってからは、人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして転職相談に携わりました。

そこでは、仕事の悩みやキャリアの迷いだけでなく、職場の人間関係、将来への不安、自信のなさなど、さまざまな思いを抱えた方のお話を聴く機会が多くありました。

相談を受ける中で感じたのは、多くの方が「答え」だけを求めているわけではないということです。

まずは自分の気持ちを整理したい。誰にも言えなかった不安を聴いてほしい。否定されずに、今の思いを受け止めてほしい。

そういった気持ちを抱えながら、一人で頑張っている方がたくさんいることを実感しました。

話を聴いてもらうことで、表情が少し和らいだり、自分の本音に気づいたり、次の一歩を考えられるようになったりする姿を見て、傾聴には人の心を支える力があると感じました。

子どもの頃に感じていた「うまく言えない苦しさ」と、キャリア相談の現場で出会った「誰かに聴いてほしい思い」。

その両方の経験が重なり、安心して本音を話せる場所をつくりたい、一人で抱え込んでいる方の力になりたいと思うようになったことが、心理カウンセラーを目指したきっかけです。

■ 大切にしていること

安心して本音を話せる場づくり
否定せず、そのままを受け止めること
一人ひとりの価値観やペースを尊重すること
話すことで心を整える時間を大切にすること
「話してもいいんだ」と感じられる経験を積み重ねること

■ メッセージ

ストレスや不安、人間関係の悩みの多くは、自分でも気づかない“考え方のクセ”が影響していることがあります。

ただ、そのクセに気づくためには、まず安心して話せることが大切です。

整体で身体を整えるように、心もまた、話すことで少しずつ整っていくことがあります。

「こんなことで相談していいのかな」
「うまく話せるか分からない」
「誰かに聴いてほしいけれど、身近な人には話しにくい」

そんな段階でも大丈夫です。

話がまとまっていなくても、同じ話を繰り返しても、途中で言葉に詰まってもかまいません。

安心して話せる場所として、そして自分の本音に気づき、少しずつ自分らしく生きるための時間としてご利用ください。

目次

人と比べてしまうのは、性格が悪いからではない

人と比べてしまうのは、性格が悪いからではない

友人の結婚報告を見たとき、同僚が評価されているのを知ったとき、SNSで楽しそうな旅行写真が流れてきたとき。「よかったね」と思う気持ちはあるのに、胸の奥がざわざわする。そんな経験をしたことがある人は少なくないと思います。

そして、その直後に「こんなことで嫉妬するなんて嫌だな」「もっと素直に喜べればいいのに」と、自分を責めてしまうことがあります。

でも、人と比べてしまうこと自体は、とても身近な心の動きです。私たちは周囲を見ることで、自分の立ち位置や価値を確かめようとすることがあります。

問題になるのは、比較することそのものではなく、比べるたびに「私は足りない」「あの人より劣っている」と感じ、自分の価値まで下げてしまうことです。

最初は小さなモヤモヤだったものが、いつの間にか相手を見るたびに苦しくなり、「できれば会いたくない」と思うほど大きくなることもあります。

まずは嫉妬をなくそうとするよりも、「私は何に反応しているんだろう」と、自分の気持ちを少し丁寧に見てみることが大切です。

幸せそうな人を見るとなぜか苦しくなる

久しぶりに友人のSNSを開いたら、「結婚しました」という投稿が目に入ったとします。

笑顔の写真を見ながら「おめでとう」と思う一方で、「私は何をしているんだろう」という気持ちが浮かんでくる。さらに別の友人の昇進報告や、新しい家を買ったという投稿まで続くと、スマートフォンを閉じたくなることもあります。

本当はその人が嫌いなわけではありません。それでも、相手の幸せが自分の「まだ手に入っていないもの」を見せているように感じることがあります。

「あの人は結婚している。でも私はしていない」「あの人は仕事で評価されている。でも私は……」と、いつの間にか相手の人生と自分の人生を並べて採点してしまうのです。

すると、最初はただの近況報告だったものが、自分の欠けている部分を突きつけられているように感じられてきます。

嫉妬の奥には、「私もそうなりたかった」「私も認められたい」という願いが隠れていることがあります。そう考えると、モヤモヤした気持ちは単なる意地悪さではなく、自分が本当は何を望んでいるのかを知らせてくれるサインとして見ることもできます。

比べる相手は、なぜか自分に近い人になりやすい

世界的な有名人が大成功していても、それほど気にならないのに、同じ職場の人が褒められると急に落ち込む。そんなことがあります。

人は、自分とまったく違う環境にいる人よりも、年齢や立場、生活環境などが近い人と自分を比べやすいものです。

たとえば、学生時代から仲の良かった友人が自分より先に結婚したり、同じ時期に入社した同僚だけが昇進したりすると、「どうして私は違うんだろう」という気持ちが強くなることがあります。

昨日までは普通に話していた相手なのに、その人が評価された瞬間から少し距離を置きたくなる。そんな自分に気づいて、「私は心が狭いのかな」と悩む人もいます。

けれど、相手が近い存在だからこそ、「自分にもできたかもしれない」という感覚が生まれやすいのです。

そして、その差が大きく感じられるほど、自分だけが取り残されたような気持ちになることがあります。

もし誰かを見るたびに落ち込むなら、「あの人が嫌いだから」と決めつけなくても大丈夫です。その人の何が自分の心に引っかかっているのかを考えていくと、自分でも気づいていなかった願いや焦りが見えてくることがあります。

「私のほうが上」と思いたくなることもある

人と比べて苦しくなったとき、心は自分を守ろうとします。

たとえば、知人が褒められているのを見て、「でもあの人って性格はそんなによくないよね」と考えたり、「私はあんな生き方をしたいとは思わない」と理由をつけたりすることがあります。

その瞬間だけを見ると、相手を見下しているように感じるかもしれません。

でも、その少し前には「私は負けている気がする」「私には価値がないかもしれない」という不安が隠れていることがあります。その痛みを和らげるために、相手の欠点を探して心のバランスを取ろうとしているのです。

最初は「あの人より私のほうがまし」と思うことで少し楽になります。しかし、それを繰り返していると、他人を見るたびに勝ち負けを考えるようになり、人間関係そのものが疲れるものになってしまいます。

本当は勝ちたいのではなく、「私は私で大丈夫」と感じたいだけなのかもしれません。

誰かを下げなければ自分を保てないと感じたときは、相手の問題だけを見るのではなく、「私は今、何が不安なんだろう」と自分の気持ちに目を向けてみることが大切です。

「自分より幸せそう」が気になるとき、心の中では何が起きているのか

「自分より幸せそう」が気になるとき、心の中では何が起きているのか

人と比べてしまうとき、私たちが見ているのは相手そのものだけではありません。その人を通して、「自分が持っていないもの」「本当は欲しかったもの」「まだ叶っていないこと」を見ている場合があります。

たとえば、楽しそうな家族写真を見て落ち込む人が、必ずしもその家族に嫉妬しているとは限りません。「自分も安心できる家庭が欲しかった」「誰かに大切にされていると感じたかった」という思いが刺激されていることもあります。

また、外見が整っている人や周囲から評価されている人を見ると、「あの人はいいな」という気持ちと同時に、「それに比べて自分は」と考えてしまうことがあります。

すると、相手の魅力を見れば見るほど、自分の欠点ばかりが目につくようになります。

誰かが気になって仕方がないとき、大切なのは「嫉妬してはいけない」と抑え込むことではありません。その感情の奥に、自分がどんな願いや不安を抱えているのかを少しずつ見つけていくことです。

相手の魅力より、自分の「足りないところ」が見えてしまう

職場に、いつも明るくて話し上手な人がいたとします。周囲からも好かれていて、上司から評価されることも多い。

最初は「コミュニケーションが上手な人だな」と思っていたのに、ある日から、その人が誰かと楽しそうに話している姿を見るだけでモヤモヤするようになった。そんなことがあります。

「私はあんなふうに話せない」「私はあまり好かれていない気がする」と考え始めると、相手の長所を見るたびに自分の短所を確認しているような状態になります。

すると、相手が何かをしたわけでもないのに、その人の存在そのものが苦しく感じられてきます。

ここで起きているのは、単純な「好き・嫌い」だけではありません。相手を見たことで、自分の中にあった自信のなさや寂しさが浮かび上がっている可能性があります。

「あの人みたいにならなければ」と考えるほど苦しくなるなら、少し立ち止まってみてもいいでしょう。

本当に欲しいのは人気者になることなのか、それとも「今の自分でも受け入れてもらえる」という安心感なのか。そこを分けて考えると、嫉妬の見え方が少し変わってきます。

「認められている人」を見ると焦ってしまう理由

友人が仕事で評価された。SNSではたくさんの人から祝福されている。それを見て、「すごいな」と思いながらも、なぜか心が落ち着かない。

そんなとき、「私ももっと頑張らなきゃ」と急に焦り始めることがあります。

人から認められることが自分の価値と強く結びついていると、誰かが評価されている場面を見ただけで、「自分は評価されていない」という感覚が生まれやすくなります。

たとえば、子どもの頃から「成績がよければ褒められる」「期待に応えれば認めてもらえる」という経験が多かった人は、大人になってからも周囲の反応を気にすることがあります。

誰かより結果を出せれば安心する。でも、もっと評価される人が現れると、すぐに自信が揺らいでしまう。

こうなると、安心するためには常に誰かより上にいなければならなくなります。

けれど、人との比較には終わりがありません。仕事でも外見でも生活でも、探せば自分より上に見える人はいくらでもいます。

だからこそ、「どうしたら勝てるか」だけではなく、「誰にも評価されていない時間でも、自分をどう見ているか」という部分にも目を向ける必要があります。

嫉妬の奥には「私も大切にされたい」が隠れていることがある

仲のいい友人から、恋人との幸せそうな話を聞いたとします。

最初は普通に聞いていたのに、「毎週一緒に出かけている」「大切にしてもらっている」と聞いているうちに、だんだんイライラしてくる。

帰宅してから、「どうしてあんなに自慢するんだろう」と考えてしまうかもしれません。

でも少し時間がたつと、別の気持ちに気づくことがあります。

「私も誰かに大切にされたかった」「一人で寂しかったのかもしれない」。

嫉妬は、ときどきこうした寂しさを隠しています。相手を責めている間は気づきにくいのですが、感情を少し掘り下げると、「本当は自分もそうなりたい」という願いが見つかることがあります。

もちろん、すべての嫉妬に深い意味を探す必要はありません。ただ、同じ相手や同じ状況で何度も強く反応するなら、そこには今の自分にとって大切なテーマが隠れている可能性があります。

「羨ましい」と思ったときに、それを恥ずかしい感情として片づけるのではなく、「私は何を羨ましいと思ったんだろう」と考えてみる。

その問いが、自分の本当の気持ちを知る入口になることがあります。

SNSや他人の評価を見るほど、比較が止まらなくなることがある

SNSや他人の評価を見るほど、比較が止まらなくなることがある

誰かと比べて落ち込んでも、少し時間がたてば気持ちが戻ることもあります。ところが、SNSを開けば次々と「楽しそうな人」「評価されている人」「自分より充実して見える人」が目に入る今は、比較するきっかけが途切れにくくなっています。

朝起きて何となくスマートフォンを見たら、友人の旅行写真。昼休みに見れば、知人の仕事の成果。夜には、幸せそうな夫婦や家族の投稿が流れてくる。

一つひとつは何気ない投稿でも、疲れているときや自信を失っているときには、「みんなは前に進んでいるのに、自分だけ何もできていない」と感じることがあります。

しかもSNSに映っているのは、その人の生活のほんの一部分です。それでも、見ている側は相手の「一番よく見える瞬間」と、自分の日常すべてを比べてしまうことがあります。

比較が苦しくなってきたときは、もっと頑張って追いつこうとする前に、「私は何を見続けて、どんな気持ちになっているんだろう」と確認することも大切です。

SNSでは相手の「うまくいっている部分」ばかりが見えやすい

ある日の夜、仕事で失敗して落ち込んだままSNSを開いたとします。

すると、学生時代の友人が海外旅行を楽しんでいる写真が出てくる。次には、別の友人の「昇進しました」という投稿。その下には、家族で笑っている写真が並んでいる。

気づけば、「みんな楽しそうだな」「私だけ何もないな」とため息をついている。

でも、そこで見えているのは、それぞれの人が公開することを選んだ一場面です。旅行に行った人にも悩みがあるかもしれませんし、仕事で評価された人にも不安な夜があるかもしれません。

それでも、こちらが疲れているときには、そんな背景までは見えません。

相手の「切り取られた一番よい瞬間」と、自分の仕事、人間関係、お金、将来への不安まで含めた生活全体を比べてしまうのです。

そう考えると、最初から公平な比較ではありません。

SNSを見たあとに毎回気持ちが沈むなら、「自分は嫉妬深い」と責めるよりも、今の自分にとって刺激が強すぎないかを考えてみてもいいでしょう。見る時間を少し減らすだけでも、心のざわつきが小さくなることがあります。

「いいね」や周囲の反応が自分の価値に見えてしまう

自分が投稿した写真には「いいね」が少なかったのに、友人の投稿にはたくさん反応がついている。

そんな場面を見て、最初は気にしていなかったはずなのに、「私って人気がないのかな」と急に不安になることがあります。

職場でも似たことは起こります。自分も頑張っているのに同僚だけが褒められたり、自分の意見には反応が薄いのに別の人の発言にはみんなが賛同したりすると、「私は評価されていないのかも」と感じることがあります。

本来、人からの反応はそのときの状況や相手との関係など、さまざまな要素で変わります。

しかし、自信が揺らいでいると、「反応が多い=価値がある」「評価されない=価値がない」という単純なものさしに変わってしまうことがあります。

すると、人から認められた日は安心できるのに、反応が少ない日は一気に自信を失うようになります。

誰かの評価によって気分が大きく動くことに気づいたら、「私は本当に評価されたいのか、それとも安心したいのか」と考えてみるのも一つです。

欲しかったものが「自分には価値があると思える安心感」だったと気づくと、比較の見え方も少し変わってきます。

比較を繰り返すうちに、相手の幸せを素直に喜べなくなる

最初は少し羨ましいだけだったのに、同じ人の投稿を見るたびにイライラするようになることがあります。

「また自慢している」「どうせうまくいっているんでしょ」と思い、いつの間にか相手の欠点を探すようになる。

そして、そんな自分に気づいて、「昔はこんなふうじゃなかったのに」と落ち込んでしまう人もいます。

比較が続くと、相手の出来事を「相手の幸せ」として見るより、「自分との勝ち負け」として受け取るようになることがあります。

相手が褒められると自分が負けたように感じ、相手が失敗すると少し安心する。そうなると、誰かの近況を知ること自体が疲れるようになります。

ここまでくると必要なのは、無理に「人の幸せを喜べる自分になろう」とすることではないかもしれません。

むしろ、「今の私は、人と比べないと自分の位置を確認できないくらい疲れているのかもしれない」と気づくことのほうが大切です。

嫉妬やモヤモヤは、誰にも見せたくない感情になりやすいものです。でも、言えないまま抱え続けるほど、頭の中では何度も同じことを考えてしまいます。

そんなときは、正しい答えを出そうとするより、まず自分の中にある悔しさや寂しさ、羨ましさを、そのまま言葉にしてみることが気持ちを整理するきっかけになります。

嫉妬する自分を責めるより、まず気持ちを言葉にしてみる

Woman in a cozy pastel illustration talking on her phone while holding a mug, at a desk with a notebook and candles, advertising a relaxation/chat service in Japanese.

人と比べてしまうことも、誰かを羨ましいと思うことも、それ自体を無理になくす必要はありません。大切なのは、その気持ちが出てきたときに「こんな自分は嫌だ」とすぐに否定しないことです。

嫉妬の奥には、「私も認められたい」「本当はもっと大切にされたかった」「自分も安心して暮らしたい」といった、素直な願いが隠れていることがあります。

ところが、嫉妬は人に話しにくい感情でもあります。「そんなことを言ったら性格が悪いと思われそう」「こんな気持ちは知られたくない」と考えて、心の中にしまい込んでしまう人も少なくありません。

でも、隠そうとするほど、その人のことを何度も考えてしまったり、SNSを確認してしまったりすることもあります。

そんなときは、すぐに答えを出そうとしなくても大丈夫です。まずは「私は何が嫌だったんだろう」「本当はどうなりたかったんだろう」と、自分の気持ちを言葉にしてみる。そこから、比較に振り回されないための小さな変化が始まることがあります。

「嫉妬している」と認めるだけでも気持ちは少し変わる

友人の幸せな報告を聞いてモヤモヤしたあと、「私は嫉妬なんてしていない」と思おうとすることがあります。

けれど、気持ちを押し込めても、その感情がなくなるとは限りません。帰宅してから何度も会話を思い出したり、「あの言い方は自慢だったのかも」と相手の言葉を深読みしたりすることがあります。

そんなとき、「私は羨ましかったんだな」と認めてみると、少し違う見え方ができます。

「羨ましい」と言葉にした次に、「何が羨ましかったんだろう」と考えてみる。結婚そのものではなく、誰かに大切にされていることだった。仕事の成功ではなく、自分の努力を認めてもらえることだった。そんなふうに、本当に引っかかっていた部分が見えてくることがあります。

感情は、よいものと悪いものに分けなくても構いません。

私たちは、嫉妬そのものを消そうとするより、その感情が何を伝えているのかを知ることのほうが、自分を理解するためには大切だと考えています。

「こんなことを思ってはいけない」ではなく、「私はこう感じているんだ」と気づく。その小さな違いが、自分を責め続ける状態から抜け出すきっかけになることがあります。

比べるのをやめられなくても、少し距離を取ることはできる

「もう人と比べないようにしよう」と決めても、次の日にはまたSNSを見て落ち込んでしまう。そんなこともあります。

人との比較は、「今日からやめる」と決めただけで簡単になくなるものではありません。だからこそ、完全に比べないことを目標にするよりも、比較して苦しくなる場面から少し距離を取るほうが現実的な場合があります。

たとえば、寝る前にはSNSを見ないようにする。見ると落ち込む人の投稿は、一時的に表示されないようにする。疲れている日は、他人の近況を追いかけるより、自分が安心できる時間を優先する。

それだけでも、比較する回数は少し減っていきます。

そして、「今日はあまり人のことが気にならなかった」という時間が増えてくると、自分の生活に目を向けやすくなります。

誰かより優れているかどうかではなく、「今日はゆっくり眠れた」「好きなものを食べられた」「仕事をひとつ終えられた」といった、自分自身の感覚が戻ってくることがあります。

比較を完全になくさなくてもいいのです。

「今は見ないほうが楽だな」と思ったときに、自分で距離を選べるようになる。それだけでも、他人に振り回される感覚は少しずつ弱くなっていきます。

誰にも言えないモヤモヤこそ、話してみると整理できることがある

「友人が幸せそうなのが嫌だった」「同僚が褒められて腹が立った」「誰かが失敗したとき、少し安心してしまった」。

こうした気持ちは、身近な人にはなかなか話しにくいものです。

「そんなふうに思うなんて性格が悪いと言われそう」「相手との関係が悪くなったらどうしよう」と考えて、一人で抱えてしまうこともあります。

でも、一人で考えていると、「私は嫌な人間だ」という結論ばかりが頭の中を回ってしまうことがあります。

実際に言葉にしてみると、「その人が嫌いだったわけではなく、自分が寂しかった」「ずっと頑張っているのに認められなくて悔しかった」など、最初とは少し違う気持ちが見えてくることがあります。

気持ちは、きれいに整理してから話す必要はありません。

「うまく説明できないけどモヤモヤする」「こんなことを思ってしまった」と、そのまま言葉にするだけでもいいのです。

誰かに結論を出してもらうためではなく、自分自身が何を感じているのかを知るために話す。そんな時間があることで、頭の中で絡まっていた感情が少しずつほどけていくことがあります。

人には言いにくい嫉妬や比較の気持ちも、抱えたままでなくて大丈夫です。まずは「本当はどう感じているんだろう」と、自分の声を聞いてみるところから始めてみてください。

誰にも言いにくいモヤモヤも、「ここより」で話してみませんか

誰にも言いにくいモヤモヤも、「ここより」で話してみませんか

「友人の幸せを素直に喜べない」「あの人が評価されると苦しくなる」「こんなことを思う自分が嫌になる」。

嫉妬や比較の気持ちは、身近な人ほど話しにくいものです。相手との関係を壊したくなかったり、「性格が悪いと思われたらどうしよう」と不安になったりして、つい一人で抱えてしまうこともあります。

傾聴ラウンジ「ここより」は、そんなうまく整理できていない気持ちを、そのまま話せる場所です。

「何がつらいのか自分でもよく分からない」「ただ聞いてほしい」「誰かに言ったら少し楽になりそう」。そんな状態でも大丈夫です。きれいにまとめたり、答えを出したりしてから話す必要はありません。

人に話しているうちに、「本当は羨ましかったんだ」「認めてもらえなくて悔しかった」「少し寂しかったのかもしれない」と、自分でも気づかなかった気持ちが見えてくることがあります。

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誰にも言えずに抱えている比較や嫉妬のモヤモヤも、そのままで構いません。

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