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何度確認しても不安が消えない|反芻思考と強迫的な確認の悪循環を整理する

何度確認しても不安が消えない|反芻思考と強迫的な確認の悪循環を整理する

「ちゃんと確認したから大丈夫」と思ったはずなのに、少し時間が経つと「本当に大丈夫だったかな」とまた不安になる。鍵を閉めたか、メールに間違いがなかったか、相手を傷つけることを言わなかったかなど、一度確認しても安心できず、何度も確かめたくなることはありませんか。

不安になることや確認すること自体は、誰にでもあります。しかし、確認した直後は安心できても、しばらくすると新しい疑問が浮かび、また確認する。その繰り返しが増えてくると、頭も気持ちもなかなか休めなくなります。

「こんなに確認しているのに、どうして安心できないんだろう」と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。けれど、その背景には「絶対に失敗したくない」「間違っていたら怖い」「確実に大丈夫だと思いたい」といった気持ちが隠れていることがあります。

大切なのは、不安を無理に消そうとすることではなく、どんな場面で不安が強くなり、何を考え、どんな行動を取っているのかを整理してみることです。

この記事では、反芻思考と何度も確認したくなる行動がどのようにつながっているのかを見ながら、自分を苦しくさせている思考・感情・行動のパターンを少しずつ整理していきます。

もう一度、自分の心とつながり直す場所。リハートカウンセリング

この記事、1分でわかります。

「全部読む時間はないけど、内容は知りたい」
そんな方のために、この記事のポイントを約1分のショート動画にまとめました。

音声なしでも内容がわかる動画なので、電車の中や職場、外出先でも安心。
イヤホンを使わず、気になったときにサッと確認できます。

まずは動画で要点をチェック。
もっと詳しく知りたいところがあれば、本文でゆっくり読んでみてください。

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
■ 一言キャッチコピー

ストレス・人間関係・自己肯定感の悩みに寄り添い、“話を聴いてもらえる安心”から考え方のクセを整える心理カウンセラー

■ 経歴・実績

心理カウンセラーとして、ストレス、不安、うつ傾向、人間関係、自己肯定感の低さ、仕事やキャリアの悩みなど、幅広いご相談に対応しています。

オンラインを中心にカウンセリングを提供し、安心して本音を話せる時間を大切にしています。

また、人材紹介会社にてキャリアコンサルタントとして転職相談に従事してきた経験もあり、仕事の悩みやキャリアの迷い、職場での人間関係についても、現実的な視点を持ちながらサポートしています。

■ 保有資格

産業カウンセラー

■ 主な相談内容

ストレス・メンタル不調
不安・うつ・気分の落ち込み
職場・家族・恋愛などの人間関係の悩み
自己肯定感の低さ・自己否定
HSP気質・繊細さによる生きづらさ
仕事の悩み・キャリアの迷い
本音が言えない・自分の気持ちが分からない悩み
誰かに話を聴いてほしい時の気持ちの整理

■ カウンセリングの特徴・強み

私が大切にしているのは、まず安心して話せることです。

悩みを抱えている時、人はすぐに答えがほしいとは限りません。アドバイスよりも先に、「まずは話を聴いてほしい」「分かってほしい」と感じていることがあります。

そのため、否定せず、急かさず、話がまとまっていなくても受け止めることを大切にしています。

そのうえで、ストレスや不安の背景にある気持ちを一緒に整理し、自分でも気づきにくい“考え方のクセ”や“認知の歪み”に気づけるようサポートします。

ただ聴くだけで終わるのではなく、話すことで心を整え、必要に応じて日常で実践できる具体的な対処法も一緒に考えていきます。

■ アプローチ方法

クライアント中心療法、来談者中心療法を大切にしながら、認知行動療法、CBTの考え方も取り入れています。

特に、感情・思考・行動のつながりを一緒に見える化し、ストレスや不安が強くなるパターンを整理していきます。

「なぜ同じことで悩みやすいのか」
「どうして自分を責めてしまうのか」
「人間関係で疲れやすい理由は何か」

そういった部分を、無理に決めつけるのではなく、対話を通して一緒に見つけていきます。

■ カウンセラーになったきっかけ

子どもの頃から、自分の気持ちや「嫌だ」という思いをうまく言えない環境で育ちました。

本当はつらいと感じていても、それを言葉にすることが難しく、気持ちを飲み込んでしまうことが多くありました。

その経験から、「自分の気持ちを安心して話せる場所があること」「否定されずに話を聴いてもらえること」が、人にとってどれほど大切なのかを、身をもって感じるようになりました。

大人になってからは、人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして転職相談に携わりました。

そこでは、仕事の悩みやキャリアの迷いだけでなく、職場の人間関係、将来への不安、自信のなさなど、さまざまな思いを抱えた方のお話を聴く機会が多くありました。

相談を受ける中で感じたのは、多くの方が「答え」だけを求めているわけではないということです。

まずは自分の気持ちを整理したい。誰にも言えなかった不安を聴いてほしい。否定されずに、今の思いを受け止めてほしい。

そういった気持ちを抱えながら、一人で頑張っている方がたくさんいることを実感しました。

話を聴いてもらうことで、表情が少し和らいだり、自分の本音に気づいたり、次の一歩を考えられるようになったりする姿を見て、傾聴には人の心を支える力があると感じました。

子どもの頃に感じていた「うまく言えない苦しさ」と、キャリア相談の現場で出会った「誰かに聴いてほしい思い」。

その両方の経験が重なり、安心して本音を話せる場所をつくりたい、一人で抱え込んでいる方の力になりたいと思うようになったことが、心理カウンセラーを目指したきっかけです。

■ 大切にしていること

安心して本音を話せる場づくり
否定せず、そのままを受け止めること
一人ひとりの価値観やペースを尊重すること
話すことで心を整える時間を大切にすること
「話してもいいんだ」と感じられる経験を積み重ねること

■ メッセージ

ストレスや不安、人間関係の悩みの多くは、自分でも気づかない“考え方のクセ”が影響していることがあります。

ただ、そのクセに気づくためには、まず安心して話せることが大切です。

整体で身体を整えるように、心もまた、話すことで少しずつ整っていくことがあります。

「こんなことで相談していいのかな」
「うまく話せるか分からない」
「誰かに聴いてほしいけれど、身近な人には話しにくい」

そんな段階でも大丈夫です。

話がまとまっていなくても、同じ話を繰り返しても、途中で言葉に詰まってもかまいません。

安心して話せる場所として、そして自分の本音に気づき、少しずつ自分らしく生きるための時間としてご利用ください。

目次

「確認したはずなのに…」安心できず、また確かめたくなる

「確認したはずなのに…」安心できず、また確かめたくなる

家を出て少し歩いたところで、「玄関の鍵、ちゃんと閉めたかな」と急に気になる。閉めた記憶はあるし、いつも通り確認したはず。それでも頭の中に疑問が浮かぶと、だんだん落ち着かなくなってきます。

「たぶん大丈夫」と思おうとしても、「もし閉め忘れていたら?」という考えが消えません。結局、家まで戻って鍵を確認すると、その瞬間はホッとします。

ところが別の日には、送ったメールの文章が気になったり、誰かとの会話を何度も思い返したりする。同じように「確認すれば安心できる」と思っているのに、その安心が長く続かないことがあります。

こうした状態では、確認することそのものよりも、「絶対に間違っていないと言い切れないこと」への不安が大きくなっている場合があります。

一度確認して終わるはずだったことが、なぜ何度も頭に戻ってきてしまうのでしょうか。まずは、日常の中で起こりやすい場面から見ていきます。

鍵を閉めた記憶があるのに、家へ戻ってしまう

朝、いつものように玄関を出て、鍵を閉める。ドアノブも軽く引いて確認した。それなのに駅へ向かって歩いている途中で、「本当に閉めたかな」と気になり始めます。

頭の中では、鍵を回した場面を何度も思い出します。

「閉めたと思う」
「でも、昨日の記憶と混ざっているかもしれない」
「もし泥棒に入られたらどうしよう」

最初は小さな疑問だったのに、考えるほど「戻った方がいいのでは」という気持ちが強くなります。そして家へ戻り、鍵が閉まっていることを確認すると、ようやく安心できます。

でも翌朝、また同じ不安が出てくる。

このとき、「昨日も大丈夫だったから今日も大丈夫」と簡単には思えません。むしろ、「昨日確認したから大丈夫だっただけかもしれない」と考えてしまうこともあります。

私は、こうした場面で大切なのは「確認する自分はおかしい」と決めつけることではなく、何がそこまで怖いのかに目を向けることだと思っています。

メールを送ったあと、何度も読み返してしまう

仕事でメールを送ったあと、「変なことを書かなかったかな」と気になることがあります。

送信前にも何度か確認した。名前も宛先も間違っていない。それでも送信ボタンを押した瞬間から、「あの文章、失礼だったかも」と不安になります。

送信済みフォルダを開いて読み返します。

「大丈夫そうだ」と思って閉じても、10分後にはまた確認したくなる。

今度は、「この言い方、冷たく見えないかな」「相手が怒ったらどうしよう」と、最初とは違う心配が出てきます。

つまり、ひとつ確認して安心しても、不安が別の形になって戻ってくることがあります。

すると、「もっと丁寧に確認しなければ」と確認の回数が増えていきます。しかし、どれだけ読み返しても「絶対に相手が悪く受け取らない」と証明することはできません。

確認したい気持ちの奥には、「失敗したくない」だけではなく、「嫌われたくない」「迷惑をかけたくない」といった気持ちが隠れていることもあります。

表面に見えている行動だけでなく、その奥にある不安を知ることが、整理する最初の手がかりになります。

人との会話まで頭の中で何度も再生してしまう

帰宅してから、昼間に友人と交わした会話がふと頭に浮かぶことがあります。

「あのとき、ちょっと余計なことを言ったかな」

最初はそれだけだったのに、相手の表情や声のトーンまで思い出し始めます。

「一瞬黙った気がする」
「やっぱり嫌な気持ちにさせた?」
「今ごろ誰かに話しているかもしれない」

頭の中で会話を再生するたびに、別の意味が見えてくるような気がします。そのため、「もう一度ちゃんと思い出せば答えが出るかもしれない」と何度も振り返ってしまいます。

でも、過去の会話には録画映像のような確かな答えが残っているわけではありません。考え続けるほど、記憶と想像の境目が分からなくなり、不安だけが大きくなることもあります。

ここで少し視点を変えてみると、「相手がどう思ったか」だけではなく、「相手に悪く思われることが怖い」という自分の気持ちが見えてくることがあります。

確認している対象は鍵やメールや会話でも、その奥では同じように、**「大丈夫だと確信したい気持ち」**が動いているのかもしれません。

確認すると安心するのに、なぜまた不安が戻ってくるのか

確認すると安心するのに、なぜまた不安が戻ってくるのか

鍵を確かめる。メールを読み返す。相手との会話を思い出す。確認した直後は、「大丈夫だった」と少し安心できます。

ところが、その安心が長く続かないことがあります。

しばらくすると、「でも、本当に大丈夫だった?」という新しい疑問が浮かび、また確認したくなる。そうして同じ行動を繰り返しているうちに、「確認しないと落ち着けない」という感覚が少しずつ強くなっていくことがあります。

ここで知っておきたいのは、確認すること自体が悪いわけではないということです。誰でも不安なときには確かめたくなります。

ただ、確認することで一時的に安心できると、頭は「不安になったら確認すればいい」と覚えやすくなります。その結果、次に似た不安が出てきたとき、以前より早く確認したくなることがあります。

気づけば、「不安だから確認する」だけだったはずが、「確認しないと不安」という状態へ変わっていくこともあります。

確認した瞬間だけ、気持ちが楽になる

朝、家を出たあとに「鍵を閉めたかな」と不安になり、戻って確認したとします。

鍵はちゃんと閉まっていました。

その瞬間、「よかった」と肩の力が抜けます。さっきまで頭の中を占めていた不安が消えて、安心して駅へ向かえるようになります。

この「確認したら楽になった」という経験は、とても強く残ります。

次の日、また同じ不安が出てきたとき、頭の中では自然に「昨日も戻って確認したら安心できた」という記憶が働きます。

すると、今日は戻らずに進もうと思っても、「確認した方が早く安心できる」と感じやすくなります。

問題は、確認することが悪いということではありません。確認によって安心できる経験が続くことで、「不安を感じたら確認する」という組み合わせが強くなっていくことです。

私は、ここを「意志が弱いから」と考えないことが大切だと思っています。

その人なりに不安を減らそうとしてきた結果、いつの間にか確認する方法に頼る場面が増えているだけかもしれません。

「もう一回だけ」が、だんだん増えていく

仕事でメールを作成し、送信前に一度確認する。

これはごく自然なことです。

ところが、「名前は間違っていないかな」ともう一度見る。「添付ファイルはちゃんと付いているかな」と確認する。「文章の意味がおかしくないかな」と読み返す。

最初は「念のため」だった確認が、少しずつ増えていくことがあります。

そして送信したあとも、「本当に大丈夫だったかな」と送信済みメールを開く。

一度見て安心したのに、数分後には「さっきちゃんと読んだかな」とまた確認したくなる。

こうして「もう一回だけ」が重なっていくと、いつの間にか確認にかなりの時間を使うようになることがあります。

それでも本人の中には、「ここまで確認したのだから安心できるはず」という気持ちがあります。

ところが、確認すればするほど、「それだけ慎重にしないと危ないことなのかもしれない」と感じてしまう場合もあります。

不安を小さくするための確認が、結果として「これは何度も確認する必要がある重要なことだ」と頭に印象づけてしまうことがあるのです。

安心したい気持ちが強いほど、「絶対」を求めてしまう

「たぶん大丈夫」と言われて、すぐに安心できる日もあります。

でも不安が強いときには、「たぶん」では足りなくなります。

「絶対に大丈夫なの?」
「100%間違っていない?」
「何も悪いことは起きない?」

そんな確実さを求めたくなることがあります。

たとえば、誰かとの会話が気になっているとき。

友人から「気にしすぎじゃない?」と言われても、「でも、本当は怒っているかもしれない」と考える。別の人に「大丈夫だと思うよ」と言われても、「その人は実際に見ていないから分からない」とまた不安になる。

安心できる材料を集めているはずなのに、今度はその材料の確かさが気になってしまいます。

人の気持ちや未来の出来事には、どうしても100%の保証ができないものがあります。

だからこそ、「絶対に大丈夫」という答えを探し続けると、確認にも終わりがなくなりやすくなります。

必要なのは、すぐに不安をゼロにすることではなく、「今、自分は確実な答えを求めすぎていないかな」と気づくことです。

確認の回数を見るだけでなく、その奥にある「絶対に安心したい」という気持ちまで見ていくと、自分を苦しくさせている流れが少しずつ分かってきます。

「何が怖いのか」を、思考・感情・行動に分けて見てみる

「何が怖いのか」を、思考・感情・行動に分けて見てみる

何度確認しても不安が戻ってくると、「もっとちゃんと確認しなければ」と思いやすくなります。けれど、そこで確認を増やしても、安心できる時間が少し延びるだけで、根っこの不安は残ってしまうことがあります。

そんなときは、「確認するか、しないか」だけに目を向けるのではなく、その前に何が起きていたのかを少し丁寧に振り返ってみます。

「鍵を閉め忘れたかもしれない」という考えが浮かんだ。
胸がざわざわして不安になった。
そして家へ戻って確認した。

このように、頭に浮かんだこと、そこで感じた気持ち、そのあとに取った行動を分けてみると、今までひとまとまりだった不安の流れが少し見えやすくなります。

私は、すぐに行動を変えようとするよりも、まず「自分の中で何が起きているのか」を知ることが大切だと考えています。仕組みが見えてくると、「また確認してしまった」と責めるだけではなく、少し違った向き合い方を考えられるようになります。

「もし○○だったら」という考えを、そのまま事実にしない

朝、家を出たあとに「鍵を閉め忘れたかもしれない」と思ったとします。

このとき、頭の中では一瞬のうちに話が進んでいくことがあります。

「もし閉め忘れていたら、誰かが入るかもしれない」
「物を盗まれたら大変だ」
「自分のせいで家族に迷惑をかけるかもしれない」

最初は「閉め忘れたかもしれない」というひとつの考えだったのに、気づけば最悪の出来事まで想像している。

ここで大切なのは、「そんなことを考えるな」と否定することではありません。「今、私は“閉め忘れたかもしれない”と考えている」と、考えと事実を少し分けてみることです。

「閉め忘れた」は事実とは限りません。「閉め忘れたかもしれない」という不安が頭に浮かんでいる状態です。

この違いに気づくだけでも、頭の中で起きていることを少し離れたところから見やすくなります。

考えが浮かんだ瞬間に答えを出そうとせず、「今はこういう心配が出てきているんだな」と言葉にする。それが、確認まで一直線に進んでいた流れに、小さな間をつくるきっかけになります。

不安の強さと「本当に確認が必要か」は別に考えてみる

「不安がこんなに強いのだから、きっと何か問題があるはず」

そう感じることがあります。

たとえば、メールを送ったあとに胸がざわざわして、落ち着かなくなったとします。すると、「これだけ不安なのだから、やっぱり何か間違えたのかもしれない」と思い、また送信済みメールを開きたくなります。

でも、不安が強いことと、実際に間違いがあることは同じではありません。

仕事で疲れている日、人間関係で気になることがあった日、寝不足の日などは、いつもなら流せる小さなことまで気になりやすくなることがあります。

そんなとき、「不安だから確認する」だけではなく、「今の不安は10段階でどれくらいだろう」と一度立ち止まってみるのもひとつです。

「今は8くらいある。でも、間違いを見つけたわけではない」

そう整理すると、感情と現実を少し分けて見ることができます。

不安は、「危険が確定した」というサインではありません。「何かが怖いと感じている」という心の反応です。

その違いが分かってくると、不安を感じた瞬間に必ず確認しなければならない、という感覚から少し距離を取れることがあります。

確認する前に「今、何を安心させたいんだろう」と考える

夜、友人との会話を思い出して、「あの言葉、傷つけたかな」と気になったとします。

すぐにメッセージを送って、「今日のこと気にしてない?」と確認したくなるかもしれません。

でも、その前に少しだけ立ち止まってみます。

「私は今、何が一番怖いんだろう」

考えてみると、「嫌われるのが怖い」「関係が悪くなるのが怖い」「自分が悪い人だと思われたくない」といった気持ちが出てくることがあります。

すると、問題は「あの言葉が正しかったかどうか」だけではなく、自分の中にある「嫌われることへの怖さ」だったことが見えてきます。

確認だけを繰り返していると、この部分にはなかなか気づけません。

「何を確認したいのか」ではなく、「何を安心させたいのか」と考えてみる。

この問いに変えることで、行動の奥にある気持ちが少しずつ見えてくることがあります。

すぐに確認をやめられなくても構いません。大切なのは、そのたびに「またダメだった」と責めることではなく、自分の中で起きている流れを少しずつ知っていくことです。

そうして考え・感情・行動を分けて見られるようになると、「不安になったら確認する」以外の選択肢も、少しずつ考えやすくなっていきます。

不安をゼロにするのではなく、「確認しなくても過ごせる時間」を少しずつ増やす

不安をゼロにするのではなく、「確認しなくても過ごせる時間」を少しずつ増やす

「確認してもまた不安になる」という流れに気づくと、今度は「確認しないようにしなければ」と頑張りすぎてしまうことがあります。けれど、不安を感じることそのものまで完全になくそうとすると、かえって不安に意識が向きやすくなることがあります。

大切なのは、最初から完璧に確認をやめることではありません。

「今、不安になっている」
「すぐ確認したくなっている」
「でも、少しだけ待ってみよう」

そんな小さな選択を積み重ねていくことです。

たとえば、いつもメールを5回見直しているなら、すぐにゼロを目指すのではなく、まず「もう一度見たい」と感じたときに少し時間を置いてみる。不安が残っていても、そのまま別のことをしてみる。

私は、こうした変化は「不安がなくなったか」だけで判断しなくていいと思っています。不安があっても、以前とは違う行動を選べた。その経験も、自分のパターンを変えていく大切な一歩になります。

「不安がある=確認しなければならない」ではないと気づく

家を出てしばらくすると、「鍵、大丈夫だったかな」と不安になったとします。

以前なら、その瞬間に家へ戻っていたかもしれません。

でも、自分の流れが少し分かってくると、「これはいつもの不安かもしれない」と立ち止まれることがあります。

もちろん、そのまま進めば不安がすぐ消えるとは限りません。駅まで歩いている間も、「やっぱり戻った方がいいかな」と何度も思うかもしれません。

それでも、少し時間が経つと不安の強さが変わってくることがあります。

ここで得られるのは、「絶対に大丈夫だった」という確信だけではありません。

「不安になっても、すぐ行動しなくていいこともある」という経験です。

不安は感じてはいけないものではありません。浮かんできた不安に対して、毎回同じ行動を取らなければならないわけでもありません。

不安と行動の間に少し間をつくる。その小さな余白が、確認を繰り返す流れを見直すきっかけになります。

また確認してしまっても、「振り出しに戻った」と考えない

「今日は確認しないでおこう」と思っていたのに、結局また確認してしまった。

そんな日は、「やっぱり自分には無理なんだ」と落ち込むことがあります。

でも、変化は一直線に進むものとは限りません。

昨日は待てたのに、今日は不安が強くて確認した。仕事で疲れていたり、人間関係で気になることがあったりすると、いつもより不安に敏感になる日もあります。

そんなときは、「またやってしまった」で終わらせるのではなく、

「今日は何がいつもと違っただろう」
「どんな考えが出た瞬間に確認したくなったんだろう」

と振り返ってみます。

すると、「疲れている日は不安が強くなりやすい」「人に迷惑をかけたと思うと確認が増える」など、自分なりの特徴が見えてくることがあります。

私は、できなかった日も自分を知るための材料になると思っています。

確認した回数だけを見るのではなく、「その前に何があったのか」まで見ていくことで、少しずつ自分に合った向き合い方を考えやすくなります。

一人では見えにくいパターンを、話しながら整理してみる

自分のことを一人で考えていると、「どうしてこんなことを気にするんだろう」と同じところを行ったり来たりすることがあります。

たとえば、「メールを何度も確認してしまう」という話をしていたはずなのに、ゆっくり振り返ってみると、

「昔から失敗すると強く責められるのが怖かった」
「人に迷惑をかけることを必要以上に怖がっている」
「間違えると自分の価値まで下がるように感じていた」

と、確認行動だけでは見えていなかった気持ちにつながることがあります。

こうした部分は、自分だけで考えているとなかなか気づきにくいものです。

誰かに話しながら、出来事、頭に浮かぶ考え、そこで感じる気持ち、そのあとに取る行動を順番に整理してみる。それだけでも、「私はこういう場面で不安が強くなるんだ」と、自分のパターンが見えやすくなります。

目指したいのは、不安を完全になくすことではありません。

不安に振り回されそうになったときに、「今、いつもの流れに入っているかもしれない」と気づき、自分で少し違う選択を考えられるようになることです。

その積み重ねが、確認や反芻思考に占められていた時間を、少しずつ自分のための時間へ戻していくことにつながっていきます。

何度確認しても不安が戻ってくるときは、リハートカウンセリングへ

何度確認しても不安が戻ってくるときは、リハートカウンセリングへ

「確認したから大丈夫」と思ったのに、しばらくするとまた不安になる。
同じことを何度も考えたり、確かめたりしているうちに、「どうして私はこんなに気にしてしまうんだろう」と自分を責めてしまうこともあります。

そんなときは、確認することだけを無理にやめようとするのではなく、その前にどんな考えが浮かび、どんな気持ちになり、どんな行動につながっているのかを整理してみることが大切です。

リハートカウンセリングでは、お話を伺いながら、

「どんな場面で不安が強くなるのか」
「何を一番怖いと感じているのか」
「なぜ確認すると一時的に安心できるのか」

といった流れを一緒に見ていきます。

「確認しないようにしなければ」と頑張ることが目的ではありません。自分の中で繰り返されているパターンに気づき、不安に振り回されそうなときに、少し違う選択肢を持てるようになることを大切にしています。

「自分でも何が不安なのか分からない」という段階でも大丈夫です。

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一人で同じ考えを繰り返して疲れてしまったときは、一度その流れを一緒に整理してみませんか。

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