介護と仕事を両立したい私が、資格取得で転職を決めた体験談

介護と仕事、どちらも大切にしたい。
そう思っていても、実際にその両立を続けていくことは、想像以上に難しいものだと感じていました。
3年前の私は、フルタイムで働きながら、子ども2人を育て、要介護の母との生活も支えていました。毎日を何とか回しているつもりでも、気づけば心も体も余裕がなくなり、「このままでは、母も私も共倒れになってしまうかもしれない」と感じるようになっていました。
休みがちになる自分を責めたり、これまで通りに働けないことに焦ったり。
「何ができるだろう」と考え続けながらも、答えが見つからない日々が続いていました。
けれど、その中で少しずつ見えてきたのは、介護のためにすべてをあきらめるのではなく、介護をしながら自分らしく働ける環境を選んでもいい、ということでした。
そして、これまで仕事の中で大切にしてきた“人の話を丁寧に聴く力”や、相手の言葉の奥にある気持ちを急がず受け止める姿勢も、私にとって大切な経験だったのだと気づいていきました。
この記事では、介護と仕事の両立に悩んだ私が、資格取得と転職を通して、自分らしい働き方を見つけていった体験をお話しします。


投稿者プロフィール

- よりびと
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■ 待機時間:月・火・水・木・金の19時~24時
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■ 年齢:50代
■ キャッチコピー:「あなたのペースで大丈夫。安心できる沈黙も大切にします」
■ 得意なテーマ
- もやもやしている気持ちの整理
- 誰にも言えない話の受け止め
- 人間関係の悩み
- とにかく話を聴いてほしいとき
- 感情の吐き出し
- 転職・仕事の悩み、大人の学び直し
■ 聴き方・スタイル
- あなたのペースに合わせて、ゆっくり丁寧にお聴きします
- 話がまとまっていない状態でも、そのままお話しいただいて大丈夫です
- 決して否定せず、ありのままの感情を穏やかに受け止めます
- 沈黙も、あなたの心が動いている大切な時間として尊重するスタイルです
■ 経験
- 日々公的機関でのキャリア相談を通し多くの方の人生の節目に寄り添っています
- コールセンターでの勤務経験から、声を通じた対話で安心感をお届け
- 長時間の電話でも落ち着いて聴くのが得意です
- シングル子育て・家族の介護経験で、両立支援を実体験
- 資格:キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー/ホームヘルパー2級
■ 大切にしていること
- どんな話でも否定しません
- 話したくないことは無理に聞きません
- 気持ちが整理されていなくてもそのままで大丈夫
- 泣いても沈黙してもOK
■ 人柄・ユニークポイント
- 好きなもの:サウナでの静かな時間(心身の調律)
- よく言われる性格:「和やかで落ち着いている」「安心感がある」
- ちょっとしたこだわり:対話前に挽きたてのコーヒーを淹れる
- 聴き手としての密かな強み:長時間の対話でも深く集中し、あなたの言葉の裏にある「本当の願い」を優しく感じ取るのが得意です
■ メッセージ
ここでは、どんな話をしても大丈夫です。うまく話せなくても、言葉が詰まってしまっても、泣いてしまっても全く問題ありません。社会の中での役割を一度脱ぎ捨てて、あなたのペースで、安心してお話しくださいね。あなたが少しでも軽やかな気持ちになれるよう、心を込めてお聴きします。
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目次
- ○ 介護と仕事を両立する毎日の中で、少しずつ余裕がなくなっていった私
- ・フルタイム勤務、子育て、介護を一人で抱え込んでいた日々
- ・これまで通りに働けない自分を責めてしまった時間
- ・「このままでは共倒れになる」と感じた不安と孤独
- ○ 資格取得という選択肢が、働き方を見直すきっかけになった
- ・「何ができるだろう」と考え続けた時間
- ・年齢を理由にあきらめなくてもいいと思えたこと
- ・介護を理由にあきらめるのではなく、働き方を選び直す
- ○ 資格取得を通して、これまでの経験が私の力だったと気づいた
- ・勉強時間をつくるために、完璧を目指すことを少しずつ手放した
- ・“聴く力”は、仕事だけでなく家族との関わりにも活きていた
- ・焦りながらも続けた日々が、自分への自信につながっていった
- ○ 介護も仕事もあきらめない働き方を選んで、心に少し余裕が生まれた
- ・資格を活かした転職で、暮らしのリズムが少しずつ整っていった
- ・家族への声かけが変わり、私自身のイライラも減っていった
- ・まだ課題はあるからこそ、自分のケアも大切にしたい
- ・同じ悩みを持つ人へ伝えたい、あきらめなくてもいいということ
- ○ 介護と仕事をあきらめたくないあなたへ。まずは話すことから始めてみませんか
介護と仕事を両立する毎日の中で、少しずつ余裕がなくなっていった私
3年前の私は、フルタイムで働きながら、子ども2人を育て、要介護3の母との生活も支えていました。
当時はコールセンターで働いていて、人の話を丁寧に聴くことや、相手の気持ちをくみ取りながら言葉を返すことを、日々の仕事の中で大切にしていました。
けれど、家に帰れば母の介護があり、子どもたちの生活もあり、自分のことはいつも後回しでした。
「私が何とかしなければ」
そう思って動き続けていましたが、少しずつ心と体が追いつかなくなっていきました。
母の生活の安全を守りたい。子どもたちにも不安な思いをさせたくない。仕事も無責任に投げ出したくない。
どれも大切だからこそ、どれか一つを簡単に手放すことができませんでした。
でも、これまで通りの働き方を続けるには限界がありました。
休みがちになるたびに、「迷惑をかけている」「私はちゃんと働けていない」と自分を責める気持ちが強くなっていきました。
今振り返ると、あの頃の私は、誰かに弱音を吐くことよりも、まず自分で解決することばかり考えていたように思います。
フルタイム勤務、子育て、介護を一人で抱え込んでいた日々
母と同居し、介護が始まった頃、私はまだ「工夫すれば何とかなる」と思っていました。
介護サービスを利用しながら、仕事の時間を調整して、子どもたちの予定も確認して、家のこともこなしていく。
一つひとつは小さなことでも、それが毎日積み重なると、心の中にずっしりと重さが残るようになっていきました。
朝は仕事に行く準備をしながら母の様子を確認し、帰宅後は子どもたちのことを見ながら、母の生活にも目を配る。
自分の時間はほとんどなく、気づけばいつも何かに追われていました。
それでも当時の私は、「これくらいできないといけない」と思っていました。
シングルで子育てをしている以上、収入を守らなければいけない。母の安全も守らなければいけない。家族の生活を崩してはいけない。
そう考えるほど、誰かに頼ることが苦手になっていきました。
仕事では相手の話を落ち着いて聴くことを大切にしていたのに、自分自身の心の声には、あまり耳を傾けられていなかったのかもしれません。
「疲れた」「不安」「助けてほしい」
そんな気持ちがあっても、すぐに「でも、私がやるしかない」と打ち消していました。
これまで通りに働けない自分を責めてしまった時間
一番つらかったのは、これまでのようにフルタイムで働くことが難しくなってきた時でした。
母の介護があることで、急に休まなければならない日が増えたり、予定通りに動けなかったりすることがありました。
頭では仕方がないとわかっていても、心の中では自分を責めていました。
「また迷惑をかけてしまった」
「こんな働き方では無責任なのではないか」
「私は何をしているんだろう」
そんな言葉が、何度も頭の中を回っていました。
もともと私は、人とのやり取りの中で、相手の状況や気持ちを想像しながら関わることを大切にしていました。
だからこそ、職場の人に負担をかけているかもしれないと思うと、それもまた苦しくなりました。
介護も仕事も中途半端になっているような気がして、自分の中で許せなかったのです。
でも本当は、中途半端だったのではなく、限界を超えて頑張っていたのだと思います。
あの頃の私は、母のことも、子どもたちのことも、仕事のことも大切にしたい気持ちでいっぱいでした。
大切にしたいものが多すぎて、自分の心を置き去りにしていたのかもしれません。
「このままでは共倒れになる」と感じた不安と孤独
介護と仕事の両立が難しくなり、介護休業を取ることになった時、少しほっとした気持ちもありました。
けれど同時に、大きな不安もありました。
この先、どうやって働いていけばいいのか。収入はどうなるのか。母の生活を支えながら、子どもたちとの暮らしを守れるのか。
考えれば考えるほど、答えが見えなくなっていきました。
「経験のある仕事でパートをするしかないのかな」
「足りない分は母に助けてもらうしかないのかな」
そんなふうに、選択肢を狭く考えていた時期もあります。
本当は、自分らしく働くことも、生活を安定させることも、どちらもあきらめたくありませんでした。
でも、その方法がわからなかったのです。
夜になると寝つきが悪くなり、布団に入っても「何ができるだろう」と考え続けていました。
不安、焦り、孤独感。
いろいろな感情が混ざり合って、心が休まる時間が少なくなっていました。
今思えば、この時期は私にとって大きな立ち止まりの時間でした。
ただ苦しかっただけではなく、「本当にこの働き方を続けたいのか」「これからどんな生活を選びたいのか」と、自分に問い直す入り口でもあったのだと思います。
資格取得という選択肢が、働き方を見直すきっかけになった
介護休業を取りながら、これからの働き方を考える時間が増えていきました。
最初の頃は、正直なところ前向きな気持ちばかりではありませんでした。
「フルタイムで働けないなら、経験のある仕事でパートをするしかないのかな」
「収入が足りない分は、母に助けてもらうしかないのかな」
そんなふうに、選べる道はとても少ないように感じていました。
けれど、心のどこかでは納得できていない自分もいました。
介護があるからといって、仕事をあきらめたいわけではない。子どもたちとの生活も守りたい。母のことも大切にしたい。でも、自分自身の人生まで小さくしてしまうのは、どこか違う気がする。
そう思いながら、私は少しずつ「介護のために仕事を辞める」のではなく、「介護をしながら自分らしく働ける環境を選ぶ」ことを考えるようになりました。
その中で浮かんできたのが、資格取得という選択肢でした。
年齢を重ねてから勉強を始めることに不安はありましたが、これまでの経験を無駄にせず、これからの働き方につなげる方法があるかもしれない。
そう思えたことが、私にとって大きな一歩でした。
「何ができるだろう」と考え続けた時間
介護休業中、私は何度も「これから自分に何ができるだろう」と考えていました。
ただ、その問いは最初から前向きなものではありませんでした。
むしろ、不安や焦りの中で、答えを探すような感覚に近かったと思います。
これまで通りに働くことは難しい。けれど、働かないわけにもいかない。母の介護もある。子どもたちの生活もある。
一つ考えると、また別の心配が出てきて、頭の中がいっぱいになる日もありました。
それでも、立ち止まって考える時間があったからこそ、自分がこれまで積み重ねてきたものにも目を向けられるようになりました。
コールセンターで働いていた私は、毎日たくさんの人の話を聴いていました。
困っている人、不安を抱えている人、うまく言葉にできずに戸惑っている人。
そうした方たちの言葉を急かさず聴き、気持ちを決めつけずに受け止め、必要な情報を整理してお伝えする。
当たり前のように続けてきたその経験が、実は自分の大切な力だったのではないかと思うようになりました。
「私には何もない」と思っていたけれど、何もなかったわけではありません。
これまでの日々の中で、人の話を丁寧に聴く力や、相手の状況を想像する力は、少しずつ育っていたのだと思います。
年齢を理由にあきらめなくてもいいと思えたこと
資格取得を考え始めた時、最初に出てきたのは「今からでも間に合うのかな」という不安でした。
仕事、介護、子育て。
すでに毎日は慌ただしく、そこに勉強まで加えることを考えると、簡単ではないことはわかっていました。
若い頃のように、まとまった時間を自由に使えるわけでもありません。
覚えることにも時間がかかるかもしれない。途中で続けられなくなるかもしれない。もし一回で合格できなかったらどうしよう。
そんな心配もありました。
でも同時に、「年齢を理由に、ここであきらめたくない」という気持ちもありました。
資格は、ただ仕事を探すためだけのものではなく、これからの生活を支える一つの土台になるかもしれない。
そう思えたことが、私の背中を少しずつ押してくれました。
どんな資格でも、学んだことは無駄にはならない。
知識が増えることで、自分の中に安心感が生まれることもあります。これまで感覚でやってきたことに言葉がつき、自分の関わり方に少しずつ自信が持てるようになることもあります。
私は、資格取得を「新しい自分になるため」ではなく、「これまでの経験をこれからに活かすため」のものとして考えるようになりました。
そう考えると、勉強を始めることへの怖さが、少しだけ希望に変わっていきました。
介護を理由にあきらめるのではなく、働き方を選び直す
当時の私は、介護が始まったことで、働き方の選択肢が狭くなったように感じていました。
フルタイムが難しいなら、収入を下げるしかない。経験のある仕事で、できる範囲のパートを探すしかない。
そんなふうに、自分で自分の可能性を小さく見積もっていたのだと思います。
けれど、考え続ける中で少しずつ気づいたことがあります。
介護があるからといって、すべてをあきらめなければいけないわけではない。
もちろん、何も変えずにこれまで通りでいることは難しいかもしれません。
でも、働く場所、働く時間、活かす経験、身につける知識を見直すことで、別の道を選ぶことはできるかもしれない。
そう思えるようになった時、私の中で「転職」は逃げではなく、暮らしを守るための前向きな選択に変わっていきました。
母の生活も大切にしたい。子どもたちとの時間も大事にしたい。そして、私自身も無理をしすぎずに働き続けたい。
そのためには、今の状況に自分を合わせ続けるだけでなく、自分に合う環境を探してもいいのだと思いました。
資格取得は、そのための準備でもありました。
介護と仕事の両立に悩んだ時間は苦しかったですが、自分の働き方を見直す大切なきっかけにもなりました。
資格取得を通して、これまでの経験が私の力だったと気づいた
資格取得に向けて動き始めてから、私の毎日はさらに慌ただしくなりました。
介護があり、子育てがあり、家のこともある中で、オンライン学習と通学を両立するのは、思っていた以上に大変でした。
「今日はここまで進めたい」と思っていても、母の体調や家の予定で計画通りにいかないこともありました。カリキュラムはいつも遅れ気味で、「本当に間に合うのかな」と焦る日もありました。
それでも、少しずつ勉強を続ける中で、私は大切なことに気づいていきました。
それは、資格はまったく新しい自分になるためのものではなく、これまでの経験に意味を持たせてくれるものでもある、ということです。
コールセンターで働いていた頃、私は相手の話を急かさず聴くこと、言葉の奥にある不安や困りごとを想像することを大切にしていました。
その時は「仕事だから当たり前」と思っていた姿勢が、学びを深める中で、私の大切な土台だったのだと感じるようになりました。
介護も仕事も子育ても、すべてを完璧にこなせたわけではありません。
けれど、毎日の中で悩みながら積み重ねてきたことは、ちゃんと自分の力になっていたのだと思います。
勉強時間をつくるために、完璧を目指すことを少しずつ手放した
資格の勉強を始めてから、最初にぶつかった壁は時間の使い方でした。
仕事や介護がない人でも、勉強を続けるのは簡単ではありません。
私の場合は、母の介護、子どもたちの予定、家事、自分の生活を回しながらの勉強だったので、まとまった時間を取ることがなかなかできませんでした。
最初の頃は、「きちんと時間を確保しなければ」「予定通りに進めなければ」と思っていました。
でも、現実はそんなにきれいには進みません。
予定していた時間に母の用事が入ることもあれば、子どものことで動かなければならない日もあります。疲れていて、テキストを開いても頭に入らない日もありました。
そのたびに、「また遅れてしまった」と落ち込んでいました。
けれど、少しずつ考え方を変えるようになりました。
たとえ10分でも、今日はここまでできた。動画を1本見るだけでも、昨日より前に進んでいる。完璧に進められなくても、やめずに続けていることに意味がある。
そう思うようにしたのです。
不思議なことに、私が少し肩の力を抜いて勉強するようになると、母も自分の時間を過ごすようになっていきました。
私が勉強している横で、母は手芸や編み物など、自分のやりたいことを進んでするようになりました。
私だけが頑張るのではなく、それぞれが自分の時間を持つ。
その形が少しずつできていったことは、私にとって大きな支えでした。
“聴く力”は、仕事だけでなく家族との関わりにも活きていた
資格の勉強を進める中で、私があらためて見つめ直したのは、人の話を聴くことの大切さでした。
コールセンターで働いていた頃、私は相手の言葉をただ聞くだけではなく、その人が何に困っているのか、どんな気持ちで話しているのかを考えながら対応していました。
怒っているように聞こえる声の奥に、不安があることもあります。
うまく説明できない言葉の中に、本当に困っていることが隠れていることもあります。
そうした気持ちを決めつけず、急がず、まず受け止める。
その姿勢は、私にとって仕事の中で自然と身についたものでした。
そして学びを続けるうちに、その姿勢は家族との関わりにもつながっていると気づきました。
介護が始まったばかりの頃、私は母に対して「こうした方がいい」「これは危ないからやめて」と、つい正しさを優先して声をかけていたように思います。
もちろん安全を守るために必要なこともあります。
でも、言い方ひとつで、母の受け取り方も変わります。
資格の勉強を始めてからは、母がなぜそうしたいのか、どんな気持ちでいるのかを少し立ち止まって考えるようになりました。
すると、自分のイライラも少しずつ減っていきました。
相手を変えようとする前に、まず相手の気持ちを受け止めてみる。
その小さな変化が、家の中の空気を少しやわらかくしてくれたように感じています。
焦りながらも続けた日々が、自分への自信につながっていった
資格取得に向けた日々は、決して順調なことばかりではありませんでした。
むしろ、焦ってばかりだったように思います。
カリキュラムは思うように進まず、予定より遅れてしまうことも多くありました。
「一回で合格できなかったらどうしよう」
「ここで失敗したら、これからの転職も難しくなるのではないか」
そんなふうに、まだ起きていない未来まで心配して、勝手に自分を追い込んでしまうこともありました。
でも、今振り返ると、その焦りも含めて私の大切な時間だったと思います。
不安があったからこそ、少しでも前に進もうとしました。
完璧ではなかったけれど、毎日少しずつ続けることを大切にしました。
勉強できる日も、思うようにできない日もありました。
それでも完全に投げ出さず、「今日は少しだけでもやろう」と続けたことが、少しずつ自分への信頼につながっていきました。
資格の勉強は、知識を増やす時間であると同時に、自分の生活や働き方を見直す時間でもありました。
資格を取った後、どんな働き方をしたいのか。
介護と仕事のバランスが変わったら、家族との時間はどう変わるのか。
精神的な余裕ができたら、私はどんなふうに人と関わっていきたいのか。
そうしたことを考える中で、転職は単なる仕事探しではなく、自分と家族の暮らしを整える選択なのだと思うようになりました。
焦りながらも続けた日々は、私に「できることはまだある」と教えてくれました。
介護も仕事もあきらめない働き方を選んで、心に少し余裕が生まれた
資格取得を経て、私は資格を活かせる仕事へ転職しました。
振り返ると、介護と仕事の両立に悩んでいた頃は、「どちらかをあきらめなければいけない」と思い込んでいたように感じます。
母の生活を守るなら、自分の働き方は制限される。子どもたちとの暮らしを守るなら、自分の希望は後回しにするしかない。そんなふうに、知らず知らずのうちに選択肢を狭めていました。
けれど、資格取得に向けて学び、これまでの経験を見つめ直す中で、私は少しずつ考え方を変えていきました。
介護があるから働けないのではなく、介護がある今の生活に合う働き方を探してもいい。これまでの仕事で培ってきた、人の話を丁寧に聴く力や、相手の気持ちを急がず受け止める姿勢も、これからの仕事に活かしていい。
そう思えるようになったことは、私にとって大きな変化でした。
転職後は、介護と仕事の両立が以前よりしやすくなり、母にも私にも少しずつ心の余裕が生まれました。
もちろん、すべてが完璧に整ったわけではありません。
新しい仕事には新しいストレスがありますし、介護と仕事に力を入れるあまり、自分の健康管理が後回しになることもあります。
それでも、「自分で選んだ働き方で暮らしを整えている」という感覚は、以前の私にはなかった安心につながっています。
資格を活かした転職で、暮らしのリズムが少しずつ整っていった
資格を活かした仕事に転職してから、私の生活は少しずつ変わっていきました。
以前は、フルタイム勤務と介護、子育てを何とか回すことで精一杯でした。
朝から晩まで予定に追われ、母のことも子どもたちのことも気になりながら、仕事では「迷惑をかけてはいけない」と気を張っていました。
その頃の私は、いつも心のどこかで焦っていたように思います。
けれど、転職によって働き方を見直したことで、介護と仕事のバランスを以前より取りやすくなりました。
それは、単に時間の使い方が変わったというだけではありません。
「私はこの働き方を選んでいる」と思えるようになったことが、心の支えになりました。
介護を理由に仕方なく働き方を変えたのではなく、介護も仕事も大切にするために、自分で環境を選び直した。
その感覚があるだけで、同じ忙しさの中でも気持ちの持ち方が少し変わりました。
母の様子を見ながら働けること、子どもたちとの時間を以前より意識できること、自分の経験や学びを仕事に活かせていること。
一つひとつは小さな変化かもしれません。
でも、その小さな変化が積み重なることで、「もう無理かもしれない」と思っていた毎日が、「この形なら続けられるかもしれない」に変わっていきました。
転職は、ただ職場を変えることではなく、自分と家族の暮らしを守るための選び直しだったのだと思います。
家族への声かけが変わり、私自身のイライラも減っていった
資格の勉強を始めてから、私の中で大きく変わったことの一つが、家族への声かけでした。
介護が始まったばかりの頃は、母の安全を守りたい気持ちが強くて、つい「それは危ないよ」「こうした方がいいよ」と先回りして言ってしまうことがありました。
もちろん、介護の場面では安全確認が必要です。
でも、正しさを伝えることばかりに意識が向くと、相手の気持ちを置き去りにしてしまうこともあります。
母にも母のペースがあり、やりたいことがあり、できることを自分で選びたい気持ちがあります。
資格の勉強を通して、私はそのことをあらためて考えるようになりました。
相手の言葉を急がず聴くこと。
すぐに否定したり、結論を出したりせず、まず「そう思っているんだね」と受け止めること。
これは仕事の中で大切にしてきた姿勢でもありましたが、家族との関わりでも同じように大切なのだと気づきました。
母に対する声かけを少し変えてみると、私自身のイライラも少しずつ減っていきました。
「どうしてわかってくれないの」と思う前に、「母は今、何を感じているんだろう」と考える時間が生まれたからです。
もちろん、いつでも穏やかにいられるわけではありません。
忙しい日や疲れている日は、つい余裕がなくなることもあります。
それでも、相手の気持ちを決めつけずに聴こうとする姿勢は、家の中の空気をやわらかくしてくれました。
まだ課題はあるからこそ、自分のケアも大切にしたい
介護と仕事の両立が以前よりしやすくなったとはいえ、今も課題がなくなったわけではありません。
資格を活かした仕事に転職できたことは大きな前進でしたが、新しい環境には新しい緊張やストレスもあります。
覚えることもありますし、仕事に慣れるまでは気を張る場面も多くあります。
さらに、介護も仕事も大切にしたいと思うほど、自分自身の健康管理が後回しになりがちです。
「今日は少し疲れているな」と感じていても、母のこと、家のこと、仕事のことを優先しているうちに、自分の休む時間が少なくなってしまうことがあります。
以前の私は、そういう状態になっても「まだ大丈夫」と思いがちでした。
でも今は、自分の疲れに気づくことも、暮らしを続けていくために必要なことだと感じています。
サウナや温泉に行く時間を作ること。
少し早めに寝ること。
何もしない時間を持つこと。
そうした小さなセルフケアを、自分に許していきたいと思っています。
介護も仕事も、長く続いていくものです。
だからこそ、気合いだけで走り続けるのではなく、自分の心と体の声にも耳を傾けることが大切なのだと思います。
誰かを支えるためには、自分自身も安心していられる時間が必要です。
それは甘えではなく、これからの生活を守るための大事な準備なのだと、今の私は感じています。
同じ悩みを持つ人へ伝えたい、あきらめなくてもいいということ
介護と仕事の両立に悩んでいると、「もう選べる道は少ない」と感じてしまうことがあります。
私自身もそうでした。
フルタイムで働くことが難しくなり、介護休業を取り、復職も難しいかもしれないと考えた時、自分の未来が急に狭くなったように感じました。
けれど、今振り返ると、あの時に立ち止まったからこそ見えたものもありました。
これまでの経験を見直すこと。
自分の強みに気づくこと。
資格取得という新しい選択肢を考えること。
そして、介護をしながらでも、自分らしく働ける環境を探していいと思えたこと。
それらはすべて、私にとって大切な転機でした。
介護も仕事も、どちらも大切にしたい。
その気持ちは、わがままではないと思います。
もちろん、現実には簡単にいかないこともあります。時間も体力も限られていますし、不安になる日もあります。
でも、今の働き方が苦しいなら、別の形を探してみてもいい。
これまでの経験を活かす道を考えてもいい。
年齢を理由に学ぶことをあきらめなくてもいい。
私は、自分の体験を通してそう感じるようになりました。
課題はこれからも続きます。
それでも、介護と仕事のどちらかだけを選ぶのではなく、今の自分と家族に合う形を探していくことはできます。
同じように悩んでいる方が、少しでも「私にもまだできることがあるかもしれない」と思えるきっかけになればうれしいです。
介護と仕事をあきらめたくないあなたへ。まずは話すことから始めてみませんか
介護と仕事の両立に悩んでいると、「私さえ頑張れば何とかなる」と思ってしまうことがあります。
でも、ひとりで抱え続けていると、自分の疲れや不安に気づく余裕さえなくなってしまうことがあります。
私自身も、母の介護、子育て、仕事をどう続けていくかで悩み、何度も立ち止まりました。
その中で感じたのは、すぐに答えを出そうとしなくてもいいということです。
まずは今の気持ちを整理すること。
何に困っているのか、何を大切にしたいのか、自分の中にある思いを少しずつ言葉にしていくこと。
それだけでも、見える景色が変わることがあります。
介護も仕事も、どちらも大切にしたい。
その気持ちは、決してわがままではありません。
今の働き方が苦しいと感じている方、家族のことを考えるほど自分のことが後回しになっている方は、ひとりで抱え込まず、まずは話すところから始めてみてください。
ご予約は、LINE公式アカウントを友だち追加していただくと簡単に行えます。
忙しい毎日の中でも、自分のタイミングで一歩を踏み出しやすい方法です。
あなたの今の気持ちを大切にしながら、これからの働き方や暮らし方を一緒に整理していきましょう。
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