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考えすぎて行動できないのはなぜ?不安・完璧主義・思考のクセを整理する方法

考えすぎて行動できないのはなぜ?不安・完璧主義・思考のクセを整理する方法

「考えすぎて行動できない」「やった方がいいと分かっているのに、なかなか一歩が踏み出せない」。そんな自分に、もどかしさを感じることはありませんか?

頭の中では何度も考えているのに、失敗したらどうしよう、もっと良い方法があるのではないか、今決めて本当に大丈夫なのか……と考え始めると、なかなか答えが出なくなることがあります。そして動けない時間が長くなるほど、「また何もできなかった」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。

しかし、考えすぎて動けなくなる背景には、単なる優柔不断ではなく、失敗への不安や完璧にやりたい気持ち、過去の経験から身についた考え方のクセが関係していることがあります。

大切なのは、無理に「考えないようにする」ことではありません。まずは、自分がどんな場面で立ち止まり、頭の中で何を繰り返し考えているのかを整理することです。

この記事では、考えすぎて行動できなくなる理由と、その状態から少しずつ抜け出すための考え方について、一緒に整理していきます。

もう一度、自分の心とつながり直す場所。リハートカウンセリング

この記事、1分でわかります。

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投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
■ 一言キャッチコピー

ストレス・人間関係・自己肯定感の悩みに寄り添い、“話を聴いてもらえる安心”から考え方のクセを整える心理カウンセラー

■ 経歴・実績

心理カウンセラーとして、ストレス、不安、うつ傾向、人間関係、自己肯定感の低さ、仕事やキャリアの悩みなど、幅広いご相談に対応しています。

オンラインを中心にカウンセリングを提供し、安心して本音を話せる時間を大切にしています。

また、人材紹介会社にてキャリアコンサルタントとして転職相談に従事してきた経験もあり、仕事の悩みやキャリアの迷い、職場での人間関係についても、現実的な視点を持ちながらサポートしています。

■ 保有資格

産業カウンセラー

■ 主な相談内容

ストレス・メンタル不調
不安・うつ・気分の落ち込み
職場・家族・恋愛などの人間関係の悩み
自己肯定感の低さ・自己否定
HSP気質・繊細さによる生きづらさ
仕事の悩み・キャリアの迷い
本音が言えない・自分の気持ちが分からない悩み
誰かに話を聴いてほしい時の気持ちの整理

■ カウンセリングの特徴・強み

私が大切にしているのは、まず安心して話せることです。

悩みを抱えている時、人はすぐに答えがほしいとは限りません。アドバイスよりも先に、「まずは話を聴いてほしい」「分かってほしい」と感じていることがあります。

そのため、否定せず、急かさず、話がまとまっていなくても受け止めることを大切にしています。

そのうえで、ストレスや不安の背景にある気持ちを一緒に整理し、自分でも気づきにくい“考え方のクセ”や“認知の歪み”に気づけるようサポートします。

ただ聴くだけで終わるのではなく、話すことで心を整え、必要に応じて日常で実践できる具体的な対処法も一緒に考えていきます。

■ アプローチ方法

クライアント中心療法、来談者中心療法を大切にしながら、認知行動療法、CBTの考え方も取り入れています。

特に、感情・思考・行動のつながりを一緒に見える化し、ストレスや不安が強くなるパターンを整理していきます。

「なぜ同じことで悩みやすいのか」
「どうして自分を責めてしまうのか」
「人間関係で疲れやすい理由は何か」

そういった部分を、無理に決めつけるのではなく、対話を通して一緒に見つけていきます。

■ カウンセラーになったきっかけ

子どもの頃から、自分の気持ちや「嫌だ」という思いをうまく言えない環境で育ちました。

本当はつらいと感じていても、それを言葉にすることが難しく、気持ちを飲み込んでしまうことが多くありました。

その経験から、「自分の気持ちを安心して話せる場所があること」「否定されずに話を聴いてもらえること」が、人にとってどれほど大切なのかを、身をもって感じるようになりました。

大人になってからは、人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして転職相談に携わりました。

そこでは、仕事の悩みやキャリアの迷いだけでなく、職場の人間関係、将来への不安、自信のなさなど、さまざまな思いを抱えた方のお話を聴く機会が多くありました。

相談を受ける中で感じたのは、多くの方が「答え」だけを求めているわけではないということです。

まずは自分の気持ちを整理したい。誰にも言えなかった不安を聴いてほしい。否定されずに、今の思いを受け止めてほしい。

そういった気持ちを抱えながら、一人で頑張っている方がたくさんいることを実感しました。

話を聴いてもらうことで、表情が少し和らいだり、自分の本音に気づいたり、次の一歩を考えられるようになったりする姿を見て、傾聴には人の心を支える力があると感じました。

子どもの頃に感じていた「うまく言えない苦しさ」と、キャリア相談の現場で出会った「誰かに聴いてほしい思い」。

その両方の経験が重なり、安心して本音を話せる場所をつくりたい、一人で抱え込んでいる方の力になりたいと思うようになったことが、心理カウンセラーを目指したきっかけです。

■ 大切にしていること

安心して本音を話せる場づくり
否定せず、そのままを受け止めること
一人ひとりの価値観やペースを尊重すること
話すことで心を整える時間を大切にすること
「話してもいいんだ」と感じられる経験を積み重ねること

■ メッセージ

ストレスや不安、人間関係の悩みの多くは、自分でも気づかない“考え方のクセ”が影響していることがあります。

ただ、そのクセに気づくためには、まず安心して話せることが大切です。

整体で身体を整えるように、心もまた、話すことで少しずつ整っていくことがあります。

「こんなことで相談していいのかな」
「うまく話せるか分からない」
「誰かに聴いてほしいけれど、身近な人には話しにくい」

そんな段階でも大丈夫です。

話がまとまっていなくても、同じ話を繰り返しても、途中で言葉に詰まってもかまいません。

安心して話せる場所として、そして自分の本音に気づき、少しずつ自分らしく生きるための時間としてご利用ください。

目次

考えすぎるほど、最初の一歩が重くなるのはなぜ?

考えすぎるほど、最初の一歩が重くなるのはなぜ?

「もう少し考えてから決めよう」

そう思っていたはずなのに、気づけば何日も同じことを考えている。転職するか、この人に連絡するか、新しいことを始めるか。頭の中では何度もシミュレーションしているのに、肝心の行動には移せない。そんな経験はないでしょうか。

考えること自体は、決して悪いことではありません。慎重に考えるからこそ避けられる失敗もありますし、自分に合った選択ができることもあります。

ところが、考えることの目的が「決めるため」から「絶対に失敗しないため」に変わってくると、状況は少し違ってきます。

「あっちの方がいいかもしれない」「でも、こっちにもメリットがある」「あとで後悔したらどうしよう」と、答えを探すほど選択肢が増えていきます。そして、考えれば考えるほど決められなくなってしまうのです。

行動できないのは、何も考えていないからではありません。むしろ、たくさん考えているからこそ動けなくなっている場合があります。

「ちゃんと考えてから」がいつまでも終わらない

たとえば、新しい仕事に応募しようと思って求人サイトを開いたとします。

最初は「この会社、ちょっと良さそうだな」と思っただけだったのに、仕事内容を読み、口コミを調べ、会社のホームページを見ているうちに、「本当に自分にできるかな」という不安が出てきます。

さらに調べると別の求人も見つかります。

「こっちの方が給料はいい。でも通勤時間が長い」「最初の会社の方が雰囲気は良さそう。でも実際は分からない」

そんなふうに比較しているうちに、一つの求人に応募するだけだった話が、「これからの人生を左右する重大な選択」のように感じられてくることがあります。

すると、「もう少し調べてからにしよう」と応募画面を閉じてしまいます。

慎重に考えているように見えますが、実際には「決断するための情報集め」から「不安をなくすための情報集め」に変わっていることがあります。

けれど未来のことを、行動する前にすべて知ることはできません。

どれだけ調べても最後には、「やってみないと分からない部分」が残ります。その小さな不確実さを受け入れられないと、考える時間だけがどんどん長くなってしまうのです。

失敗したくない気持ちが、正解探しを始めさせる

考えすぎてしまう人の中には、「できれば間違った選択をしたくない」という気持ちが強くなっていることがあります。

もちろん、誰だって失敗は避けたいものです。

ただ、「できれば失敗したくない」と「絶対に失敗してはいけない」では、心にかかる負担が大きく違います。

友人から食事に誘われたときでさえ、「行ったら疲れるかな」「断ったら嫌われるかな」「でも行けば楽しいかもしれない」と考え続けてしまう。返信を書いては消し、また考えているうちに時間だけが過ぎていくこともあります。

本来なら、「今回は行く」「今回はやめておく」という二つの選択肢だったはずです。

ところが、「後悔しない正解を選ばなければ」と考え始めると、どちらにも決められなくなります。

私が大切だと思うのは、人生の選択には、選んだ時点では正解かどうか分からないものがたくさんあるということです。

選んだから分かることもあります。動いたから見えてくることもあります。

すべてを考え終えてから動こうとすると、その「動いてみなければ分からない情報」にいつまでもたどり着けません。正解を探し続けることが、かえって次の一歩を遠ざけてしまうことがあるのです。

「また動けなかった」と自分を責めるほど苦しくなる

何日も考えたのに、結局何もできなかった。

そんなとき、人は意外と簡単に自分へ厳しい言葉を向けます。

「自分は優柔不断だ」「意志が弱い」「どうして普通に決められないんだろう」

ところが、この自己否定が次の行動をさらに難しくすることがあります。

たとえば、以前何かを始めようとして動けなかった経験があると、次に似た場面が来たとき、「今回もまたできないかもしれない」と考えるようになります。

すると、行動そのものだけでなく、「行動できなかったときの自分を見るのが怖い」という気持ちまで加わります。

こうなると、一歩を踏み出すハードルはさらに高くなります。

本当は「電話を一本かける」「メールを送る」「申し込む」といった小さな行動なのに、その一歩に過去の失敗や自己評価まで乗っかってしまうのです。

だから、まず必要なのは「もっと頑張って動くこと」とは限りません。

「自分は、行動する前にどんなことを考えているのだろう」

そこに目を向けてみることです。

動けない自分を責めるのではなく、頭の中で何が起きているのかを少しずつ言葉にしていく。そこから、考えすぎて止まってしまうパターンを整理するヒントが見えてきます。

行動する前から不安が大きくなるのはなぜ?

行動する前から不安が大きくなるのはなぜ?

「やってみたい」と思っているのに、いざ行動しようとすると急に不安が大きくなることがあります。

たとえば、気になっていた求人を見つけたとき。最初は「応募してみようかな」と少し前向きだったのに、応募ボタンを押そうとした瞬間、「面接でうまく話せなかったら」「入社して合わなかったら」「今の会社を辞めたことを後悔したら」と、まだ起きていない未来が次々と頭に浮かんできます。

すると、行動する前なのに、まるで失敗したあとの気持ちまで先に体験しているような状態になります。

ここで知っておきたいのは、不安が強くなる背景には、ただ「心配性だから」という一言では片づけられない考え方のパターンがあるということです。

失敗を必要以上に大きく想像したり、十分に準備できるまで動かないようにしたり、人からどう思われるかを考えすぎたりする。こうした考えが重なるほど、「やってみる」という小さな一歩が、とても大きな決断に見えてきます。

自分がどんな場面でブレーキをかけやすいのかが分かってくると、「なぜ私は動けないんだろう」と自分を責めるだけではなく、考え方そのものを見直す入口が見えてきます。

まだ起きていない失敗を、先に何度も体験してしまう

たとえば、仕事で上司に一つ提案したいことがあったとします。

「こうした方が効率が良くなるかもしれない」と思い、最初は話してみようと考えます。ところが、「否定されたらどうしよう」「そんなことも分からないのかと思われたら嫌だな」「余計なことを言う人だと思われるかもしれない」と考え始めると、だんだん提案すること自体が怖くなってきます。

まだ上司には何も話していません。

否定されたわけでも、怒られたわけでもありません。それなのに頭の中では、うまくいかなかった未来の場面が何度も再生されています。

人は不安を感じると、「悪いことが起きたときに備えよう」と先のことを考えます。それ自体は自分を守るための自然な反応です。

ただ、最悪の展開ばかりを繰り返し想像していると、「可能性の一つ」だったものが、いつの間にか「きっとそうなる」に変わってしまうことがあります。

そして「今日はやめておこう」と行動を先延ばしにすると、その瞬間は少し安心します。

この安心感があるため、次もまた不安になったら行動を避ける。そんな流れが繰り返されると、「行動しない方が安心」というパターンが少しずつ強くなっていくのです。

「もっと準備してから」が動き出すタイミングを遠ざける

何かを始めるなら、できるだけ準備してから挑戦したい。

そう考えるのは決しておかしなことではありません。むしろ真面目な人ほど、「せっかくやるなら、ちゃんとやりたい」と考えるものです。

たとえば、副業を始めようと思っている人がいたとします。

まず本を買い、動画を見て、必要な知識を調べます。「もう少し勉強したら始めよう」と考え、さらに別の講座を探します。

ところが勉強すればするほど、自分の知らないことが見えてきます。

「これも知らない」「あれも勉強しなくてはいけない」となり、最初は数週間のつもりだった準備期間が何か月にも延びていきます。

ここには、「準備不足のまま失敗したくない」という気持ちが隠れていることがあります。

問題は、どこまで準備すれば十分なのか、その基準が決まっていないことです。

100%安心できる状態になってから始めようと思っても、新しいことには必ず分からない部分があります。実際にやってみて初めて分かることも少なくありません。

「まだ足りない」と感じたとき、本当に必要な準備なのか、それとも不安を感じないための準備になっていないか。一度立ち止まって考えてみると、動き出すタイミングが少し見えやすくなります。

自分の気持ちより「どう思われるか」が先に出てくる

行動を迷っているとき、頭の中に自分以外の人がたくさん登場してくることがあります。

「家族はどう思うだろう」「友達に話したら反対されそう」「職場の人に変な目で見られないかな」

たとえば、本当は今の仕事を辞めて別の道へ進みたいと思っている。でも、親から以前「安定した会社を辞めるなんてもったいない」と言われたことがある。

すると転職を考えるたびに、自分がどうしたいかより先に、親の反応を想像するようになります。

「辞めたい。でも反対されるかもしれない」「自分の考えが甘いだけなのかな」「もう少し今の会社で頑張るべきなのかもしれない」

こうして他人の評価を考える時間が長くなるほど、自分自身の気持ちが分からなくなっていきます。

もちろん、人の意見を聞くことが悪いわけではありません。大きな決断なら、周囲の意見が参考になることもあります。

ただ、誰からも否定されない選択を探そうとすると、なかなか答えは見つかりません。

大切なのは、「みんながどう思うか」の前に、「私は何を不安に感じていて、本当はどうしたいのか」を一度分けて考えてみることです。

考えすぎて動けないときほど、いくつもの不安や他人の意見が頭の中で混ざっています。それを一つずつ整理していくことで、自分を止めている考え方のクセが少しずつ見えてくるのです。

「考えないようにする」より、考え方のパターンに気づいてみる

Young woman in a pink sweater writes in a notebook, thinking as a messy scribble resolves into organized notes and icons in her thoughts.

考えすぎて疲れてくると、「もう何も考えたくない」「もっと気楽に考えられたらいいのに」と思うことがあります。

そして、「考えすぎないようにしよう」と意識するほど、なぜか同じことが頭に浮かんでくる。「今度こそ気にしない」と決めても、少し不安になると、また答えを探し始めてしまう。そんな経験がある人もいるでしょう。

ここで少し見方を変えてみます。

問題は「たくさん考える性格だから」ではなく、ある出来事に対して、いつも似たような考え方をしていることかもしれません。

「失敗したら終わりだ」「もっとちゃんとしなければ」「人に迷惑をかけてはいけない」「一度決めたら後悔してはいけない」。

こうした考えは、長い間当たり前になっていると、自分ではなかなか気づきません。事実を見ているつもりでも、実際には自分なりの受け取り方を通して出来事を見ていることがあります。

だからこそ、無理に考えるのを止めるのではなく、「私は今、何を怖がっているんだろう」「どうして、この選択をこんなに重大に感じているんだろう」と少し距離を取って眺めてみることが、次の一歩につながります。

「失敗したら終わり」が行動のハードルを上げている

たとえば、資格試験を受けようと思った人がいたとします。

最初は「挑戦してみようかな」という気持ちだったのに、勉強を始める前から「落ちたら時間が無駄になる」「受からなかったら恥ずかしい」「周りから口だけだと思われるかもしれない」と考え始めます。

すると、まだ試験の申し込みさえしていないのに、不合格になった未来まで頭の中で出来上がってしまいます。

ここで起きているのは、「落ちる可能性がある」という話から、「落ちたら自分には価値がない」という話へ、いつの間にか意味が大きくなっている状態です。

本来、不合格は「今回の試験では合格点に届かなかった」という結果の一つです。それでも、失敗と自分自身の評価が結びついていると、一回の挑戦がとても怖くなります。

すると、「もう少し自信がついてから」「絶対に受かると思えるようになってから」と先延ばししたくなります。

でも、行動する前に十分な自信が生まれるとは限りません。

小さく挑戦して、「思ったほど怖くなかった」「失敗しても次があった」という経験を重ねることで、あとから自信がついてくることもあります。

「失敗しないこと」を目標にすると動けなくなりやすい。でも、「まず一度やってみる」と考えると、一歩の大きさは少し変わって見えてきます。

0か100かで考えると、小さな一歩が見えなくなる

「やるならちゃんとやる。できないならやらない」

そんな考え方になっていると、行動の選択肢が極端に少なくなります。

たとえば、運動不足が気になって「毎日30分歩こう」と決めたとします。

初日はできた。2日目もできた。でも3日目は仕事が遅くなり、10分しか時間が取れません。

そこで「10分だけでも歩こう」と考えられれば、その日は10分歩くという選択ができます。

ところが、「30分できなければ意味がない」と考えると、「今日はもう無理だ」と何もしない選択になりやすくなります。そして数日後には、「どうせ自分は続かない」と諦めてしまうこともあります。

これは仕事や人間関係でも同じです。

完璧な文章を書いてからメールを送ろうとする。全部整理できてから人に相談しようとする。自信が持ててから新しいことを始めようとする。

でも実際の生活は、いつも100点の状態で進められるわけではありません。

30点でも進める日があります。途中までやってみて、あとから修正することもできます。

「全部できるか、何もしないか」ではなく、「今できる範囲では何ができるだろう」と考えてみる。そうすると、これまで見えていなかった小さな選択肢が見つかることがあります。

頭の中の「事実」と「予想」を分けると少し楽になる

考えすぎているときには、まだ起きていないことまで事実のように感じることがあります。

たとえば、友人にメッセージを送ったのに、半日返信がなかったとします。

事実として分かっているのは、「まだ返信が来ていない」ということだけです。

ところが頭の中では、「何か悪いことを言ったかな」「怒っているのかもしれない」「嫌われたのかな」と、さまざまな物語が始まります。

さらに過去のやり取りまで振り返り、「あのときの言い方もまずかったかもしれない」と考え始める。そうしているうちに、不安はどんどん大きくなっていきます。

でも、「返信がない」と「嫌われた」は同じではありません。

忙しいのかもしれない。スマートフォンを見ていないだけかもしれない。あとでゆっくり返信しようと思っている可能性もあります。

私が大切だと思うのは、自分の考えを「間違っている」と否定することではなく、「これは今分かっている事実なのか、それとも自分の予想なのか」と分けてみることです。

頭の中だけで考え続けていると、この二つは簡単に混ざってしまいます。

「事実は何だろう」「私はそこから何を想像しているんだろう」

そうやって一つずつ言葉にしていくと、自分がいつもどんな方向へ考えやすいのかが見えてきます。

考えすぎから抜け出すために必要なのは、何も考えない人になることではありません。自分の考え方を少し離れたところから眺め、必要なら別の見方も選べるようになることなのです。

考えすぎから抜け出すために、まず「小さく動く」を選んでみる

考えすぎから抜け出すために、まず「小さく動く」を選んでみる

考えすぎて行動できない状態から抜け出そうとすると、「もっと前向きにならなければ」「迷わず決められる自分にならなければ」と考えてしまうかもしれません。

でも、いきなり考え方を大きく変える必要はありません。

ここまで見てきたように、行動できなくなる背景には、失敗への不安や完璧にやりたい気持ち、「こうなったらどうしよう」という予想など、いくつもの考えが重なっています。それを一度に全部なくそうとすると、それ自体が新しい「正解探し」になってしまうことがあります。

大切なのは、不安がなくなってから動くことではなく、不安があってもできるくらい行動を小さくしてみることです。

転職するか決められないなら、まず求人を一つ保存する。誰かに連絡するのが怖いなら、送信せず文章だけ書いてみる。新しいことを始めたいなら、今日は必要な情報を一つだけ調べる。

行動は、いつも大きな決断である必要はありません。

頭の中で考えていることを整理し、「今の自分でもできそうな一歩」に変えていく。それを繰り返すことで、少しずつ「考えて止まる」以外の選択肢を作っていくことができます。

「どうするべき?」より「今できることは?」と考えてみる

考えすぎているとき、頭の中には「どうするべきなんだろう」という問いが何度も浮かびます。

「転職するべきか」「別れるべきか」「今の仕事を続けるべきか」。

こうした問いはとても大きく、簡単には答えが出ません。だから考えても考えても結論が出ず、疲れてしまいます。

そこで、問いを少し変えてみます。

「最終的にどうするべきか」ではなく、「今日できることは何だろう」と考えてみるのです。

たとえば転職で悩んでいるなら、今日中に会社を辞めるか決める必要はありません。求人を一件見てみる、転職した人の話を聞いてみる、自分が今の仕事で嫌だと感じていることを書き出してみる。それだけでも十分な行動です。

実際に少し動いてみると、頭の中だけでは分からなかったことが見えてきます。

「思っていたほど転職したいわけではないかもしれない」と気づくこともあれば、「やっぱり環境を変えたい」と気持ちがはっきりすることもあります。

答えが決まったから動くのではなく、少し動くことで答えが見えてくることもあるのです。

不安をゼロにしなくても、一歩は踏み出せる

「もう少し不安がなくなったら動こう」

そう考えたくなる気持ちは、とても自然です。

ところが、初めてのことや結果が分からないことでは、不安を完全になくすのは難しいものです。

たとえば、ずっと気になっていた習い事に申し込みたいと思っている人がいたとします。

「自分だけできなかったらどうしよう」「周りになじめなかったら」「途中で辞めたくなったらもったいない」。

そう考えると、申し込みボタンが急に重たく感じます。

でも、「不安がなくなったら申し込む」ではなく、「不安はあるけれど、まず体験だけ申し込んでみる」と考えたらどうでしょう。

これなら、少しハードルが下がります。

一歩踏み出したあとで、「楽しかったから続けよう」と思うかもしれませんし、「思っていたのとは違った」と分かるかもしれません。どちらも、動いたから得られた情報です。

私は、行動することを「成功するための決断」だけで考えなくてもいいと思っています。

確かめるために動く。知るために試す。それくらいの一歩なら、不安を抱えたままでも選べることがあります。

一人で考え続けるより、頭の中を一度外に出してみる

考えすぎているときほど、「自分で答えを出さなければ」と一人で抱え込みやすくなります。

しかし、頭の中だけで考えていると、同じ考えが何度も繰り返されることがあります。

「失敗したらどうしよう」
「でも何もしないのも嫌だ」
「もっと考えれば答えが出るかもしれない」

ぐるぐる考えているうちに、何が事実で、何が不安から生まれた予想なのか、自分でも分からなくなっていきます。

そんなときは、頭の中にあるものを言葉にして外へ出してみることが役立ちます。

紙に書く方法でも構いません。「今困っていること」「心配していること」「本当はどうしたいと思っているか」を分けて書くだけでも、少し整理しやすくなります。

誰かに話してみるのも一つの方法です。話している途中で「あれ、自分は失敗することより、人から否定されることが怖かったんだ」と、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。

考えすぎて動けない状態を変える第一歩は、無理やり行動力を高めることではありません。

自分の中にある感情や考えを整理し、「何が自分を止めているのか」を知ることです。

そこが見えてくると、「絶対に失敗しない選択」を探すことから、「今の自分にできる選択」を考える方向へ少しずつ変わっていきます。

そして、その小さな変化が、止まっていた一歩を動かすきっかけになるのです。

一人で考え続けても答えが出ないときは、リハートカウンセリングへ

一人で考え続けても答えが出ないときは、リハートカウンセリングへ

「考えすぎていることは分かっている。でも、どう整理したらいいのか分からない」

そんな状態になることがあります。

頭の中だけで答えを出そうとしていると、「失敗したらどうしよう」「もっと考えた方がいいかもしれない」「でも、このままでは何も変わらない」と、同じ考えを何度も行き来してしまうことがあります。

リハートカウンセリングでは、まず今感じていることを丁寧にお聴きしながら、何が不安なのか、どんな考え方が行動を止めているのかを一緒に整理していきます。

「正しい答え」をこちらから決めるのではなく、感情・思考・行動のつながりを見ながら、自分自身が納得できる次の一歩を探していくことを大切にしています。

考えすぎや迷いを整理したい場合は「Clarity 60」、完璧主義や反芻思考など、自分の思考のクセをもう少し深く見ていきたい場合は「ReHeart CBTオンライン120」もあります。

話す内容がまとまっていなくても大丈夫です。

「何から話せばいいのか分からない」というところからでも、一緒に整理していけます。

ご予約は、リハートカウンセリングのLINE公式アカウントを友だち追加していただくと簡単です。

考えすぎて一人では同じところを行ったり来たりしてしまうとき、「誰かと一緒に整理する」という方法も選択肢のひとつにしてみてください。

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