ブログ(こころの不思議)

Blog

自殺についてカウンセラーとして思うこと

自殺についてカウンセラーとして思うこと

ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。

今回は「自殺についてカウンセラーとして思うこと」というテーマでお話していきたいと思います。

ここ数日の間で芸能界で渡辺裕之さん、上島竜兵さんという有名な方が自殺とみられる状況の中で亡くなられました。ご冥福をお祈り致します。

個人的には上島竜兵さんはダチョウ倶楽部として子供の頃テレビで見ることが多い芸人でしたので、ショックを受けたと言いますか、過去の様々なシーンがフィードバックしてきました。

実際に芸能人の死によって多くのことを感じ、メンタルが不安定になるケースも少なくありません。そういったカウンセリングを行ったこともあります。

ここでは、特定のケースではなく一般的に自殺をする人、そして自殺した人の周りの人がどのような想いを持っていたのか、持つのかをカウンセラーの目線で解説していきたいと思いますので、興味のある人は最後までお付き合いください。

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
■ 一言キャッチコピー

「ストレス・人間関係・自己肯定感の悩みに寄り添い、“考え方のクセ”を整える心理カウンセラー」

■ 経歴・実績

・心理カウンセラーとして活動
・ストレス、不安、うつ傾向、人間関係の悩みなど幅広く対応
・オンラインを中心にカウンセリングを提供
・人材紹介会社にてキャリアコンサルタントとして転職相談に従事

■ 保有資格

・産業カウンセラー

■ 主な相談内容

・ストレス・メンタル不調(不安・うつ・気分の落ち込み)
・人間関係の悩み(職場・家族・恋愛)
・自己肯定感の低さ・自己否定
・HSP気質・繊細さによる生きづらさ
・仕事の悩み・キャリアの迷い

■ カウンセリングの特徴(強み)

・安心して話せる「否定しないカウンセリング」
・ストレスや不安の原因を一緒に整理
・自分でも気づきにくい“考え方のクセ(認知の歪み)”に気づくサポート
・日常で実践できる具体的な対処法の提案

■ アプローチ方法

・クライアント中心療法(来談者中心療法)
・認知行動療法(CBT)をベースに、思考の偏り(認知の歪み)に気づき、整理するサポート
・感情・思考・行動のつながりを一緒に見える化

■ カウンセラーになったきっかけ

子どもの頃から、自分の気持ちや「嫌だ」という思いをうまく言えない環境で育ちました。
その影響もあり、大人になってからも、自分の考えを伝えることに難しさを感じることがありました。

人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして転職相談に関わる中で、
さまざまな悩みを抱える方のお話を聴く機会が増えていきました。

その中で、自分がこれまで感じてきた以上に、深い苦しさや生きづらさを抱えている方が多くいることを実感しました。

「一人で抱え込んでいる方の力になりたい」
そう思うようになったことが、心理カウンセラーを目指すきっかけです。

■ 大切にしていること

・安心して本音を話せる場づくり
・否定せず、そのままを受け止めること
・一人ひとりの価値観やペースを尊重すること

■ メッセージ

ストレスや不安、人間関係の悩みの多くは、
自分でも気づかない“考え方のクセ”が影響していることがあります。

一緒にそのパターンに気づき、少しずつ整理していくことで、
気持ちは確実に楽になっていきます。

「こんなことで相談していいのかな?」という段階でも大丈夫です。
安心して話せる場所としてご利用ください。

目次

1.自殺は衝動的なケースが多い

自殺された人のご家族の話の中で多いのが、どうして気づいてあげることができなかったのか、という後悔の念です。確かに自殺しようと思っているのであれば、何かしらの兆候、シグナルがあったのではないかと考えてしまいます。

しかし、実際には「今思えば」という程度の弱いシグナルしかなかった可能性が高いです。

・ちょっと元気がない
・ぼーっとしていることが増えた
・感情の起伏が激しくなった
・今まで言われたことがない言葉(感謝など)を言われた

など、いつもとはちょっと違うといったくらいの、自殺を考えているとは思ってもみない程度のシグナルしか発していなかったのではないでしょうか。自殺した本人も弱いシグナルを発している段階では、自殺することを決めていたわけではありません。頭の片隅にはあったかもしれませんが。

そして、過去を振り返り現在を見つめ直し未来を見据えた時に、「ここで人生を終えたい」という衝動にかられ行動に移してしまった、もしかすると自殺した本人も自殺して亡くなったことに気づいていないかもしれません。

自殺するくらいまで思い悩んでいたのであれば・・・、というケースもありますが、明確な自殺に直結する出来事がない限り、本人ですらそこまで思い悩んでいることに気づいていなかったかもしれないのです。

2.周りの人(家族)の心情

家族の中で自殺した人が出た場合、残された家族は思い思いの後悔の念に駆られます。あの時自殺を考えていたのではないか、もっと声をかけてあげたら良かった、話を聞いてあげたら良かったとずっと思い続けます。そして、このことには答えがありません。頭の中でずっとグルグルと堂々巡りし続けます。その中でメンタルに不調をきたしてしまうケースも少なくありません。

上記でも述べたように、自殺される人の多くは自殺することをずっと考えて考えて考え抜いて実行するわけではなく、最終的には衝動的に行っているケースが多いです。メンタルの不調から回復してきたと思った矢先に、といったようなケースも耳にします。

もちろん、自殺に繋がりうる大きな出来事があった場合は、その後にできる限りのケアをすることが大切ですが、そうでない場合は分かりません。

「今思えば」というのは、自殺したという結果を踏まえて振り返ると見えてくるシグナルがあるというだけで、少なくとも自殺するかもという見方をしていなければ、そのシグナルは見えないものだったのです。

自殺を考えている人も当然辛い思いをされていますが、残された家族、特に同居している家族は、残りの人生をずっと後悔し続けて生きていくことになるかもしれません。皆がこのことを考える時間を持つ必要があると思います。

3.時間の経過とともに

リ・ハートの電話カウンセリング

今回取り上げた方以外でも、有名人の死、その中でも自殺は多くの人に影響を与えます。芸能人の場合、テレビで〇〇さんから元気をもらっていた、仕事が辛い時でも〇〇さんを見ることで癒やされていた、など芸能人を見ることで日常の辛い出来事を乗り越えてきたという人もいるでしょう。

そういった人の心にも大きな穴が空いてしまっていると思います。今は驚きやショックが大きいですが、実際に現実として受け止めることができると、そこから喪失感が生まれます。メンタルが不安定になる人もいると思います。

そういったことが起きた場合は、早めにカウンセリングなどを受けることをお勧めします。カウンセリングの中で、芸能人の死を消化し受け入れること、そしてこれから先どうしていくかを一緒に考えていく中で、日常に戻ることができます。

また、最も大切なことは時間の経過です。時間の経過とともに自分の中でも少しずつ消化できるようになります。サポートとしてカウンセリングがありますので、自分で消化しきれない場合はカウンセリングを利用しながら、ゆっくりと時間をかけて前に進むようにしてみてください。

本当のことは分からない、その中で自分なりに消化していくことが大切です。亡くなられた方のご冥福を祈りながら、カウンセラーとしてメンタルケアをしていく所存です。

SHARE
シェアする

ブログ(こころの不思議)一覧

ページの先頭へ