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頑張っても仕事で評価されない|むなしさを感じる理由と心を守る対処法

疲れて悩む女性が机の前で頬を手で支える、ノートとノートパソコンのあるデスクの風景。背景は pastelカラーで日本語の見出し風デザイン。

「こんなに頑張っているのに、どうして評価されないんだろう」と感じたことはありませんか。

頼まれた仕事はきちんとこなしている。残業をしたり、周りが困っていればフォローしたり、自分なりに工夫しながら働いている。それなのに、上司からは特に何も言われず、自分より目立っている人や成果をアピールするのが上手な人ばかり評価されているように見える。そんな状態が続くと、仕事へのやる気だけでなく、「自分がやってきたことには意味がなかったのかな」と、むなしさまで感じることがあります。

私たちは、仕事で評価されたいと思うとき、必ずしも昇進や給料だけを求めているわけではありません。

「ちゃんと頑張っていることを見てほしい」
「努力したことを分かってほしい」
「役に立っていると言ってほしい」

そんな気持ちが隠れていることもあります。

だからこそ、頑張っても評価されない状態が続くと、「もっと頑張らなければ」と仕事を増やしたり、「評価されない自分には能力がないのでは」と自分自身を責めたりしてしまうことがあります。しかし、会社からの評価と、自分が積み重ねてきた努力や人としての価値は、必ずしも同じものではありません。

この記事では、頑張っても仕事で評価されないと、なぜこれほどむなしく感じるのかを整理しながら、他人からの評価だけで自分を追い込まないための考え方や、心を守る方法について一緒に考えていきます。

「もっと頑張る方法」を探す前に、まずは「私は何がこんなにつらかったんだろう」「本当は何を分かってほしかったんだろう」と、自分の気持ちに目を向けるところから始めてみましょう。

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投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
■ 一言キャッチコピー

ストレス・人間関係・自己肯定感の悩みに寄り添い、“話を聴いてもらえる安心”から考え方のクセを整える心理カウンセラー

■ 経歴・実績

心理カウンセラーとして、ストレス、不安、うつ傾向、人間関係、自己肯定感の低さ、仕事やキャリアの悩みなど、幅広いご相談に対応しています。

オンラインを中心にカウンセリングを提供し、安心して本音を話せる時間を大切にしています。

また、人材紹介会社にてキャリアコンサルタントとして転職相談に従事してきた経験もあり、仕事の悩みやキャリアの迷い、職場での人間関係についても、現実的な視点を持ちながらサポートしています。

■ 保有資格

産業カウンセラー

■ 主な相談内容

ストレス・メンタル不調
不安・うつ・気分の落ち込み
職場・家族・恋愛などの人間関係の悩み
自己肯定感の低さ・自己否定
HSP気質・繊細さによる生きづらさ
仕事の悩み・キャリアの迷い
本音が言えない・自分の気持ちが分からない悩み
誰かに話を聴いてほしい時の気持ちの整理

■ カウンセリングの特徴・強み

私が大切にしているのは、まず安心して話せることです。

悩みを抱えている時、人はすぐに答えがほしいとは限りません。アドバイスよりも先に、「まずは話を聴いてほしい」「分かってほしい」と感じていることがあります。

そのため、否定せず、急かさず、話がまとまっていなくても受け止めることを大切にしています。

そのうえで、ストレスや不安の背景にある気持ちを一緒に整理し、自分でも気づきにくい“考え方のクセ”や“認知の歪み”に気づけるようサポートします。

ただ聴くだけで終わるのではなく、話すことで心を整え、必要に応じて日常で実践できる具体的な対処法も一緒に考えていきます。

■ アプローチ方法

クライアント中心療法、来談者中心療法を大切にしながら、認知行動療法、CBTの考え方も取り入れています。

特に、感情・思考・行動のつながりを一緒に見える化し、ストレスや不安が強くなるパターンを整理していきます。

「なぜ同じことで悩みやすいのか」
「どうして自分を責めてしまうのか」
「人間関係で疲れやすい理由は何か」

そういった部分を、無理に決めつけるのではなく、対話を通して一緒に見つけていきます。

■ カウンセラーになったきっかけ

子どもの頃から、自分の気持ちや「嫌だ」という思いをうまく言えない環境で育ちました。

本当はつらいと感じていても、それを言葉にすることが難しく、気持ちを飲み込んでしまうことが多くありました。

その経験から、「自分の気持ちを安心して話せる場所があること」「否定されずに話を聴いてもらえること」が、人にとってどれほど大切なのかを、身をもって感じるようになりました。

大人になってからは、人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして転職相談に携わりました。

そこでは、仕事の悩みやキャリアの迷いだけでなく、職場の人間関係、将来への不安、自信のなさなど、さまざまな思いを抱えた方のお話を聴く機会が多くありました。

相談を受ける中で感じたのは、多くの方が「答え」だけを求めているわけではないということです。

まずは自分の気持ちを整理したい。誰にも言えなかった不安を聴いてほしい。否定されずに、今の思いを受け止めてほしい。

そういった気持ちを抱えながら、一人で頑張っている方がたくさんいることを実感しました。

話を聴いてもらうことで、表情が少し和らいだり、自分の本音に気づいたり、次の一歩を考えられるようになったりする姿を見て、傾聴には人の心を支える力があると感じました。

子どもの頃に感じていた「うまく言えない苦しさ」と、キャリア相談の現場で出会った「誰かに聴いてほしい思い」。

その両方の経験が重なり、安心して本音を話せる場所をつくりたい、一人で抱え込んでいる方の力になりたいと思うようになったことが、心理カウンセラーを目指すきっかけです。

■ 大切にしていること

安心して本音を話せる場づくり
否定せず、そのままを受け止めること
一人ひとりの価値観やペースを尊重すること
話すことで心を整える時間を大切にすること
「話してもいいんだ」と感じられる経験を積み重ねること

■ メッセージ

ストレスや不安、人間関係の悩みの多くは、自分でも気づかない“考え方のクセ”が影響していることがあります。

ただ、そのクセに気づくためには、まず安心して話せることが大切です。

整体で身体を整えるように、心もまた、話すことで少しずつ整っていくことがあります。

「こんなことで相談していいのかな」
「うまく話せるか分からない」
「誰かに聴いてほしいけれど、身近な人には話しにくい」

そんな段階でも大丈夫です。

話がまとまっていなくても、同じ話を繰り返しても、途中で言葉に詰まってもかまいません。

安心して話せる場所として、そして自分の本音に気づき、少しずつ自分らしく生きるための時間としてご利用ください。

目次

頑張っても評価されないと、少しずつ仕事がむなしく感じられるようになります

頑張っても評価されないと、少しずつ仕事がむなしく感じられるようになります

仕事で評価されない状態が続くと、最初は「もう少し頑張れば見てもらえるかもしれない」と思えることがあります。頼まれた仕事を丁寧にこなしたり、周りのフォローに入ったり、少しでも成果につながるように工夫したり。自分なりに努力を積み重ねている人ほど、「いつかは分かってもらえる」と期待しながら働いていることも少なくありません。

ところが、どれだけ頑張っても特に声をかけてもらえなかったり、自分より目立っている人ばかり褒められていたりすると、少しずつ気持ちは疲れていきます。

「私の頑張りって、誰にも見えていないのかな」

「ここまでやっても意味がないのかな」

そんな思いが浮かんでくると、仕事そのものが嫌いになったわけではなくても、以前のようなやる気を保てなくなることがあります。

私たちは、評価されたいから働いているわけではないとしても、自分の努力を誰かに認めてもらえることで「やっていてよかった」と感じるものです。その実感が得られない状態が長く続けば、むなしさを感じるのは不思議なことではありません。

まずは、「評価されないくらいで落ち込むなんて」と自分の気持ちを否定せず、これまでどんな場面で寂しさや悔しさを感じてきたのかを振り返ってみることが大切です。

成果を出しても「できて当たり前」にされると、心は疲れていきます

仕事に慣れてくると、以前は褒められていたことが、いつの間にか「できて当然」と扱われることがあります。ミスなく仕事を終わらせても特に何も言われず、少し失敗したときだけ注意される。急な依頼にも対応し、周囲の仕事まで手伝っているのに、「ありがとう」の一言さえない。

そんな状況が続くと、「ちゃんとやること」が自分の役割として当たり前になり、自分でも自分の頑張りに気づきにくくなっていきます。

本当は、一日大きなトラブルなく仕事を終えただけでも、その裏にはたくさんの工夫があります。予定を調整したり、人に確認したり、ミスが起きないように先回りしたり、気を配ったりしているはずです。

けれど、そうした努力は成果として目立ちにくいため、周囲から見過ごされることもあります。

すると私たちは、「評価されないということは、大したことをしていないということなのかな」と考えてしまうことがあります。

でも、目立つ成果だけが仕事への貢献ではありません。

問題が起きないように支えていることや、周囲が働きやすいように配慮していることも、大切な仕事の一部です。誰かに評価されなかったからといって、これまで積み重ねてきた努力までなくなるわけではありません。

まずは自分自身が、「今日もちゃんとやっていたな」と気づいてあげることも必要なのかもしれません。

自分よりほかの人が評価されると、「私には価値がない」と感じてしまうことがあります

自分も頑張っているのに、同僚ばかり褒められている。自分が陰で支えた仕事なのに、表に立った人だけが評価される。そんな場面では、単純な悔しさだけではなく、「どうして私は見てもらえないんだろう」という寂しさを感じることがあります。

頭では「人と比べても仕方がない」と分かっていても、同じ職場で働いていれば、どうしても評価の違いは目に入ります。

特に、自分と同じくらいの経験年数だったり、似た仕事をしていたりする人が認められていると、「あの人は評価されるのに、私はされない」と感じやすくなります。

そして、その比較が続くと、「私は仕事ができないのかもしれない」「私には何か足りないんだ」と、自分自身の価値まで低く考えてしまうことがあります。

ただ、会社での評価には、成果だけでなく、仕事の見せ方や上司との関係、担当している業務、評価制度など、さまざまな要素が関係しています。

そのため、「評価されなかった」という事実だけで、自分の能力すべてを判断することはできません。

私たちは、つい目に見える評価を自分の価値と結びつけてしまいます。しかし、「会社からどう評価されたか」と「自分がどれだけ努力してきたか」は、本来別のものです。

比べることに疲れたときは、「私はこの仕事で何を頑張ってきたんだろう」と、自分自身の歩みに目を向けてみてもよいでしょう。

「もっと頑張れば認めてもらえる」と無理を続けてしまうこともあります

評価されないと感じると、「まだ努力が足りないのかもしれない」と考えることがあります。

その結果、本来なら断ってもよい仕事まで引き受けたり、休憩時間を削ったり、残業を増やしたりしてしまうことがあります。「ここまで頑張れば、さすがに認めてもらえるはず」と、自分の限界を超えて働いてしまう人もいるでしょう。

けれど、頑張れば頑張るほど仕事を任されるようになり、それがまた「この人ならやってくれる」という当たり前の状態になることもあります。

すると、努力しているのに評価は変わらず、仕事だけが増えていくという苦しい状況になることがあります。

このときに気をつけたいのは、「認めてもらうために頑張ること」が、いつの間にか「自分をすり減らしてでも頑張ること」になっていないかという点です。

私たちは誰かから認めてもらえるとうれしいものですし、評価を求めること自体が悪いわけではありません。

ただ、評価を得るために睡眠や休息を削り続けたり、自分の気持ちを後回しにしたりしているなら、一度立ち止まってみる必要があります。

「これ以上頑張ること」だけが答えではありません。

もしかすると今必要なのは、さらに努力を重ねることではなく、「私はもう十分頑張ってきたのではないか」と自分に問いかけてみることかもしれません。そこから、なぜ評価されないことがこんなにつらいのか、その気持ちをもう少し丁寧に見ていくことができます。

評価されないつらさの奥には、「分かってほしい」という気持ちが隠れていることがあります

評価されないつらさの奥には、「分かってほしい」という気持ちが隠れていることがあります

頑張っても評価されない状態が続くと、「もう少し成果を出さなければ」「もっと分かりやすく結果を残さなければ」と考えがちです。けれど、私たちが本当に苦しくなっている理由は、評価の点数や昇進だけではないことがあります。

「ここまで頑張ってきたことに気づいてほしかった」

「大変だったことを少しでも分かってほしかった」

「ちゃんと役に立っていると感じたかった」

そんな気持ちが満たされないままになっていると、仕事の評価以上に、「自分の存在まで軽く扱われているような気がする」と感じることがあります。

私たちは仕事をするとき、業務だけを機械的にこなしているわけではありません。時間を使い、気を配り、ときには我慢をしながら働いています。その努力が誰にも気づかれない状態が続けば、むなしさや寂しさが生まれるのは自然なことです。

だからこそ、「評価されないからつらい」と感じたときは、単に評価を求めすぎていると決めつけるのではなく、その奥にある気持ちにも目を向けてみることが大切です。

「私は何を分かってほしかったんだろう」

そう考えてみることで、今までぼんやりしていた苦しさの正体が、少しずつ見えてくることがあります。

「ちゃんと見てほしい」という気持ちは、わがままではありません

仕事で評価されないと感じたとき、「こんなことで落ち込むのは子どもっぽいのかな」「評価を気にしすぎなのかな」と、自分の気持ちを恥ずかしく思うことがあります。

けれど、「自分の頑張りを見てほしい」と思うことは、それほど特別なことではありません。

たとえば、忙しい中で誰かのフォローをしたり、ミスが起きないように事前に確認したり、目立たない部分を丁寧に整えたりしていても、それは表面的には見えにくいものです。問題が起きなかったからこそ、「何もしていないように見える」ことさえあります。

そんな状態で、誰からも何も言われない日が続けば、「私がやっていることって必要なのかな」と感じることもあるでしょう。

私たちは、必ずしも大げさに褒めてほしいわけではありません。

「助かったよ」

「ありがとう」

「ちゃんと見ているよ」

そんな短い言葉だけでも、「やってきたことには意味があった」と感じられることがあります。

だから、「見てほしかった」という自分の気持ちに気づいたとき、それをすぐに否定する必要はありません。

むしろ、「私はそれだけ一生懸命やってきたから、分かってほしかったんだな」と受け止めてみることができます。

評価への苦しさの中には、仕事の成績だけではなく、人としてきちんと扱われたい、存在を認めてもらいたいという気持ちが含まれていることもあるのです。

努力を分かってもらえないと、「頑張った意味がなかった」と感じることがあります

私たちは何かを頑張ったとき、必ずしも見返りだけを求めているわけではありません。

それでも、長い時間をかけて取り組んだ仕事や、悩みながら工夫したことが何も評価されないと、「あれだけ頑張ったのに」と感じることがあります。

特に、自分なりに無理をしていたときほど、その気持ちは強くなりやすいものです。

体調が少し悪くても出勤した。忙しくても頼まれた仕事を断らなかった。周囲に迷惑をかけないように、自分の仕事を後回しにして手伝った。

そのような努力を積み重ねてきたのに、「それくらい普通でしょ」と扱われたり、まったく気づかれなかったりすると、仕事そのものだけでなく、自分が使ってきた時間やエネルギーまで無駄だったように感じることがあります。

ただ、ここで少し考えてみたいのは、「評価されなかったこと」と「努力に意味がなかったこと」は同じではないということです。

誰かに認められなかったとしても、その経験の中で身についたことや、誰かを支えたこと、責任を持って仕事を続けてきたことまで消えるわけではありません。

もちろん、「だから気にしないで」と簡単に割り切れるものでもありません。

悔しかったなら、悔しかったでいいのです。

「本当はあのとき、頑張ったねと言ってほしかった」

そう言葉にしてみるだけでも、自分が何に傷ついていたのかが分かりやすくなります。

努力が報われなかったように感じるときほど、私たちは「何を得られなかったのか」だけでなく、「それでも自分が積み重ねてきたものは何だったのか」に目を向けてみることも大切です。

会社からの評価が、そのまま自分自身の価値のように感じられることがあります

評価されない状態が続くと、最初は「仕事の評価」の話だったはずなのに、いつの間にか「自分には価値がない」という話に変わってしまうことがあります。

「上司に認めてもらえない」

という出来事が、

「私は仕事ができない」

になり、

さらに、

「私は何をしてもダメなんだ」

と広がっていくことがあります。

私たちは、同じ環境に長くいるほど、その場所での評価を自分自身の評価のように受け取りやすくなります。

けれど、会社の評価は、その人のすべてを表しているわけではありません。

評価制度によって重視されることは違いますし、上司が変われば見られ方が変わることもあります。個人の成果が目立ちやすい職場もあれば、チームを支える仕事が評価されにくい職場もあります。

つまり、「今の会社で高く評価されていない」ということと、「能力がない」「価値がない」ということは別の話です。

とはいえ、長く評価されない経験をしていると、頭では分かっていても、気持ちが追いつかないことがあります。

そんなときは、

「会社からどう見られているか」

だけではなく、

「私はどんなことを大切にして働いてきたのか」

「どんな場面で誰かの役に立てたのか」

「以前の自分よりできるようになったことは何か」

を振り返ってみてください。

誰かからの評価を完全に気にしなくなる必要はありません。

ただ、会社の評価だけを、自分の価値を決める唯一のものにしないことはできます。

評価されないことが苦しいと感じたときこそ、「本当は何を認めてもらいたかったのか」を知ることが、自分の心を守るための手がかりになっていきます。

「評価されるために頑張る」から、自分が納得できる働き方へ目を向けてみましょう

机に向かう女性がノートに書き込み、心のもやもやを整理する様子を描く、穏やかなタッチのイラスト。がまえの付箋とコーヒーマグが置かれ、暖かい色使い。

「本当は何を認めてもらいたかったのか」が少し見えてくると、次に考えてみたいのは、これからも同じように“評価されるために頑張り続けるのか”ということです。

評価されないと感じているとき、私たちはつい「もっと成果を出せばいい」「もっと周りに気を配ればいい」「もっと役に立たなければ」と、頑張る方向にばかり意識が向きやすくなります。

けれど、すでに十分努力している人がさらに頑張り続けても、評価の仕組みや職場の見方そのものが変わらなければ、苦しさだけが増えてしまうことがあります。

そこで少し視点を変えてみましょう。

大切なのは、「どうすればもっと評価されるか」だけではありません。

「私はどんな働き方なら、自分で納得できるのか」

「どんな環境なら、自分の良さを活かせるのか」

「仕事を通して、何を大切にしたいのか」

こうした問いにも目を向けてみることが大切です。

会社からの評価はもちろん無視できません。昇給や昇進、仕事の任され方にも関わるため、気になるのは自然なことです。

ただ、その評価だけを追いかけ続けていると、自分が本当に望んでいた働き方から遠ざかってしまうこともあります。

これからは「評価される自分になる」ことだけではなく、「自分が納得できる働き方を選ぶ」という視点も持ってみましょう。

会社の評価基準と、自分が大切にしていることは一致しない場合があります

「これだけ頑張っているのに、どうして評価されないんだろう」と感じたとき、一度確認してみたいのが、その職場では何が評価されやすいのかということです。

たとえば、売上や契約件数のように数字で分かりやすい成果を重視する職場もあります。一方で、上司への報告の仕方やリーダーシップ、仕事のスピードなどが評価につながりやすい職場もあるでしょう。

その一方で、「困っている人をさりげなく助ける」「ミスが起こらないように細かく確認する」「チームの雰囲気が悪くならないように気を配る」といった働き方は、とても大切なのに評価項目として見えにくいことがあります。

ここで知っておきたいのは、評価されていないからといって、その行動に価値がないわけではないということです。

もしかすると、自分が大切にしている仕事の仕方と、その会社が評価するものが少しずれているのかもしれません。

私たちは、評価されないと「私のやり方が間違っている」と考えがちです。

しかし、「自分に問題がある」という見方だけではなく、「この職場ではどんな行動が評価される仕組みになっているのだろう」と考えてみると、少し客観的に状況を見ることができます。

もし評価基準が分からないなら、上司との面談などで「どんな点を期待されていますか」「今後どんな部分を伸ばすとよいでしょうか」と確認してみるのも一つです。

自分を責める前に、“自分の努力”と“会社の評価の仕組み”を分けて考えてみる。それだけでも、必要以上に自分の価値を下げずに済むことがあります。

他人からの評価だけでなく、自分なりの「できた」を持っておくことも大切です

仕事の評価を会社や上司だけに任せていると、褒められた日は安心できても、何も言われなかった日は「今日もダメだった」と感じやすくなります。

だからこそ、他人からの評価とは別に、自分自身で確認できる小さな基準を持っておくことも大切です。

たとえば、

「今日は予定していた仕事を終えられた」

「苦手な相手にも落ち着いて対応できた」

「分からないことをそのままにせず確認できた」

「忙しかったけれど、休憩を取ることができた」

そんなことで構いません。

一見すると大きな成果には見えなくても、私たちは毎日の仕事の中でたくさんの判断や工夫をしています。

ところが、評価されない状態が続くと、できなかったことや認めてもらえなかったことばかりに目が向き、自分が積み重ねているものを見失いやすくなります。

そこで、一日の終わりに「今日できたこと」を一つだけ書いてみるのもよいでしょう。

これは、自分を無理に褒めるためではありません。

「誰にも評価されなかった=今日は何もできなかった」という思い込みから少し離れるためです。

もちろん、自分で認めれば会社の評価がどうでもよくなるわけではありません。正当に評価されたいという気持ちは残っていて当然です。

それでも、自分の頑張りを認める権利まで会社に預けなくてもいいのです。

外から評価されることと、自分自身が「今日はここまでやった」と認めること。その両方を持てるようになると、評価ひとつで気持ちが大きく揺さぶられにくくなっていきます。

頑張り方ではなく、「この環境が自分に合っているか」を考えてもいいのです

どれだけ工夫しても、どれだけ努力を伝えても、なかなか評価されない職場もあります。

上司によって評価の基準が大きく変わったり、一部の人だけが評価されやすかったり、目立つ成果ばかりが重視されたりする環境では、自分の頑張りだけでは状況を変えにくいこともあります。

そんなとき、私たちは「もっと私が変わらなければ」と考えがちです。

けれど、必ずしも自分だけが変わり続ける必要はありません。

「今の職場は、自分の強みが活かされやすい環境なのか」

「自分が大切にしている働き方と、この会社の価値観は合っているのか」

「ここでこのまま働き続けたとき、私はどんな気持ちになっていそうか」

そんな視点で考えてみてもよいのです。

たとえば、人を支えることが得意な人が、個人の数字だけで評価される環境では、自分の良さを感じにくいかもしれません。反対に、丁寧さやチームへの貢献も見てもらえる職場なら、同じ人でも評価のされ方が変わる可能性があります。

だからといって、すぐに仕事を辞める必要があるという話ではありません。

部署を変えられないか考えてみる、上司に役割について相談する、ほかの働き方を調べてみるなど、小さな選択肢もあります。

大切なのは、「評価されない私には問題がある」という一つの考え方だけで自分を追い込まないことです。

もしかすると必要なのは、さらに頑張ることではなく、自分が少し自然に働ける環境について考えてみることかもしれません。

評価される場所を探すというよりも、「自分が納得して働ける場所はどんなところだろう」と考えてみる。その視点を持つことで、仕事との向き合い方にも少しずつ選択肢が増えていきます。

評価されない苦しさを抱え込まず、自分の心を守る選び方をしていきましょう

評価されない苦しさを抱え込まず、自分の心を守る選び方をしていきましょう

ここまで、仕事で評価されないときに感じるむなしさや、その奥にある「見てほしい」「分かってほしい」という気持ち、そして会社の評価と自分自身の価値を分けて考える視点について見てきました。

それでも、実際に職場へ行けば、周りが褒められている場面を目にしたり、自分の努力が当たり前のように扱われたりして、また苦しくなることもあります。「頭では分かっているけれど、やっぱりつらい」と感じる日があっても不思議ではありません。

大切なのは、評価を気にしない人になろうと無理をすることではありません。私たちは誰かに認めてもらえればうれしいですし、頑張ったことを分かってもらえなければ寂しくなるものです。

その気持ちを否定するのではなく、「私は今、何に一番傷ついているんだろう」「何を分かってもらえたら少し安心できるんだろう」と、自分の内側を見ていくことが心を守る手がかりになります。

そして、今の環境で工夫できることを試しても苦しさが続くなら、「自分がもっと頑張るしかない」と考え続けなくても大丈夫です。仕事との距離の取り方や、相談できる相手、自分に合った働き方について考えることも、自分を大切にするための選び方のひとつです。

「何がつらかったのか」を自分の言葉にしてみる

評価されないことが苦しいとき、気持ちの中ではいくつもの思いが重なっていることがあります。

「褒めてほしかった」「もっと給料に反映してほしかった」「自分ばかり仕事を任されるのが嫌だった」「ほかの人と比べられるのが苦しかった」「努力に気づいてほしかった」など、人によってつらさの中身は違います。

だからこそ、まずは「評価されない」という大きな言葉を、もう少し細かくしてみることがおすすめです。

たとえば、「どんな場面で一番むなしくなった?」「そのとき本当は何と言ってほしかった?」「何が変われば少し楽になりそう?」と、自分に問いかけてみます。

ノートやスマートフォンのメモに短く書くだけでも構いません。

「頑張ったのに何も言ってもらえなかったのが寂しかった」と言葉にできると、「私は評価にこだわりすぎている」という責め方ではなく、「分かってほしかったから傷ついたんだ」と、自分の気持ちを少しやさしく見られることがあります。

私たちは、理由が分からないまま苦しんでいると、自分そのものを否定しやすくなります。だからこそ、まずは苦しさの正体を知ることが大切です。

「もっと頑張る」だけを自分に求めないようにしてみる

評価されないときに最もやりやすいのが、「もっと頑張れば認めてもらえる」と考えることです。

もちろん、仕事のやり方を見直したり、新しいことを学んだりすることが役立つ場合もあります。ただ、すでに十分な努力をしているのに、さらに仕事を抱えたり、休む時間を削ったり、頼まれたことを全部引き受けたりしているなら、一度立ち止まってみてもよいでしょう。

評価を得るために無理を続けると、「頑張っているのに認められない」という苦しさに、「疲れた」「休みたい」「もう何もしたくない」というしんどさまで重なることがあります。

そこで、「評価されるために何を増やすか」だけではなく、「自分を守るために何を減らせるか」という視点も持ってみてください。

残業を少し減らせないか、引き受けすぎている仕事はないか、休憩をきちんと取れているか、相談できる相手はいないか。小さな見直しでも構いません。

私たちは、頑張ることには慣れていても、自分を守るために力を抜くことには慣れていない場合があります。

ですが、休むことや断ることも、働き続けるために必要な行動です。評価を得る前に、自分の心や体がすり減りすぎていないかを確かめることも忘れないようにしたいですね。

一人で考えるほど苦しくなるときは、答えが出ていなくても話して大丈夫です

評価されないつらさについて一人で考え続けていると、同じ考えが頭の中を何度も回ることがあります。

「私の能力が足りないのかな」「もっと頑張るべきなのかな」「辞めたほうがいいのかな」「でも、どこへ行っても同じなのかもしれない」

考えれば考えるほど選択肢が見えなくなり、何をしたいのか自分でも分からなくなることもあります。

そんなときは、答えを出すためではなく、気持ちを整理するために誰かに話してみるのもひとつの方法です。

「仕事を続けたいのか分からない」「ただ悔しかっただけかもしれない」「本当は一言、頑張ったねと言ってほしかった」

まとまっていないままでも構いません。話しているうちに、自分が何に傷ついていたのか、何を大切にしたいのかが少しずつ見えてくることがあります。

私たちは、誰かに話すとき、必ずしもアドバイスを求めているわけではありません。ただ否定されずに聞いてもらうだけで、自分の気持ちを自分で理解しやすくなることもあります。

評価されない苦しさを、「そんなことで悩む自分が弱い」と片づける必要はありません。

誰かからの評価だけで自分の価値を決めず、「私はこれまでどんなふうに頑張ってきたのか」「これからどんな働き方をしたいのか」を、自分のペースで見つめていくことが大切です。

頑張ってきた気持ちを、誰かにそのまま話してみませんか

穏やかな部屋で考え込む女性のイラストと、仕事を辞めるか迷う気持ちを話してみませんかと呼びかける広告。

「こんなに頑張っているのに、どうして評価されないんだろう」

「もっと頑張らなければいけないのかな」

「本当は仕事を辞めたいのか、それとも、ただ分かってほしいだけなのか自分でも分からない」

仕事について悩んでいると、いろいろな気持ちが重なって、自分でも何が一番つらいのか分からなくなることがあります。

そんなとき、無理に答えを出そうとしなくても大丈夫です。

傾聴ラウンジ「ここより」は、誰かに結論を決めてもらうための場所ではありません。

「頑張ったことを分かってほしかった」

「評価されなくて悔しかった」

「もう疲れてしまった」

「これからどう働けばいいのか分からない」

そんな今の気持ちを、まとまっていないままでも話していただける場所です。

私たちは、話を聞きながら「もっと頑張りましょう」「仕事を辞めたほうがいい」と一方的に答えを決めるのではなく、今感じていることを一緒に整理していく時間を大切にしています。

誰かに話してみることで、

「私は評価そのものより、頑張りを分かってほしかったんだ」

「仕事が嫌なのではなく、今の環境に疲れていたんだ」

「本当は少し休みたかったんだ」

と、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。

一人で考え続けることに疲れてしまったときは、答えが出ていなくても、そのままの気持ちをお話しください。

傾聴ラウンジ「ここより」は、LINE公式アカウントを友だち追加すると、予約フォームから簡単にご予約いただけます。

「少し話を聞いてほしい」と思ったタイミングで、ご自身のペースでご利用ください。

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