トラウマ(PTSD)の電話カウンセリング事例5選|いじめ・DVからの心の回復

トラウマ(PTSD)は、過去のつらい出来事が心の奥深くに残り、時間が経っても不安や恐怖となって日常生活に影響を及ぼす状態を指します。中でも「いじめ」や「DV(ドメスティック・バイオレンス)」の被害は、20代や30代になってからも人間関係や自己肯定感を大きく揺さぶり、人生の選択や行動を制限してしまうことがあります。
「人と関わるのが怖い」「また傷つけられるのではないか」と感じてしまったり、何気ない出来事で当時の記憶がフラッシュバックしてしまうことも少なくありません。そうした状態が続くと、自分を責めたり、誰にも相談できずに孤独を深めてしまうことがあります。
そのようなとき、安心して本音を話せる場として選ばれているのが「電話カウンセリング」です。対面では緊張してしまう人でも、電話なら落ち着いて話せることが多く、また自宅から利用できるため「今すぐ誰かに聞いてほしい」という思いにも応えられます。専門のカウンセラーが耳を傾け、気持ちを整理しながら具体的な対処法を一緒に考えることで、心の回復に向けた第一歩を踏み出せるのです。
この記事では、いじめやDVによるトラウマ(PTSD)に悩む20代から30代の方が、電話カウンセリングを通じてどのように気持ちを整理し、少しずつ前向きな生活を取り戻していったのか。実際の事例を5つご紹介します。きっと同じように悩んでいる方にとって、回復のヒントや安心につながるはずです。
トラウマ(PTSD)とは何ですか?
トラウマ(PTSD)は、過去のつらい出来事が心の奥深くに残り、時間が経っても不安や恐怖として現れ、日常生活に影響を与える状態を指します。
いじめやDVの被害が心に与える影響は何ですか?
いじめやDVの被害は、20代や30代になっても人間関係や自己肯定感を大きく揺るがし、人生の選択や行動に制限をもたらすことがあります。
トラウマによる記憶や感情のフラッシュバックとは何ですか?
フラッシュバックは、当時の記憶や感情が突然甦り、まるでその出来事が起こっているかのように感じることです。これにより、不安や恐怖が再び襲うことがあります。
電話カウンセリングはどのような利点がありますか?
電話カウンセリングの利点には、自宅から気軽に相談できることや、対面の緊張を感じずに本音を話せること、そして「今すぐ誰かに話して気持ちを整理したい」というニーズに応えられる点があります。
トラウマに苦しむ20代から30代の方は、どのように心の回復を目指せますか?
専門のカウンセラーと電話で気持ちを整理し、具体的な対処法を学ぶことで、少しずつ前向きな生活を取り戻し、心の回復を促進することが可能です。
投稿者プロフィール

- 心理カウンセラー
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■ 一言キャッチコピー
ストレス・人間関係・自己肯定感の悩みに寄り添い、“話を聴いてもらえる安心”から考え方のクセを整える心理カウンセラー
■ 経歴・実績
心理カウンセラーとして、ストレス、不安、うつ傾向、人間関係、自己肯定感の低さ、仕事やキャリアの悩みなど、幅広いご相談に対応しています。
オンラインを中心にカウンセリングを提供し、安心して本音を話せる時間を大切にしています。
また、人材紹介会社にてキャリアコンサルタントとして転職相談に従事してきた経験もあり、仕事の悩みやキャリアの迷い、職場での人間関係についても、現実的な視点を持ちながらサポートしています。
■ 保有資格
産業カウンセラー
■ 主な相談内容
ストレス・メンタル不調
不安・うつ・気分の落ち込み
職場・家族・恋愛などの人間関係の悩み
自己肯定感の低さ・自己否定
HSP気質・繊細さによる生きづらさ
仕事の悩み・キャリアの迷い
本音が言えない・自分の気持ちが分からない悩み
誰かに話を聴いてほしい時の気持ちの整理
■ カウンセリングの特徴・強み
私が大切にしているのは、まず安心して話せることです。
悩みを抱えている時、人はすぐに答えがほしいとは限りません。アドバイスよりも先に、「まずは話を聴いてほしい」「分かってほしい」と感じていることがあります。
そのため、否定せず、急かさず、話がまとまっていなくても受け止めることを大切にしています。
そのうえで、ストレスや不安の背景にある気持ちを一緒に整理し、自分でも気づきにくい“考え方のクセ”や“認知の歪み”に気づけるようサポートします。
ただ聴くだけで終わるのではなく、話すことで心を整え、必要に応じて日常で実践できる具体的な対処法も一緒に考えていきます。
■ アプローチ方法
クライアント中心療法、来談者中心療法を大切にしながら、認知行動療法、CBTの考え方も取り入れています。
特に、感情・思考・行動のつながりを一緒に見える化し、ストレスや不安が強くなるパターンを整理していきます。
「なぜ同じことで悩みやすいのか」
「どうして自分を責めてしまうのか」
「人間関係で疲れやすい理由は何か」
そういった部分を、無理に決めつけるのではなく、対話を通して一緒に見つけていきます。
■ カウンセラーになったきっかけ
子どもの頃から、自分の気持ちや「嫌だ」という思いをうまく言えない環境で育ちました。
本当はつらいと感じていても、それを言葉にすることが難しく、気持ちを飲み込んでしまうことが多くありました。
その経験から、「自分の気持ちを安心して話せる場所があること」「否定されずに話を聴いてもらえること」が、人にとってどれほど大切なのかを、身をもって感じるようになりました。
大人になってからは、人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして転職相談に携わりました。
そこでは、仕事の悩みやキャリアの迷いだけでなく、職場の人間関係、将来への不安、自信のなさなど、さまざまな思いを抱えた方のお話を聴く機会が多くありました。
相談を受ける中で感じたのは、多くの方が「答え」だけを求めているわけではないということです。
まずは自分の気持ちを整理したい。誰にも言えなかった不安を聴いてほしい。否定されずに、今の思いを受け止めてほしい。
そういった気持ちを抱えながら、一人で頑張っている方がたくさんいることを実感しました。
話を聴いてもらうことで、表情が少し和らいだり、自分の本音に気づいたり、次の一歩を考えられるようになったりする姿を見て、傾聴には人の心を支える力があると感じました。
子どもの頃に感じていた「うまく言えない苦しさ」と、キャリア相談の現場で出会った「誰かに聴いてほしい思い」。
その両方の経験が重なり、安心して本音を話せる場所をつくりたい、一人で抱え込んでいる方の力になりたいと思うようになったことが、心理カウンセラーを目指すきっかけです。
■ 大切にしていること
安心して本音を話せる場づくり
否定せず、そのままを受け止めること
一人ひとりの価値観やペースを尊重すること
話すことで心を整える時間を大切にすること
「話してもいいんだ」と感じられる経験を積み重ねること
■ メッセージ
ストレスや不安、人間関係の悩みの多くは、自分でも気づかない“考え方のクセ”が影響していることがあります。
ただ、そのクセに気づくためには、まず安心して話せることが大切です。
整体で身体を整えるように、心もまた、話すことで少しずつ整っていくことがあります。
「こんなことで相談していいのかな」
「うまく話せるか分からない」
「誰かに聴いてほしいけれど、身近な人には話しにくい」
そんな段階でも大丈夫です。
話がまとまっていなくても、同じ話を繰り返しても、途中で言葉に詰まってもかまいません。
安心して話せる場所として、そして自分の本音に気づき、少しずつ自分らしく生きるための時間としてご利用ください。
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目次
- ○ 事例1:学校でのいじめによるトラウマ(28歳・女性)
- ○ 事例2:職場でのパワハラによるトラウマ(26歳・男性)
- ○ 事例3:恋人からのDVによるトラウマ(25歳・女性)
- ○ 事例4:配偶者からのDVによるトラウマ(30歳・男性)
- ○ 事例5:過去のいじめによるトラウマ(29歳・男性)
- ○ 心の重荷を下ろす第一歩へ…安心できるカウンセリングのご案内
事例1:学校でのいじめによるトラウマ(28歳・女性)

・相談の背景
A子さん(28歳・女性)は、中学・高校時代にクラスメートから無視や陰口といったいじめを受けていました。その体験は大人になった今も心の奥に残り、「どうせ自分なんて嫌われる」「受け入れてもらえない」という思い込みを抱え続けていました。そのため、人と接するたびに強い不安を感じ、萎縮してしまうことが多かったのです。
・初期の様子
電話カウンセリングを始めた当初、A子さんはとても緊張していて、自分の思いをうまく言葉にできませんでした。周囲の人が笑っていると「自分のことを笑っているのでは」と感じたり、親切にされても「私なんかに優しくしてくれるはずがない」と受け止めてしまうなど、常にマイナスに考えてしまう癖がありました。本当は「人と仲良くなりたい」「新しいことに挑戦したい」という気持ちがあるのに、それを押し殺して生活しているような状態でした。
・カウンセリングの対応
カウンセラーはまず、安心して話せる雰囲気づくりを大切にしました。過去の記憶を無理に掘り起こさせるのではなく、「話せる範囲で大丈夫ですよ」と伝え、A子さんのペースを尊重しました。少しずつ信頼関係が築かれると、A子さんは当時の悲しみや苦しみを口にできるようになり、カウンセラーはその気持ちをしっかり受け止めました。
さらに、自分自身に優しい言葉をかける練習も取り入れました。「あなたは悪くないよ」「本当によく頑張ったね」と過去の自分に語りかけるイメージを重ねることで、心の中に残っていた傷を少しずつ癒していきました。日常での小さな成功体験にもしっかり目を向け、「それはA子さんが努力したからですね」と肯定的なフィードバックを伝えることで、自分を責め続ける思考パターンを和らげていきました。
・結果
半年ほどの継続相談を経て、A子さんの心に前向きな変化が見られるようになりました。以前は「どうせ私なんて」と卑下していたのが、「もしかしたら大丈夫かもしれない」と思える瞬間が増えたのです。職場で小さなミスをしても「次に生かせばいい」と受け止められるようになり、自分を過度に責めなくなりました。
さらに、思い切って新しい同僚に声をかけてみると、一緒にランチに行くことができ、楽しく会話を交わす経験もできました。その出来事をきっかけに「自分を受け入れてくれる人もいる」と実感し、人への恐怖心ばかりにとらわれず「それでも人と関わりたい」という気持ちを大切にできるようになりました。
完全に不安がなくなったわけではありませんが、「私は変われるんだ」という実感を持てたことが、A子さんにとって大きな一歩となりました。
事例2:職場でのパワハラによるトラウマ(26歳・男性)

・相談の背景
Bさん(26歳・男性)は、新卒で入社した会社で上司から日常的に厳しい叱責や理不尽な指示を受けていました。無視されたり、必要以上に残業を強いられたりといったパワハラは長期間続き、次第に「自分が悪いからこんな目に遭っているのかもしれない」と自分を責めるようになっていきました。毎朝会社に行くのが怖く、寝る前には不安で眠れない日々が続いた結果、限界を感じて電話カウンセリングを利用することを決めました。
・初期の様子
最初の相談でのBさんは、とても緊張して小さな声で話し始めました。「こんな相談をしてすみません」と何度も口にし、自分の悩みを打ち明けることに強い戸惑いを感じている様子でした。しかし、電話という環境が少し安心感を与えたのか、時間が経つにつれて「職場での出来事」や「自分が抱えている不安」について少しずつ話せるようになっていきました。
・カウンセリングの対応
カウンセラーはまず、Bさんが感じている恐怖や無力感が自然な反応であることを伝えました。そして、「上司の行動は明らかなパワハラであり、Bさんが悪いわけではない」という点を丁寧に確認していきました。自分のせいではないと理解できたことで、Bさんは次第に「状況を客観的に見られる感覚」を取り戻していきました。
その後は、実際にできる小さな工夫を一緒に考えました。例えば、上司と距離をとる方法や、緊張したときに深呼吸で気持ちを整える方法、仕事後に自分を癒やす時間をつくる工夫などです。こうした取り組みを少しずつ実践する中で、Bさんは上司の言葉を以前ほど過敏に受け止めず、自分の意見を落ち着いて伝えられる瞬間が増えていきました。
・結果
数か月後、Bさんは以前のように職場で萎縮することが減り、少しずつ自信を取り戻していきました。上司の態度が変わらなくても「自分は一人じゃない。相談できる場所がある」と思えることで、不安を抱え込まずに過ごせるようになりました。さらに、「もし改善が見込めなければ転職という選択もできる」と視野を広げられるようになり、未来に対して前向きな考えを持てるようになっています。
Bさん自身、「思い切って相談して本当によかった」と話しており、電話カウンセリングが孤独を和らげ、自分らしさを取り戻す大きな助けになったことを実感しています。
事例3:恋人からのDVによるトラウマ(25歳・女性)

・相談の背景
C子さん(25歳・女性)は、恋人からの暴力に悩み電話カウンセリングを利用しました。交際当初はとても優しかった彼でしたが、次第に嫉妬深く支配的になり、「他の男と話すな」「いつも一緒にいろ」と束縛が強まっていきました。ある日、大学のクラスメートと宿題の相談をしていただけなのに、彼に見つかって激しく怒鳴られ、平手打ちを受けてしまったのです。その出来事をきっかけに「自分が悪いから怒らせてしまったのでは」と考え、自分を責める気持ちに支配されていました。
・初期の様子
初めて電話相談をしたときのC子さんは、声が震え、怯えた様子が伝わってきました。「私に至らないところがあるから殴られたんです」と泣きながら話し、彼をかばうような言葉さえ口にしていました。家族や友人には誰にも打ち明けられず、「私が悪いのだから相談するのも迷惑かも」と、一人で抱え込んでいたのです。
・カウンセリングの対応
カウンセラーは、まずC子さんの恐怖と混乱をしっかり受け止めました。「とても怖い思いをされましたね。あなたは悪くありません」と伝えることで、彼女が長く抱えてきた自己否定を少しずつ和らげました。さらに「これはデートDVと呼ばれるもので、どんな理由があっても暴力は許されません」と説明し、自分が被害者であることを理解できるよう支えました。
また、今後の安全を守るために「信頼できる人に話せるか」「彼と距離をとれるか」といった現実的な選択肢を一緒に検討しました。必要に応じて専門の支援機関の情報も紹介し、「一人で抱えなくても大丈夫ですよ」と繰り返し伝えることで、C子さんに安心感を持ってもらえるよう努めました。
・結果
カウンセリングを重ねる中で、C子さんは「自分は暴力を受けていい存在ではない」と認識できるようになりました。そして勇気を出して、信頼できる従姉に現状を打ち明け、彼から離れて従姉の家で安全に暮らす決断をしました。最初は罪悪感に揺れることもありましたが、カウンセラーのサポートを受けながら「自分を守る選択は裏切りではない」と実感し、少しずつ心の安定を取り戻していきました。
現在は友人と出かけたり、新しい趣味に挑戦したりと前向きな生活を始めています。C子さんは「電話で相談していなければ、今も抜け出せなかったと思います」と振り返っており、電話カウンセリングが自分の人生を取り戻す大きなきっかけになったことを実感しています。
事例4:配偶者からのDVによるトラウマ(30歳・男性)

・相談の背景
Dさん(30歳・男性)は結婚して5年になりますが、妻からの精神的なDVに悩んでいました。妻は日常的に「あなたの育ちが悪いから性格も悪い」などと罵り、Dさんの家族までも否定する言葉を投げかけてきました。家事や育児も細かく指示され、少しでもやり方が違うと責め立てられる毎日。さらに「稼ぎが少ない」と繰り返し言われ、残業や副業を強いられ、お金の管理もすべて妻に握られていました。Dさんは「自分が至らないから妻を怒らせてしまうのだろう」と自分を責め続け、心身ともに疲れ果てていました。
・初期の様子
長い間誰にも相談できずにいました。「男の自分がDVを受けているなんて恥ずかしい」「情けないと思われる」との思いから、助けを求めることをためらっていたのです。しかし限界を感じたDさんは、ようやく勇気を出して電話カウンセリングに連絡しました。最初は声も沈みがちで、「こんな悩みを話していいのか」と戸惑っていましたが、カウンセラーから「それは立派な相談内容ですよ」と伝えられると、少しずつ心の内を語り始めました。
・カウンセリングの対応
カウンセラーはDさんの気持ちに寄り添いながら、「毎日とてもつらい思いをされてきましたね」と共感を示しました。その上で、「妻の行動は明らかなDVであり、Dさんが悪いわけではありません」と何度も伝えました。Dさんは初めて「自分は被害を受けている」という実感を持ち、長く押し殺していた怒りや悲しみを言葉にできるようになりました。
また、「男性だから我慢しなければならない」という思い込みを和らげるために、同じように悩む人が少なくないことや、支援を受けても良いのだという点を丁寧に伝えました。さらに、安全を守る方法として別居や支援機関への相談、法的な保護命令といった選択肢についても一緒に検討し、Dさんの意思を尊重しながら今後の方向性を考えていきました。
・結果
相談を続けるうちに、Dさんは「このままでは自分が壊れてしまう」と強く感じるようになり、妻と別居する決断をしました。現在は支援施設に一時的に身を寄せ、安全な環境で生活を送っています。心身の緊張が解け、夜も眠れるようになり、表情にも少しずつ明るさが戻ってきました。
かつては「生きていても仕方ない」とまで思いつめていましたが、今では「自分にも幸せになる権利がある」と感じられるようになっています。Dさんは「電話で相談していなければ、今も一人で耐え続けていたと思う」と振り返り、電話カウンセリングが自分の人生を取り戻す大きな一歩になったことを実感しています。
事例5:過去のいじめによるトラウマ(29歳・男性)

・相談の背景
Eさん(29歳・男性)は、中学時代に同級生から激しい暴力を伴ういじめを受けていました。日常的に叩かれたり蹴られたり、お金を脅し取られることもあり、学校は恐怖の場そのものでした。卒業して年月が経っても心の傷は消えず、大人になってからも当時の記憶が突然よみがえり、フラッシュバックや悪夢に悩まされることが続いていました。その影響で人づき合いにも消極的になり、同窓会など過去を思い出させる場には足を運べなくなっていました。
・初期の様子
電話カウンセリングを利用した当初、Eさんは自分の過去を話すことに強い抵抗を感じていました。「情けない話ですが…」と前置きをしながら少しずつ打ち明ける姿からは、長年抱えてきた苦しみがうかがえました。人を信じることが難しく、「また裏切られるのでは」と常に不安を抱えており、自分に自信が持てない状態でした。電話口でも声が緊張でこわばっていましたが、カウンセラーの「大丈夫ですよ、ゆっくりでいいですからね」という言葉に安心し、現在感じている生きづらさについて語れるようになっていきました。
・カウンセリングの対応
カウンセラーはEさんのペースを尊重し、過去の体験に圧倒されないよう注意しながら話を聴きました。そして「どんな理由があっても暴力はいけないし、あなたは悪くなかった」と伝え、自分を責める思い込みを少しずつ和らげていきました。また、フラッシュバックが起きたときに落ち着きを取り戻す方法として、深呼吸や体の感覚に意識を向けるグラウンディングを一緒に練習しました。
さらに、当時言えなかった気持ちを言葉にすることにも取り組みました。電話の中で「本当は怖かった」「どうしてあんなことをされたのか」と涙ながらに語るEさんに対し、カウンセラーは「それほどの恐怖を一人で抱えてきたのですね」と寄り添い、その感情を受け止めました。誰かに理解してもらえる経験自体が、Eさんにとって大きな支えになっていきました。
・結果
数か月の相談を経て、Eさんは過去の記憶と向き合っても圧倒されにくくなりました。フラッシュバックが起きそうになったときも、「今ここは安全だ」と確認しながら落ち着けるようになり、悪夢の頻度も減少。人間関係にも少しずつ変化が生まれ、久しぶりに友人と再会して安心して会話を楽しむことができました。
完全に不安が消えたわけではありませんが、「自分の人生は過去に縛られない」と感じられるようになり、前を向いて歩み始めています。Eさんは「電話で相談していなければ、今も苦しみを一人で抱えたままだった」と振り返り、カウンセリングが心の回復の大きな一歩になったと実感しています。
心の重荷を下ろす第一歩へ…安心できるカウンセリングのご案内
過去のいじめやDVなどによるトラウマ(PTSD)は、時間が経っても心に影響を与え続けることがあります。「人が怖い」「また傷つくのではないか」と不安を抱えたまま日々を過ごすのは、とてもつらいことです。
リ・ハートの電話カウンセリングでは、安心して本音を話せる場を提供しています。対面では言いづらいことも、電話だからこそ落ち着いて話せることがあります。専門のカウンセラーがあなたの気持ちを丁寧にお聴きし、心の整理をお手伝いします。
「誰かに聞いてほしい」「この気持ちをどう扱えばいいのか分からない」――そんな思いを抱いたときこそ、相談のタイミングです。小さな一歩でも、言葉にすることで心の重荷は軽くなっていきます。
今の不安や苦しみを一人で抱え込まず、安心できる場所で一緒に解決の糸口を見つけていきましょう。




