娘から絶縁された…理由が分からない親へ|関係修復を急ぐ前に整理したいこと
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娘から絶縁された…理由が分からない親へ|関係修復を急ぐ前に整理したいこと

娘から絶縁された…理由が分からない親へ|関係修復を急ぐ前に整理したいこと

「もう連絡してこないで」
「しばらく会いたくない」
「これ以上、私たち家族に関わらないでほしい」

娘から突然こんなことを言われたら、頭が真っ白になってしまうかもしれません。

「どうしてこんなことになったの?」
「私はそんなに悪いことをしたの?」
「ちゃんと話し合えば分かってもらえるのでは?」

何度考えても答えが出ず、昔の出来事を一つひとつ思い返してしまうこともあるでしょう。孫がいる場合には、「もう孫にも会えないのでは」と、これまでの日常を一度に失ったような寂しさを感じることもあります。

一方で、娘から絶縁されたからといって、すぐに「親の育て方が悪かった」「どちらか一方に原因がある」と決められるものではありません。

親子は長い時間を一緒に過ごしているからこそ、親にとっては何気ない言葉や行動でも、娘側には違った形で積み重なっていることがあります。反対に、親側にも「そんなつもりではなかった」「良かれと思ってやっていた」という思いがあるでしょう。

大切なのは、すぐに関係を元に戻そうとすることではなく、まず「これまで親子の間で何が起きていたのか」「今、自分は何を感じているのか」を分けて整理してみることです。

この記事では、娘から絶縁された理由が分からず苦しんでいる方に向けて、親子関係の振り返り方と、関係修復を急ぐ前に考えておきたいことを整理していきます。

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投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
ストレス・不安・人間関係・自己否定などの悩みを、安心して話せる対話から整理し、考え方のクセや気持ちのパターンを一緒に見つけていく心理カウンセラーです。

■経歴・資格

産業カウンセラー。
人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして転職相談に携わり、仕事やキャリア、職場の人間関係など、さまざまな相談に対応してきました。

現在はオンラインを中心に、ストレス、不安、人間関係、自己肯定感、自己否定、HSP、仕事やキャリア、本音を言えない悩みなどの相談を受けています。

■得意な相談

・ストレス・不安・気分の落ち込み
・職場・家族・恋愛などの人間関係
・自己肯定感の低さ・自己否定
・HSP・繊細さによる生きづらさ
・仕事・キャリアの悩み
・本音が言えない、自分の気持ちが分からない悩み

■大切にしていること

まずは、否定されず安心して本音を話せることを大切にしています。

話を聴くだけで終わるのではなく、対話を通して気持ちを整理し、自分では気づきにくい「考え方のクセ」や、ストレス・不安が強くなるパターンを一緒に見つけていきます。

来談者中心療法の考え方を大切にしながら、必要に応じて認知行動療法(CBT)の考え方も取り入れています。

「こんなことで相談していいのかな」「うまく話せるか分からない」という段階でも大丈夫です。話がまとまっていなくても、安心してお話しください。

目次

娘から絶縁されたとき、なぜこれほど苦しくなるのか

娘から絶縁されたとき、なぜこれほど苦しくなるのか

娘から「もう会わない」「連絡しないで」と言われたとき、単に連絡が取れなくなった以上の苦しさを感じることがあります。

これまで家族として過ごしてきた時間、娘が小さかった頃の記憶、結婚や孫の誕生など、積み重ねてきたものが突然途切れてしまったように感じるからです。

さらに、「なぜこうなったのか」という理由が自分の中で整理できていないと、人は何度も同じ出来事を振り返ります。

まずは関係を元に戻す方法を考える前に、今の自分の中にどんな気持ちがあるのかを整理してみることが大切です。

娘だけでなく「これまでの家族」を失ったように感じる

娘との絶縁で感じる寂しさは、「娘と話せなくなった」ということだけではありません。

「一緒に食事をする」「誕生日に連絡する」「孫の成長を見る」といった、これからも続くと思っていた家族の時間まで失ったように感じることがあります。

そのため、強い喪失感が出てくるのは不思議なことではありません。

特に、子育てが終わったあとも娘や孫との関係が生活の大きな部分を占めていた場合、「これから私は何を楽しみに生きればいいのだろう」と感じることもあります。

娘との関係だけでなく、自分の日常やこれからの人生まで急に変わってしまったように感じることが、苦しさをより大きくしている場合があります。

「私の育て方が悪かったの?」と自分を責め続けてしまう

絶縁された理由がはっきり分からないと、「あのときの言葉が悪かったのかな」「もっと違う育て方をすればよかったのかな」と、過去を何度も振り返ってしまうことがあります。

振り返ること自体は、親子関係を考えるうえで大切です。

ただ、「全部私が悪かった」「母親として失敗だった」と、自分自身まで否定してしまうと、冷静に関係を見ることが難しくなります。

親には親の思いや事情があり、娘には娘が受け取ってきた気持ちがあります。

まず必要なのは、誰が悪いのかを決めることではありません。

「私はどんなつもりで接していたのか」「娘はどのように受け取っていた可能性があるのか」を分けて考えていくことが、これまでの親子関係を整理する第一歩になります。

「なぜ?」を考え続けても答えが出ないことがある

娘から十分な説明がないまま距離を置かれると、「どうして?」という疑問が頭から離れなくなることがあります。

朝起きたとき、家事をしているとき、夜一人になったとき。「あのときのことだろうか」「誰かに何か言われたのでは」「本当は嫌われていたのでは」と、次々に考えが浮かんできます。

しかし、相手の本当の気持ちは、いくら一人で考えても完全には分かりません。

分からないことを分かろうとし続けるほど、考えが同じところを回り続け、気持ちが消耗してしまうこともあります。

だからこそ、一度「娘がなぜ絶縁したのか」だけから離れて、「私は今、何が一番つらいのか」を整理してみることが大切です。

そのうえで次に、これまでの親子関係の中に、娘からの小さなサインやすれ違いがなかったかを振り返っていきます。

「理由が分からない」ときに振り返りたい親子関係

「理由が分からない」ときに振り返りたい親子関係

娘から絶縁を告げられたとき、「理由がまったく分からない」と感じる方は少なくありません。

親としては普通に接してきたつもりでも、娘側では何年も前から小さな違和感や不満が積み重なっていた可能性もあります。

だからといって、「自分がすべて悪かった」と考える必要はありません。

大切なのは、正しい・間違っているを決めることではなく、これまでの親子関係を少し違った角度から振り返ってみることです。

「良かれと思って」がすれ違いになることもある

親は、子どもの幸せを願ってアドバイスをしたり、心配して口を出したりすることがあります。

「その仕事で大丈夫?」
「もっとこうした方がいいんじゃない?」
「孫のためにも、こうした方がいいと思うよ」

親としては心配や善意から出た言葉でも、娘側には「自分の生き方を否定された」「いつまでも子ども扱いされている」と感じられることがあります。

親の愛情と、娘が求めている距離感が一致するとは限りません。

娘が出していた小さなサインはなかったか

絶縁は突然起きたように見えても、その前に小さな変化が表れている場合があります。

以前より連絡が減った、会う回数が少なくなった、話しかけても短い返事になった、「その話はもうやめて」と言われることが増えた――。

当時は深刻に受け止めていなかった言葉でも、振り返ると娘が距離を取りたいというサインだった可能性があります。

もちろん、後からすべての出来事に意味をつける必要はありません。思い当たる場面を落ち着いて振り返るだけでも、親子関係の見え方が少し変わってくることがあります。

親の「そんなつもりではなかった」と娘の気持ちは両立する

親子関係を整理するときに大切なのが、「そんなつもりではなかった」と「娘はつらかったのかもしれない」は同時に成り立つということです。

「傷つけるつもりはなかったから問題ない」と考える必要もなければ、「娘が傷ついたなら全部自分が悪い」と決める必要もありません。

自分がどういう気持ちで接していたのか。そして、娘にはどう伝わっていたのか。

この二つを分けて考えることで、親子の間で起きていたすれ違いを整理しやすくなります。

そして、もし「娘に謝りたい」「もう一度話したい」という気持ちが出てきても、すぐに行動することが最善とは限りません。

次は、関係を取り戻したいと思うときほど考えておきたい、娘との距離の取り方について見ていきます。

仲直りしたいほど、すぐに動かないことも大切

Cozy cafe scene with a woman in a pink cardigan looking worried at her phone; overlay text says: '仲直りしたいときほど、急がない'.

娘との関係を振り返って、「謝りたい」「誤解を解きたい」と思うこともあるでしょう。

ただ、こちらが関係を修復したいと思っていても、娘側はまだ距離を必要としているかもしれません。

特に「連絡しないでほしい」と伝えられている場合は、すぐに気持ちを伝えることよりも、まずその意思を尊重することが大切です。

関係修復を急がないことは、娘をあきらめることではありません。今できることと、今はできないことを分けて考えてみましょう。

「連絡しないで」という意思をまず尊重する

絶縁された直後は、不安から何度も電話をしたり、LINEを送ったりしたくなることがあります。

「一度だけ話せば分かってもらえる」
「ちゃんと説明できていない」
「このまま終わってしまうのが怖い」

そんな気持ちが出るのは自然ですが、娘が距離を求めているときに連絡を重ねると、「自分の気持ちを尊重してもらえない」と感じさせてしまうことがあります。

今は話さないという選択も、相手との関係を考えた行動の一つです。

謝罪や説明を急ぐほど、気持ちがすれ違うこともある

「傷つけたなら謝りたい」と思うこと自体は、大切な気持ちです。

ただ、気持ちが整理できていない状態で連絡すると、「そんなつもりじゃなかった」「あなたにも悪いところがあったでしょう」と、自分を守るための説明が多くなってしまうことがあります。

こちらにとっては事情の説明でも、娘側には「結局、自分の気持ちを分かってもらえなかった」と受け取られるかもしれません。

謝る前に、まず自分が何を伝えたいのかを整理する時間を持つことも必要です。

関係修復は自分一人では決められない

親子関係で苦しいのは、「自分が変われば元に戻れる」とは限らないことです。

自分の言動を振り返ったり、これからの接し方を変えたりすることはできます。しかし、娘がいつ話したいと思うのか、再び関係を持ちたいと思うのかまでは、自分では決められません。

だからこそ、「どうすれば娘を戻せるか」だけを考え続けると、気持ちが相手の反応に左右されてしまいます。

今できるのは、自分自身の気持ちやこれまでの関わり方を整理し、もし再び話せる機会が訪れたときに、以前とは違う向き合い方ができるよう準備しておくことです。

そして同時に考えておきたいのが、娘との関係だけで自分のこれからを決めないことです。

次は、娘との関係を大切にしながら、自分自身の人生をどう取り戻していくかについて考えていきます。

娘との関係だけでなく、自分自身の人生も整理する

Woman in a pink cardigan sits at a sunlit cafe, gazing thoughtfully, with a thought bubble showing a younger version of herself walking outside; includes a footer banner in Japanese about not letting her life be defined by her relationship with her daughter.

娘から絶縁されたあと、「また話せる日は来るのだろうか」「このまま一生会えないのだろうか」と考えてしまうことがあります。

もちろん、娘との関係は大切です。できることなら以前のように話したい、孫にも会いたいと思うのは自然なことです。

ただ、相手の気持ちや関係が動き出す時期は、自分だけでは決められません。

だからこそ、娘との関係を考えることと同時に、これから自分自身がどう暮らしていくのかにも目を向けてみることが大切です。

「私はダメな親だった」と人生全部を否定しない

これまでの親子関係を振り返る中で、「もっとこうすればよかった」と思うことはあるでしょう。

けれど、過去の一つひとつを振り返って、「私は母親として失敗した」「全部間違っていた」と結論づける必要はありません。

当時の自分には当時の考えや事情があり、その中で精いっぱいやっていたこともあるはずです。

反省することと、自分自身を否定することは別です。

変えたいと思うところがあれば、これからの人との関わり方に生かしていく。それも過去との向き合い方の一つです。

娘や孫だけが、自分の人生のすべてではない

娘や孫との時間が大きな楽しみだったほど、その関係を失ったように感じたとき、毎日に大きな空白ができます。

だからといって、すぐに「新しい楽しみを見つけよう」と無理をする必要はありません。

まずは、娘とのことを考えていない時間に、自分が何をしていると少し落ち着くのかを思い出してみてください。

友人と話す、出かける、趣味を再開する、一人でゆっくり過ごす。

小さなことで構いません。

「娘の母親」という役割だけではなく、一人の人としての自分の時間を少しずつ取り戻していくことも大切です。

自分で変えられることと、変えられないことを分ける

娘がいつ連絡をしてくるのか、再び会いたいと思ってくれるのか。それは自分では決められません。

一方で、自分の言動を振り返ること、相手の距離を尊重すること、自分の生活を整えることは、自分で選ぶことができます。

絶縁された直後は、どうしても「娘との関係をどう戻すか」ばかりを考えてしまいます。

けれど、今すぐ答えを出さなくてもいいのです。

娘との関係を大切に思う気持ちは持ったままでも、自分自身の時間を生きていくことはできます。

これまでの親子関係を振り返り、変えられることには向き合い、変えられないことはいったん手放す。

関係を取り戻すことだけをゴールにするのではなく、この出来事をきっかけに、自分はこれからどんな人間関係を築き、どんな毎日を過ごしていきたいのか。

そこまで視点を広げて考えることが、娘から絶縁された苦しさの中で、自分自身のこれからを取り戻していく一歩になるのではないでしょうか。

一人で考え続けても答えが出ないときは、リハートカウンセリングへ

一人で考え続けても答えが出ないときは、リハートカウンセリングへ

娘から絶縁されたあと、「なぜこうなったのだろう」「あのとき何がいけなかったのだろう」と、一人で何度も考え続けてしまうことがあります。

ただ、親子関係は長い時間の積み重ねがあるため、自分一人で振り返っていると、どうしても「自分が悪かった」「娘が悪い」と、どちらか一方の視点に偏ってしまうことがあります。

リハートカウンセリングでは、

・娘との間でこれまで何が起きていたのか
・自分はどんな思いで関わってきたのか
・娘にはどのように伝わっていた可能性があるのか
・今、自分が一番つらいと感じていることは何なのか
・これから自分にできること、できないことは何なのか

といったことを、一つずつ整理していきます。

「娘と仲直りする方法」を一方的に決めるのではなく、まずは今の状況や気持ちを整理し、自分自身がこれからどうしていきたいのかを一緒に考えていきます。

「誰にも話せず、同じことを何度も考えてしまう」
「娘に連絡したいけれど、どうしたらいいのか分からない」
「このままずっと一人で抱えていくのがつらい」

そんなときは、一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。

リハートカウンセリングは、気持ちと考えを整理し、これからの方向を見つけていくための時間です。

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