電話カウンセリングの将来性について
ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。
今回は「電話カウンセリングの将来性について」というテーマでお話したいと思います。
電話カウンセリング自体は随分と昔からありました。しかし、対面カウンセリングが主流となっており、ご利用者様が希望するなら電話でも対応している、というケースが多かったように思います。
しかし、現在のコロナ禍の中で電話カウンセリングの需要が高まっています。近年オンライン、例えばZoomやSkypeなどの利用が増えていますが、カウンセリングに関してはオンラインよりも電話の方が人気ですね。
今後の社会情勢によって変化もあると思いますが、電話カウンセリングの将来性について私自身思うところを綴っていきたいと思いますので、興味のある人は最後までお付き合いください。
投稿者プロフィール
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【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上
【主な相談内容】
・うつ病、パニック障害などの精神疾患との向き合い方
・周りの人には言えない恋愛相談
・仕事が長続きしない、キャリア形成に悩んでいる
・人間関係が上手くいかない
【アプローチ】
まずは話したいこと、聴いてほしいこと、頭に浮かんだことを自由にお話ください。どんな話でも否定しませんので、安心してありのままをお話くださいね。あなたの話を受け止めた上で、心の声をキャッチし一緒に向き合い、フィードバックしていきます。
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目次
1.電話はカウンセリングに最適なツール
私はコロナ禍になる前から電話によるカウンセリングを中心に行ってきました。理由は色々とありますが、最も大きいのは電話がカウンセリングに最適なツールであったためです。
電話のどういったところがカウンセリングに適しているかというと、情報を得られる場所が限定されていることです。具体的にいうと、声からしか情報を得られない、そしてご相談者様も声、言葉に集中することができます。
人間は情報を得られる場所が多いと集中が分散してしまうことがあります。対面となると発言中の様子であったり質問に対して考える時の仕草であったり、多くの場所を注意深く観察することになります。
もちろん、観察する場所が多ければそれだけ多くの情報を得ることができ、適切なカウンセリングになる可能性もありますが、情報が多くなることでカウンセリングがなかなか前に進まないこともあります。
電話カウンセリングの場合は声だけに集中することができますので、話の内容、声の調子、話の間合いなどから判断し、適切な問いかけやフィードバックを行っていきます。
もともとは電話カウンセリングは忙しくて訪問できない、遠方のカウンセラーに対応してもらっているので訪問できないなどの理由で行っているケースが多かったですが、実際にコロナ禍で電話カウンセリングを利用するようになると、電話でもいいんじゃないか、となりつつあるようです。
ただ、精神疾患に対する心理療法など、対面カウンセリングでないと対応できないものもありますので、自分自身の状況によって判断する必要はありますね。
2.電話で話をするのが苦手な場合は?
電話カウンセリングを選択しないケースで多いのが、電話が苦手という人です。電話で上手く話すことができる自信がないので、対面でサポートを受けながら少しずつ説明していきたいと考えているパターンですね。
この場合は、まず上手く説明する必要はないという認識を持つことが大切です。電話カウンセリングであっても対面カウンセリングであっても、なぜカウンセリングを受けようと思ったのか、こういうことがあってカウンセリングを受けにきた、といった内容を思うがままに伝えれば良いのです。
しっかりと伝わらないかもしれませんが、カウンセラーはまずは話を聴くことが仕事です。話しやすくなるような質問をしてくれますので、質問に対してゆっくりと答えていけば良いのです。
カウンセリングを受ける理由の一つに心の声を聞いて欲しいというのがあるはずです。心の声は上手く説明しようと思うと出てきませんので、話したいと感じたことをそのまま話すようにすると良いですね。この感覚が身につけば電話カウンセリングに対して抵抗はなくなるはずです。
3.継続しやすいのは電話カウンセリング
対面カウンセリングとなると、時間の確保がなかなか難しかったりします。また、気持ちの浮き沈みによってカウンセリングを受けに行くことが億劫になってしまうこともあります。本来そういった時の方がカウンセリングが必要ですが、出向く元気がないのであればどうにもなりません。
電話カウンセリングの場合は家にいながら受けることができますので、気持ちが沈んでしまっていても、その状態で受けることができます。また、予定も組みやすいですし、日時の変更もしやすいケースが多いです。というのも、対面カウンセリングの場合は前もって予約が必要ですが、電話カウンセリングの場合は比較的直近の予約が多いためです。直近の予約が多いのであれば日時の変更もしやすいですよね。
カウンセリングは1回2回ですぐに効果が出るケースは稀で、数ヶ月から場合によっては数年継続することもあります。もちろん、スッキリする感覚は毎回感じてもらえるようにカウンセリングを進めますが、また同じような内容でストレスが溜まってしまうためです。
原因を取り除くためには、時間をかけて自分自身を見つめ直していく作業が必要になります。電話カウンセリングだとその作業が非常にしやすいと言えます。
4.まとめ
「電話カウンセリングの将来性について」というテーマでお話をしてきましたが、いかがでしたか?
電話カウンセリング自体は昔からありましたが、コロナ禍の中でカウンセリング業界自体も見直されてきており、より電話カウンセリングの需要が高まってきています。
しかし、電話カウンセリングは声だけに集中して情報を得るため、カウンセラーにも経験が必要です。そして、傾聴がしっかりとできていないと気まずい空気になってしまうこともあります。
リ・ハートでは私が対応していますが、長年電話カウンセリングを中心に行ってきているため、安心して受けていただけると思います。
電話カウンセリングを受けることを検討されている人は、是非検討してみてくださいね。