海外生活で夫のモラハラに悩む女性へ|自己否定から抜け出すためにできたこと【相談事例】

愛しているはずのパートナーなのに、
一緒にいると心がすり減っていく――
そんな感覚に、ひとりで耐えていませんか。
今回ご紹介するのは、海外で暮らす30代女性のご相談です。
長い遠距離恋愛を経て結婚し、イギリスでの生活が始まりました。
けれど、暮らし始めて1年ほど経った頃から、
夫の怒りっぽさや強い言葉に悩まされるようになっていきます。
家事や犬の世話を一手に引き受けているのに、
否定されることが増え、日常の小さな出来事でも気を張る毎日。
「私が悪いのかもしれない」
「もっと頑張らなきゃ」
そう思いながらも、涙が出たり、息苦しさを感じたりと、
心と体の両方に負担が出ていました。
慣れない海外生活。
気軽に頼れる人もいない環境の中で、
孤独と不安を抱えながら過ごしていたそうです。
今回は、そんな状況の中で、
自分の気持ちを少しずつ整理し、
「どう生きたいか」に気づいていった過程をご紹介します。


投稿者プロフィール

- よりびと
-
※海外在住のためZoomでの対応となります。(カメラのオンオフは自由)
■待機時間:月・火・木・金の17時~24時、日の18時~24時
■年齢:30代
■ キャッチコピー:安心して思うままに、なんでも話せる時間。
■ 得意なテーマ
– もやもやしている気持ちの整理
– 誰にも言えない話の受け止め
– 人間関係の悩み・恋愛相談
– とにかく話を聴いてほしいとき
– 感情の吐き出し
■ 聴き方・スタイル
– あなたの気持ちに寄り添い、丁寧に聴きます。
– どんな思いも置いていけるよう、安心感を大切にしています。
– 沈黙も含め、思いのままの話を受け止めます。
■ 経験
– 10年間にわたる海外生活(留学・国際結婚・海外でのキャリア)や政府機関での勤務経験を通じて、多様な文化や価値観の中で生きる人々と向き合ってきました。異なる背景を持つ相手の立場を正確に理解し、気持ちに寄り添いながらコミュニケーションをとる姿勢を大切にしています。
– 職場では中間管理職として、上層部とチームの間で橋渡し役を務め、日常的にメンバーからの相談や悩みに対応してきました。責任やプレッシャーを抱える人たちの声を受け止め、状況を整理しながら支えてきた経験があります。
– 精神疾患や発達障害(ADHD、ディスレクシア)、自閉スペクトラムを抱える家族と長く関わる中で、当事者として感じる苦しさも、支える側が抱える不安や負担にも触れてきました。その経験は、心の声を丁寧に受け止める姿勢や、誰にも言えない気持ちに寄り添う感覚を育ててくれたと感じています。
– 5年間にわたり個人の相談に関わり続け、身近な人たちの人生の変化や心の揺れに向き合ってきました。どんな気持ちも否定せず、相手が安心して話せる空間をつくることを意識して関わってきました。
– 心理学・傾聴の学習経験があります。
■ 大切にしていること
– 安心して話しやすい雰囲気を作るよう心がけています。
– 話してくれるお話をすべて丁寧に聴きます。
– 話す人の気持ちに寄り添い、信頼を積み重ねます。
■ 人柄・ユニークポイント
– 好きなもの:海 / ピラティス / 料理 / 犬 /読書(海外古典文学)
– よく言われる性格:話しやすい、ポジティブ、落ち着いている
– ちょっとしたこだわり:黒い服が好きで、気付くと全身黒コーデになっています。
– 聴き手としての密かな強み:話す人のペースやトーンに合わせて柔軟に寄り添うことができます。
■ メッセージ
ここは決して批判も評価もされず、思う存分話せる場所です。
私は「話を聴く」という行為が、ただ耳を傾けるだけではなく、相手の世界にそっと入り込むような深い姿勢だと考えています。誰かに吐き出すことで少し軽くなる気持ちや、言葉にして初めて整理できる思いに寄り添える存在でありたいと思っています。
あなたが安心して本音を置いていける、そんな小さな休憩所のような場になれたら嬉しいです。
目次
- ○ 海外生活で気づいた「パートナーとの違和感」と孤独
- ・「私が悪いのかも」と思い続けてしまう理由
- ・気を張り続ける生活が心と体に与える影響
- ・誰にも頼れない環境が孤独を深めてしまう
- ○ 我慢を続けるほど苦しくなる関係の中で起きていたこと
- ・「頑張ればうまくいく」という思い込み
- ・気持ちを飲み込むクセが強くなっていく
- ・「このままでいいのか」という不安が大きくなる
- ○ 「全部自分のせいじゃない」と気づいたとき、少しずつ変わり始めた
- ・「相手の問題」と「自分の問題」を分けて考える
- ・自分の気持ちを言葉にすることで見えてきた本音
- ・「どうするか」を決める前に、「どうしたいか」を大切にする
- ○ 「自分を大切にしていい」と思えたとき、選択は少しずつ変わっていく
- ・「線を引くこと」は関係を壊すことではない
- ・「頼ること」もひとつの選択肢にしていい
- ・今すぐ答えを出さなくても大丈夫
- ○ 読者へのメッセージ
海外生活で気づいた「パートナーとの違和感」と孤独
海外での生活は、新しい発見や楽しさがある一方で、
言葉や文化の違い、人間関係の変化など、想像以上に心に負担がかかるものです。
今回のご相談者も、長い遠距離恋愛を経て結婚し、イギリスでの生活をスタートしました。
最初は「やっと一緒に暮らせる」という安心感もあったはずです。
しかし、暮らしが日常になっていくにつれて、
夫の怒りっぽさや強い言葉が少しずつ増えていきました。
家事や犬の世話を担いながらも、否定的な言葉を受ける日々。
外出や些細な出来事にも気を遣い、常に相手の機嫌を気にしてしまう。
「これくらい我慢しなきゃ」
「私がうまくやれば大丈夫」
そう自分に言い聞かせながらも、
気づけば涙が出たり、息苦しさを感じるようになっていました。
頼れる家族や友人が近くにいない環境では、
その違和感やしんどさを誰にも話せず、
ひとりで抱え込んでしまいやすくなります。
一見すると“普通の夫婦関係”に見える中で、
自分だけがつらい思いをしているような孤独。
この「言葉にしにくい違和感」こそが、
心をじわじわと消耗させていく原因になっていました。
「私が悪いのかも」と思い続けてしまう理由
相手の言動に傷ついているはずなのに、
なぜか「自分が悪いのでは」と考えてしまうことがあります。
今回のご相談者も、
「何もできない妻なのではないか」
「もっと頑張らないといけない」
と、自分を責める思考が繰り返されていました。
これは決して特別なことではなく、
関係性の中でバランスが崩れているときに起きやすい反応です。
特に、相手の機嫌や反応に左右される時間が長くなるほど、
「自分が変わればうまくいく」と考えやすくなります。
でも実際には、相手の怒りや態度まで
すべてを自分でコントロールすることはできません。
それでも「自分の努力不足」と捉えてしまうことで、
さらに無理を重ねてしまう。
この繰り返しが、自己否定を強くしてしまう原因になっていました。
気づかないうちに「我慢が当たり前」になってしまうこと。
そこにまず気づくことが、大きな一歩になります。
気を張り続ける生活が心と体に与える影響
日常の中で、常に相手の顔色をうかがう状態が続くと、
心だけでなく体にも影響が出てきます。
ご相談者の場合も、
涙が出る、息苦しい、強い疲労感があるといった反応がありました。
これは「気のせい」ではなく、
体が危険やストレスを感じているサインです。
本来、家は安心できる場所であるはずなのに、
その空間で気を抜けない状態が続くと、
心は休まる時間を失ってしまいます。
また、外出を増やすことで一時的に距離を取るなど、
自分なりにバランスを取ろうとする行動も見られました。
こうした行動は「逃げ」ではなく、
自分を守るための自然な反応です。
ただ、それでも根本的な安心感が得られない場合、
疲れは少しずつ積み重なっていきます。
「なんとなくしんどい」が続くときほど、
その背景にある負担に目を向けることが大切です。
誰にも頼れない環境が孤独を深めてしまう
海外での生活は、物理的な距離だけでなく、
心理的な孤立も感じやすい環境です。
日本にいれば気軽に相談できた家族や友人も、
時差や距離の影響で、簡単には頼れなくなります。
ご相談者も、
「日本に戻れば助けを頼れるのに」と感じながら、
今の生活の中でどうすればいいのか悩んでいました。
本来、パートナーは一番近くで支え合う存在のはずですが、
その関係に安心感が持てないと、孤独はより強くなります。
そしてその孤独は、
「ここで頑張るしかない」という思い込みにもつながりやすいものです。
誰にも話せないまま時間が過ぎていくと、
状況を客観的に見ることも難しくなってしまいます。
だからこそ、まずは「しんどい」と感じている自分の感覚を、
そのまま認めることが大切です。
それが、これからの選択を考えるための土台になっていきます。
我慢を続けるほど苦しくなる関係の中で起きていたこと
違和感を抱えながらも、「もう少し頑張れば大丈夫」と思ってしまうことは少なくありません。
特にパートナーとの関係では、「関係を壊したくない」という気持ちが強く働き、つらさを後回しにしてしまうこともあります。
今回のご相談者も、最初は小さな違和感として受け止めていました。
けれど、夫の怒りや否定的な言葉が積み重なっていく中で、少しずつ心の余裕が削られていきます。
本当はつらいと感じているのに、それを言葉にできない。
言ったとしても関係が悪くなるかもしれないという不安が先に立つ。
その結果、「自分が我慢すればいい」と無意識に選び続けてしまう状態になっていました。
こうした状態が続くと、問題の本質が見えにくくなり、
「どうしたらいいのか分からない」という感覚に陥りやすくなります。
関係を守ろうとするほど、自分が苦しくなる。
そのバランスの崩れが、心の負担をさらに大きくしていきました。
「頑張ればうまくいく」という思い込み
ご相談者の中には、「自分がもっと頑張れば、この関係は良くなるはず」という思いがありました。
家事や日常の役割を一生懸命こなし、
相手の機嫌を損ねないように気を配る。
それでも否定的な言葉を受けると、
「まだ足りないのかもしれない」と、さらに努力を重ねてしまう。
この流れは一見すると前向きな姿勢にも見えますが、
実は自分を追い込みやすい状態でもあります。
なぜなら、相手の態度や感情は、自分の努力だけで変えられるものではないからです。
それにもかかわらず、「もっと頑張らなきゃ」と思い続けることで、
終わりの見えない努力を続けることになります。
そしてその中で、自分の気持ちや限界はどんどん後回しにされていきます。
「頑張ること」が悪いわけではありません。
ただ、その頑張りが自分を苦しめているときは、
少し立ち止まって見直す必要があるサインかもしれません。
気持ちを飲み込むクセが強くなっていく
つらさを感じたとき、本来であれば「つらい」と言葉にすることで、
少しずつ整理されていきます。
しかし今回のご相談者は、
相手の反応を考えるあまり、その気持ちを飲み込むことが増えていきました。
「ここで言ったら怒られるかもしれない」
「余計に関係が悪くなるかもしれない」
そんな不安が先に立ち、言葉を止めてしまう。
その積み重ねによって、
自分の本音がどこにあるのか分からなくなることもあります。
さらに、気持ちを表に出さない状態が続くと、
周囲からは「問題がないように見える」こともあります。
結果として、ますますひとりで抱え込む状況が強まっていきます。
本音を言えない関係は、少しずつ心の距離を広げていきます。
そしてその距離が、孤独感をさらに深めていく原因にもなっていました。
「このままでいいのか」という不安が大きくなる
日々をなんとか乗り越えながらも、
ご相談者の中には常に不安がありました。
「この生活を続けていて大丈夫なのか」
「将来、子どもを安心して育てられるのか」
特に将来への不安は、今の状況をより重く感じさせます。
目の前の出来事だけでなく、
これから先の人生まで影響するかもしれないと考えると、
気持ちはさらに揺れやすくなります。
それでもすぐに環境を変えられるわけではなく、
どう動けばいいのか分からない。
この「動きたいけど動けない」という状態は、
心にとって大きなストレスになります。
そしてそのストレスが続くことで、
ますます考えがまとまらなくなり、
決断すること自体が難しくなっていきます。
不安を抱えたまま過ごす時間が長くなるほど、
自分の感覚にも自信が持てなくなっていく。
そんな状態の中で、ご相談者は次第に
「どうしたいのか分からない」という感覚に近づいていきました。
「全部自分のせいじゃない」と気づいたとき、少しずつ変わり始めた
苦しさが続く中で、ご相談者は少しずつ「このままでいいのか」と考えるようになっていきました。
ただ、頭では分かっていても、気持ちはすぐに切り替えられるものではありません。
これまでずっと「自分が頑張ればいい」と思ってきた分、
その考え方を手放すことには、不安や怖さも伴います。
それでも、自分の気持ちを丁寧に言葉にしていく中で、
少しずつ見えてきたものがありました。
それは、「全部を自分で背負わなくてもいい」という感覚です。
相手の怒りや機嫌、関係のすべてを自分の責任のように感じていた状態から、
「それは本当に自分の問題なのか」と問い直す視点が生まれていきました。
この小さな視点の変化が、
心の中に少しだけ余白をつくっていきます。
すぐに状況が変わるわけではなくても、
「どうしたいか」を考える余地ができることは、大きな変化です。
ここから、ご相談者の中で少しずつ、
自分を守るための選択を考え始める流れが生まれていきました。
「相手の問題」と「自分の問題」を分けて考える
これまでご相談者は、夫の怒りや言動を、
どこかで「自分の至らなさのせい」と感じていました。
けれど、話を整理していく中で見えてきたのは、
相手の持つ完璧主義や怒りの出方は、必ずしも自分が原因ではないということでした。
たとえば、同じ出来事でも、
人によって受け取り方や反応は大きく変わります。
つまり、相手の反応すべてを自分で背負う必要はない、ということです。
この視点が持てるようになると、
「自分が全部悪い」という思い込みが少しずつ緩んでいきます。
もちろん、すぐに割り切れるものではありません。
それでも、「ここまでは自分、ここからは相手」というように
少しずつ境界を意識することで、心の負担は変わっていきます。
すべてを背負い込んでいた状態から、
少しずつ荷物を下ろしていくような感覚。
それが、ご相談者にとって大きな転機になっていきました。
自分の気持ちを言葉にすることで見えてきた本音
これまで飲み込んできた気持ちを、
少しずつ言葉にしていく中で、ご相談者の中に変化が生まれていきました。
最初は「うまく言えない」「整理できない」という状態でも、
話していくうちに、自分の本音に気づく瞬間があります。
ご相談者も、涙とともに言葉を紡ぎながら、
「このままここにいると、自分が嫌いになってしまいそう」
という気持ちに気づいていきました。
この気づきは、とても大きなものです。
なぜなら、それまで「関係をどうするか」ばかりに意識が向いていた状態から、
「自分はどうありたいか」という視点に変わったからです。
自分の気持ちに気づくことは、
決断を急ぐことではありません。
ただ、「本当はどう感じているのか」を知ることで、
これからの選択に軸が生まれていきます。
その軸があることで、
周囲の状況に振り回されにくくなっていきます。
「どうするか」を決める前に、「どうしたいか」を大切にする
問題に直面すると、「どうすればいいか」をすぐに考えたくなります。
けれど、その前に大切なのは「自分はどうしたいのか」を知ることです。
ご相談者も当初は、
「このまま頑張るべきか」「関係をどうするべきか」と、
正解を探すように考えていました。
しかし、話を重ねる中で少しずつ、
「安心して暮らしたい」「無理のない関係でいたい」
という気持ちが見えてきました。
この「どうしたいか」が見えてくると、
選択肢の見え方も変わってきます。
たとえば、今の関係を続けるにしても、
そのまま我慢を続けるのか、伝え方を変えるのか、
あるいは環境自体を見直すのか。
どれを選ぶにしても、
「自分の気持ち」を基準に考えられるようになります。
ご相談者も、「日本に戻ることも選択肢にしていい」と考えられたことで、
少しだけ気持ちが軽くなっていきました。
選択肢はひとつではない。
そう思えることが、心の余裕につながっていきます。
そしてその余裕が、
これからの一歩を考える力を少しずつ取り戻していくきっかけになっていきました。
「自分を大切にしていい」と思えたとき、選択は少しずつ変わっていく
ここまでの過程の中で、ご相談者の中に少しずつ生まれてきたのは、
「自分の気持ちを大切にしてもいい」という感覚でした。
これまでは、相手との関係を守ることや、
「うまくやること」に意識が向きすぎていて、
自分のつらさや限界は後回しになっていました。
でも、自分の気持ちを言葉にし、整理していく中で、
「このまま無理を続ける必要はないかもしれない」
という視点が少しずつ芽生えていきます。
それは、すぐに大きな決断をするということではありません。
ただ、「どうしたいか」を自分の中に持てるようになったことで、
選択の仕方が変わっていくのです。
相手に合わせることだけが正解ではない。
我慢し続けることが優しさではない。
そう気づけたとき、
これまで見えていなかった選択肢が、少しずつ広がっていきます。
自分を大切にするというのは、
わがままになることではなく、
「これ以上無理をしない」という線を引くことでもあります。
その感覚を取り戻していくことが、
これからの安心につながっていく一歩になっていきました。
「線を引くこと」は関係を壊すことではない
これまでご相談者は、
「嫌だ」と思うことや「無理」と感じることを伝えると、
関係が壊れてしまうのではないかという不安を抱えていました。
そのため、自分の気持ちよりも、
相手の機嫌や反応を優先してきた部分があります。
けれど、すべてを受け入れ続ける関係は、
長い目で見ると、どちらにとっても負担になっていきます。
「ここまではできるけど、ここからは難しい」
「こういう言い方はつらいと感じる」
そうした線を伝えることは、
相手を否定することではなく、
自分を守るための大切な行動です。
最初は勇気がいりますし、
すぐに相手が変わるとは限りません。
それでも、自分の中で線を意識することができると、
無理をしすぎる状態から少しずつ抜け出しやすくなります。
関係を続けるかどうか以前に、
「自分がどう在りたいか」を大切にすること。
その視点が、ご相談者の中で少しずつ育っていきました。
「頼ること」もひとつの選択肢にしていい
海外での生活は、どうしても「自分でなんとかしなきゃ」と思いがちです。
特に今回のように、近くに頼れる人が少ない環境では、
ひとりで抱え込むことが当たり前になってしまうこともあります。
ご相談者も、これまでは
「ここで頑張らないといけない」と感じていました。
しかし、話をしていく中で、
「日本に戻る」という選択肢を考えてもいい、
と少しずつ思えるようになっていきます。
これは、すぐに帰るという決断ではなく、
「頼れる場所がある」と認識できたことが大きな変化でした。
人は、選択肢がひとつしかないと感じるとき、
強い不安や焦りを感じやすくなります。
逆に、「他にも道がある」と思えるだけで、
心には余裕が生まれます。
頼ることは、弱さではありません。
自分を守るための大切な行動のひとつです。
その感覚を持てたことで、ご相談者の中に、
少しずつ安心感が戻ってきました。
今すぐ答えを出さなくても大丈夫
悩みが深いと、「早く決めなきゃ」と焦ってしまうことがあります。
けれど、本当に大切なことほど、
すぐに結論を出す必要はありません。
ご相談者も、関係をどうするか、
今の生活を続けるのかなど、
すぐに答えを出すことはできませんでした。
それでも、「自分の気持ちを大切にしていい」と思えたことで、
少しずつ考える余裕が生まれていきます。
無理に決断するのではなく、
その時の自分の状態や気持ちに合わせて、
一歩ずつ選んでいくこと。
それが結果的に、自分にとって納得のいく選択につながっていきます。
「まだ決められない」という状態も、
決して悪いものではありません。
むしろ、それだけ丁寧に向き合っている証でもあります。
焦らなくて大丈夫。
今の自分が感じていることを大切にしながら、
少しずつ進んでいけばいい。
そんなメッセージを、ご相談者自身も持ち帰られていました。
読者へのメッセージ
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
パートナーとの関係に悩んでいるとき、
「自分が我慢すればいい」と思ってしまう方はとても多いです。
特に今回のように、海外生活や頼れる人が少ない環境では、
その思い込みはより強くなりやすいものです。
でも、本当は――
無理を続けることだけが選択ではありません。
「つらい」と感じている気持ちには、きちんと理由があります。
そしてその気持ちは、なかったことにしなくていいものです。
すぐに答えを出さなくても大丈夫です。
ただ、自分の気持ちを誰かに話してみること、
言葉にして整理していくことが、次の一歩につながっていきます。
もし今、
「どうしたらいいか分からない」
「誰にも話せていない」
そんな状態であれば、
安心して気持ちを話せる場所として、
傾聴ラウンジ「ここより」を思い出していただけたら嬉しいです。
ここよりでは、正解を押しつけるのではなく、
あなたの言葉やペースを大切にしながら、
一緒に整理していく時間を大事にしています。
ひとりで抱え続けなくて大丈夫です。
あなたの気持ちを、そのまま話せる場所があることを、
そっと心の片隅に置いておいてくださいね。





