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不安や考えすぎ、孤独感で生きづらい方へ|完璧主義と考え方のクセを整理するカウンセリング

不安や考えすぎ、孤独感で生きづらい方へ|完璧主義と考え方のクセを整理するカウンセリング

「何か悪いことが起きそうで落ち着かない」「一度気になると、何度も同じことを考えてしまう」「人と一緒にいても、なぜか孤独を感じる」。そんな状態が続くと、毎日の中で安心できる時間が少なくなり、「どうして自分だけこんなに生きづらいのだろう」と感じることがあります。

不安や考えすぎが強い方の中には、失敗しないように準備を重ねたり、人に迷惑をかけないように一人で抱えたり、弱い部分を見せないように頑張り続けたりする方も少なくありません。周囲からは真面目でしっかりしているように見えても、心の中では「もっと完璧にしなければ」「少しでも間違えたら信用を失う」と、自分を追い込んでいることがあります。

また、孤独感は、単に一人で過ごしているときだけに生まれるものではありません。家族や友人がいても、本音を話せない、自分の弱さを見せられない、誰にも理解されていないと感じると、心の距離が広がっていきます。「こんなことを話したら重いと思われる」「助けを求めたら迷惑になる」という考えが、さらに人とのつながりを遠ざけてしまうこともあります。

こうした苦しさには、「きっと悪い結果になる」という未来予測、「完璧でなければ意味がない」という二分割思考、「不安を感じるから危険に違いない」という感情的決めつけなど、考え方のクセが関係している場合があります。ただし、それは性格の欠点ではありません。これまで傷つかないように、失敗しないように、自分を守るために身につけてきた反応かもしれません。

リハートカウンセリングでは、まず不安や孤独感、頑張り続けてきた苦しさを丁寧にお聴きします。そのうえで、「何が起きることを恐れているのか」「完璧にできなかったら、どうなると思っているのか」「本当は誰に何を分かってほしかったのか」を問いかけながら整理します。さらに認知行動療法の視点から、出来事・考え・感情・行動のつながりを確認し、不安を強めやすい考え方と日常で試せる小さな行動を一緒に見つけていきます。

目指すのは、不安や孤独を完全になくすことでも、いつでも前向きになることでもありません。完璧でない自分を責めすぎず、弱さを少しずつ人に見せながら、不安があっても自分で選べる毎日を取り戻すことです。この記事では、不安や考えすぎ、孤独感が強くなる背景と、生きづらさをやわらげるための向き合い方をお伝えします。

もう一度、自分の心とつながり直す場所。リハートカウンセリング

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
■ 一言キャッチコピー

ストレス・人間関係・自己肯定感の悩みに寄り添い、“話を聴いてもらえる安心”から考え方のクセを整える心理カウンセラー

■ 経歴・実績

心理カウンセラーとして、ストレス、不安、うつ傾向、人間関係、自己肯定感の低さ、仕事やキャリアの悩みなど、幅広いご相談に対応しています。

オンラインを中心にカウンセリングを提供し、安心して本音を話せる時間を大切にしています。

また、人材紹介会社にてキャリアコンサルタントとして転職相談に従事してきた経験もあり、仕事の悩みやキャリアの迷い、職場での人間関係についても、現実的な視点を持ちながらサポートしています。

■ 保有資格

産業カウンセラー

■ 主な相談内容

ストレス・メンタル不調
不安・うつ・気分の落ち込み
職場・家族・恋愛などの人間関係の悩み
自己肯定感の低さ・自己否定
HSP気質・繊細さによる生きづらさ
仕事の悩み・キャリアの迷い
本音が言えない・自分の気持ちが分からない悩み
誰かに話を聴いてほしい時の気持ちの整理

■ カウンセリングの特徴・強み

私が大切にしているのは、まず安心して話せることです。

悩みを抱えている時、人はすぐに答えがほしいとは限りません。アドバイスよりも先に、「まずは話を聴いてほしい」「分かってほしい」と感じていることがあります。

そのため、否定せず、急かさず、話がまとまっていなくても受け止めることを大切にしています。

そのうえで、ストレスや不安の背景にある気持ちを一緒に整理し、自分でも気づきにくい“考え方のクセ”や“認知の歪み”に気づけるようサポートします。

ただ聴くだけで終わるのではなく、話すことで心を整え、必要に応じて日常で実践できる具体的な対処法も一緒に考えていきます。

■ アプローチ方法

クライアント中心療法、来談者中心療法を大切にしながら、認知行動療法、CBTの考え方も取り入れています。

特に、感情・思考・行動のつながりを一緒に見える化し、ストレスや不安が強くなるパターンを整理していきます。

「なぜ同じことで悩みやすいのか」
「どうして自分を責めてしまうのか」
「人間関係で疲れやすい理由は何か」

そういった部分を、無理に決めつけるのではなく、対話を通して一緒に見つけていきます。

■ カウンセラーになったきっかけ

子どもの頃から、自分の気持ちや「嫌だ」という思いをうまく言えない環境で育ちました。

本当はつらいと感じていても、それを言葉にすることが難しく、気持ちを飲み込んでしまうことが多くありました。

その経験から、「自分の気持ちを安心して話せる場所があること」「否定されずに話を聴いてもらえること」が、人にとってどれほど大切なのかを、身をもって感じるようになりました。

大人になってからは、人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして転職相談に携わりました。

そこでは、仕事の悩みやキャリアの迷いだけでなく、職場の人間関係、将来への不安、自信のなさなど、さまざまな思いを抱えた方のお話を聴く機会が多くありました。

相談を受ける中で感じたのは、多くの方が「答え」だけを求めているわけではないということです。

まずは自分の気持ちを整理したい。誰にも言えなかった不安を聴いてほしい。否定されずに、今の思いを受け止めてほしい。

そういった気持ちを抱えながら、一人で頑張っている方がたくさんいることを実感しました。

話を聴いてもらうことで、表情が少し和らいだり、自分の本音に気づいたり、次の一歩を考えられるようになったりする姿を見て、傾聴には人の心を支える力があると感じました。

子どもの頃に感じていた「うまく言えない苦しさ」と、キャリア相談の現場で出会った「誰かに聴いてほしい思い」。

その両方の経験が重なり、安心して本音を話せる場所をつくりたい、一人で抱え込んでいる方の力になりたいと思うようになったことが、心理カウンセラーを目指すきっかけです。

■ 大切にしていること

安心して本音を話せる場づくり
否定せず、そのままを受け止めること
一人ひとりの価値観やペースを尊重すること
話すことで心を整える時間を大切にすること
「話してもいいんだ」と感じられる経験を積み重ねること

■ メッセージ

ストレスや不安、人間関係の悩みの多くは、自分でも気づかない“考え方のクセ”が影響していることがあります。

ただ、そのクセに気づくためには、まず安心して話せることが大切です。

整体で身体を整えるように、心もまた、話すことで少しずつ整っていくことがあります。

「こんなことで相談していいのかな」
「うまく話せるか分からない」
「誰かに聴いてほしいけれど、身近な人には話しにくい」

そんな段階でも大丈夫です。

話がまとまっていなくても、同じ話を繰り返しても、途中で言葉に詰まってもかまいません。

安心して話せる場所として、そして自分の本音に気づき、少しずつ自分らしく生きるための時間としてご利用ください。

目次

不安や孤独感、頑張りすぎてしまう気持ちには理由があります

不安や孤独感、頑張りすぎてしまう気持ちには理由があります

不安や考えすぎに悩んでいる方は、「もっと気楽に考えればいい」「気にしなければいい」と言われることがあります。けれど、頭では分かっていても、心がついてこないことは少なくありません。少し先の予定を考えただけで悪い結果を想像したり、誰かの何気ない言葉を何度も思い返したり、夜になると考えが止まらなくなったりします。

また、周囲には人がいるのに「誰にも本当の自分を分かってもらえない」と感じることもあります。心配をかけたくない、弱いと思われたくない、うまく説明できないという理由から、本音を隠して一人で抱えてしまうのです。人とのつながりを求めているのに、自分から距離を取ってしまい、さらに孤独を感じることもあります。

その背景には、失敗や否定を避けるために身につけた完璧主義が関係している場合があります。「きちんとできなければ意味がない」「迷惑をかけてはいけない」「いつでも冷静でいるべき」と、自分に高い基準を課すことで、安心を保とうとしてきたのかもしれません。

リハートカウンセリングでは、最初から「考え方を変えましょう」とは進めません。まずは、どのような不安を抱え、どれほど頑張ってきたのかを丁寧にお聴きします。孤独感や完璧主義も欠点として扱わず、その方がこれまで自分を守ってきた方法として理解していきます。

私は、不安をなくそうとする前に、不安が何を知らせているのかに気づくことが大切だと考えています。怖さ、寂しさ、分かってほしかった気持ちを言葉にすることで、漠然としていた生きづらさを少しずつ整理できるようになります。

悪い未来を考え続けるのは、心が備えようとしているからです

まだ何も起きていないのに、「失敗したらどうしよう」「体調が悪くなったら困る」「相手に嫌われたかもしれない」と、悪い展開ばかり浮かぶことがあります。一つの不安について考え始めると、次々に別の心配が生まれ、頭の中で止められなくなる方もいます。

この状態になると、「また考えすぎている」と自分を責めやすくなります。しかし、悪い未来を想像するのは、心が危険を避けようとしている反応でもあります。先に問題を考えておけば、傷ついたり失敗したりせずに済むと感じているのです。

過去に予想外の出来事で傷ついた経験や、失敗を強く責められた記憶があると、「事前にすべて考えておかなければ安全ではない」と感じやすくなります。そのため、予定を何度も確認したり、会話の内容を繰り返し振り返ったりします。

けれど、どれほど考えても未来を完全に管理することはできません。考えるほど新しい可能性が浮かび、かえって不安が増えることもあります。問題を解決するための思考と、答えが出ないまま繰り返す思考が混ざってしまうのです。

私は、考えすぎを無理に止めるより、「今は何に備えようとしているのだろう」と見ていくことが大切だと考えています。怖い結果を具体的に言葉にすると、自分が本当に恐れていることが分かる場合があります。

「不安になっている」という感情と、「悪いことが起きる」という予想は同じではありません。心が警戒していることに気づきつつ、まだ起きていないことを事実として扱わない。その区別が、不安に巻き込まれすぎないための第一歩になります。

本音を隠し続けると、人と一緒にいても孤独を感じます

孤独というと、周囲に誰もいない状態を思い浮かべるかもしれません。けれど、家族や友人、同僚に囲まれていても、孤独を感じることがあります。会話をして笑っていても、「本当の自分は誰にも見えていない」と感じるからです。

「こんな悩みを話したら重いと思われる」「弱いところを見せたら距離を置かれる」「うまく説明できないから黙っておこう」と考え、本音を隠してしまうことがあります。相手との関係を守るための行動ですが、自分の気持ちは届かないまま残ります。

特に、周囲から「しっかりしている」「何でもできる」と見られてきた方は、つらいと言い出しにくいものです。期待を裏切らないように明るく振る舞い、相談される側になる一方で、自分の悩みを話せる場所がなくなっていくことがあります。

孤独感が強くなると、「どうせ話しても分かってもらえない」と考え、人との距離をさらに広げる場合があります。けれど、話さなければ相手は気づくことができません。その結果、つながりを求めながら避けるという苦しい状態が続きます。

私は、最初から深い本音をすべて話す必要はないと考えています。「今日は少し疲れている」「最近、考え込むことが多い」と、小さな気持ちを伝えるところから始めてもよいのです。

孤独感は、自分が誰にも必要とされていない証拠ではありません。安心して本音を出せるつながりを求めているサインでもあります。言葉にできなかった寂しさを責めずに受け止めることで、人とのつながり方を少しずつ見直せるようになります。

完璧にしようとするほど、安心できなくなることがあります

完璧主義というと、仕事や勉強を丁寧に行う人を想像するかもしれません。しかし、実際の完璧主義は、「失敗してはいけない」「十分に準備できるまで始められない」「少しでも間違えたら意味がない」という苦しさとして表れることがあります。

高い基準を持つことで成果につながる場合もありますが、その基準を満たさなければ自分を認められない状態になると、心は休めません。一つ終わっても「もっとできたはず」と感じ、達成感より反省ばかりが残ります。

完璧を求める背景には、失敗そのものより、失敗したことで否定されたり、信用を失ったりする怖さが隠れていることがあります。幼い頃から結果を求められた経験や、間違いを厳しく指摘された記憶があると、「できる自分でなければ受け入れられない」と感じやすくなります。

また、完璧にできない可能性があると、行動を先延ばしにしたり、新しいことを避けたりすることがあります。失敗を防ぐために動かない選択をしますが、その後に「何もできない自分はダメだ」と責め、さらに自信を失う場合もあります。

私は、完璧主義を単に手放すのではなく、それによって何を守ろうとしているのかを理解することが必要だと考えています。「80点では何が不安なのか」「間違えたら誰にどう思われそうか」と見ていくと、厳しい基準の奥にある怖さが見えてきます。

完璧でなくても、取り組んだことや途中まで進めたことはなくなりません。「十分にできた」「今日はここまで」と区切る練習を重ねることで、成果だけでなく自分の状態も大切にできるようになります。

不安が大きくなる流れを、問いかけながら丁寧に整理する

不安が大きくなる流れを、問いかけながら丁寧に整理する

不安や考えすぎが続いていると、頭の中に浮かぶことがすべて事実のように感じられることがあります。「きっと失敗する」「このまま悪いことが起きる」「誰にも理解してもらえない」と考え始めると、次々に心配が広がり、どこから整理すればよいのか分からなくなります。

また、完璧にできない自分を許せなかったり、誰かに頼ることへ強い抵抗を感じたりすることもあります。不安を減らすために確認や準備を繰り返しているのに、なぜか安心にはつながらず、疲れだけが残ってしまうのです。

このようなときに大切なのは、「考えすぎないようにしよう」と無理に頭を止めることではありません。まず、「いつ不安が強くなったのか」「そのとき、どんなことを考えたのか」「一番恐れている結果は何か」を具体的にしていくことです。

リハートカウンセリングでは、気持ちを丁寧にお聴きしたうえで、答えを決めつけずに問いかけを重ねます。「それが起きたら、どうなると思いますか」「誰にどのように見られることが怖いのでしょう」「本当はどんな言葉をかけてほしかったですか」と確認しながら、不安の奥にある思いを整理していきます。

私は、問いかけは不安の間違いを探すためのものではないと考えています。自分でも気づかなかった怖さや寂しさ、頑張り続けてきた理由に出会うためのものです。漠然としていた苦しさを一つずつ言葉にすると、「すべてが不安なのではなく、このような場面で不安が強くなる」と捉えやすくなります。

「何が起きることを恐れているのか」を具体的にする

「なんとなく不安」「将来が怖い」と感じているときは、不安の範囲がとても広くなっています。仕事、体調、お金、人間関係など、さまざまな心配がつながり、何を考えても悪い結果にたどり着くように感じることがあります。

そこで、「今、一番心配していることは何でしょう」と、不安を一つの場面に絞ってみます。たとえば、仕事でミスをすることが心配なのであれば、「ミスをしたら何が起きると思いますか」と問いかけます。

すると、「上司に注意される」といった答えの奥から、「能力がないと思われる」「信用を失う」「職場にいられなくなる」と、さらに深い不安が見えてくることがあります。本当に怖いのはミスそのものではなく、失敗した自分を否定されることかもしれません。

不安を具体的にすることは、悪い未来を詳しく想像することとは違います。頭の中で一つになっていた出来事と予想を分けるための作業です。「ミスをする可能性がある」ということと、「信用をすべて失う」ということは同じではありません。

私は、不安を整理するときに、「起こる可能性があること」と「すでに起きた事実」を分けることが大切だと考えています。可能性をゼロにすることはできませんが、まだ起きていないことを確定した未来として扱わないようにすることはできます。

「悪いことが起きる」と考えていた状態から、「私は今、悪い結果を予想して不安になっている」と言い換えるだけでも、少し距離が生まれます。不安を感じている自分と、実際の現実を分けて見られるようになるからです。

不安の正体が具体的になると、今できることも考えやすくなります。必要な準備をするのか、誰かに相談するのか、今日は休むのか。答えの出ない心配を繰り返すのではなく、現実に合った小さな選択へつなげられるようになります。

完璧にできなかったら、何を失うと思っているのでしょう

完璧主義が強い方は、少しの間違いや不足を、単なる改善点として受け止めにくいことがあります。「十分にできなかった」という出来事が、「自分には能力がない」「期待を裏切った」という自己評価にまで広がってしまうからです。

そのため、提出前に何度も確認したり、準備が整うまで行動できなかったりします。人から見れば十分にできていても、自分の中では足りない部分ばかりが目につき、安心できません。

そこで、「完璧にできなかったら、何が起きると思いますか」と問いかけてみます。すると、「怒られる」「恥をかく」という不安だけでなく、「見放される」「価値のない人だと思われる」「居場所がなくなる」といった怖さが隠れている場合があります。

完璧にすることが、評価や関係を失わないための条件になっているのです。過去に結果を強く求められた経験や、失敗したときに責められた記憶があると、「できる自分でなければ受け入れられない」と感じやすくなります。

私は、完璧主義をやめるよう求めるより、完璧さによって何を守ろうとしているのかを理解することが大切だと考えています。そこに気づかず基準だけを下げようとしても、不安が強くなり、元のやり方へ戻りやすいからです。

「100点でなければ意味がない」と感じるときは、「今回、本当に必要な水準はどのくらいか」「足りない部分があっても、できている点は何か」と考えます。手を抜くためではなく、現実に合った基準へ調整するためです。

完璧でない結果を出すことは勇気がいります。最初は、メールを一度だけ確認して送る、予定した時間で作業を終えるなど、小さな範囲から試します。「完璧でなくても大きな問題は起きなかった」という経験が増えると、少しずつ安心の作り方が変わっていきます。

孤独を感じるとき、本当は誰に何を分かってほしかったのでしょう

孤独感が強いとき、「誰も自分を分かってくれない」「自分は必要とされていない」と感じることがあります。しかし、その苦しさを詳しく見ていくと、単に人がいないのではなく、特定の気持ちを分かってもらえない寂しさが関係している場合があります。

たとえば、家族には頑張っていることを認めてほしかった、友人には否定せず話を聞いてほしかった、職場ではつらさに気づいてほしかったなどです。けれど、その願いを言葉にできないまま、「分かってくれない」という気持ちだけが残ってしまうことがあります。

そこで、「本当は誰に、どんなことを分かってほしかったですか」と問いかけてみます。すぐに答えられなくても構いません。「寂しかった」「助けてほしかった」「頑張ったねと言ってほしかった」と、少しずつ言葉が見つかることがあります。

孤独感が強い方は、人に求めること自体を悪いことだと感じている場合もあります。「自分のことは自分で解決すべき」「弱音を吐くと迷惑をかける」と考え、つながりを求める気持ちを抑えてしまうのです。

私は、人に分かってほしいと思うことは、依存や甘えではないと考えています。誰かと気持ちを共有し、安心したいと思うのは自然な願いです。ただし、相手が何も言わなくてもすべてを理解してくれるとは限りません。

まずは、自分が何を感じているのかを自分自身で知ることが必要です。そのうえで、「最近少し心細い」「今は答えより話を聞いてほしい」と、小さく伝えてみます。すべてを一度に話す必要はありません。

また、一人の相手にすべてを分かってもらおうとしなくても大丈夫です。話す内容によって相手や場所を選び、安心できるつながりを少しずつ増やす方法もあります。

孤独感を「自分には魅力がない証拠」と決めつけず、「今の私は、安心して気持ちを話せる関係を必要としている」と捉え直すこと。それが、自分を閉じ込める孤独から、人とつながるための一歩へ変えていくきっかけになります。

考え方のクセを整理すると、不安との距離を少しずつ変えられる

考え方のクセを整理すると、不安との距離を少しずつ変えられる

不安や考えすぎが強いとき、頭に浮かんだ予想が、すでに決まった事実のように感じられることがあります。「きっと失敗する」「このまま悪い方向へ進む」「誰にも理解してもらえない」と考えると、不安や寂しさがさらに強くなり、確認を繰り返したり、行動を避けたり、一人で抱え込んだりします。

認知行動療法では、苦しさを「出来事・考え・感情・行動」に分けて整理します。たとえば、知人から返信が来ないという出来事に対して、「嫌われた」「自分は必要とされていない」という考えが浮かぶと、不安や孤独感が強くなります。そして、何度もスマートフォンを確認したり、追加で連絡したり、反対に自分から関係を切ろうとしたりすることがあります。

しかし、返信が来ていないことと、嫌われたことは同じではありません。相手が忙しい、体調が優れない、落ち着いてから返そうとしているなど、ほかの可能性もあります。不安なときは悪い可能性だけが目立ち、別の見方が見えにくくなっているのです。

リハートカウンセリングでは、「その考えは間違っています」と否定するのではなく、「確認できている事実は何か」「ほかにどんな可能性があるか」「その考えによって、どのような行動を取っているか」を一緒に確認します。考え方のクセは、長い時間をかけて身についたものですから、すぐに変えられなくても問題ありません。

私は、無理に前向きな考えへ置き換えることより、自分を苦しめている考えを唯一の答えにしないことが大切だと考えています。「悪い結果になるかもしれない」という考えに加えて、「まだ結果は分からない」という見方を持つ。その小さな余白が、不安や完璧主義、孤独感に振り回されにくくなるきっかけになります。

悪い結果を先に決めてしまう「未来予測」と「破局的思考」

不安が強いときは、まだ起きていない出来事について、悪い結果を先に決めてしまうことがあります。「この仕事はきっと失敗する」「体調が悪化して大変なことになる」「自分の発言で関係が壊れる」と、頭の中で未来の結論を出してしまうのです。

このような考え方は「未来予測」と呼ばれます。さらに、ひとつの失敗や問題を「すべてが終わるほど重大なこと」と捉える考え方は「破局的思考」と呼ばれます。たとえば、仕事でミスをする可能性から、「信用をすべて失う」「職場にいられなくなる」「人生がうまくいかなくなる」と、予想が一気に広がっていきます。

本人にとっては、とても現実的な不安に感じられます。そのため、「考えすぎだよ」と言われても安心できません。むしろ、分かってもらえなかった寂しさが加わり、さらに一人で抱えることがあります。

こうしたときは、「悪い結果が起きる可能性は何%くらいか」「最も悪い結果以外には、どんな展開が考えられるか」「問題が起きた場合にできることはあるか」と、予想を細かく分けてみます。不安をゼロにするためではなく、ひとつの未来だけを確定させないためです。

たとえば、「仕事で失敗したら終わり」ではなく、「失敗する可能性はあるが、修正したり相談したりできるかもしれない」と捉え直します。「必ず大丈夫」と言い聞かせる必要はありません。「悪い結果になるとは、まだ決まっていない」という現実的な見方で十分です。

私は、未来予測が表れたときに、「今、心が先回りして自分を守ろうとしている」と気づくことが大切だと考えています。悪い未来を考える自分を責めるのではなく、必要な準備と、考えても答えが出ない心配を分けます。

具体的にできることがあるなら、ひとつだけ行動に移します。できることがない場合は、「今は結論を出せない」と考える時間を終えることも選択のひとつです。未来を完全に管理しようとせず、今できることへ意識を戻すことで、不安との距離を少しずつ調整できるようになります。

「完璧でなければ意味がない」と考える二分割思考とべき思考

完璧主義が強い方は、物事を「成功か失敗か」「できたか、できなかったか」の二つに分けやすくなります。九割できていても、ひとつ間違いがあると「全部ダメだった」と感じてしまいます。このような受け取り方を「二分割思考」と呼びます。

そこに、「失敗してはいけない」「人に迷惑をかけるべきではない」「何事も最後まできちんとやるべき」といった、べき思考が重なることがあります。高い基準を守ることで、周囲から認められたり、大きな失敗を避けたりしてきた方にとっては、簡単に手放せる考えではありません。

しかし、いつも100点を求めていると、どれほど努力しても安心できなくなります。成果を出しても「次はもっとできなければ」と考え、休んでいると「怠けている」と罪悪感を抱きます。できたことより、足りない部分ばかりに目が向くため、達成感も残りにくくなります。

また、完璧にできる自信がないことを避ける場合もあります。準備が整うまで始めない、人に見せるのが怖くて提出できない、失敗しそうな誘いを断るなどです。行動しなければ失敗は防げますが、「自分にはできない」という考えがさらに強くなることがあります。

二分割思考やべき思考に気づいたときは、「本当に0点か100点のどちらかしかないのか」「今回必要なのは、どのくらいの水準か」と問い直します。「完璧ではなかったが、必要な部分はできた」「失敗した点もあるが、学べたこともある」と、間にある見方を探します。

私は、基準を下げることと、いい加減になることは違うと考えています。自分の体力や時間、求められている目的に合わせて、適切な基準を選び直すことです。「常に完璧であるべき」から、「今回は何を大切にするか」へ問いを変えていきます。

メールを確認する回数を決める、作業時間に区切りをつける、80点の状態でも提出してみるなど、小さな行動から試せます。完璧でなくても大きな問題は起きなかったという経験が、厳しい基準だけに頼らない安心感を育てていきます。

「孤独だから必要とされていない」と感じる感情的決めつけ

孤独感が強くなると、「こんなに寂しいのだから、私は誰にも大切にされていない」「分かってもらえないのだから、誰にも必要とされていない」と考えることがあります。感じていることを、そのまま現実の証明として扱ってしまうのです。

このような考え方は「感情的決めつけ」と呼ばれます。感情は大切な心の反応ですが、必ずしも現実のすべてを表しているわけではありません。孤独を感じていることは事実でも、それが「誰からも必要とされていない」という事実になるわけではありません。

たとえば、疲れている夜や、人間関係で傷ついた直後は、普段より孤独感が強くなることがあります。SNSで楽しそうな人を見たあとに、「自分だけ取り残されている」と感じる場合もあります。しかし、SNSに見えているのは、その人の生活の一部分です。相手にも不安や孤独があるかもしれません。

孤独感が強いときは、「今、私は寂しさを感じている」と、感情をそのまま認めます。そのうえで、「誰にも必要とされていないと確認できる事実はあるか」「自分を気にかけてくれた人や出来事はなかったか」と、現実を広く見ていきます。

ここで、無理に「自分は愛されている」と思い込む必要はありません。「今はつながりを感じにくくなっている」「本音を話せる相手や場所を求めている」と捉えるだけでも、孤独感の意味が変わります。自分の価値を否定する証拠ではなく、必要なつながりを知らせるサインとして見られるからです。

また、「どうせ理解されない」という考えから誰とも関わらなくなると、孤独感がさらに強くなります。大きな相談をするのが難しければ、短い連絡をする、挨拶をする、安心できる場所で少し話すなど、小さなつながりから始めてもよいのです。

私は、孤独を感じない人になることを目指さなくてもよいと考えています。孤独を感じたときに、自分を見捨てず、必要なつながりを選び直せることが大切です。

「寂しいから、私は価値がない」ではなく、「寂しいから、今は安心できるつながりが必要なのかもしれない」と捉える。その見方が、自分を責める孤独から、自分を支える行動へ向かうきっかけになります。

不安があっても、完璧でなくても、自分で選べる毎日へ

不安があっても、完璧でなくても、自分で選べる毎日へ

不安や考えすぎ、孤独感、完璧主義と向き合うとき、「この苦しさを完全になくしたい」と思うのは自然なことです。けれど、不安を感じないようにしようとするほど、小さな心配まで気になったり、孤独を埋めようとして無理に人と関わったり、失敗を防ぐためにさらに完璧を求めたりすることがあります。

大切なのは、不安や寂しさをなくしてから生活を始めることではありません。不安が浮かんでも、それだけで未来の結論を決めないこと。完璧にできなくても、今できる範囲で動いてみること。孤独を感じたときに、「誰にも必要とされていない」と自分を否定するのではなく、安心できるつながりを求めている自分に気づくことです。

リハートカウンセリングでは、傾聴によってこれまで抱えてきた気持ちを受け止め、問いかけながら不安や完璧主義の背景を整理します。そのうえで認知行動療法の考え方を取り入れ、出来事・考え・感情・行動のつながりを確認しながら、日常で試せる小さな行動を一緒に考えていきます。

私は、生きづらさから抜け出すことを、「いつも前向きでいられる状態になること」だとは考えていません。落ち込む日があっても、自分のすべてを否定しないこと。答えの出ない不安から少し離れ、休むことや誰かに話すことを選べること。そして、自分の人生を完璧さではなく、納得感を基準に選んでいけることが大切です。

変化は、一度に大きく起こるものではありません。「今日はここまででよい」と区切ること、本音を一言だけ伝えること、不安な予想に「まだ分からない」と付け加えること。そうした小さな選択の積み重ねが、自分を苦しめる考え方だけに従わない毎日へつながっていきます。

不安をなくすより、不安があってもできることを選ぶ

不安が強いと、「不安が落ち着いてから行動しよう」と考えやすくなります。自信がついてから応募する、心配がなくなってから人に会う、失敗しない準備ができてから始めるなどです。けれど、不安が完全になくなるのを待っていると、なかなか行動を始められないことがあります。

行動しない間は、失敗や恥ずかしい思いを避けられるかもしれません。しかし同時に、「やってみたら意外とできた」「不安だったけれど大きな問題は起きなかった」という経験を得る機会も減ってしまいます。その結果、「やはり自分にはできない」という考えが残り、不安がさらに強くなることがあります。

不安と付き合うためには、怖さをゼロにするのではなく、「今の不安を抱えたまま、どこまでならできそうか」を考えます。たとえば、求人へすぐ応募するのが難しければ、まず募集内容を読むだけでも構いません。人に本音をすべて話すのが怖ければ、「最近少し疲れている」と一言伝えるところから始められます。

私は、大きな勇気を出すことより、続けられる小さな行動を選ぶことが大切だと考えています。無理をして挑戦し、その後に疲れ切ってしまうより、「少し緊張するけれど、これなら試せる」と思える範囲を見つける方が、現実的な変化につながります。

行動した後は、結果だけでなく、試したこと自体も振り返ります。「うまく話せなかった」だけで終わらせず、「緊張しながらもその場に行けた」「途中まで伝えられた」という部分にも目を向けます。成功か失敗かだけで判断しないことが大切です。

また、不安が強すぎる日は、休むことも行動のひとつです。不安に負けたのではなく、今の自分に必要な選択をしたと捉えられます。前へ進むことだけでなく、立ち止まることも自分で選べるようになると、不安に支配されている感覚は少しずつ弱まります。

「不安があるからできない」から、「不安はあるけれど、今日はここまで試してみる」へ。その小さな変化が、自分で人生を選んでいる感覚を取り戻すことにつながります。

100点ではなく「今の自分にとって十分」を見つける

完璧主義が強いと、どこまで頑張れば終わりなのか分からなくなることがあります。仕事を仕上げても何度も確認し、人から褒められても「もっとできたはず」と感じます。休んでいても、まだやるべきことが残っているような気がして、心から休めません。

この状態が続くのは、「十分」の基準が自分の中にないからかもしれません。完璧という終わりのない基準を追いかけていると、いつまでも達成感を得られません。ひとつの課題が終わっても、すぐに次の不足が見つかり、自分を認める機会がなくなってしまいます。

そこで、その日の体調や時間、取り組む目的に合わせて、「今回はどこまでできれば十分か」を先に決めてみます。すべてを細かく仕上げる必要がある仕事なのか、まず大まかな内容を作ればよい段階なのかによって、必要な水準は違います。

たとえば、メールは二回まで確認する、家事は優先度の高いものだけ行う、資料は決めた時間になったら一度提出できる形にするなど、終わりの目印を作ります。まだ気になる部分があっても、決めたところで手を止める練習です。

最初は、「こんな状態では不十分だ」と不安になるかもしれません。完璧にすることで安心を得てきた方にとって、途中で区切ることは怖いものです。けれど、実際に試してみると、少し不足があっても周囲から強く責められなかったり、必要であれば後から修正できたりすることがあります。

私は、「十分」を選ぶことは妥協ではなく、自分の時間や体力まで含めて大切にする判断だと考えています。すべてに100点を求めると、本当に大切なことへ使う力まで失ってしまいます。どこに力を使い、どこで手を緩めるかを選ぶことも、自分らしく生活するための力です。

できなかったことだけでなく、今日取り組んだことや、途中まで進めたことも事実として確認します。「完璧ではないけれど、必要なことはできた」「疲れていた中で、ここまで進めた」と捉えることで、現実に合った自己評価が育ちます。

100点でなければ0点なのではありません。その間には多くの段階があります。「今の自分にとっては、これで十分」と区切れるようになると、完璧さに追われる毎日から、自分の状態に合わせて選べる毎日へ少しずつ変わっていきます。

小さな本音を伝え、安心できるつながりを育てる

孤独感をやわらげるために、人との予定を増やしたり、大勢の中へ入ったりすることが必ず必要なわけではありません。人と会っていても、本音を隠し、相手に合わせ続けていれば、かえって孤独を強く感じることがあります。

大切なのは、人の数よりも、自分の気持ちを少し出せる関係があることです。何でも話せる相手をすぐに作る必要はありません。「今日は少し元気がない」「最近、考え込むことが増えた」といった、小さな本音から伝えてみてもよいのです。

本音を話すことに慣れていない方は、伝えた後に「重いと思われたかもしれない」「余計なことを言った」と不安になることがあります。そのときは、相手の反応だけでなく、「自分は自分の気持ちを言葉にできた」という点にも目を向けます。

もちろん、すべての相手が望んだ反応をしてくれるとは限りません。話を急いで解決しようとする人もいれば、うまく言葉を返せない人もいます。反応が期待どおりでなかったからといって、自分の気持ちが間違っていたわけではありません。

私は、一人の相手にすべてを理解してもらおうとしなくてもよいと考えています。仕事の悩みを話せる人、日常の出来事を共有できる人、深い気持ちを安心して話せる場所など、つながりにはそれぞれ役割があります。

また、誰かと話すだけでなく、自分が自分の気持ちに気づくことも孤独感をやわらげます。「寂しいのに、平気なふりをしていた」「本当は助けてほしかった」と、自分の本音を自分で受け止めることです。自分まで自分の気持ちを無視してしまうと、孤独はさらに深くなります。

安心できるつながりは、一度の深い会話だけで作られるものではありません。短い連絡を交わす、話を聞いてもらったら感謝を伝える、無理なときは断るなど、小さなやり取りの積み重ねによって育ちます。

孤独を感じたとき、「自分には誰もいない」と結論づけるのではなく、「今はどのようなつながりが必要なのだろう」と考えてみます。ただ話を聞いてほしいのか、一緒に過ごしてほしいのか、具体的な助けが必要なのか。求めているものが分かると、周囲にも伝えやすくなります。

完璧な自分を見せなければつながれないのではありません。迷いや弱さを少しずつ言葉にし、それでも関係が続く経験を重ねることで、「このままの自分でも人とつながってよい」という感覚が育っていきます。

不安や考えすぎを、一人で整理し続けていませんか

不安や考えすぎを、一人で整理し続けていませんか

不安が浮かぶたびに答えを探し、悪い結果にならないよう何度も考えていると、心も頭も休まる時間が少なくなっていきます。周囲からは真面目でしっかりしているように見えても、内側では「もっと頑張らなければ」「失敗してはいけない」と、自分を追い立てていることもあります。

また、本当は誰かに気持ちを分かってほしいのに、迷惑をかけたくない、重いと思われたくないと考え、つらさを一人で抱えてしまう方も少なくありません。不安や孤独感、完璧主義は、それぞれ別の悩みに見えますが、これまで傷つかないように自分を守ってきた考え方や行動が関係している場合があります。

リハートカウンセリングでは、最初から無理に考え方を変えたり、前向きになるよう求めたりすることはありません。まずは今感じている不安や寂しさ、これまで頑張ってきたことを丁寧にお聴きします。

そのうえで、「どのような場面で考えすぎてしまうのか」「完璧にできなかったら、何が起こると思っているのか」「本当は誰に、どんな気持ちを分かってほしかったのか」を問いかけながら、苦しさの背景を一緒に整理していきます。

さらに、認知行動療法の視点を取り入れ、出来事・考え・感情・行動のつながりを確認します。「きっと悪い結果になる」という未来予測や、「完璧でなければ意味がない」という二分割思考など、不安を強めている考え方のクセに気づき、今の自分に合った受け止め方や行動を探していきます。

目指すのは、不安を完全になくすことではありません。不安があっても、その日の自分にできることを選べるようになること。完璧でなくても、自分の頑張りを認められるようになること。そして孤独を感じたときに、自分を否定するのではなく、必要なつながりを求められるようになることです。

「何から話せばよいか分からない」「うまく説明できる自信がない」という状態でも大丈夫です。まとまっていない気持ちをそのままお話しいただきながら、一つずつ整理していきます。

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