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マッチングアプリで「選ばれない」と感じるあなたへ|自己肯定感が下がる理由と抜け出す方法【20代女性の相談事例】

マッチングアプリで「選ばれない」と感じるあなたへ|自己肯定感が下がる理由と抜け出す方法【20代女性の相談事例】

マッチングアプリを開くたびに、少しだけ心がざわつく。
いいねの数に安心したり、返信が止まっただけで落ち込んだり。

「どうして私は、いつも続かないんだろう」
そんな言葉が、ふと頭をよぎることはありませんか。

今回お話しするのは、関東在住・20代女性のSさん(仮名)の事例です。
アプリを始めて3ヶ月。最初は楽しかったものの、会話が続かない、突然ブロックされる、やっと会えても次につながらない――そんな経験が重なり、「私は誰にも選ばれない」という思い込みが強くなっていきました。

周囲は結婚ラッシュ。
友人の幸せそうな報告を目にするたび、焦りと孤独が膨らんでいく。

でもSさんの本音は、とてもシンプルでした。
スペックや写真ではなく、自分の中身を見てほしい。
誰かの“たった一人”になりたい。

この記事では、マッチングアプリ疲れから自己肯定感を立て直していったSさんの歩みを通して、「選ばれる恋愛」から抜け出すヒントをお伝えします。

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投稿者プロフィール

渡辺桜
渡辺桜よりびと
■待機時間:10時~19時(土日祝を含む週5日程度のシフト制)
※シフトは2週間単位で掲載します

■年齢:20代後半

■ キャッチコピー:あなたの心の声をそのまま受け止める、安心の止まり木です。


■ 得意なテーマ

– もやもやしている気持ちの整理
– 誰にも言えない話の受け止め
– 人間関係の悩み・恋愛相談
– とにかく話を聴いてほしいとき
– 感情の吐き出し

■ 聴き方・スタイル

– 話す準備ができるまでじっくりと待ちます。
– 言葉の裏にある感情を丁寧に拾い上げます。
– 否定的な判断を挟まず、お話を丸ごと受け入れます。
– 解決策は求められるまで出しません。聴くことに徹します。

■ 経験

– 臨床心理学を学び、人格特性やストレスの対処法について研究していました。
– 認定心理士、証券外務員1種、FP等の資格を持ち、専門的な知識でサポートします。
– オンライン上の相談サービスで年齢や性別、国籍を問わず様々な相談を受けました。
– 守秘義務を徹底し、年間40件以上の相談を継続的に担当していました。

■ 大切にしていること

– 否定ゼロ。あなたの全てを受け入れます。
– 話したくないことは無理に聞きません。
– 対等な立場で傾聴します。
– 泣いても沈黙してもOK。決して急かしません。

■ 人柄・ユニークポイント

– 好きなもの:音楽 / ゲーム / ラーメン / 犬・猫
– よく言われる性格:温かみがある / 話しやすい / 誠実
– ちょっとしたこだわり:旅行先の地域で一番おいしいラーメンを探しています。
– 聴き手としての密かな強み:言葉の温度から、微細な感情の変化を読み取ります。


■ メッセージ

感情が溢れたり、話が前後しても気にしないでください。あなたの伝えたい気持ちを丁寧に見つけ出します。まずは気持ちの全てを預けて、心をそっと休ませてあげましょう。

目次

マッチングアプリで「選ばれない」と感じてしまう夜に

マッチングアプリを始めたばかりの頃は、少しワクワクしていたはずなのに。
気づけば、通知が鳴るたびに一喜一憂し、返信が遅いだけで「何か悪いことを言ったかな」と不安になる。やっと会えた相手に次はないと分かった瞬間、「やっぱり私には魅力がないのかも」と胸が重くなる。

今回ご紹介するのは、関東在住・20代女性のSさん(仮名)のケースです。
アプリを始めて3ヶ月。最初は楽しかったものの、会話が続かない、突然ブロックされる、2回目のデートに進まない――そんな経験が重なり、自信を失っていきました。周囲は結婚ラッシュ。焦りも重なり、「私は誰にも選ばれない」という言葉が頭の中で何度も繰り返されるようになっていたのです。

けれど本当は、「条件」ではなく「中身」を見てほしい。
誰かの“たった一人”になりたい。そんなまっすぐな願いが、Sさんの中にはありました。

ここからは、彼女がどんなふうに苦しみ、どこでつまずき、そして何に気づいていったのかを、順番にお話ししていきます。

プロフィール作りに疲れてしまった理由

Sさんは、プロフィール写真を何十枚も撮り直していました。
少しでも可愛く見える角度を探し、加工アプリで肌を整え、「もっと良い自分」に近づこうと努力していました。

でも、ふとした瞬間にこう思ったそうです。
「私は商品みたいだな」と。

より多くの“いいね”をもらうために、自分を磨く。
それ自体は悪いことではありません。ただ、「本当の私より、評価されやすい私」を優先し続けると、だんだん心が置いていかれてしまいます。

誰かに選ばれるために必死になるほど、「素の自分ではダメ」というメッセージを、自分自身に送り続けることになるからです。

気づかないうちに、自己肯定感は少しずつ削られていきます。
頑張っているはずなのに、満たされない。そんな矛盾が、静かに積み重なっていったのです。

「断られる=価値がない」と思い込んでしまう心のクセ

やっと会えた相手から、2回目はないと伝えられたとき。
Sさんは「私の容姿や性格に欠陥があると言われた気がした」と話してくれました。

でも本当にそうでしょうか。

恋愛は、テストではありません。
合わない=不合格、ではないはずです。

けれど、マッチングアプリという“比較”の場にいると、つい他人の評価を点数のように感じてしまいます。
「選ばれなかった」という事実が、「私には価値がない」という結論にすり替わってしまうのです。

本来は「相性」の問題であっても、「自分の問題」として抱え込んでしまう。
ここに、しんどさの大きな原因があります。

相手の好みに100%合わせようとするほど、自分の輪郭はぼやけていきます。
そして気づいたときには、「私は何が好きなんだろう」と分からなくなってしまうのです。

市場のような世界で、心が悲鳴を上げていた

Sさんが一番つらいと感じていたのは、「人が簡単に入れ替わる世界」にいる感覚でした。

会話の途中で相手がスマホを触る。
返信が急に途絶える。
何もなかったかのようにブロックされる。

そのたびに、「私は代わりのきく存在なんだ」と思ってしまう。
それは、深い孤独感につながっていきます。

けれど、傷ついているということは、それだけ一つひとつの出会いを大切にしている証でもあります。
本気で向き合おうとしているからこそ、雑に扱われたと感じたときに心が痛むのです。

もし今、同じように疲れているなら、あなたの心は弱いのではありません。
むしろ、とても誠実なのです。

だからこそ次は、「どうすれば自分を守りながら出会えるのか」を考えていく必要があります。
ここから少しずつ、視点を変えていきましょう。

「もっと頑張れば愛される」と思ってしまうとき

Sさんの話を丁寧に聞いていくと、ある共通点が見えてきました。
それは、「もっと努力すれば、きっと選ばれるはず」という強い思いです。

可愛くなればいい。
会話を盛り上げられればいい。
相手の理想に近づければいい。

そうやって自分を磨き続けることは、一見前向きな行動に見えます。けれど、その土台に「今の私は足りない」という前提があると、どれだけ頑張っても安心できません。

Sさんも、相手の返信速度やテンションに合わせ、嫌われないように気を張り続けていました。
その結果、アプリを開くたびに胃が痛くなり、夜も落ち着かなくなるほど心が消耗していたのです。

ここでは、なぜ「頑張るほど苦しくなる」のかを、もう少し掘り下げていきます。

相手基準で動くと、自分の気持ちがわからなくなる

「嫌われたくない」という気持ちは、とても自然なものです。
でも、それが強くなりすぎると、判断基準がすべて“相手軸”になります。

この人は何が好きだろう。
どう返せば正解だろう。
どんな女性を求めているんだろう。

そう考え続けていると、「私はどうしたいのか」という問いが、だんだん後回しになります。

Sさんも、デート中に違和感を覚えても、「私が気にしすぎなのかも」と自分の感覚を打ち消していました。
本当は少し傷ついているのに、それを認めないまま笑顔を作る。

こうした小さな我慢が積み重なると、自己肯定感は静かに下がっていきます。
自分の感情よりも“好かれる可能性”を優先し続けると、心はどこかで限界を迎えてしまうのです。

比較のループが止まらない理由

マッチングアプリの世界は、どうしても“数字”が目に入ります。
いいねの数、マッチ数、オンライン表示。
それらが、まるで人気投票のように感じられることもあります。

さらに、友人たちの結婚報告。
SNSに流れてくる幸せそうな写真。

「なんで私だけうまくいかないんだろう」
そう思ってしまうのも無理はありません。

けれど、比較はゴールのないマラソンです。
誰かと比べて安心しても、また別の誰かが現れます。

Sさんも、「もっと可愛い人がいるから仕方ない」と自分を納得させようとしていました。でもその言葉の裏には、「私は足りない」という思い込みが隠れていました。

本当に大切なのは、誰かより上かどうかではありません。
“あなたに合う人がいるかどうか”です。

比較の土俵から少し離れるだけで、見える景色は変わっていきます。

努力と自己否定は、似ているようで違う

努力そのものが悪いわけではありません。
自分を磨きたい、成長したいと思う気持ちは素敵なものです。

問題なのは、その努力が「今の自分はダメだ」という前提から始まっているときです。

Sさんは、「もっと完璧にならなきゃ」と自分を追い込んでいました。
でもよくよく話を聞くと、本当はただ「大切にされたい」だけだったのです。

愛されるために自分を削る必要はありません。
無理をして合わせ続けた先にある関係は、どこかで苦しくなります。

少し勇気は必要ですが、「今の私で会ってみる」という選択もあります。
それで合わなければ、縁がなかっただけ。

努力を“自分いじめ”にしないこと。
そこに気づいたとき、Sさんの表情は少しやわらぎました。

ここから、彼女は「選ばれるための恋愛」ではなく、「自分を大切にできる恋愛」へと視点を変えていくことになります。

「選ばれる私」ではなく「大切にしたい私」へ視点を戻す

Sさんの中で、少しずつ変化が起きたのは、「私は誰にも選ばれない」という言葉を、そのままにせず立ち止まってみたときでした。

本当にそうなのか。
それは事実なのか、それとも思い込みなのか。

話を重ねる中で見えてきたのは、Sさんがずっと“評価される側”に自分を置いていたことでした。
相手がどう思うか。
相手が続きを望むか。
相手が自分を気に入るか。

その視点ばかりになると、自分の気持ちは置き去りになります。

そこで私たちは問いを変えました。
「私はこの人といて心地いい?」
「私は自分を大切にできている?」

誰かに選ばれるかどうかではなく、自分が納得できるかどうかへ。
この小さな視点の転換が、心の重さをゆるめるきっかけになっていきました。

アプリを一度手放してみるという選択

まず取り入れたのは、思い切ってアプリを1週間アンインストールすることでした。

「そんなことしたら、出会いがなくなるのでは?」
Sさんは最初、不安そうにしていました。

でも実際にやってみると、意外な変化がありました。
通知に振り回されない。
返信の有無で一日が左右されない。
スマホを見て胃が痛くなることもない。

その時間で、好きなカフェに行ったり、友人とゆっくり話したり、「誰かに選ばれるため」ではない時間を過ごしました。

すると、「私は何が好きなんだろう」という感覚が少しずつ戻ってきたのです。

常に比較の中にいると、自分の輪郭はぼやけます。
距離を取ることで、やっと自分の本音が聞こえることもあるのです。

「いいね」と「価値」を切り離す練習

Sさんが印象的だったのは、こんな一言でした。
「いいねの数は、私の価値の数字じゃなかったんですね。」

この気づきは、とても大きな一歩です。

数字はあくまで“反応”です。
その日のタイミングや写真の印象、アルゴリズムの影響もあるでしょう。
それを「私そのものの評価」と結びつけてしまうと、心はすぐに傷つきます。

そこで意識したのは、「反応」と「人格」を分けて考えること。

返信が来ない=私に魅力がない、ではない。
次につながらない=人として足りない、でもない。

そうやって一つずつ思考をほどいていくと、「私はダメだ」という大きな塊が、少しずつ小さくなっていきました。

違和感を無視しないという小さな勇気

もう一つの変化は、「違和感を飲み込まない」ことでした。

以前のSさんは、デート中に相手がスマホばかり見ていても、「私が面白くないからかも」と自分を責めていました。

でも視点が変わってからは、こう考えられるようになりました。
「私はこの扱いを心地いいと思っている?」

その答えが“NO”なら、無理に続けなくていい。
それはわがままではなく、自分を守る選択です。

実際に、違和感を覚えた場面で自分の意見をやんわり伝えてみたこともありました。
結果的に続かなかった相手もいましたが、不思議と以前ほど落ち込まなかったのです。

「合わなかっただけ」
そう言えるようになったとき、Sさんの中で“選ばれる恋愛”は終わりを迎えつつありました。

ここから先は、「私はどんな関係を築きたいのか」というテーマに移っていきます。

等身大の自分で出会うと、恋愛はこんなにも変わる

Sさんの変化は、劇的というよりも、じわじわとしたものでした。

急に理想の相手が現れたわけでも、突然モテるようになったわけでもありません。
でも、決定的に違っていたのは、「自分を削らなくなった」ことでした。

以前は、好かれるために言葉を選び、相手のテンポに合わせ、少しの違和感も飲み込んでいました。
けれど今は、「私はどう感じている?」を先に考えられるようになっています。

無理に盛らないプロフィール。
背伸びしない会話。
違和感があれば立ち止まる勇気。

その積み重ねが、「選ばれるかどうか」ではなく、「私は納得できるかどうか」という軸を育てていきました。

恋愛の結果以上に大きかったのは、自分との関係がやわらいだこと。
ここからは、Sさんが手にした変化を、もう少し具体的にお伝えします。

自分を責める時間が、確実に減っていった

以前のSさんは、うまくいかない出来事があるたびに、原因を自分の中に探していました。

「あの一言がいけなかったのかも」
「もっと明るく振る舞えばよかった」
「やっぱり私じゃダメなんだ」

そんな思考が止まらず、夜になると自己否定のループに入ってしまうこともありました。

でも、視点が変わってからは、「合わなかっただけかもしれない」と考えられるようになりました。
それは開き直りではなく、冷静な受け止め方です。

もちろん、落ち込む日がゼロになったわけではありません。
孤独を感じる夜もあります。

それでも、「全部私が悪い」とは思わなくなった。
この違いはとても大きいのです。

自分を責める時間が減ると、心のエネルギーは少しずつ回復していきます。
その余白が、次の出会いを自然体で迎える力につながっていきました。

「選ばれる恋愛」から「選び合う恋愛」へ

Sさんは、こんな言葉を口にしました。

「今のままの私で会って、それで合わなければ相性ですよね。」

この一言に、これまでの変化が詰まっています。

以前は、「どうすれば選ばれるか」が中心でした。
でも今は、「私はこの人を選びたいか」という視点が加わっています。

恋愛は一方通行ではありません。
どちらかが評価し、どちらかが審査されるものでもありません。

お互いに「心地いい」と思えるかどうか。
無理せず話せるかどうか。

そう考えられるようになると、出会いは“試験”ではなく、“相性確認”に変わります。

この変化は、自己肯定感が少しずつ土台から整ってきた証でもあります。

あなたも「そのままでいい」と言っていい

この記事を読んでいるあなたも、もしかしたら似た気持ちを抱えているかもしれません。

いいねの数に落ち込み、既読無視に傷つき、周囲の結婚報告に焦る。
そんな自分を「弱い」と責めていませんか。

でも、傷つくのは本気だからです。
大切にされたいと願っているからです。

だからこそ伝えたいのです。
あなたは、誰かに選ばれるための商品ではありません。

そのままのあなたで、丁寧に扱われる価値があります。
無理に完璧にならなくていいし、合わない相手に合わせ続けなくていい。

恋愛がうまくいくかどうかよりも、
まずは「自分をすり減らさないこと」を大切にしてみてください。

等身大のあなたで出会ったとき、
恋愛はきっと、今より少し優しいものに変わっていきます。

読者へのメッセージ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

もし今、マッチングアプリで傷つき、「どうして私は選ばれないんだろう」と自分を責めているなら、まずはその気持ちを否定しないであげてください。

うまくいかない経験が続くと、どうしても「自分に原因がある」と考えてしまいますよね。
でも、恋愛はテストではありません。点数も順位もありません。
合う・合わないがあるだけです。

それでも苦しくなるのは、あなたが本気で向き合おうとしているから。
誰かの“たった一人”になりたいと、まっすぐ願っているからです。

もし一人で抱えるのがしんどいときは、
傾聴ラウンジ「ここより」という場所があります。

ここよりでは、アドバイスを押しつけるのではなく、まずはあなたの気持ちをそのまま受けとめることを大切にしています。
話がまとまっていなくても大丈夫。
泣いてしまっても、うまく説明できなくても大丈夫です。

「どうすればいいか」よりも先に、
「私は本当はどう感じているのか」を一緒に整理していく時間。

選ばれるためのあなたではなく、
“そのままのあなた”が安心していられる場所として、ここよりを思い出してもらえたら嬉しいです。

あなたは、ちゃんと大切にされる存在です。
まずはそのことを、忘れないでくださいね。

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