ブログ(こころの不思議)

Blog

親のお墓・檀家問題でもめる…父と話せないときの対処法(長男の悩み)

親のお墓・檀家問題でもめる…父と話せないときの対処法(長男の悩み)

親のお墓や檀家のことって、「そのうち話そう」と思っているうちに、気づけば子ども側だけが焦ってしんどくなってしまうこと、けっこうありますよね。今回のご相談は、まさにそんなケースでした。ご相談者様は「母は檀家をやめたいと言っているのに、父は動かない。自分が間に入るしかなくて疲れた」と話してくださいました。

話しているうちに、怒りだけじゃなく「このまま放置したらどうなるんだろう」という不安も強いことが伝わってきました。私はまず、結論や正解を急がずに「今いちばん困っているのはどこですか?」「お父さんと話すとき、どんな気持ちになりますか?」と、ひとつずつ言葉にしてもらうことを大切にしました。

まとまっていなくても大丈夫。否定せず、穏やかに受け止めながら聴いていくと、ご相談者様の中で「本当は父とケンカしたいわけじゃない。ちゃんと向き合いたいだけなんだ」という本音が少しずつ見えてきたのです。

傾聴ラウンジ「ここより」ロゴ

投稿者プロフィール

mug(まぐ)えみい
mug(まぐ)えみいよりびと
■待機時間:月・火・木・金の10時30分~15時(水曜日は不定期)
※祝日はお休みです
※上記以外の時間帯が追加されることもあります

■年齢:40代

■ キャッチコピー:わたしの経験を誰かの力に。「大丈夫だよ」に根拠を持たせます。


■ 得意なテーマ

– 不安障害、パニック障害、適応障害の症状について
– 不登校、登校拒否の相談。(保護者さん、お子さんどちらからでも大丈夫です。)
– 育児のお悩み全般
– 介護負担感
– 不妊治療の辛さ
– 家族との関係
– 人との関わり方

■ 聴き方・スタイル

– ご相談者様のペースに合わせて聴きます
– 話がまとまっていなくても大丈夫
– 否定せず、穏やかに受け止めます
– ご希望があればアドバイスします
– 我慢せず素直に感情を表してください

■ 経験

– 社会福祉士 精神保健福祉士 保育士取得。
– 回復期リハビリテーション病棟と介護保険病棟の医療ソーシャルワーカーとして5年、市役所障がい福祉課障がい認定調査員として5年の経験あります。
– 現在、保育士として骨盤サロンにて託児スタッフをしています。子育て支援センター臨時スタッフ経験あります。
– 不安障害、パニック障害、適応障害の経験あります。現在完治。
– アルツハイマー型認知症になった祖母の在宅介護経験、家族として施設入所支援経験があります。
– 自身の娘が聴覚過敏。HSP。不登校、登校拒否傾向にて心療内科通院中。不登校に対する学校とのやり取り経験あります。
– 自身も高校中退、大学入学資格検定試験を経験。心療内科通院・カウンセリング経験あります。
– 6年間の不妊治療を経験しました。体外受精にて妊娠。帝王切開にて出産。
– 転勤帯同10年経験。
– 幼稚園、小学校で絵本の読み聞かせ6年目。
– アクセスバーズプラクティショナー取得。

■ 大切にしていること

– 自分の言葉で語ってもらえるように質問を工夫します。
– 素直に気持ちを表現していただけるようにします。
– 泣いても怒っても受け止めます。
– 調べられることがあれば調べます。

■ 人柄・ユニークポイント

– 好きなもの:宮古島の海/ 柴犬 / ウミガメ/耳そうじ/そのぎ茶/娘と美術館に行くこと/ピアノを弾くこと
– よく言われる性格:社交的。明るい。話しやすい。面倒見がよい。でも繊細。嫌いなことは努力しない(笑)。
– ちょっとしたこだわり:家の中の芳香剤をアロマオイルにしている。ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作る。焼き芋も家で作ります。
– 聴き手としての密かな強み:医療ソーシャルワーカーとして染みついた面接技法。自分の経験。たくさんの辛い経験をしたからこそ、大丈夫という言葉に重りを付けることができます。


■ メッセージ

プロフィールをみていただいてありがとうございます。

一人で悩まず一緒に考えさせてくださいね。少しでも明日に変化が出るように、少しでも気持ちが軽くなるようにお手伝いします。お話しできることを楽しみにしております。

目次

親のお墓・檀家問題で親と話せない…「進まないストレス」が増えていくとき

親のお墓や檀家のことって、話し合わなきゃいけないのは分かっているのに、いざとなると進まないことが多いですよね。しかも相手が親だと、「強く言えない」「揉めたくない」「でも放っておけない」と気持ちがぐちゃぐちゃになりやすいです。

今回のご相談者さまも、まさにその状態でした。お母さまは「檀家をやめたい」と言っている。でもお父さまは動かない。どこから手をつければいいのか分からず、気づけば子ども側だけが焦って疲れていく…。

こういうときにしんどいのは、問題そのもの以上に「話せないまま時間だけが過ぎること」なんですよね。怒りもあるけれど、その奥には「このまま放置したらどうなるんだろう」という不安がある。だからこそ、まずは“正解を出す”よりも、「今、何が一番負担になってるのか」を一緒に整理していくことが大事になります。

なぜ「親のお墓の話」はこんなに切り出しにくいのか

お墓や檀家の話がしんどくなるのって、単に手続きが面倒だから…だけじゃないんですよね。そこには「親の価値観」や「家のルール」みたいな、長年積み上がったものが絡んでくるからです。

たとえば、親世代には「檀家は簡単にやめるものじゃない」「先祖のことは家として守るべき」みたいな感覚が根強いことがあります。一方で子ども世代は、現実的に「費用」「距離」「今後の維持」を考えてしまう。ここにギャップがあると、話し合いが成立しにくくなるんですよね。

さらに厄介なのが、親の反応が強いと子ども側が一気にブレーキを踏んでしまうことです。「怒られたらどうしよう」「親不孝って思われたくない」って気持ちが出てくると、正論を言うほど関係がこじれそうで、結局黙ってしまう。

でも、黙ったままだと問題は消えません。むしろ時間が経つほど、子ども側が背負う負担が増えていくことも多いです。まずは「話せないのは弱いからじゃない」「こういうテーマは誰でも切り出しづらい」と自分に言ってあげるところからスタートしていいんです。

「父が動かない」ときに子どもが抱えやすい3つのストレス

「父が動かない」って、言葉にするとシンプルなんですが、子ども側の心の中ではいろんなストレスが同時に起きます。よくあるのはこの3つです。

1つ目は 丸投げされている感じ。本当は親の問題なのに、自分が動かないと何も進まない。これって、地味に心が削られます。

2つ目は “家族の空気”に振り回される疲れ。母は不満、父は沈黙、子どもは調整役。気づけば家族の中で自分だけが常に気を張っていて、帰省するだけで消耗する…みたいなこともあります。

3つ目は 不安の増幅。「このまま父が亡くなったら」「急に全部自分に降ってきたらどうしよう」みたいに、未来の怖さがどんどん膨らむんです。

ここで大切なのは、「動かない父を動かす」ことだけに意識を集中しすぎないこと。まずは、自分が何に一番疲れているのか、どこが一番しんどいのかを言葉にしていくと、気持ちが少し落ち着きます。

“解決”より先に“整理”。これができると、次の一手が見えやすくなるんですよね。

「正解探し」よりも先にやること——話し合いが進む土台の作り方

お墓や檀家問題って、「どうするのが正しいのか」を考え始めると、いきなり行き詰まりやすいです。なぜなら、“正しさ”は家庭によって違うし、親子それぞれの思いも違うから。

だから最初は、無理に結論を出そうとしなくて大丈夫です。むしろ大事なのは、話し合いができる状態を作ること。たとえば、いきなり「檀家やめたいんだけど」と切り出すより、「今後のことを整理したいんだけど、10分だけ話せる?」みたいに“時間”と“目的”を小さくするだけでも、相手の抵抗は下がります。

また、父親タイプの人って「感情の話」や「家族の将来の不安」を言われると黙りやすいことがあります。そういうときは、「責めない形」で現実だけを共有するのがコツです。

例:
「手続きってどんな流れか、一回だけ一緒に確認したい」
「費用がどれくらいかかるかだけ知りたい」
こういう“事実ベースの入口”から入ると、話が動きやすいことがあります。

そして、何より忘れたくないのは、子どもが一人で背負わなくていいということ。話せないなら、整理するために誰かに話すだけでもいい。あなたのしんどさを否定せずに受け止めてもらうだけで、気持ちが落ち着き、冷静に考えられるようになります。

「私がやらなきゃ」が止まらない…親のお墓問題で抱え込む人ほどしんどくなる理由

親のお墓や檀家のことって、放っておいても勝手に解決しないですよね。だからこそ、気づけば子ども側が「私が動かないと…」と責任を背負ってしまいやすいです。最初は「少し調べてみよう」「一回話してみよう」くらいの気持ちだったのに、親が動かない、話が進まない、空気が重くなる…そんな状況が続くと、だんだん“しんどさ”だけが増えていきます。

そしてこのしんどさって、ただ忙しいとか面倒とかじゃなくて、「親とぶつかるのが怖い」「でも放置できない」という葛藤から来るものが大きいんですよね。自分の中でブレーキとアクセルを同時に踏んでいるみたいな状態。疲れるのは当たり前です。

ここでは、抱え込む人ほどハマりやすい心の動きや、気づかないうちに増えるストレスの正体を、少しずつほどいていきます。

「怒り」だけじゃない…本当は“寂しさ”や“怖さ”も混ざっている

親の態度にイライラすることってありますよね。「なんで動いてくれないの?」「こっちばっかり負担じゃん」って、当然の気持ちだと思います。

でも、よく話を聞いていくと、怒りの下に別の感情が隠れていることが多いんです。たとえば、寂しさ。「本当は父とちゃんと話したい」「向き合ってほしい」みたいな気持ち。あるいは怖さ。「このまま突然何かあったら、自分が全部背負うことになる」「家族がバラバラになったらどうしよう」という不安。

こういう感情が混ざっていると、話し合いはさらに難しくなります。なぜなら、怒りで強く言えば言うほど、本当は欲しい“つながり”が遠ざかる気がしてしまうからです。

だからこそ、まずは自分の中にある感情を「怒りだけじゃないかも」と丁寧に見ていくことが大事です。怒りを否定する必要はありません。ただ、「怒りの奥に何があるのか」を知ると、自分が本当に望んでいる方向が見えやすくなります。

「親の問題なのに、私の責任みたい」—長男・子ども側が背負いやすい役割

親のお墓問題がこじれると、子ども側はよく“調整役”になります。母の愚痴を聞き、父の沈黙を受け止め、家の雰囲気を壊さないように気を使う。これ、じわじわしんどいです。

特に長男や「しっかり者」と言われてきた人ほど、無意識に“家を回す役”を引き受けがちなんですよね。
「自分がやらなきゃ親が困る」
「揉めたら自分が止めなきゃ」
「家族の空気が悪くなるくらいなら、自分が我慢する」
こういう思考が積み重なると、気づけば“親の課題”が“自分の責任”みたいに変換されてしまいます。

でも、冷静に見ると、お墓や檀家をどうするかは「家族で決めること」であって、「子ども一人が背負うこと」ではないんですよね。

だからまずは、「私は全部を背負わなくていい」「できる範囲を決めていい」と、自分の役割に境界線を引いていくことが大切になります。これは冷たいことじゃなくて、長く家族と関わるための“現実的な守り方”です。

話し合いが進まないときほど「一回整理する時間」が必要になる

親が動かない、話すと揉める、雰囲気が悪くなる…。そんなときほど、私たちは「早く結論を出さなきゃ」と焦りやすいです。でも実は、焦れば焦るほど空回りしやすいんですよね。

こういうケースでは、最初にやるべきことは“説得”ではなく“整理”です。

たとえば、
・何が一番の問題?(費用?距離?お寺との関係?)
・誰が何を不安に思っている?(母の不満、父のこだわり、自分の負担)
・今すぐ決めることと、後でいいことは?
これを一度紙に書き出すだけでも、頭の中の混乱がスッと落ち着くことがあります。

そして、整理ができると「父を変える」以外の選択肢も見えてくるんです。
たとえば、母とだけ先に情報を集める、寺に相談できる窓口を調べる、第三者を挟む、最悪のケースを想定して準備しておく…。

話し合いが苦しいときは、正面突破だけが方法じゃありません。遠回りに見えても、“今できる一歩”を小さく積み重ねるほうが、結果的に現実が動きやすいです。

「父を変えなきゃ」から「自分を守りながら進める」へ——相談で視点が切り替わった瞬間

お墓や檀家の問題で苦しくなるときって、「父が動いてくれないから」「父が分かってくれないから」と、どうしても相手を変える方向に気持ちが向きやすいです。もちろん、それは自然なことです。だって、相手が動いてくれたら一気にラクになる気がしますもんね。

でも、相談の場でじっくりお話を聞いていくと、ご相談者さまの中に「本当は父とケンカしたいわけじゃない」「できれば穏やかに進めたい」という気持ちがあることが見えてきました。怒りがあるのは確か。でもその奥には、“分かってもらえない寂しさ”と、“この先の不安”が混ざっていたんです。

だからこそ、ここで大事になったのは「父を動かすための説得」ではなく、「自分の気持ちを落ち着かせながら、できることを整理すること」でした。よりびとの傾聴スタイルは、答えを急がず、否定せず、今の気持ちをそのまま言葉にしてもらうこと。焦りをほどきながら、少しずつ“現実的な一歩”を一緒に探していく。そうすることで、ご相談者さまの表情や声のトーンが変わっていきました。

「まとまってなくていい」——感情をそのまま出せたことで心が落ち着いた

相談の最初って、「何から話せばいいか分からない」って方が多いんです。今回もそうでした。怒り、不安、疲れ、焦り…いろんな感情が一気に出てくるから、頭の中が散らかっている感じになりますよね。

そんなとき、よりびととしてまず大切にしたのは、「順番に話さなくていいですよ」「まとまってなくて大丈夫です」という姿勢でした。解決策を急ぐより、「今いちばんしんどい部分」を先に言葉にしてもらう。

たとえば、
「お父さんに何か言うと、黙って終わるのが一番つらい」
「母の不満を受け止めるのがしんどい」
「自分ばっかり動いてる気がする」
こんなふうに、感情の“かたまり”をそのまま出してもらうと、心って少し落ち着くんです。

人は、感情が整理されないまま行動しようとすると余計に疲れます。逆に、「そう感じて当然ですよね」と受け止められるだけで、心に余白ができます。余白ができると、考え方が少し柔らかくなって、次にどうするかを冷静に考えられるようになります。

「父を説得する」以外の選択肢が見えた——現実を動かす小さなステップ

話が進まないときって、選択肢が「父を動かす」しかないように思えてしまうんですよね。でも実際には、“今すぐ父を変えなくてもできること”は意外とあります。

相談では、まず「父をどう説得するか」ではなく、現状を分解して整理しました。
・母は何を一番嫌がっているのか
・父は何を面倒に感じているのか
・手続きとして必要な情報は何か
・今すぐ決めることは何で、後でいいことは何か

この整理をしただけで、ご相談者さまは「あ、父と正面からぶつかるしかないと思ってたけど、先に調べることとか、母とできることもあるんですね」と少し安心した様子でした。

現実を動かすって、いきなり大きな話し合いをすることじゃないんです。
・お寺に相談する窓口を調べる
・檀家をやめる場合の流れを把握する
・費用の目安を知る
こういう小さな情報が集まるだけでも、「どうしよう…」という不安が減っていきます。

“情報は安心材料”。この感覚を持てると、話し合いが怖すぎるものじゃなくなっていきます。

自分を守る境界線を作る——「全部背負わない」が家族関係を壊さないコツ

今回のご相談で大きかったのは、「自分が全部やらなきゃ」という気持ちを少しずつ手放していけたことでした。

家族の問題って、責任感が強い人ほど抱え込みます。でも、抱え込んだ結果、心が限界になって爆発してしまったら、かえって親子関係がこじれてしまいますよね。だから、“自分を守る境界線”は必要なんです。

たとえば、
「私は調べるところまではやる。でも最終決定は両親がする」
「母の愚痴を聞くのは30分まで」
「父が黙ったら、その日は引く」
こういうルールを決めるだけでも、心がすごくラクになります。

そして境界線を作るときに大事なのは、相手を責める言い方にしないこと。
「いい加減にしてよ」じゃなくて、
「私も限界があるから、できる範囲で協力するね」
こういう言葉にすると、関係を壊しにくいです。

よりびとの傾聴スタイルでは、「無理して頑張らなくていい」「あなたが潰れたら意味がない」という視点を大切にします。家族の問題は、あなた一人の責任じゃありません。だからこそ、自分を守りながら進める方法を一緒に見つけていくことが、結果的にいちばん現実的なんですよね。

親のお墓・檀家問題は「正解探し」より「続けられる形」が大事——背負いすぎずに前へ進むコツ

親のお墓や檀家の問題って、結局のところ「これが正しい!」という唯一の答えがあるわけじゃないんですよね。家の事情も、親の価値観も、住んでいる場所も、経済状況もバラバラ。だから、どれだけ真面目に考えても、100点の結論にたどり着けないこともあります。

それなのに、子ども側だけが「ちゃんと決めなきゃ」「親を説得しなきゃ」と頑張りすぎると、心がすり減ってしまいます。今回のご相談でも大事だったのは、“父を変えること”だけに集中するのではなく、「自分の心を守りながら、できることを積み重ねる」視点でした。

親の反応を完全にコントロールすることはできません。でも、自分がどう関わるか、どこまで背負うか、どう話すかは選べます。ここからは、読者の方が今日から使える「進め方のコツ」を3つに分けてまとめていきますね。

父に話すときは「結論」より「確認」から入るとスムーズ

親にお墓や檀家の話をするとき、いきなり「檀家やめたい」「墓じまいしよう」と結論を投げると、反発が起きやすいです。特にお父さんタイプの方は、気持ちや不安の話よりも、「変化そのもの」に抵抗感が出やすいことがあります。

だからおすすめなのは、“結論”ではなく“確認”から入ることです。たとえば、こんな感じ。

「今すぐ決めたいわけじゃないんだけど、流れだけ一回確認しておきたい」
「もし檀家をやめるなら、手続きってどうなるのか知っておきたい」
「費用がどれくらいかかるかだけ、先に調べてもいい?」

この言い方だと、相手は「責められてる」と感じにくくなります。話が前に進まない原因って、意見の違い以上に“心の防御”だったりするんですよね。防御が強い相手には、まずガードを下げてもらうことが大事です。

ポイントは「10分だけ」「今日じゃなくてもいい」など、時間や負担を小さくすること。相手にとってのハードルを下げていくと、少しずつ会話が成立しやすくなります。

「私が背負いすぎてるかも」のサインに気づく——境界線を引くとラクになる

お墓問題って、長く引っぱるほど、子ども側が疲れていきます。もし今あなたが「最近この話題になると気分が重い」「親から連絡が来るだけでイライラする」「考え始めると眠れない」みたいな状態なら、それは“背負いすぎ”のサインかもしれません。

よくあるのは、
・母の不満を全部受け止めてしまう
・父の沈黙に耐え続けてしまう
・自分が動かないと終わらないと思い込む
こういう形で、いつの間にか“家族の中心”に自分が立ってしまうことです。

ここで大事なのは、「私はどこまでならできる?」を決めること。冷たいように感じるかもしれませんが、境界線を引くのは家族を守るためでもあります。たとえば、
「情報を集めるのはやる。でも決定は両親に任せる」
「母の愚痴を聞くのは今日はここまで」
「父が黙ったら、その日は引く」
これだけでも、心の消耗が減ります。

家族の問題は、あなた一人が責任を持つものではありません。あなたが潰れてしまったら、結局誰も得しない。だから“全部背負わない”は、逃げじゃなくて現実的なセルフケアなんです。

どうしても進まないときは「第三者を入れる」が最短ルートになることもある

「話し合いをしようとしても毎回終わる」
「父が黙ってしまって何も決まらない」
「母の不満が強くて家庭内がギスギスする」

こういう状態が続くとき、家族だけで解決しようとするほどしんどくなります。そんなときは、第三者を入れることが“逃げ”ではなく、むしろ最短ルートになることも多いです。

たとえば、寺や霊園の窓口、行政の相談窓口、終活系の専門家など、実務面で相談できる先は意外とあります。実務が見えると、家族の話し合いも「気持ちのぶつかり合い」から「現実の選択肢の比較」へ変わりやすいんです。

そしてもう一つ大事なのが、あなた自身の気持ちを整理するための相談先。今回のように、よりびとのような傾聴スタイルで「否定せずに受け止めてもらう」時間があるだけで、驚くほど気持ちが落ち着くことがあります。

人は、追い詰められていると“選択肢がない”ように感じます。でも、話して整理すると「今できること」が見えてきます。親のことを大事にしたい人ほど、疲れてしまうもの。だからこそ、ひとりで抱えず、誰かと一緒に考える道も用意しておいていいんです。

読者へのメッセージ

ここまで読んでくださってありがとうございます。

親のお墓や檀家の問題って、誰かに話しづらいし、家族のことだからこそ余計にしんどくなりやすいですよね。「私がやらなきゃ」と思うほど、心が疲れてしまうのも当然です。

でも、ひとつだけ覚えておいてほしいのは、あなたが全部背負わなくても大丈夫ということです。親が動かないのはあなたのせいじゃないし、うまく話せないのもあなたの弱さではありません。むしろ、家族のことを大切に思っているからこそ悩んでいるんだと思います。

すぐに答えを出せなくてもいいんです。まずは「今の負担を少し軽くする」「できることを小さく整理する」だけでも、状況はちゃんと前に進みます。もし一人で抱えきれないと感じたら、第三者に話してみるのも立派な選択です。

あなたが無理をしすぎず、あなたの心を守りながら進められる形が見つかることを、心から願っています。

SHARE
シェアする

ブログ(こころの不思議)一覧

ページの先頭へ