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生理痛がつらいのに職場で言えない…我慢してしまう女性の本音と対処法【相談事例】

生理痛がつらいのに職場で言えない…我慢してしまう女性の本音と対処法【相談事例】

「生理痛がつらいのに、職場で言えない」
「休みたいのに、我慢するしかないと思ってしまう」

そんなふうに、体のしんどさよりも“言い出せない苦しさ”を抱えている方は少なくありません。

今回お話を聞かせてくれたのは、20代の女性。岩手で働く鈴木さんです。職場は男性が多く、生理痛のつらさを理解してもらえるか不安で、体調が悪くてもなかなか言い出せずにいました。

就職して1年ほど経った頃から、少しずつ違和感が積み重なっていきます。痛み止めを飲んでなんとか出勤する日々。それでもストレスは溜まり、家に帰ると涙が止まらなくなることも増えていきました。

「仕事には行かないといけない」
「我慢するしかない」

そんな思いが頭の中で繰り返される一方で、本当は「つらいときは休みたい」「具合が悪いと言える環境であってほしい」という気持ちも、確かにそこにありました。

ただ、その気持ちを口にすることができず、一人で抱え込んでしまう。そんな日々が続いていたのです。

今回は、そんな鈴木さんが少しずつ自分の気持ちに気づき、周りとの関わり方を見つめ直していった過程をご紹介します。

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投稿者プロフィール

mug(まぐ)えみい
mug(まぐ)えみいよりびと
■待機時間:月・火・木・金の10時30分~16時30分(水曜日は不定期)
※祝日は基本お休みです
※待機日時が変更されるケースがありますので、詳しくは待機カレンダーを確認ください。

■年齢:40代

■ キャッチコピー:わたしの経験を誰かの力に。「大丈夫だよ」に根拠を持たせます。


■ 得意なテーマ

– 不安障害、パニック障害、適応障害の症状について
– 不登校、登校拒否の相談。(保護者さん、お子さんどちらからでも大丈夫です。)
– 育児のお悩み全般
– 介護負担感
– 不妊治療の辛さ
– 家族との関係
– 人との関わり方

■ 聴き方・スタイル

– ご相談者様のペースに合わせて聴きます
– 話がまとまっていなくても大丈夫
– 否定せず、穏やかに受け止めます
– ご希望があればアドバイスします
– 我慢せず素直に感情を表してください

■ 経験

– 社会福祉士 精神保健福祉士 保育士取得。
– 回復期リハビリテーション病棟と介護保険病棟の医療ソーシャルワーカーとして5年、市役所障がい福祉課障がい認定調査員として5年の経験あります。
– 現在、保育士として骨盤サロンにて託児スタッフをしています。子育て支援センター臨時スタッフ経験あります。
– 不安障害、パニック障害、適応障害の経験あります。現在完治。
– アルツハイマー型認知症になった祖母の在宅介護経験、家族として施設入所支援経験があります。
– 自身の娘が聴覚過敏。HSP。不登校、登校拒否傾向にて心療内科通院中。不登校に対する学校とのやり取り経験あります。
– 自身も高校中退、大学入学資格検定試験を経験。心療内科通院・カウンセリング経験あります。
– 6年間の不妊治療を経験しました。体外受精にて妊娠。帝王切開にて出産。
–不妊治療ピアサポーター研修講義受講。
– 転勤帯同10年経験。
– 幼稚園、小学校で絵本の読み聞かせ6年目。
– アクセスバーズプラクティショナー取得。

■ 大切にしていること

– 自分の言葉で語ってもらえるように質問を工夫します。
– 素直に気持ちを表現していただけるようにします。
– 泣いても怒っても受け止めます。
– 調べられることがあれば調べます。

■ 人柄・ユニークポイント

– 好きなもの:宮古島の海/ 柴犬 / ウミガメ/耳そうじ/そのぎ茶/娘と美術館に行くこと/ピアノを弾くこと
– よく言われる性格:社交的。明るい。話しやすい。面倒見がよい。でも繊細。嫌いなことは努力しない(笑)。
– ちょっとしたこだわり:家の中の芳香剤をアロマオイルにしている。ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作る。焼き芋も家で作ります。
– 聴き手としての密かな強み:医療ソーシャルワーカーとして染みついた面接技法。自分の経験。たくさんの辛い経験をしたからこそ、大丈夫という言葉に重りを付けることができます。


■ メッセージ

プロフィールをみていただいてありがとうございます。

一人で悩まず一緒に考えさせてくださいね。少しでも明日に変化が出るように、少しでも気持ちが軽くなるようにお手伝いします。お話しできることを楽しみにしております。

目次

生理痛がつらいのに言えない…職場で我慢してしまう理由

体調が悪いとき、本来であれば「少し休みたい」と言えることは自然なことです。けれど実際には、それができずに無理を重ねてしまう人は少なくありません。特に、生理痛のように外から見えにくい不調は、「理解してもらえないのでは」という不安が先に立ちやすくなります。

鈴木さんもその一人でした。男性が多い職場の中で、「言っても分かってもらえないかもしれない」「迷惑をかけると思われるのではないか」と考え、体調が悪くても口に出せずにいました。その結果、痛み止めを飲みながら出勤し、なんとか一日を乗り切る日々が続いていきます。

ただ、体のつらさは我慢できても、気持ちの負担は少しずつ積み重なっていきます。仕事中は気を張って過ごしている分、家に帰った途端に緊張がほどけて、涙が出てしまう。そんな状態が続くことで、「このままでいいのかな」という違和感も、心の中に残り続けていました。

表に出せないしんどさは、誰にも見えないまま、自分の中で大きくなっていきます。そして気づかないうちに、「我慢するのが当たり前」になってしまうのです。

「言えない」のは弱さではなく、環境への気づかいだった

鈴木さんは、「自分が我慢すればいい」と考えることが多い方でした。周りに迷惑をかけたくない、職場の空気を乱したくない。そうした思いが強いからこそ、自分のつらさよりも周囲を優先してしまっていたのです。

特に、男性が多い環境では、生理の話題そのものにハードルを感じやすくなります。「どう説明したらいいんだろう」「重く受け止められすぎても困るし、軽く流されるのもつらい」そんな葛藤を抱えながら、結局何も言えずに終わることも多かったそうです。

でもここで大事なのは、「言えない=弱い」ではないということです。むしろ、周りをよく見ているからこそ、慎重になっていただけとも言えます。優しさや責任感がある人ほど、自分のことを後回しにしてしまうものです。

そのため、まずは「言えない自分」を責めるのではなく、「どうして言いづらいのか」を一緒に整理していくことが大切になっていきます。そこに気づけたとき、少しだけ視点が変わっていくことがあります。

我慢を続けるほど、心と体のバランスが崩れていく

最初は「これくらいなら大丈夫」と思っていた我慢も、積み重なることで大きな負担になります。鈴木さんの場合、仕事中はなんとか持ちこたえていても、家に帰ると涙が止まらなくなることが増えていきました。

これは、弱さではなく「限界に近づいているサイン」です。人は無理をし続けると、どこかでバランスを取ろうとします。そのひとつが「涙」として表れることもあります。

また、眠れなくなる、気持ちが沈みやすくなるなど、体にも変化が出てきます。それでも「仕事に行かなきゃ」と自分を奮い立たせてしまうと、さらに負担は大きくなってしまいます。

ここで大切なのは、「我慢できているかどうか」ではなく、「自分がどれくらい無理をしているか」に目を向けることです。つらさに気づけることは、弱さではなく、自分を守るための大事な力でもあります。

鈴木さんも、自分の状態を少しずつ言葉にしていく中で、「思っていたよりも頑張りすぎていたのかもしれない」と感じるようになっていきました。

本当は「どうしたいか」に目を向けることが第一歩になる

「我慢しなきゃ」と思っているときほど、自分の本音は後回しになりがちです。鈴木さんも、「つらいときは休みたい」という気持ちを持ちながら、それを見ないようにしていました。

でも、ゆっくり話をしていく中で、「本当はどうしたいのか」を少しずつ言葉にしていくことができました。「体調が悪いときは無理をしたくない」「安心して伝えられる環境だったらいいのに」そんな気持ちが、自然と出てきたのです。

ここで無理に行動を変える必要はありません。ただ、自分の気持ちに気づくこと、それを否定しないことが大切です。それだけでも、少しずつ心の余裕が生まれていきます。

また、「本当に相談できる人はいないのか」と視点を広げてみることで、これまで気づいていなかった選択肢が見えてくることもあります。鈴木さんも後に、女性の上司の存在に改めて気づくことができました。

自分の気持ちに目を向けることは、小さな一歩に見えて、実は大きな変化のきっかけになります。その積み重ねが、少しずつ「我慢だけじゃない選択」につながっていくのです。

ストレスで涙が出てしまう…抱え込みやすい人の共通点

体調のつらさだけでなく、気持ちの負担が積み重なったとき、人は思っている以上に限界に近づいていきます。鈴木さんも、「大丈夫」と自分に言い聞かせながら日々を過ごしていましたが、家に帰ると涙が止まらなくなることが増えていきました。

一見すると、「急に泣いてしまう自分は弱いのでは」と感じてしまいがちですが、実際はその逆で、そこまで頑張ってきた証でもあります。気持ちを外に出せず、我慢を続けてきたからこそ、安心できる場所で感情があふれ出ている状態です。

鈴木さんの話をゆっくり聞いていくと、「人に迷惑をかけたくない」「ちゃんとやらなきゃ」という思いがとても強いことが見えてきました。そしてその思いが、自分のつらさを後回しにするクセにつながっていたのです。

こうした状態は特別なものではなく、誰にでも起こりうることです。だからこそ、「どうしてこんなにしんどいのか」を一緒に整理していくことが、少しずつラクになるきっかけになります。

「ちゃんとしなきゃ」が強いほど、自分を後回しにしてしまう

鈴木さんは、仕事に対してとても真面目に向き合っている方でした。「任されたことはきちんとやりたい」「周りに迷惑をかけたくない」そんな思いがあるからこそ、体調が悪くても休むという選択ができずにいました。

特に生理痛のような症状は、外から見えない分、「これくらいで休むのは甘えかもしれない」と感じやすくなります。その結果、「まだ大丈夫」「もう少し頑張れる」と自分に言い聞かせてしまうのです。

でも、こうした思考が続くと、「どこまでが無理で、どこからが大丈夫なのか」が分からなくなってしまいます。本来なら休んでいいタイミングでも、それに気づけなくなってしまうのです。

大切なのは、「ちゃんとしているか」ではなく、「自分がどれだけ無理をしているか」に目を向けることです。頑張れる人ほど、ブレーキをかけることが苦手だったりします。

鈴木さんも話していく中で、「自分に厳しくしすぎていたのかもしれない」と少しずつ感じるようになっていきました。その気づきが、次の一歩につながっていきます。

「言っても理解されない」という思い込みが距離を作っていた

鈴木さんの中には、「男性が多い職場だから、生理のことは理解されにくい」という前提がありました。もちろん、その不安自体はとても自然なものですし、実際に伝えにくい空気がある場合もあります。

ただ、話を整理していく中で、「本当に誰にも理解されないのか」という視点も少しずつ見えてきました。たとえば、結婚している男性や、女性の上司など、もしかすると話を聞いてくれる可能性がある人もいるかもしれない、ということです。

ここで大事なのは、「必ず理解してもらえる」と思うことではなく、「最初から全員に無理だと決めつけなくてもいいかもしれない」と考えられるようになることです。

思い込みは、自分を守るためにできるものでもありますが、同時に選択肢を狭めてしまうこともあります。鈴木さんも、「もしかしたら話せる人がいるかもしれない」と考えたとき、少しだけ気持ちが軽くなったと話していました。

小さな視点の変化ですが、それが人との距離を少しずつ変えていくこともあります。

「泣いてしまう自分」を否定しなくていい理由

鈴木さんが印象的に話していたのは、「泣いてしまう自分が嫌だった」という言葉でした。大人なのに、こんなことで涙が出るなんて…と、自分を責める気持ちもあったそうです。

でも実際には、涙は「これ以上はしんどい」というサインでもあります。言葉にできない気持ちを、体が代わりに表現してくれているとも言えます。

無理に止めようとするよりも、「ここまでよく頑張ってきたんだな」と受け止めることのほうが、心にはやさしく働きます。鈴木さんにも、「泣けることは悪いことではない」という話をしていく中で、少しずつ表情がやわらいでいきました。

そして、「つらいときは泣いてもいい」と思えるようになったことで、逆に気持ちを整理しやすくなっていったのです。

自分の反応を否定しないことは、回復の第一歩でもあります。どんな形であれ、今の自分が出しているサインに気づいてあげること。それが、少しずつラクになるきっかけになっていきます。

「我慢するしかない」と思っていた彼女に起きた小さな変化

これまで鈴木さんは、「つらくても我慢するしかない」と思いながら日々を過ごしてきました。体調が悪くても仕事に行くのが当たり前で、誰にも言えずに一人で抱え込むことが普通になっていたのです。

ただ、話を重ねていく中で少しずつ変化が見えてきました。それは、いきなり行動が変わるような大きな変化ではなく、「もしかしたら違う選択もあるかもしれない」と感じられるようになったことでした。

これまで当たり前だと思っていた考え方を、少しだけ横から見てみる。すると、「全部を一人で抱えなくてもいいのでは」「話せる人がいるかもしれない」といった新しい視点が生まれてきます。

大切なのは、無理に変わろうとすることではなく、「自分の中に別の選択肢がある」と気づくこと。その小さな気づきが、鈴木さんの中で少しずつ広がっていきました。

「相談できる人はいない」と思い込んでいたことに気づいた

鈴木さんはこれまで、「職場では誰にも相談できない」と感じていました。男性が多い環境ということもあり、「どうせ理解してもらえない」という思いが強くなっていたのです。

でも、話を整理していく中で、「本当に誰もいないのか」を一緒に考えていきました。すると、これまで意識していなかった存在が浮かび上がってきました。それが、同じ職場にいる女性の上司でした。

「そういえば、女性の上司がいたな…」と、少し驚いたように話していたのが印象的でした。普段から関わりがあっても、“相談する対象”として見ていなかっただけで、実は選択肢はゼロではなかったのです。

また、「結婚している男性なら少しは理解してもらえるかもしれない」という視点も出てきました。すべての人に話す必要はなくても、「話せそうな人」を一人でも見つけられると、安心感は大きく変わります。

「誰にも言えない」と思い込んでいた状態から、「もしかしたら話せる人がいるかもしれない」と感じられたことは、とても大きな変化でした。

「泣くこと=悪いこと」という思い込みがゆるんでいった

これまで鈴木さんは、泣いてしまう自分に対してどこか後ろめたさを感じていました。「もっと強くならなきゃ」「泣くなんて情けない」と、自分に厳しい言葉を向けていたのです。

でも、気持ちをゆっくり言葉にしていく中で、「泣けることは悪いことではない」という考え方に少しずつ触れていきました。涙は、我慢してきた気持ちが外に出ているサインでもあります。

実際に、「思いきり泣けることって、悪いことじゃなかったんですね」と、少し安心したように話してくれた場面がありました。そのときの表情は、それまでよりもやわらかく、どこかホッとした様子でした。

自分の反応を否定しないことは、思っている以上に大きな意味を持ちます。「泣かないようにする」よりも、「泣いてしまう自分もそのままでいい」と思えることのほうが、心には優しく働きます。

この変化によって、鈴木さんは「つらいときはちゃんとつらいと言っていいんだ」と、少しずつ感じられるようになっていきました。

「少しだけ伝えてみる」という選択ができるようになった

気持ちの整理が進む中で、鈴木さんの中に「少しだけやってみようかな」という気持ちが生まれてきました。それは、「全部を変える」ではなく、「できる範囲で一歩踏み出してみる」という感覚でした。

まず思い浮かんだのが、女性の上司に話してみることでした。「これから入社してくる女性のためにも、少しでも話してみようと思います」と話してくれた言葉には、自分のことだけでなく、周りへの視点も含まれていました。

また、「最初から完璧に伝えなくてもいい」「少しだけ体調のことを話すだけでもいい」といった形で、ハードルを下げて考えられるようになっていきました。

大きな行動をしなくても、「少しだけ変えてみる」という選択ができるだけで、気持ちはぐっと軽くなります。そしてその一歩が、次の行動につながっていくこともあります。

鈴木さんも、最初は不安そうだった表情から、少しずつ前向きな表情へと変わっていきました。その変化は、「無理をやめてもいいかもしれない」と感じられたことから始まっていたのです。

我慢だけじゃなくていい…自分を守る選択を持てたときに起きる変化

これまで鈴木さんは、「つらくても我慢するしかない」という前提で日々を過ごしてきました。体調が悪くても無理をすることが当たり前になり、その中で気持ちの余裕も少しずつ削られていったのです。

けれど、自分の気持ちを言葉にしていく中で、「我慢し続ける以外にも選択があるかもしれない」と感じられるようになっていきました。それは、急に環境が変わったわけでも、大きな出来事があったわけでもありません。ただ、自分の感じていることを否定せずに受け止めていったことで、少しずつ視点が変わっていったのです。

「体調が悪いときは無理をしなくてもいい」
「つらいときは誰かに頼ってもいい」

そんな考え方が、自分の中に少しずつ根づいていくことで、これまでよりも自分を守る選択ができるようになっていきました。

大切なのは、完璧にできることではなく、「少しでも自分を大事にする方向に動けたかどうか」。その積み重ねが、これからの過ごし方を変えていくきっかけになります。

「体調が悪いときは無理しなくていい」と思えるようになった

これまでの鈴木さんは、「多少つらくても仕事に行くのが当たり前」と思っていました。責任感があるからこそ、自分の体調よりも仕事を優先することが自然になっていたのです。

でも、話を重ねていく中で、「体調が悪いときに無理をしないことは、サボりではない」という考え方に少しずつ触れていきました。むしろ、無理を続けてしまうことで、長期的に見て負担が大きくなることもあります。

鈴木さんも、「我慢しなくてもいいんですね」と、どこか安心したように話してくれました。その言葉には、これまで自分にかけてきたプレッシャーから少し解放されたような感覚がにじんでいました。

もちろん、すぐに全部を変えることは難しいかもしれません。それでも、「今日は少し無理をしないでみよう」と思える日があるだけで、心の負担は大きく変わっていきます。

自分の体調を大切にすることは、わがままではなく、これからも働き続けていくために必要な視点でもあります。

「頼れる人がいるかもしれない」と思えたことで視野が広がった

鈴木さんにとって大きかったのは、「誰にも言えない」という状態から、「もしかしたら話せる人がいるかもしれない」と思えたことでした。

実際に、女性の上司に相談してみたことで、「話してよかった」と感じられる経験につながりました。すべての人に理解してもらえるわけではなくても、「一人でも受け止めてくれる人がいる」という実感は、とても大きな支えになります。

また、「結婚している男性なら理解してもらえるかもしれない」という視点も生まれたことで、これまでとは違った見方ができるようになっていきました。

人との関係は、最初からうまくいくとは限りません。それでも、「少しだけ話してみる」「一人だけでもいいから頼ってみる」といった小さな行動が、安心できる環境を少しずつ広げていくことがあります。

鈴木さんも、「全部を一人で抱えなくていいんだ」と感じられたことで、表情に余裕が戻っていきました。

「つらいときは泣いていい」と思えるようになったことの意味

最後に印象的だったのは、鈴木さんが「これからも、つらいときは思いっきり泣こうと思います」と話してくれたことでした。

これまでの鈴木さんは、泣いてしまう自分をどこか否定していました。でも、気持ちを整理していく中で、「泣くことは悪いことではない」と受け止められるようになっていきました。

涙は、心の中に溜まったものを外に出す自然な反応です。それを無理に抑え込もうとするよりも、「今はつらかったんだな」と認めてあげるほうが、回復は早くなります。

また、「泣いてもいい」と思えるようになると、不思議と気持ちの整理もしやすくなります。無理に強くあろうとしなくてもいい、と感じられるからです。

鈴木さんの変化は、とても大きなものに見えるかもしれませんが、きっかけは「自分の気持ちをそのまま受け止めること」でした。

つらさを感じたときに、「こんなふうに思ってもいいんだ」と自分に許せること。それが、自分を守る一番やさしい方法なのかもしれません。

読者へのメッセージ

「つらいのに言えない」
そんな状態が続いていると、自分でも気づかないうちに、心も体も少しずつ余裕がなくなっていきます。

でも、本当は我慢し続けることだけが選択ではありません。
誰かに話すことも、少しだけ頼ることも、自分を守るための大切な一歩です。

今回の鈴木さんのように、最初は「言えない」と感じていても、気持ちを整理していく中で、「少しなら話してみてもいいかもしれない」と思える瞬間が生まれることがあります。その小さな変化が、日々の過ごしやすさにつながっていきます。

もし今、同じように「つらいけど言えない」と感じているなら、一人で抱え込まなくても大丈夫です。うまく話そうとしなくても大丈夫ですし、まとまっていなくても大丈夫です。

ただ、「こんなふうに感じている」と言葉にしてみるだけでも、少し心が軽くなることがあります。

傾聴ラウンジ「ここより」では、そんな気持ちをそのまま話せる場所を用意しています。正解を出す場所ではなく、「今のあなたの気持ち」を大切にする時間です。

誰かに話してみたいと思ったとき、そっと立ち寄れる場所の一つとして、思い出してもらえたらうれしいです。

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