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子どもと離れるとホッとする…それってダメな母親?罪悪感に悩むママの相談事例

子どもと離れるとホッとする…それってダメな母親?罪悪感に悩むママの相談事例

子どもを幼稚園に送り出したあと、
ふっと肩の力が抜けて「やっと一人になれた」とホッとしたことはありませんか。

静かな部屋で深く息をついた瞬間、
なぜか心のどこかでこんな声が聞こえてくることがあります。

「母親なのに、こんなふうに思うなんて…」
「私って冷たいのかな」

実は、こうした気持ちを抱えているお母さんは少なくありません。

今回ご紹介するのは、
関東に住む30代前半のKさん(仮名)の体験です。

Kさんには年少クラスの息子さんがいます。
園生活が少し落ち着いてきた頃から、ある気持ちに悩むようになりました。

朝、息子さんを園に送り出したあと、
「やっと一人の時間だ」とホッとする自分がいる。

けれどその安心のすぐあとに、
「こんなことを思うなんてダメな母親だ」と
強い罪悪感が押し寄せてくるのです。

息子さんが体調を崩して園を休むと聞いたとき、
心のどこかで落ち込んでしまう自分にも戸惑っていました。

「かわいいはずなのに、どうしてイラッとするんだろう」

そんな思いを誰にも言えず、
Kさんはずっと一人で抱え込んでいたそうです。

今回は、そんなKさんが
自分の気持ちと少しずつ向き合っていった時間を
相談事例としてお話ししていきます。

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投稿者プロフィール

さとうなみ
さとうなみよりびと
■待機時間:月・火・水・木・金の10時~13時
※祝日は基本お休みです
※待機日時が変更されるケースがありますので、詳しくは待機カレンダーを確認ください。

■年齢:30代

■ キャッチコピー:「あなたの気持ちにそっと寄り添う、優しい居場所」


■ 得意なテーマ

– 人間関係・子育ての悩み(家族/夫婦/友達/職場/子どもの発達/ママ友づきあいなど)
– 発達グレー&発達特性のある子の子育てのリアル
– ママ・パパのメンタル/気持ちのアップダウン
– 夫婦関係の悩みや心のモヤモヤ
– 自分の気持ちがわからない/整理したい
– ひとりで抱えられないときの聞き役

■ 聴き方・スタイル

– あなたが今どんな気持ちになっているのかを大切にします
– 話すペースも内容も、思ったままで大丈夫です
– 気持ちが軽くなるような穏やかな雰囲気作りはお任せください

■ 経験

– 元教員として10年間、発達特性のある子たちを含め多くの子どもたちや保護者の 相談に乗ってきました。
– 現在は私自身も発達特性のある子の母として日々奮闘中です!
– 「どうしてうちの子が…」という悩みは孤独もたくさん経験してきました。
– 夫婦関係でも日々悩み、家族の大切さや難しさを実感しています。
– 友人や家族からは「いつも話を聞いてもらえるからつい長話をしちゃう」とよく言われます。

■ 大切にしていること

– 何よりあなたの気持ちが軽くなることを一番に考えます
– 「ひとりじゃない」と感じてもらうことを意識します
– 話しやすく安心できる雰囲気を大切にします
– 上手く言葉が出なくても、涙が出てしまっても大丈夫です

■ 人柄・ユニークポイント

– 好きなもの:犬 / 韓国ドラマ / 甘いもの
– よく言われる性格:「優しい」「おもしろい」「話しやすい」「たまにぬけてる」 ※MBTI性格診断はISFJ(擁護者)です
– ちょっとしたこだわり: 1日1回は自分と子どもを甘やかす
– 聴き手としての密かな強み:当事者ママとしてのリアルな共感力


■ メッセージ

たくさん頑張っているからこそ悩むし苦しいんですよね。

リハートカウンセリング.comの傾聴ラウンジにたどり着いて下さったこのご縁を大切に、今ここから少しでも気持ちを軽くできるようお手伝いしていきます。

あなたからのお電話をお待ちしています。

目次

子どもを幼稚園に送ったあと、ホッとする自分に戸惑う母親の気持ち

子どもを幼稚園に送り出したあと、家の中が急に静かになる瞬間があります。
さっきまでバタバタしていた朝が終わり、ふっと肩の力が抜ける。

「やっと一人の時間だ」

そう感じて、少しホッとする。
多くの親が経験している、よくある時間です。

けれど、その安心のあとに、なぜか胸がチクっとすることがあります。

「母親なのに、こんなふうに思うなんて…」
「私って冷たいのかな」

今回ご紹介するのは、関東に住む30代前半のKさん(仮名)の相談事例です。
Kさんには年少クラスの息子さんがいます。

息子さんは元気でかわいい存在。
それなのに、園に送り出したあとにホッとする自分がいることを、どうしても許せませんでした。

さらに息子さんが体調を崩して園を休むと聞くと、心のどこかで「今日は一人の時間がなくなる」と落ち込んでしまう。

その気持ちに気づいた瞬間、強い自己嫌悪に包まれてしまうのです。

「こんなふうに思う私は、母親としてダメなんじゃないか」

Kさんは、そんな思いをずっと一人で抱えていました。
周りの人には明るく振る舞いながら、心の中では自分を責め続けていたのです。

子育てをしていると、
「ちゃんとした母親でいなければいけない」
「子どもを一番に考えなければいけない」

そんな気持ちが強くなりがちです。

だからこそ、ほんの少しでも「離れたい」と感じた自分を責めてしまう人は少なくありません。

ここからは、Kさんが抱えていた気持ちをもう少し丁寧に見ていきます。
同じような思いを抱えている人にとって、「私だけじゃない」と感じられるきっかけになればうれしいです。

朝の送り出しが終わったあとの「静かな時間」

Kさんの一日は、朝からとても慌ただしく始まります。

子どもを起こして、着替えを手伝って、朝ごはんを用意して、
「早くしようね」と声をかけながら登園の準備を進める。

小さな子どもがいる家庭では、よくある朝の風景です。

そして、息子さんを幼稚園に送り届けたあと、家に戻ると急に静かになります。

さっきまで聞こえていた声や足音がなくなり、
家の中には穏やかな時間が流れます。

その瞬間、Kさんは思わずため息をつくことがありました。

「やっと一人になれた」

その気持ちは、決して珍しいものではありません。

子どもと過ごす時間はかけがえのないものですが、
同時に体力も気力もたくさん使います。

とくに、育児を一人で担う時間が長い場合、
自分の時間がほとんどない状態が続くこともあります。

だからこそ、ほんの少しの「一人の時間」は、
心や体を休ませるための大切な時間でもあるのです。

ただ、そのホッとした気持ちを感じた瞬間、
Kさんの中では別の感情が湧き上がってきました。

「こんなふうに思う私は、母親としておかしいんじゃないか」

そうやって、自分を責める気持ちが始まっていったのです。

子どもが休むと聞いた瞬間に沈んでしまう気持ち

ある日、息子さんが体調を崩し、幼稚園を休むことになりました。

もちろん、心配な気持ちはあります。
母親として「大丈夫かな」と思うのは自然なことです。

けれどその一方で、Kさんの心の奥にはこんな思いも浮かびました。

「今日は一人の時間がなくなるんだ…」

その気持ちに気づいた瞬間、
Kさんは強い自己嫌悪に襲われたといいます。

「子どもが体調を崩しているのに、そんなことを思うなんて…」

そう思うと、自分がとても冷たい人間のように感じてしまうのです。

けれど、実際にはこうした感情は珍しいものではありません。

人は疲れているときほど、
「少し休みたい」「一人になりたい」と感じやすくなります。

それは子どもへの愛情とは別の部分で起きる、ごく自然な反応です。

ただ、子育ての中では
「親はいつでも子どもを優先するべき」という思い込みが強くなりやすいものです。

そのため、ほんの小さな本音でも
「こんなことを思うなんてダメだ」と否定してしまうことがあります。

Kさんもまさに、そんな葛藤の中にいました。

「かわいいのにイライラする」自分を責め続けていた

Kさんは何度もこう言っていました。

「息子は本当にかわいいんです」

それは本心でした。
けれど同時に、イライラしてしまう瞬間もあります。

子どもがなかなか準備をしないとき。
同じことを何度も言わないと伝わらないとき。

そんな日常の中で、つい感情が強く出てしまうこともあります。

するとKさんは、そのあと必ず自分を責めてしまいました。

「かわいいはずなのに、なんでイライラするんだろう」
「私は母親に向いていないのかもしれない」

こうした思いは、頭の中で何度も繰り返されていきます。

そして気づかないうちに、
「私はダメな母親だ」というイメージが強くなっていきました。

本当は誰かに話したい。
「そんなふうに思うこともあるよ」と言ってほしい。

けれど、こんな気持ちは人に言えない。

そう感じて、Kさんはずっと一人で抱え込んでいたのです。

けれど、人の気持ちはとても複雑です。

愛情があることと、疲れてしまうこと。
子どもが大切な存在であることと、少し距離を取りたくなること。

それらは、どちらか一つだけではなく、
同時に存在することもあるのです。

「こんな母親はダメだ」と思い込んでしまう気持ち

子育てをしていると、ふとした瞬間に自分を責めてしまうことがあります。
本当は子どもが大切で、愛情もある。

それでも、疲れたり余裕がなくなったりすると、
「もう少し一人の時間がほしい」
「少しだけ離れたい」

そんな気持ちが心に浮かぶことがあります。

多くの親が経験している自然な感情ですが、
いざ自分の中にその気持ちを見つけると、戸惑ってしまう人は少なくありません。

Kさんもその一人でした。

息子さんを幼稚園に送り出したあと、
ホッとする自分に気づくたびに、心の中でこうつぶやいていました。

「母親なのに、こんなふうに思うなんて」

そしてその言葉は、だんだん強くなっていきます。

「私は母親として失格かもしれない」

そんな思いが積み重なり、Kさんは少しずつ自信を失っていきました。

けれど、話を聞いていくと見えてきたのは、
Kさんが冷たい母親だったわけではなく、むしろ一人で頑張りすぎていた姿でした。

ここでは、Kさんがどんな思い込みの中で苦しくなっていったのかを、
もう少し具体的に見ていきたいと思います。

同じような気持ちを抱えたことがある人にとって、
「そんなふうに感じることもあるんだ」と思えるきっかけになればうれしいです。

「母親ならこうあるべき」という思い込み

Kさんの話を聞いていると、何度も出てくる言葉がありました。

「母親なんだから」

母親なんだから、子どもを一番に考えるべき。
母親なんだから、疲れたなんて言ってはいけない。
母親なんだから、イライラしてはいけない。

こうした考え方は、知らないうちに多くの人の中に入り込んでいます。

もちろん、子どもを大切に思う気持ちはとても大事です。
けれど、「こうでなければいけない」という考えが強くなりすぎると、
少しでもそこから外れたときに、自分を厳しく責めてしまうことがあります。

Kさんもまさにその状態でした。

少しホッとしただけで罪悪感。
イライラしてしまっただけで自己嫌悪。

そうやって、自分の気持ちをどんどん否定してしまっていたのです。

でも、子育ては長い時間の積み重ねです。
毎日が完璧でいられる人はいません。

だからこそ、「母親だからこうしなければ」という思い込みが強くなりすぎると、
心がとても疲れてしまうことがあります。

気持ちを誰にも話せず、一人で抱え込んでいた

もう一つ、Kさんを苦しくしていたのは、
自分の気持ちを誰にも話せなかったことでした。

子育ての話をするとき、
多くの場合は「子どものかわいいところ」や「成長の喜び」が話題になります。

もちろん、それも本当の気持ちです。

けれど、子育てには大変な瞬間や、しんどいと感じる時間もあります。

Kさんは、その部分を人に話すことができませんでした。

「こんなことを言ったら、ひどい母親だと思われるかもしれない」

そんな不安があったからです。

だから、周りの人と話すときは明るく振る舞い、
「うちは元気ですよ」と笑顔で答えていました。

でも、心の中ではずっと葛藤が続いていました。

本当は疲れている。
本当は少し休みたい。

それでも、その気持ちを外に出すことができない。

こうした状態が続くと、
気持ちは少しずつ重くなっていきます。

誰にも話せない悩みほど、人を孤独にさせるものはありません。

「私だけがおかしいのかもしれない」という不安

Kさんが一番つらかったのは、
「こんなふうに思うのは私だけかもしれない」と感じていたことでした。

周りのお母さんたちは、みんな楽しそうに子育てをしているように見える。

SNSを見ると、
子どもと笑顔で過ごす写真や、幸せそうな投稿が並んでいます。

そんな光景を見るたびに、
Kさんはこう思ってしまいました。

「みんなはちゃんとできているのに」
「どうして私はこんなに余裕がないんだろう」

そして、こう結論づけてしまいます。

「きっと私がおかしいんだ」

でも実際には、
子育ての中で迷ったり疲れたりすることは、多くの親が経験しています。

ただ、その気持ちは外に出されにくいだけなのです。

だからこそ、
「私だけかもしれない」という思い込みが生まれてしまいます。

Kさんの中でも、この孤独感が大きくなっていました。

けれど、話をしていくうちに、
少しずつ表情がやわらいでいく瞬間がありました。

「こんな気持ちでもいいんですね」

その言葉が出たとき、
Kさんの心の中で、何かが少し動き始めていました。

「ホッとする自分が怖かった」と話してくれた瞬間

Kさんのお話を聞いていると、
いろいろな気持ちが重なっていることが伝わってきました。

息子さんのことは大切。
それは間違いありません。

それでも、園に送り出したあとに感じる安心。
そして、子どもが休むと聞いたときの複雑な気持ち。

Kさんは、そのどちらも「いけないこと」だと思い込んでいました。

お話をする中で、筆者がまず大切にしていたのは、
Kさんの言葉を急いで正そうとしないことでした。

「そんなこと思っても大丈夫ですよ」とすぐに言うよりも、
まずは、Kさんがどんな気持ちでその言葉を口にしているのかを
ゆっくり聞いていくことを大事にしました。

しばらく話していると、
Kさんはぽつりと、こんな言葉を口にしました。

「安心した瞬間が、一番怖かったんです」

ホッとした自分に気づくたび、
「こんな気持ちはダメだ」と強く否定していたのです。

その言葉が出てきたとき、
Kさんの中にある本当の葛藤が少し見えてきました。

ここからは、Kさんが少しずつ気づいていったことを、
順番にお話ししていきます。

愛情があるのに疲れてしまうことは珍しくない

Kさんがずっと苦しんでいた理由の一つは、
「愛情があるなら疲れるはずがない」と思っていたことでした。

子どもが大好きなら、
いつでも笑顔でいられるはず。

母親なら、
子どもと一緒にいる時間を全部幸せに感じるはず。

Kさんは、そんなイメージをどこかで信じていました。

でも実際の子育ては、そんなに単純ではありません。

どれだけ大切な存在でも、
毎日ずっと一緒にいれば疲れることはあります。

夜泣きで寝不足になることもある。
同じことを何度も繰り返す子どもに、
つい強い口調になってしまう日もある。

それは「愛情が足りない」からではありません。

むしろ、
一生懸命向き合っているからこそ、
心も体もエネルギーを使うのです。

Kさんは、この話を聞いたとき、
少し驚いたような表情をしていました。

そして静かにこう言いました。

「そういうものなんですね」

その言葉には、
少し安心した気持ちが混ざっているように見えました。

「離れたい気持ち」は拒絶ではなく回復のサイン

もう一つ整理していったのは、
「離れたい気持ち」の意味でした。

Kさんは、
一人の時間がほしいと思うたびに、
「私は息子を拒否しているんじゃないか」と不安になっていました。

でも実際には、
人が疲れたときに少し距離を取りたくなるのは、
とても自然な反応です。

例えば、長時間働いたあとに
「少し休みたい」と思うのと同じです。

それは仕事が嫌いだからではなく、
体と心が休息を求めているからです。

子育ても同じです。

ずっと気を張った状態が続くと、
人は無意識に「回復する時間」を必要とします。

だからこそ、
子どもを送り出したあとにホッとするのは、
決しておかしなことではありません。

それは、
心が少し回復しようとしているサインでもあります。

この話をしているとき、
Kさんは何度も小さくうなずいていました。

そして、少し笑いながらこう言いました。

「回復してるだけなんですね」

その言葉を口にしたとき、
Kさんの表情は最初に会ったときよりも
ずいぶん柔らかくなっていました。

自分の気持ちを責めない練習をしてみる

最後に話したのは、
「ホッとした瞬間の受け止め方」でした。

Kさんは今まで、
安心した気持ちが出てきた瞬間に
すぐ自分を責めていました。

「こんなふうに思うなんてダメだ」

その言葉が頭の中で何度も繰り返されていたのです。

そこで提案したのは、
少し違う言葉をかけてみることでした。

ホッとした瞬間に、
こう心の中でつぶやいてみる。

「今ちょっと回復してるんだな」

それだけです。

無理にポジティブになる必要はありません。
罪悪感をなくそうと頑張る必要もありません。

ただ、自分を責める言葉を
少しだけ優しい言葉に変えてみる。

それだけでも、
気持ちの重さは少し変わってきます。

Kさんはその話を聞いたあと、
しばらく考えてからこう言いました。

「それならできそうです」

そして続けて、
少し照れたように笑いながら言いました。

「私だけじゃないって思えたのが、一番安心しました」

その言葉を聞いたとき、
Kさんの中で少しずつ、
自分を見る目が変わり始めているように感じました。

「休みたいと思う私は、冷たい母親じゃない」そう感じられた時間

Kさんが最初に話してくれたとき、
表情はどこか固く、言葉を選びながら話している様子でした。

「こんなことを思うのはおかしいですよね」
「母親として失格ですよね」

そんな言葉が、何度も出てきました。

けれど、ゆっくり話をしていく中で、
Kさんの表情は少しずつ変わっていきました。

自分の気持ちを言葉にしていくうちに、
これまで心の奥に押し込めていた本音が
少しずつ外に出てきたからです。

「息子は大事なんです」

そう何度も言いながら、
それでも疲れてしまう日があること。
一人の時間がほしいと思ってしまうこと。

そのどちらも、Kさんにとって本当の気持ちでした。

そして、最後にKさんがぽつりと話してくれた言葉があります。

「休みたいと思う私は、冷たい母親じゃないんですね」

その言葉には、
これまで自分を責め続けてきた人の
少し安心したような気持ちが込められていました。

子育ては長い時間の積み重ねです。

だからこそ、
自分を責め続ける時間よりも、
少しでも心が楽になる時間を持つことが
とても大切なのだと思います。

ここからは、Kさんがその後どんな変化を感じていったのか、
そして子育ての中で大切にしていきたい考え方について
お話ししていきます。

一人の時間を「回復の時間」として使うようになった

Kさんはそれまで、
子どもを送り出したあとの時間を
どこか後ろめたい気持ちで過ごしていました。

「こんなふうに楽に感じてはいけない」

そんな思いがあったからです。

でも、気持ちの整理が少し進んでから、
その時間の過ごし方が少し変わりました。

幼稚園に送り出したあと、
静かな部屋でお茶を飲む。

少しだけ横になって体を休める。
好きな音楽を聞く。

ほんの小さなことですが、
その時間を「自分を回復させる時間」として
意識的に使うようになったのです。

すると、不思議なことに
子どもが帰ってきたときの気持ちも
少し変わっていきました。

以前よりも余裕を持って
息子さんと向き合えるようになったと言います。

子どもと離れる時間は、
決して愛情を減らすものではありません。

むしろ、心を整えることで
また向き合う力を取り戻す時間になることもあります。

Kさんはそのことを、
少しずつ実感していきました。

罪悪感がゼロにならなくても大丈夫

Kさんの気持ちは大きく変わりましたが、
罪悪感が完全になくなったわけではありません。

ふとした瞬間に、
「こんなふうに思っていいのかな」と
迷うこともあるそうです。

でも、以前と違うのは、
その気持ちをすぐに否定しなくなったことでした。

「また思っちゃった」と
自分を責めるのではなく、

「今日はちょっと疲れてるのかもしれない」

そんなふうに、
少し距離を置いて見られるようになったのです。

人の気持ちは、
急に大きく変わるものではありません。

少しずつ変わっていくものです。

だからこそ、
罪悪感がまだ残っていても、
それは決して後退ではありません。

自分の気持ちを否定せずに見つめられるようになったこと。

それだけでも、
とても大きな変化なのだと思います。

Kさんの中でも、
その小さな変化が少しずつ積み重なっていました。

子どもと距離をとる時間も、子育ての一部

子どもと向き合う時間はとても大切です。

けれど、それと同じくらい
自分を整える時間も大切です。

子どもにとっても、
いつも疲れきった親より、
少し余裕のある親のほうが
安心して過ごせることがあります。

だからこそ、
一人の時間を持つことは
子育てをサボっているわけではありません。

それも子育ての一部なのだと思います。

今回のKさんのように、
「ホッとした自分を責めてしまう」という声は
実はとても多く聞かれます。

でも、その気持ちは
決して特別なものではありません。

子どもを大切に思っているからこそ、
一生懸命向き合っているからこそ、
心も体もエネルギーを使うのです。

もし今、
子どもと離れてホッとした自分に
戸惑っている人がいたら、

どうかその気持ちを
すぐに否定しないでほしいと思います。

「ちょっと回復している時間なんだな」

そう思えたら、
それだけで十分なのかもしれません。

最後に:自分の気持ちを否定しなくていい時間を

子どもと離れてホッとしたとき、
「こんなふうに思うなんてダメだ」と自分を責めてしまう。

子育てをしていると、
そんな瞬間に戸惑うことは少なくありません。

本当は子どもが大切。
それなのに疲れてしまう自分がいる。

その気持ちをどう受け止めたらいいのか分からず、
心の中でぐるぐる考えてしまう人も多いと思います。

でも、人の気持ちはとても自然なものです。

愛情があることと、疲れてしまうこと。
子どもが大切な存在であることと、少し一人の時間がほしいと思うこと。

それらは、どちらか一つだけではなく、
同時に存在することがあります。

だからこそ、もし今、
「こんな気持ちはおかしいのかな」と悩んでいるなら、

まずはその気持ちを
すぐに否定しなくても大丈夫です。

少し言葉にしてみるだけでも、
気持ちが整理されていくことがあります。

もし、
「誰かに聞いてほしい」
「少し気持ちを整理したい」

そんなときは、
**傾聴ラウンジ「ここより」**があります。

ここでは、アドバイスを急ぐのではなく、
まずはあなたの言葉をゆっくり受け止めながら
一緒に気持ちを整理していく時間を大切にしています。

うまく話そうとしなくても大丈夫です。
まとまっていなくても大丈夫です。

ただ、今感じていることを
そのまま言葉にしてみてください。

一人で抱え込んでいた気持ちが、
少し軽くなることもあります。

もしよかったら、
傾聴ラウンジ「ここより」のページものぞいてみてください。

あなたの気持ちが、
少しでも楽になるきっかけになればうれしく思います。

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