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仕事で挫折した私が「何者でもない自分」を受け入れるまで|燃え尽きから立ち直った体験談

仕事で挫折した私が「何者でもない自分」を受け入れるまで|燃え尽きから立ち直った体験談

もし今の仕事や肩書きを失ったら、自分には何が残るんだろう。
そんな不安がふと頭をよぎって、胸がざわつく夜はありませんか。

周りは順調そうに見えるのに、自分だけが立ち止まっている気がしてしまう。
頑張ってきたはずなのに、「このままでいいのかな」と、どこかで自分を疑ってしまう。

私もかつて、同じように感じていた時期がありました。
成果を出し続けることが当たり前で、それができなくなったとき、自分の価値そのものがなくなってしまったように思えたんです。

でも今振り返ると、あのときの私は、
「できている自分」しか認めてあげられていなかったのかもしれません。

これは、仕事でつまずいた私が、
「何者でもない自分」を少しずつ受け入れられるようになるまでの体験です。

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投稿者プロフィール

渡辺桜
渡辺桜よりびと
■待機時間:10時~19時(土日祝を含む週5日程度のシフト制)
※シフトは2週間単位で掲載します

■年齢:20代後半

■ キャッチコピー:あなたの心の声をそのまま受け止める、安心の止まり木です。


■ 得意なテーマ

– もやもやしている気持ちの整理
– 誰にも言えない話の受け止め
– 人間関係の悩み・恋愛相談
– とにかく話を聴いてほしいとき
– 感情の吐き出し

■ 聴き方・スタイル

– 話す準備ができるまでじっくりと待ちます。
– 言葉の裏にある感情を丁寧に拾い上げます。
– 否定的な判断を挟まず、お話を丸ごと受け入れます。
– 解決策は求められるまで出しません。聴くことに徹します。

■ 経験

– 臨床心理学を学び、人格特性やストレスの対処法について研究していました。
– 認定心理士、証券外務員1種、FP等の資格を持ち、専門的な知識でサポートします。
– オンライン上の相談サービスで年齢や性別、国籍を問わず様々な相談を受けました。
– 守秘義務を徹底し、年間40件以上の相談を継続的に担当していました。

■ 大切にしていること

– 否定ゼロ。あなたの全てを受け入れます。
– 話したくないことは無理に聞きません。
– 対等な立場で傾聴します。
– 泣いても沈黙してもOK。決して急かしません。

■ 人柄・ユニークポイント

– 好きなもの:音楽 / ゲーム / ラーメン / 犬・猫
– よく言われる性格:温かみがある / 話しやすい / 誠実
– ちょっとしたこだわり:旅行先の地域で一番おいしいラーメンを探しています。
– 聴き手としての密かな強み:言葉の温度から、微細な感情の変化を読み取ります。


■ メッセージ

感情が溢れたり、話が前後しても気にしないでください。あなたの伝えたい気持ちを丁寧に見つけ出します。まずは気持ちの全てを預けて、心をそっと休ませてあげましょう。

目次

仕事で評価されることが、自分の価値だと思っていた頃

当時の私は、「ちゃんと結果を出している自分」にしか価値を感じられていませんでした。
周りから認められること、成果を出すこと、期待に応え続けること。それができている間は、どこか安心できていたんです。

でもその裏側では、「もしできなくなったらどうしよう」という不安も、ずっと抱えていました。
失敗したら終わり。評価が下がったら、自分の存在まで否定されてしまう。そんな極端な思い込みに縛られていた気がします。

だからこそ、しんどくても立ち止まれませんでした。
疲れていても、「まだ頑張れる」と自分に言い聞かせて、無理を重ねていく。

今思えば、その時の私は、自分の気持ちよりも「どう見られるか」を優先していたんですよね。
でも、その生き方は少しずつ、確実に心をすり減らしていきました。

頑張り続けることが当たり前になっていた日々

毎日仕事に追われて、気づけば朝から夜まで働き続ける生活でした。
「忙しい=充実している」と思い込んでいたところもあって、立ち止まること自体に罪悪感があったんです。

周りも同じように働いているし、自分だけ弱音を吐くわけにはいかない。
そうやって、自分のしんどさにフタをしながら過ごしていました。

本当は疲れているのに、「まだ大丈夫」と言い聞かせる。
少しでも気を抜いたら、全部崩れてしまいそうで怖かったんですよね。

でも、そうやって無理を続けていると、だんだん「何のために頑張っているのか」が分からなくなっていきます。
ただ目の前の仕事をこなすだけで、自分の気持ちは置き去りになっていました。

「弱音を吐くのはダメ」と思い込んでいた

当時の私は、弱さを見せることに強い抵抗がありました。
「弱音を吐いたら負け」「逃げたら終わり」そんな考えが、ずっと頭の中にあったんです。

だから、誰かに相談することもできませんでした。
しんどい気持ちを話したところで、「甘えている」と思われるんじゃないか。そう感じていたんですよね。

結果的に、全部ひとりで抱え込むことになりました。
誰にも見せないようにしていた分、自分の中でどんどんしんどさが膨らんでいったんです。

今振り返ると、あの頃の私は「ちゃんとしている自分」でいようとしすぎていました。
でも本当は、弱さを見せることも、人に頼ることも、決して悪いことじゃなかったんですよね。

周りの評価に、自分の価値を委ねていた

「評価されている自分=価値がある」
そんなふうに思っていたからこそ、周りの目がすごく気になっていました。

少しでもミスをすると、「自分はダメだ」と感じてしまう。
逆に褒められると、一瞬だけ安心するけれど、それも長くは続かない。

結局、自分の価値を自分で決められていなかったんです。
いつも外側の評価に振り回されて、自分の軸がない状態でした。

だからこそ、うまくいかなくなったときのダメージは大きかったんだと思います。
支えにしていたものが崩れたとき、一気に自分まで崩れてしまう。

あの頃の私は、自分のことをちゃんと見ているようで、実は全然見ていなかったのかもしれません。

うまくいかなくなったとき、自分の価値まで崩れていった

ある時から、少しずつ歯車が噛み合わなくなっていきました。
これまで当たり前のようにできていたことが、急にうまくいかなくなる。小さなミスが増えて、焦りばかりが募っていきました。

最初は「たまたまだろう」と思っていたんです。
でも、その“たまたま”が続くうちに、「自分はもう通用しないんじゃないか」という不安に変わっていきました。

さらにしんどかったのは、周りの目が気になり始めたことでした。
実際に何か言われたわけではないのに、「評価が下がっている気がする」「期待されていない気がする」と、勝手に思い込んでしまう。

そうなると、余計にうまくいかなくなるんですよね。
頭の中が不安でいっぱいで、目の前のことに集中できなくなるからです。

気づけば、仕事のことを考えるだけで胸が苦しくなっていました。
それでも、「ここで踏ん張らないと」と自分を追い込み続けていた私は、どんどん余裕を失っていったんです。

失敗が増えていくほど、自分を責めるようになった

ミスをするたびに、「なんでこんなこともできないんだろう」と自分を責めていました。
本来なら「次どうするか」を考えればいいのに、頭の中は後悔と自己否定でいっぱいになっていたんです。

周りと比べて、「自分だけができていない」と感じることも増えていきました。
本当は見えていない部分もあるはずなのに、できている人ばかりが目についてしまう。

そうやって、自分のダメなところばかりに意識が向くようになっていきました。
すると、どんどん自信がなくなっていくんですよね。

今振り返ると、あの頃の私は「うまくいっていない自分」を全否定していました。
でも本当は、うまくいかない時期があるのは、誰にでもあることだったんです。

周りの態度が変わったように感じてしまった

はっきり何かがあったわけではないのに、周りの空気が変わった気がしていました。
以前よりも距離を感じたり、冷たく見えたりして、「見放されたのかもしれない」と思うようになったんです。

今思えば、それは自分の不安が作り出した見え方だったのかもしれません。
でも、その時はそんなふうに冷静に考えられませんでした。

一度「そうかもしれない」と思うと、どんどんその証拠ばかり探してしまうんですよね。
ちょっとした言葉や態度にも敏感になって、余計に傷ついてしまう。

その結果、人と関わること自体が怖くなっていきました。
本当は支えが必要な時なのに、逆に距離を取ってしまうようになっていたんです。

心も体も動かなくなっていった

ある朝、ベッドから起き上がれなくなりました。
体が重いというより、「動いてはいけない」とブレーキがかかっているような感覚でした。

それまで無理をしてきた分、一気に限界が来たのだと思います。
何もやる気が起きず、ただ時間だけが過ぎていく。

涙が出る日もあれば、何も感じなくなる日もありました。
感情がうまく働かなくなって、「自分が自分じゃない」ような感覚もありました。

それでも、「休むのは怖い」という気持ちは消えませんでした。
ここで止まったら、本当に戻れなくなる気がしていたんです。

でも、あのまま無理を続けていたら、もっと大きく壊れていたと思います。
あの時の“動けなさ”は、心と体が出してくれた大切なサインだったのかもしれません。

何もできない自分のまま、少しだけ世界に触れてみた

休職してからしばらくの間、私はほとんど何もできませんでした。
何かをしようとしても気力が湧かず、ただ部屋の中で時間をやり過ごす日々。

「このままでいいのかな」と思いながらも、動けない。
でも同時に、「もうこれ以上無理をしたくない」という気持ちもありました。

そんなある日、気分転換にと、ふらっと外に出てみたんです。
特別な理由があったわけではなく、ただ少しだけ空気を変えたくて。

そして入ったカフェで、店員さんに何気なく言われた「お疲れ様です」という一言。
その言葉と一緒に出されたコーヒーが、驚くほど温かくて、なぜか涙が出てきました。

あの瞬間、初めて気づいたんです。
何もしていない自分でも、誰かに優しくされることがあるんだ、と。

それまでの私は、「役に立つ自分」でいないと受け入れてもらえないと思っていました。
でも本当は、ただ存在しているだけでも、誰かとつながることができる。

その小さな体験が、少しずつ私の見方を変えていきました。

「何もしない時間」を自分に許してみた

それまでの私は、「何かしていないとダメ」という感覚が強くありました。
だから休んでいる間も、どこかで焦りが消えなかったんです。

でも、あの日をきっかけに、「何もしない時間も必要なのかもしれない」と思えるようになりました。
無理に前に進もうとしなくてもいい。まずは立ち止まることを許してみよう、と。

最初はすごく怖かったです。
このまま何もできなくなったらどうしよう、と不安もありました。

それでも、「今日は外の空気を吸えた」「ご飯をちゃんと食べられた」
そんな小さなことを大事にするようにしていきました。

すると少しずつ、「できていないこと」ではなく「できていること」に目が向くようになっていったんです。
ほんの少しですが、自分への見方が変わり始めた感覚がありました。

自分の気持ちを、そのまま受け止めてみた

それまでは、ネガティブな気持ちを感じるたびに「こんなこと思っちゃダメだ」と打ち消していました。
でも、それが逆にしんどさを大きくしていたことにも気づきました。

だから、「つらいならつらいままでいい」と思ってみることにしたんです。
無理にポジティブにならなくてもいいし、答えを出そうとしなくてもいい。

ただ、「そう感じているんだな」と自分の気持ちを見てあげる。
それだけでも、少しだけ心が落ち着くことがありました。

今思うと、それは誰かに話を聴いてもらうような感覚に近かった気がします。
否定せず、急かさず、ただそこにある気持ちをそのまま受け取る。

その関わり方を、自分自身に向けてみることが、回復のきっかけになっていきました。

「外の評価」ではなく「自分の感覚」に戻っていった

少しずつ元気が戻ってくる中で、これまでの自分の生き方を振り返るようになりました。
私はずっと、「どう見られるか」「どう評価されるか」を基準にしていたんだな、と。

でも、それだとどれだけ頑張っても安心できないんですよね。
誰かの評価は変わるし、自分ではコントロールできないからです。

そこで、「自分がどう感じるか」を大事にしてみようと思いました。
この選択は心地いいか、このペースは無理がないか、そんな視点で日常を見てみる。

最初は違和感もありましたが、少しずつ「これでいいんだ」と思える瞬間が増えていきました。

誰かに認められることも大切かもしれません。
でもそれ以上に、自分が自分をどう扱うかが、心の安定につながるんだと感じています。

「何者でもない自分」で生きていくと決めてから、見える景色が変わった

あの頃の私は、「肩書き」や「成果」がなくなったら、自分には何も残らないと思っていました。
でも今は、少し違う感覚で生きられています。

うまくいっている時も、そうじゃない時も、どちらも自分の一部。
そのままの状態でいいと、少しずつ思えるようになりました。

もちろん、不安がなくなったわけではありません。
誰かと比べて落ち込む日もありますし、「もっと頑張らなきゃ」と焦ることもあります。

それでも、「今の自分はどう感じているか」に戻れるようになったことが、大きな変化でした。
無理に理想の自分になろうとするのではなく、今の自分に寄り添う。

それができるようになってから、以前よりもずっと楽に生きられるようになった気がします。

そして今は、あの時の自分のように苦しんでいる人の話を聴くとき、
「何かを変えなきゃ」と思うよりも、「そのままでいいよ」と伝えたいと思うようになりました。

自分に対する関わり方が、人への関わり方に変わっていった

回復していく中で、自分にかけていた言葉や向き合い方が、少しずつ変わっていきました。
以前は「もっと頑張らないと」「こんなんじゃダメだ」と、自分を追い込むことが多かったんです。

でも今は、「しんどいよね」「よくやってるよ」と、自分に声をかけることが増えました。
責めるよりも、理解しようとする関わり方です。

不思議なことに、それがそのまま、人への関わり方にもつながっていきました。
誰かが悩んでいるとき、「こうしたらいいよ」と答えを出すよりも、「どう感じてる?」と聴くようになったんです。

無理に前向きにさせなくてもいい。
その人の中にある気持ちを、そのまま大切にする。

あの時の自分に必要だった関わりを、今は誰かに向けている。
そんな感覚があります。

「また休めばいい」と思えるようになったことで、怖さが減った

以前の私は、「一度止まったら終わり」と思っていました。
だからこそ、どんなにしんどくても無理を続けてしまっていたんです。

でも実際に立ち止まってみて、気づいたことがありました。
休んでも、人生は終わらないということです。

むしろ、無理を続ける方が、長い目で見たときに大きなダメージになることもある。
そう実感しました。

それからは、「しんどくなったらまた休めばいい」と思えるようになりました。
この感覚があるだけで、挑戦することへの怖さも少し減った気がします。

完璧にやろうとしなくていいし、うまくいかない日があってもいい。
そう思えるようになったことで、心に余白ができました。

同じように悩んでいる人へ伝えたいこと

もし今、「自分には何もない」と感じているなら。
その感覚は、とてもつらいものだと思います。

頑張ってきた人ほど、立ち止まった時に、自分の価値まで見えなくなってしまうことがあります。
私もそうでした。

でも、少しずつでいいので、「今の自分はどう感じているか」に目を向けてみてほしいんです。
無理に前向きにならなくてもいいし、答えを出そうとしなくても大丈夫です。

誰かに優しくしてもらった時のことや、少しホッとした瞬間。
そういう小さな感覚が、少しずつ自分を支えてくれることもあります。

人生のレールから外れたように感じる時こそ、新しい景色に出会うタイミングかもしれません。
どこにいても、どんな状態でも、あなたはあなたのままで大丈夫です。

読者へのメッセージ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

もし今、
「このままでいいのかな」
「自分には何もない気がする」
そんなふうに感じているとしたら、その気持ちはとても自然なものだと思います。

頑張ってきた人ほど、立ち止まったときに、自分の価値まで見えなくなってしまうことがあります。
でも、本当はそうじゃないんですよね。

何かができるから価値があるわけでも、
ちゃんとしているから認められるわけでもない。

うまく言葉にできなくても、前に進めなくても、
そのままのあなたにも、ちゃんと意味があります。

とはいえ、ひとりで抱えていると、どうしても同じ考えの中をぐるぐるしてしまうこともあります。
そんなときは、少しだけ誰かに話してみるのもひとつの方法です。

傾聴ラウンジ「ここより」では、
アドバイスをするのではなく、あなたの気持ちをそのまま大切にしながら、一緒に整理していく時間を提供しています。

無理に変わろうとしなくて大丈夫。
まずは「今の気持ち」を、安心して話せる場所があるだけでも、少し楽になることがあります。

もしよかったら、ひとりで抱え込む前に、少しだけ頼ってみてくださいね。

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