結婚が決まったのに不安が消えない…婚約中に漠然とした不安を感じる理由と心の整え方【相談事例】

結婚が決まったと聞くと、
「幸せだね」「よかったね」と言われることが多いものです。
でも実際には、
嬉しい気持ちと同じくらい、
言葉にしづらい不安がじわじわ湧いてくることもあります。
本当にこの人と暮らしていけるのかな。
お金のことは大丈夫かな。
もし体調を崩したらどうしよう。
子どもができたら、ちゃんと育てられるのかな……。
そんなふうに、
まだ起きていない未来を思い浮かべては、
頭の中がいっぱいになってしまう。
「幸せなはずなのに、不安になる自分はおかしいのかな」
そう感じて、余計に自分を責めてしまう方も少なくありません。
今回ご紹介するのは、
婚約が決まり、結婚を控えた女性が、
この“漠然とした不安”を抱えていた事例です。
不安を消そうと頑張るのではなく、
まずはそのままの気持ちを言葉にしていったことで、
少しずつ心が整理されていった過程をお伝えします。
同じように、
「結婚前なのに不安ばかり浮かぶ」と感じている方に、
安心して読んでもらえたらうれしいです。


投稿者プロフィール

- よりびと
-
■待機時間:月・火・木・金の10時30分~15時(水曜日は不定期)
※祝日はお休みです
※上記以外の時間帯が追加されることもあります
■年齢:40代
■ キャッチコピー:わたしの経験を誰かの力に。「大丈夫だよ」に根拠を持たせます。
■ 得意なテーマ
– 不安障害、パニック障害、適応障害の症状について
– 不登校、登校拒否の相談。(保護者さん、お子さんどちらからでも大丈夫です。)
– 育児のお悩み全般
– 介護負担感
– 不妊治療の辛さ
– 家族との関係
– 人との関わり方
■ 聴き方・スタイル
– ご相談者様のペースに合わせて聴きます
– 話がまとまっていなくても大丈夫
– 否定せず、穏やかに受け止めます
– ご希望があればアドバイスします
– 我慢せず素直に感情を表してください
■ 経験
– 社会福祉士 精神保健福祉士 保育士取得。
– 回復期リハビリテーション病棟と介護保険病棟の医療ソーシャルワーカーとして5年、市役所障がい福祉課障がい認定調査員として5年の経験あります。
– 現在、保育士として骨盤サロンにて託児スタッフをしています。子育て支援センター臨時スタッフ経験あります。
– 不安障害、パニック障害、適応障害の経験あります。現在完治。
– アルツハイマー型認知症になった祖母の在宅介護経験、家族として施設入所支援経験があります。
– 自身の娘が聴覚過敏。HSP。不登校、登校拒否傾向にて心療内科通院中。不登校に対する学校とのやり取り経験あります。
– 自身も高校中退、大学入学資格検定試験を経験。心療内科通院・カウンセリング経験あります。
– 6年間の不妊治療を経験しました。体外受精にて妊娠。帝王切開にて出産。
– 転勤帯同10年経験。
– 幼稚園、小学校で絵本の読み聞かせ6年目。
– アクセスバーズプラクティショナー取得。
■ 大切にしていること
– 自分の言葉で語ってもらえるように質問を工夫します。
– 素直に気持ちを表現していただけるようにします。
– 泣いても怒っても受け止めます。
– 調べられることがあれば調べます。
■ 人柄・ユニークポイント
– 好きなもの:宮古島の海/ 柴犬 / ウミガメ/耳そうじ/そのぎ茶/娘と美術館に行くこと/ピアノを弾くこと
– よく言われる性格:社交的。明るい。話しやすい。面倒見がよい。でも繊細。嫌いなことは努力しない(笑)。
– ちょっとしたこだわり:家の中の芳香剤をアロマオイルにしている。ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作る。焼き芋も家で作ります。
– 聴き手としての密かな強み:医療ソーシャルワーカーとして染みついた面接技法。自分の経験。たくさんの辛い経験をしたからこそ、大丈夫という言葉に重りを付けることができます。
■ メッセージ
プロフィールをみていただいてありがとうございます。
一人で悩まず一緒に考えさせてくださいね。少しでも明日に変化が出るように、少しでも気持ちが軽くなるようにお手伝いします。お話しできることを楽しみにしております。
目次
- ○ 結婚が決まったのに、不安が強くなるのはおかしいこと?
- ・不安の正体は「結婚」よりも“変化”へのドキドキかもしれない
- ・「ちゃんとしなきゃ」が強い人ほど、未来を先回りして疲れやすい
- ・不安が大きいときほど、頭の中だけで考えず「外に出す」が効く
- ○ 「幸せにならなきゃ」がプレッシャーに変わる瞬間
- ・「理想の妻・理想の母」イメージが強いほど、心が休まらなくなる
- ・「相手に迷惑をかけたくない」が強いと、体調不安がふくらみやすい
- ・「不安=悪いもの」と決めつけるほど、頭の中がややこしくなる
- ○ 不安を消そうとしなくていい。まずは「全部出す」ところから
- ・頭の中の不安は、声に出した瞬間に“整理され始める”
- ・「今すぐ解決が必要な不安」と「今は決めなくていい不安」を分ける
- ・「もし〜だったら?」が止まらないときは、“できること”に戻ってくる
- ○ 答えを急がなくて大丈夫。不安と一緒に“進める形”を作ろう
- ・「一つずつ解決」でいい。全部まとめて抱えないのがコツ
- ・「頑張らない」を意識するほど、結果的にうまく回りやすい
- ・不安は「共有」すると軽くなる。未来の話は“楽しい話”からでいい
- ○ 読者へのメッセージ
結婚が決まったのに、不安が強くなるのはおかしいこと?
結婚が決まったときって、本来は「やったー!」って喜びたいはずなのに。
なぜか夜になると、ふっと不安が出てきたりします。
「この人と本当に一緒に暮らしていけるかな」
「お金、ちゃんと回るのかな」
「体調を崩したら迷惑かけるかも」
「子どもができたら、ちゃんと育てられるのかな」
こんなふうに、頭の中で“もしも”が連鎖して、止まらなくなる。
それでまた、「幸せなはずなのに、不安になる私って変?」って自分を責めてしまう。
でもね、これって全然おかしくないです。
結婚って、嬉しいイベントである一方で、生活が変わる大きな節目でもあります。
知らないことが増えるほど、人は不安になりやすいし、真面目で頑張り屋さんほど「ちゃんとしなきゃ」が強くなりがち。
だから、不安が出てきた時点で「私はダメだ」と決めつけるより、まずは「そりゃ不安にもなるよね」と認めてあげるのが第一歩です。
ここからは、その不安がどうして大きくなりやすいのか、よくある流れを3つに分けて見ていきます。
不安の正体は「結婚」よりも“変化”へのドキドキかもしれない
結婚の不安って聞くと、「相手が原因なのかな?」って思いがちなんですが、実はそうとは限りません。
本当に怖いのは、結婚そのものというより、結婚で起きる“変化”だったりします。
住む場所が変わる。
生活リズムが変わる。
家計の管理が始まる。
相手の家族との付き合いも増える。
こういう変化って、良いこともいっぱいあるのに、同時に「今までの安心が減る」感じもするんですよね。
慣れた環境にいるときは大丈夫でも、新しいことが増えるほど、心は「念のために備えよう」として不安を出してきます。
それはあなたを困らせたいからじゃなくて、守ろうとしてる反応に近いです。
だから、「不安が出る=結婚が間違い」ではありません。
むしろ、「私は変化を大事に受け止めてるんだな」っていうサインのことも多い。
不安を敵にしないで、まずは「何が変わると思ってる?」「どこが一番未知に感じる?」と、変化を言葉にしてみるだけでも落ち着きやすくなります。
「ちゃんとしなきゃ」が強い人ほど、未来を先回りして疲れやすい
「いい奥さんになりたい」
「相手の家族とも上手くやりたい」
「子育てもちゃんとしたい」
こういう気持ちって、すごく素敵です。
でも同時に、頑張り屋さんほど“理想のハードル”が高くなって、未来を先回りして心が消耗しやすいんですよね。
例えば、まだ何も起きてないのに、
「もし妊娠できなかったらどうしよう」
「もし子どもが病気になったら私が支えられる?」
みたいな想像が次々出てくる。
しかも真面目な人ほど、想像した瞬間に「今すぐ答えを出さなきゃ」って焦ってしまう。
でも未来のことって、今日の時点で全部決められないのが普通です。
それなのに、答えの出ない問題を“今の自分”が抱え続けるから、疲れて当然なんです。
ここで大事なのは、「ちゃんとしたい私」を否定しないこと。
その上で、理想を少しだけ現実サイズに戻してあげる。
たとえば「完璧に育てる」じゃなくて、「困ったら相談できる環境を作る」とか。
“できる形”に言い換えるだけで、不安はぐっと扱いやすくなります。
不安が大きいときほど、頭の中だけで考えず「外に出す」が効く
不安が止まらないときって、たいてい頭の中が“会議室”みたいになってます。
心配担当が「もしこうなったら?」って言い、
慎重担当が「最悪のパターンも想定して!」って言い、
完璧担当が「ミスは許されない!」って騒ぐ。
そりゃ疲れますよね。
こういうときにおすすめなのが、頭の中の不安を“外に出す”こと。
紙に書くでもいいし、スマホのメモでもいいし、声に出して整理してもOKです。
ポイントは、「不安を減らすため」じゃなくて、「不安を見える化するため」に出すこと。
出してみると、不思議と分かれてくるんです。
・今すぐ対処できること
・今は情報が足りなくて決められないこと
・ただ怖くて想像がふくらんでるだけのこと
たとえばお金が不安なら、家計のざっくりシミュレーションは“今できること”。
妊娠のことは、今は分からない部分も多いから“今決めなくていいこと”。
「ちゃんとできるか不安」は、思い込みが混ざりやすいので“気持ちを整えること”が先だったりします。
頭の中でぐるぐるしてる状態から、紙の上で整理する状態に変わるだけで、心の負担はかなり軽くなります。
不安は消すものというより、「扱えるサイズにするもの」って感覚が近いかもしれません。
「幸せにならなきゃ」がプレッシャーに変わる瞬間
結婚が決まったのに不安が増える人って、実は「幸せになりたい気持ち」が強い人が多いです。
大切な人と、ちゃんといい関係を作りたい。
相手の家族とも気持ちよく付き合いたい。
できれば、穏やかで温かい家庭にしたい。
こういう願いがあるからこそ、頭の中で“理想の未来”がどんどん具体的になっていくんですよね。
でも、理想がはっきりするほど、「失敗したくない」「崩したくない」が強くなって、気づいたらプレッシャーになってしまうことがあります。
たとえば「結婚=幸せ」ってイメージが強いほど、少し不安が出ただけで「こんな気持ちになる私はおかしい?」って焦りやすい。
しかも頑張り屋さんほど、疲れていても止まれないし、心配している自分にもダメ出しをしがちです。
本当は“安心したい”だけなのに、いつの間にか「ちゃんとしなきゃ」が先に立って、心も体もきつくなってしまう。
ここでは、そのプレッシャーが生まれやすい流れを、3つに分けて整理してみます。
「理想の妻・理想の母」イメージが強いほど、心が休まらなくなる
「いい奥さんになりたい」
「子どもができたら、ちゃんと育てたい」
この気持ちは、とても自然だし優しさでもあります。
ただ、ここに“理想の型”がしっかりある人ほど、心が休まらなくなりやすいんです。
たとえば、SNSや身近な家族像を見て「こうあるべき」を作ってしまうと、現実の自分が少しでもそこから外れた瞬間に、強い不安が出ます。
・料理をちゃんと作れない日があったらどうしよう
・家が散らかったら嫌われるかも
・子どもが泣き止まなかったら私は母親失格?
こんなふうに、未来の“ダメな自分”を先に想像してしまうんですよね。
でも、結婚生活って、理想通りにいかない日があるのが普通です。
むしろ、うまくいかない日があったときに「立て直せる」ことの方が大事だったりします。
理想は持っていてOK。だけど理想を“唯一の正解”にしてしまうと、心はずっと緊張状態になります。
おすすめは、「理想」を“ゴール”ではなく“方向”として持つこと。
「完璧な妻」じゃなくて、「しんどい日は休める妻」
「完璧な母」じゃなくて、「困ったら助けを求められる母」
こんなふうに、少しだけ現実に合う言葉に直すだけで、プレッシャーがゆるみやすくなります。
「相手に迷惑をかけたくない」が強いと、体調不安がふくらみやすい
結婚前の不安で多いのが、「体調を崩したらどうしよう」系の心配です。
特に、昔から頑張りすぎてしまうタイプの人ほど、疲れがたまるとお腹を壊したり、食欲が落ちたり、体に出やすいことがあります。
それ自体は珍しいことではないのに、結婚が近づくと、
「迷惑かけたらどうしよう」
「体調悪い自分は嫌がられるかも」
って、心配が倍増しやすいんですよね。
ここでしんどいのは、「体調が不安」だけじゃなくて、
「不安に思ってる自分を責める」ことがセットになりやすいところです。
「こんなんじゃ結婚できない」みたいに飛躍してしまうと、ますます体がこわばって、体調も崩れやすくなる。
まさに悪循環です。
でも、結婚って“元気100%の人だけができるもの”ではありません。
体調に波がある人だって、うまく暮らしている人はたくさんいます。
大事なのは、調子が悪くならないように無理をすることより、調子が悪いときにどう過ごすかを準備しておくことです。
たとえば、
・疲れた日は早く寝る
・無理な予定は入れない
・体を温める、食べられるものを用意しておく
・「今日は無理しない日」と言える関係を作る
こういう“現実的な安心材料”が増えるほど、不安は落ち着きやすくなります。
「不安=悪いもの」と決めつけるほど、頭の中がややこしくなる
不安が強くなる人ほど、実は心の中でこんなルールを持っていることがあります。
「不安になっちゃダメ」
「幸せなら不安なんてないはず」
「前向きでいなきゃ」
でもね、不安って、なくそうとすると逆に強くなることが多いです。
たとえば「緊張しちゃダメ」と思えば思うほど、緊張が増えるのと同じ。
不安も、「出てくること自体」を悪者にすると、どんどん居場所がなくなって暴れやすくなります。
しかも、「不安を消さなきゃ」と思うと、頭の中で延々と答え探しが始まります。
「もしこうなったら?」「じゃあこうして…でもそれでも…」
気づいたら、脳が疲れ切って、前向きになる余力が残らない。
これが“考えすぎて止まらない”の正体だったりします。
ここで大事なのは、不安をなくすより、まずは「不安が出てるね」と認めること。
それだけで、心の緊張は少しゆるみます。
認めた上で、「不安が言ってることは何?」「何を守ろうとしてる?」と聞いてあげる。
不安って意外と、
「失敗したくない」
「大事にしたい」
「傷つきたくない」
っていう気持ちの裏返しなんですよね。
不安を敵にしないで、“情報”として扱えるようになると、心は少し落ち着いてきます。
次の段階では、その不安をどう整理していくか、具体的なやり方に入っていきます。
不安を消そうとしなくていい。まずは「全部出す」ところから
不安が強いときって、「早く落ち着かなきゃ」「前向きにならなきゃ」って焦りがちです。
でも実は、その焦りがあるほど、不安は引っ込みません。むしろ「まだ危ないよ!」って、余計に大きな声で訴えてきたりします。
今回の事例でも、最初は頭の中が“もしも”でいっぱいでした。
お金のこと、体調のこと、相手の家族との付き合い、妊娠や子育て…。
好きな人との結婚なのに、考えれば考えるほど息が詰まっていく。
そんなときに大事なのは、不安を無理に消すことよりも、いったん不安を「外に出す」ことです。
頭の中だけで抱えていると、不安はまとまらないまま膨らみ続けます。
だからまずは、良い悪いの判断をせずに、思っていることをそのまま言葉にしていく。
順番がぐちゃぐちゃでも、まとまってなくても大丈夫。むしろ、その“まとまらなさ”ごと出していいんです。
出してみると、不安は「ただの塊」から「いくつかの種類」に分かれていきます。
すると不思議と、「今やること」と「今は置いておくこと」が見えてきて、心の負担が軽くなっていきます。
頭の中の不安は、声に出した瞬間に“整理され始める”
不安が強いときほど、人は頭の中でずっと考え続けます。
でも頭の中って、同じ話題が何度も回っていたり、途中で話が飛んだりして、意外と整理に向いていないんですよね。
そこでおすすめなのが、声に出すこと。
誰かに話すのが難しければ、ひとりで独り言でもいいし、スマホのメモに打つでもOKです。
とにかく「外に出す」。
たとえば、
「お金が不安」って一言で言っていたものが、話していくうちに、
・毎月の固定費がどれくらいか分からない不安
・貯金が減るのが怖い不安
・仕事を休んだら詰むかもしれない不安
みたいに、細かく分かれてくることがあります。
そうすると「じゃあ家計をざっくり把握しよう」とか、「休むときの最低ラインを決めよう」とか、具体的に動ける方向に変わっていきます。
不安の正体が見えると、人は落ち着きやすいんです。
逆に言うと、正体が見えないから怖い。
だから「落ち着こう」と頑張るより、まずは「何が怖いか」を言葉にする方が、結果的に早く落ち着けます。
「今すぐ解決が必要な不安」と「今は決めなくていい不安」を分ける
不安が増えるときって、頭の中で全部が同じレベルの“緊急案件”になってしまいます。
お金のことも、体調のことも、子育てのことも、相手の家族のことも、全部が「今すぐ答えを出さなきゃ!」みたいに感じる。
そりゃ疲れます。
ここで効くのが、不安を2種類に分けるやり方です。
1つ目は「今すぐ解決が必要な不安」。
たとえば、引っ越しの時期、結婚後の生活費、必要な手続きなど、現実として近いもの。
2つ目は「今は決めなくていい不安」。
妊娠や子育て、数年後の働き方、相手の家族との距離感など、今は情報も状況も揃っていないもの。
この分け方をすると、心の中で“優先順位”ができます。
優先順位ができると、頭が少し静かになります。
「全部一気に考えなくていいんだ」って分かるからです。
大事なのは、「決めなくていい不安」を“放置”することじゃなくて、“保留”にすること。
「それは今じゃなくて、必要なタイミングで考えようね」って、自分に言ってあげる感覚です。
これができるようになると、考えすぎのループがかなり止まりやすくなります。
「もし〜だったら?」が止まらないときは、“できること”に戻ってくる
不安が強い人がよく口にするのが、
「もし〜だったらどうしよう」
という言葉です。
もし体調を崩したら?
もしお金が足りなくなったら?
もし子どもができなかったら?
もし相手の家族と合わなかったら?
この“もしも”って、考え始めるとキリがないんですよね。
しかも厄介なのが、答えが出ない問題が多いこと。
だからずっと考えてしまうのに、スッキリしない。
ここでおすすめなのが、思考のハンドルを「もしも」から「できること」に戻すことです。
たとえば、
「もしお金が足りなくなったら?」ではなく、
「今できる家計の確認は何?」
「最低限必要な生活費はどれくらい?」
みたいに、今日の自分が触れる範囲に落とし込みます。
体調の不安も同じです。
「もし倒れたらどうしよう」ではなく、
「最近、どんなときにお腹が痛くなりやすい?」
「体が冷えてない?」
「睡眠は足りてる?」
と、“今の自分を整える”方向に戻します。
未来を想像する力は、本来はあなたの強みです。
ただ、強みが暴走すると不安になります。
だから「未来を考えるのは一旦ストップ。今できることに戻ろう」と切り替えられると、不安は扱いやすくなっていきます。
答えを急がなくて大丈夫。不安と一緒に“進める形”を作ろう
不安って、ゼロになったら終わり…ではないんですよね。
結婚が決まったあとも、引っ越しや準備、周りの反応、家族との距離感、仕事のことなど、節目ごとにまた顔を出します。
だから大事なのは「不安をなくす」より、「不安があっても自分を保てるやり方」を持っておくこと。
今回の事例でも、最初は“もしも”が止まらず、体にも負担が出るほどしんどい状態でした。
でも、いったん全部を言葉にして、不安を種類分けして、今できることに戻っていく流れを作ったことで、最後には「なんかすっきりしました。モヤモヤが取れた気がします」と表情が明るくなっていきました。
結婚前の不安は、あなたが弱いから出るものではなくて、むしろ大事にしたい未来があるから出るもの。
だから自分を責める方向に使うのではなく、暮らしを整えるヒントとして使っていけたら、それだけで安心感は増えていきます。
ここでは最後に、不安と付き合いながら前へ進むための“3つの持ち帰りポイント”をまとめます。
「一つずつ解決」でいい。全部まとめて抱えないのがコツ
結婚前って、考えることが一気に増えます。
手続き、引っ越し、家計、家族との挨拶、仕事、体調、将来のこと…。
だから不安が増えるのは、ある意味当然です。
ここで多くの人がハマるのが、「全部ちゃんとしなきゃ」というまとめ抱え。
一つの不安を考えていたのに、気づいたら別の不安が割り込んで、頭の中が満員電車みたいになる。
そうなると、落ち着こうとしても無理が出ます。
おすすめは、やることを“ひとつ”に絞ること。
たとえば今日は「家計のざっくり確認だけ」
明日は「生活リズムのすり合わせだけ」
みたいに、テーマを小さくするんです。
大きい不安は、分けると小さくなります。
小さくなると、行動に変わります。
行動に変わると、「前に進んでる感」が出て、安心が増えます。
もし「一つに絞れない!」ってときは、まず紙に全部書いてから、丸をつけるだけでもOK。
“今週中に必要なもの”に丸、 “今じゃなくていいもの”には三角、みたいにね。
この仕分けができるだけで、心の疲れ方が全然変わります。
「頑張らない」を意識するほど、結果的にうまく回りやすい
真面目な人ほど、しんどいときにほど頑張ろうとします。
「迷惑かけたくない」
「ちゃんとしていたい」
「弱いところを見せたくない」
その気持ちは優しさでもあるんですが、頑張り続けると体が先にギブアップします。
特に、疲れが体に出やすい人は、ここがすごく大事。
お腹が痛くなる、食欲が落ちる、眠れない、だるい…。
こういうサインが出ているのに「まだ頑張れる」と押し切ると、回復に時間がかかってしまいます。
だから、「頑張らない」をちゃんと予定に入れるのがコツです。
たとえば、
・湯船につかむ日を作る
・温かい飲み物を増やす
・夜はスマホを早めに切り上げる
・予定を詰めすぎない
こういう地味なことが、結婚準備の安心を支えてくれます。
そして何より、「具合が悪い日は休んでいい」という許可を自分に出す。
休むのはサボりじゃなくて、整えるための選択です。
結婚生活って長距離走なので、短距離の全力を続けるより、力の抜き方を早めに覚えた人の方が、うまく走れます。
不安は「共有」すると軽くなる。未来の話は“楽しい話”からでいい
不安が強いときって、「心配してるって言ったら、相手に重いと思われるかも」って黙りがちです。
でも、黙って抱えるほど不安は増えやすいんですよね。
なぜなら、頭の中だけで考えると、最悪の想像が勝ちやすいから。
だから、不安は“共有”できると軽くなります。
ここでのポイントは、深刻な話から始めなくてもいいってこと。
いきなり「将来が不安で…」が言いづらいなら、まずは未来の楽しい話からでOKです。
たとえば、
「結婚したら、休みの日は何したい?」
「どんな家にしたい?」
「ごはんは家で食べる派?外食も好き?」
こんな会話をしていくと、“二人で作る未来”が少し具体的になります。
具体的になると、不安は落ち着きやすいです。
その上で、「実は心配がいくつかあって…」と出せると、なお良い。
不安を全部ぶつける必要はなくて、ひとつずつで大丈夫。
「最近考えすぎちゃう日がある」
「体調が不安なときがある」
このくらいの言葉でも、共有の第一歩になります。
不安があるからダメなんじゃなくて、不安があるときに“味方がいる感覚”を作れるかが大事。
味方がいるだけで、人はかなり強くなれます。
結婚前の今こそ、その土台を少しずつ作っていけたら安心ですね。
読者へのメッセージ
結婚が決まったのに不安が出てくると、
「こんなことで悩むなんて私が弱いのかな」
「喜べない私はおかしいのかな」
って、自分にダメ出ししたくなるかもしれません。
でも、不安が出るのは“幸せを大事にしたい”気持ちがあるから。
未来を真剣に考えている証拠でもあります。
だからまずは、不安を追い払うよりも、
「今の私は不安なんだね」って認めてあげてくださいね。
そして、頭の中だけで抱え続けるのがしんどいときは、
いったん言葉にして外に出してみるのがおすすめです。
順番がぐちゃぐちゃでも大丈夫。
「お金」「体調」「家族」「子育て」みたいに、テーマが飛び飛びでも大丈夫。
出していくうちに、自然と“今やること”が見えてきて、心が少し静かになります。
もし、身近な人に話すのが難しかったり、
話そうとすると逆に涙が出たり、
「こんなこと言ったら迷惑かな」と飲み込んでしまうなら、
安心して話せる場所を使ってください。
傾聴ラウンジ「ここより」では、
結論を急がせたり、正しさで押したりはしません。
今の気持ちをそのまま受け止めながら、
不安を一つずつほどける形に整理していくお手伝いをしています。
「話すほどのことじゃないかも」と感じる内容ほど、
実は心の中で大きくなっていることもあります。
結婚前の不安を、ひとりで抱え込まずに。
あなたのペースで、少しずつ軽くしていけますように。




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