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家族や友達に悩みを話せない人へ|傾聴で心が軽くなる理由

家族や友達に悩みを話せない人へ|傾聴で心が軽くなる理由

家族や友達に悩みを話せない…。そんな状態が続くと、「なんで私はこんなことで悩んでるんだろう」「こんなこと言ったら迷惑かな」と、自分の気持ちを後回しにするクセが強くなっていきます。本当は誰かに聞いてほしいのに、いざ話そうとすると言葉が出てこない。心配をかけたくない、相手を困らせたくない、変に気を遣わせたくない…。そう思えば思うほど、苦しさを抱えたまま笑ってしまったり、「大丈夫だよ」と強がってしまったりします。

特に身近な人ほど、距離が近いぶん話しづらいことってありますよね。たとえば家族には「そんなの気にしすぎ」と言われそうだったり、友達には「重い話」と思われたくなかったり。相手に悪気がなくても、正論やアドバイスが返ってきた瞬間に「やっぱり言わなきゃよかった」と後悔してしまう人もいます。だからこそ、悩みを言えないのは弱さではなく、むしろ人との関係を壊したくないという優しさや慎重さがあるからこそ起きるものだったりします。

ただ、そのまま一人で抱え続けると、心の中のモヤモヤはどんどん絡まっていきます。昼間はなんとかやり過ごせても、夜になると急に不安が強くなったり、頭の中で同じことを何回も考えてしまったり。「このままでいいのかな」「私が悪いのかな」と自分責めが増えて、余計に誰にも相談できなくなる…という悪循環に入ることも少なくありません。

そんなときに大切なのが、“解決策を探す前に、まず受け止めてもらうこと”です。傾聴とは、アドバイスで正すことではなく、あなたの気持ちを否定せずにそのまま聴く関わり方のこと。誰にも言えなかった悩みを安全な場所で受け止めてもらうだけで、心の緊張が少しゆるみ、「自分の本音ってこうだったんだ」と整理が進むことがあります。悩みを話せない人ほど、まずは傾聴で安心できる時間を持つことが、心を軽くするための大きな一歩になります。

傾聴ラウンジ「ここより」ロゴ

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上

【主な相談内容】
1.ストレス管理とメンタルケア
・日々のストレスやプレッシャーにどう対応すれば良いか。
・仕事や家庭でのストレス解消法。

2.自己理解と自己成長
・自己肯定感を高めたい。
・自分の強みや価値観を明確にしたい。

3.人間関係の悩み
・職場や家庭でのコミュニケーションの改善。
・対人関係における不安や緊張感への対処法。

4.不安や恐怖の克服
・予期不安や強い緊張感に悩んでいる。
・パニック障害や全般性不安障害のケア。

5.うつ症状や気分の浮き沈み
・やる気が出ない、気分が落ち込みがち。
・抑うつ状態から抜け出したい。

6.人生の転機や変化への対応
・キャリアチェンジや子育てなど、ライフイベントへの適応。
・新しい環境への不安や戸惑い。

7.恋愛や夫婦関係の悩み
・パートナーシップの問題解決。
・自分の感情や価値観をどう伝えるべきか。

8.自己批判やネガティブ思考の改善
・自分を責めすぎる傾向を変えたい。
・過去のトラウマや後悔にとらわれず前向きに生きる方法。

9.家族関係や親子間の問題
・子育ての悩み。
・親や家族との関係性の見直し。

10.生きる意味や自己実現の探求
・人生の目的を再確認したい。
・自分らしい生き方を見つけるサポート。

【アプローチ方法】
1.傾聴を重視したカウンセリング
・クライアントの気持ちや考えを尊重し、安心して話せる場を提供します。
・言葉だけでなく表情や態度も大切に、深いレベルで共感することを心がけています。

2.クライアント中心療法
・クライアント自身の中にある解決の糸口を引き出すサポートを行います。
・「どうしたいか」「何を感じているか」を一緒に探るプロセスを大切にします。

3.認知行動療法(CBT)
・ネガティブな思考や行動パターンを明確にし、それを建設的なものに変えるお手伝いをします。
・小さな行動目標を設定し、実際の生活に役立つ具体的な変化を目指します。

4.ナラティブセラピー
・クライアント自身のストーリーを紡ぎ直し、ポジティブな視点で捉え直すプロセスを支援します。
・過去の経験を成長や学びとして活用する力を引き出します。

5.対話を通じた柔軟なサポート
・一人ひとりのニーズに合わせて柔軟にアプローチを変えます。
・言葉だけでなく非言語的な表現(声のトーンや間合い、表情やしぐさなど)にも焦点を当てる場合があります。

目次

家族や友達に悩みを話せない…その苦しさは意外と多い

家族や友達に悩みを話せない…その苦しさは意外と多い

家族や友達に「本当はしんどい」と言えないまま、毎日をやり過ごしている人は少なくありません。表面上は普通に笑って会話していても、心の中ではずっとモヤモヤが続いている。そんな状態が続くと、ふと一人になった瞬間に不安が押し寄せたり、些細な一言で落ち込んだりして、「自分は弱いのかな」と感じてしまうこともあります。

でも実際は、話せないのにはちゃんと理由があります。相手に心配をかけたくない、否定されたら怖い、重い話だと思われたくない…。そうやって相手を思いやる気持ちが強い人ほど、悩みを飲み込みやすいんです。だからこそ、まずは「話せない自分」を責めるのではなく、「そうなるのも自然だよね」と受け止めることが大切になります。

「心配をかけたくない」が口を閉ざす理由

悩みを話せない人がよく口にするのが、「心配をかけたくない」という気持ちです。これ、いかにも優しい理由に見えますよね。実際その通りで、相手のことを大事に思っているからこそ出てくる感情です。
たとえば家族に話してしまうと、親が不安になってしまったり、心配して連絡が増えたり、場合によっては「ちゃんとしなさい」と言われたりするかもしれません。友達なら友達で、「そんなに深刻だったの?」と距離が変わってしまうのが怖かったりします。

それに、悩みって話した瞬間に「相手にも背負わせる」感覚があるんですよね。だから言えない。自分だけで抱える方がまだマシだと思ってしまう。でも、その我慢が長く続くと、心の中ではずっと緊張状態が続いてしまいます。
本当は甘えたいわけじゃなくて、ただ「わかってほしい」だけなのに、そこまで行く前にブレーキがかかってしまう。そういうときは、自分が悪いというより、優しさが強く働いているだけなんです。

そしてやっかいなのは、優しさで我慢しているうちに「相談すること自体が苦手」になっていくこと。気づいたら、悩みがあっても「まあいいか」と飲み込むのが当たり前になってしまうんですよね。
だからまずは、「心配をかけたくない」と思う自分にダメ出しするのではなく、「それだけ大切に思える人がいるんだ」と認めてあげることが、最初の一歩になります。

「否定されたらどうしよう」という怖さがある

悩みを話すとき、多くの人が無意識に気にしているのが「否定されたらどうしよう」という不安です。これはかなりリアルで、過去にちょっとした否定を経験しているほど強くなります。
たとえば「そんなの気にしすぎ」「考えすぎだよ」「もっと前向きにいこうよ」みたいな言葉。相手は励ましているつもりでも、悩んでいる側からすると「わかってもらえなかった」と感じることがあります。

特に、つらい気持ちを話すときって、正論が欲しいわけじゃないんですよね。解決策よりも先に、「そっか、それはしんどいね」と受け止めてもらえたら、それだけで少し落ち着く。
でも現実は、身近な人ほど「なんとかしてあげたい」と思ってアドバイスをくれたり、励ましのつもりで軽く流してしまったりすることが起きやすいです。結果として、「言わなきゃよかった」と後悔して、次からさらに話せなくなる。

この繰り返しが続くと、悩みを話す=傷つくかもしれない、という認識になってしまいます。だから話せないのは当然なんです。
それに、悩みを話すときって、自分の弱い部分を見せることでもありますよね。そこを否定されたら、ただの意見の違いじゃなくて、自分自身が否定されたように感じてしまう。だから怖い。

もしあなたが「否定されたら嫌だな」と感じているなら、それはあなたが繊細すぎるという話ではなく、ちゃんと自分を守る感覚が働いているということ。まずはその怖さを「あるよね」と認めてあげるだけでも、心は少し楽になります。

「重いと思われたくない」から笑ってしまう

悩みを話せない人ほど、普段は明るく振る舞ってしまうことがあります。むしろ「いつも元気な人」「しっかりしてる人」と思われていることも多いです。
それはなぜかというと、「重いと思われたくない」という気持ちがあるから。つらい話をした瞬間に空気が変わったり、相手が困った顔をしたりしたら、すごく気まずいですよね。その場の空気を壊したくなくて、つい笑って誤魔化してしまう。

さらに、「こんな悩み話したら嫌われるかも」「面倒な人って思われるかも」という不安も重なります。人間関係が壊れるくらいなら、黙っていた方がいい。そう思ってしまうのは自然なことです。
でも、その“笑って誤魔化す”が続くと、自分の本当の気持ちが置き去りになってしまいます。表では笑っているのに、心の中ではずっと泣いているみたいな状態になるんです。

そして面白いことに、悩みを話せない人ほど「人の悩みは聞ける」ことが多いです。相手を傷つけたくないし、空気も読める。だからこそ自分の悩みになると、余計に遠慮してしまう。
「こんなことで悩んでるって思われたら恥ずかしい」
「自分で解決できないのはダメだ」
そんな気持ちが積み重なって、気づけば誰にも言えない状態になってしまうんですね。

だからこそ、ここで大事なのは「重いと思われないように頑張ってきた自分」を責めないこと。むしろ、今までよく耐えてきたな、とねぎらってあげてください。悩みは重い・軽いで判断するものじゃなくて、あなたが苦しいなら、それは十分に“話していいこと”なんです。

悩みを話せないのは当然|「言えない理由」がちゃんとある

悩みを話せないのは当然|「言えない理由」がちゃんとある

悩みを話せない状態が続くと、「私ってコミュ障なのかな」「もっと素直に相談できる人にならないと」と、自分の性格の問題みたいに感じてしまうことがあります。でも実際は、悩みを話せないのは“意志が弱いから”でも“心が狭いから”でもありません。むしろ、これまでの経験や人間関係の中で身につけた、とても自然な自己防衛だったりします。

人は、安心できると感じる場所では言葉が出ますが、「否定されるかも」「迷惑をかけるかも」と思った瞬間に、心がストップをかけます。それはあなたを守るための反応なんですね。だから、話せない自分を直そうとする前に、「そうなるのも当然だよね」と理解してあげることが、心を軽くする近道になります。ここでは、悩みを話せない背景にある“よくある理由”を整理しながら、少しずつ自分を責めない方向に視点を変えていきましょう。

「相談=解決しなきゃ」と思うほど話せなくなる

悩みを話せない人ほど、実は「相談するなら、ちゃんと結論まで持っていかなきゃ」と思っていることが多いです。たとえば、「この悩みを話したら相手は何か言わなきゃいけなくなる」「私も答えを出さないといけない」みたいな感覚。
でも、悩みってそもそも整理がついていないから悩みなんですよね。モヤモヤしていて言葉にできないし、どうしたいかも決まってない。なのに「話すならちゃんと説明しなきゃ」と思うと、難易度が一気に上がって、口が開かなくなります。

さらに、相手がアドバイスをくれたときに「それを実行できなかったら申し訳ない」と思ってしまう人もいます。だから話せない。言ったら責任が生まれる気がする。
でも本当は、相談って“解決のため”だけじゃなくて、“気持ちを外に出すため”でもいいんです。言葉にしながら自分で整理していく人も多いし、「ただ聞いてほしい」が目的でも全然OK。

もしあなたが「相談したら解決しなきゃ」と思っているなら、少しだけハードルを下げてみてください。
「答えは出てないんだけど…」
「うまく言えないけど…」
この前置きだけで、話すことってグッとラクになります。悩みを話すのに、完璧な説明なんて必要ないんです。

「ちゃんとした人」でいようとすると弱音が出せない

悩みを話せない背景には、「ちゃんとした人と思われたい」という気持ちが隠れていることもあります。これは見栄とかプライドというより、長い間がんばってきた人ほど抱えやすい感覚です。
たとえば、家族の中で頼られる立場だったり、職場でしっかり者として見られていたりすると、「弱い部分を見せたら崩れる気がする」って思ってしまうんですよね。

それに、頑張り屋さんほど「弱音を吐いたら負け」みたいな価値観が染みついていることもあります。子どもの頃に「泣くな」「我慢しなさい」と言われて育った人は特にそうです。
その結果、大人になっても無意識に“感情を飲み込むクセ”が続いてしまう。つらいのに「大丈夫」と言ってしまう。しんどいのに「平気」と笑ってしまう。これって、性格じゃなくて習慣なんです。

そして、この習慣が厄介なのは、自分がどれだけしんどいかに気づきにくくなること。気づいたときには限界ギリギリ…みたいになりやすい。
だから大事なのは、「ちゃんとしてる自分」だけじゃなくて、「弱い自分」も同じくらい人間らしいって認めてあげることです。弱音は、あなたの価値を下げるものじゃありません。むしろ、心が「そろそろ助けて」って出している大事なサインです。

過去の「うまくいかなかった経験」がブレーキになる

悩みを話せない人の中には、過去に相談して傷ついた経験がある人も多いです。たとえば、勇気を出して話したのに軽く流された。真剣に言ったのに笑われた。逆に大げさに心配されて面倒になった。
こういう経験って、体験した本人にとってはかなり強烈で、「もう二度と話したくない」って心が学習してしまいます。

人は一度でも「話して後悔した」経験をすると、次から脳が先回りして止めに入るんです。
「また同じことになるかも」
「どうせ分かってもらえないかも」
こういう予測が浮かんで、話す前から諦めてしまう。これは根性がないからじゃなくて、ちゃんと自分を守ろうとしている反応です。

それに、身近な人ほど“正解”を求めがちです。家族だと「こうしなさい」に寄りやすいし、友達だと励ますつもりで軽くなりやすい。相手が悪いわけじゃなくても、受け取る側が傷つくことはあります。
だから「もう話せない」となるのも自然です。

ここで大事なのは、過去の失敗を「だから私はダメ」と結論づけないこと。
話す場所や相手が合っていなかっただけ、という可能性が高いです。話すこと自体が悪いのではなく、“安心して受け止めてくれる相手”に出会えていないだけ。そう考えると、少しだけ希望が持てるんじゃないかなと思います。

傾聴で受け止めてもらうと心が軽くなる|安心が先に生まれる

傾聴で受け止めてもらうと心が軽くなる|安心が先に生まれる

悩みを話せない理由がわかってくると、「話せない自分を直さなきゃ」というより、「安心できる場所がなかっただけかも」と見方が変わってきます。ここで大切なのが“傾聴”です。傾聴というと、なんだか専門的に聞こえるかもしれませんが、要は「否定せずに、途中でジャッジせずに、最後まで聴いてもらえること」。それだけで心がふっと緩む瞬間があります。

悩みって、解決策が見つからないから苦しいのではなく、「自分の気持ちがどこにも置けない」ことがしんどさを増やすんですよね。だからまず必要なのは、正しい答えよりも“安心”。その安心が生まれると、不思議と頭の中が整理されてきて、「私は本当はこう感じてたんだ」「こうしてほしかったんだ」と、自分の本音が見えてくることがあります。傾聴は、その入口を作ってくれる、すごく実用的な方法なんです。

アドバイスより「わかるよ」が心をほどく

つらい気持ちを抱えているとき、実は多くの人が求めているのは“解決策”じゃありません。もちろん状況が良くなるのが理想だけど、その前に欲しいのは「そっか、しんどかったね」「それはつらいよね」と、気持ちを受け止めてもらうことだったりします。
でも身近な人ほど、「なんとかしてあげたい」気持ちが強くて、すぐにアドバイスに入ってしまうことが多いんですよね。「こうしたらいいよ」「気にしすぎだよ」って。でもそれって、悩んでる側からすると「気持ちを置いてけぼり」にされた感じがしてしまうことがあります。

傾聴がいいのは、まず“気持ち”を中心にしてくれるところです。
「それは怖かったね」
「悔しかったよね」
「そこまで頑張ってたんだね」
こういう言葉って、正解を出しているわけじゃないのに、なぜか涙が出そうになるくらい効くことがあります。これは、安心が生まれて緊張がほどけるからです。

そして、気持ちをちゃんと受け止めてもらえると、人は自然に考える力を取り戻します。焦りが減って、視野が少し広がる。「あ、私が欲しかったのってコレだったのかも」と、自分で答えに近づいていけるんです。
だから傾聴は、ただ優しいだけじゃなくて、“心を整えるための合理的な手段”でもあります。話すことで整理が進むって、こういうことなんですよね。

話すうちにモヤモヤが「言葉」になって整理される

悩みがしんどいときって、頭の中がごちゃごちゃしていて、何が問題なのか自分でもわからないことが多いです。
「とにかく苦しい」
「なんとなく不安」
「イライラするけど理由がわからない」
こんなふうに、感情が大きいのに言葉が追いつかない状態になります。

傾聴の場があると、そこで初めて“途中までの話”でも出していいと思えるようになります。話がまとまってなくても大丈夫。結論がなくても大丈夫。
「うまく言えないんだけど…」
この一言から始まる会話って、実はすごく価値があります。

なぜなら、人は話しながら整理する生き物だからです。口に出してみて初めて、「私、ほんとは怖かったんだな」と気づいたり、「怒ってたんじゃなくて、悲しかったのかも」と見えてきたりします。
この“気づき”が起きると、悩みの質が変わります。モヤモヤが少し具体的になって、「じゃあ何ができそう?」と次の一歩が考えやすくなるんです。

しかも、傾聴では途中で否定されないので、安心して自分の感情を掘り下げられます。普段なら「こんなこと思っちゃダメ」と押さえ込む気持ちも、「思っていいんだ」と感じられる。
その結果、気持ちが落ち着いて、夜の不安や反芻思考(同じことをグルグル考える)も減っていく人がいます。
話すだけで変わるって不思議に聞こえるけど、心の中が整理されれば、それだけでラクになることは本当にあるんです。

「安全な場所」があると自分を責めなくてすむ

悩みを話せない人は、悩みそのものよりも「話せない自分」を責めてしまうことが多いです。
「こんなことで落ち込むなんてダメだ」
「もっと頑張らなきゃ」
「私が弱いからこうなる」
こういう自己否定って、じわじわ心を削りますよね。

でも、傾聴の場で否定されずに話せると、その自己否定が少しずつ薄れていきます。なぜなら、「それでもいいよ」と言われる体験が積み重なるから。
ここで言う「それでもいい」は、甘やかしじゃありません。あなたの感情を“存在していいもの”として扱ってもらえることです。これがあると、人は自分に対しても優しくなれます。

たとえば、家族や友達だと関係が近いぶん、「こうあるべき」が入りやすいです。「親なんだから頑張りなよ」「社会人なんだからしっかり」みたいに。
一方で傾聴は、役割を外して“ただのあなた”として話せる時間になります。ここが大きいんです。

安全な場所があると、「全部一人で抱えなくていい」と体が理解します。すると心に余裕が生まれて、行動の選択肢も増えていきます。
悩みを話せない人ほど、実はがんばりすぎていることが多い。だからこそ、まずは傾聴で受け止めてもらうことが、心を軽くするための現実的な一歩になります。

誰にも言えない悩みこそ傾聴が必要|ひとりで抱えなくていい

誰にも言えない悩みこそ傾聴が必要|ひとりで抱えなくていい

ここまで読んで、「話せないのは自分のせいじゃないかも」と少しでも思えたなら、それだけでも大きな前進です。悩みを話せない人は、たいてい“我慢のプロ”です。人に迷惑をかけないように、空気を壊さないように、ちゃんとやろうとしてきた。その頑張りがあるからこそ、言えない悩みが増えていっただけなんですよね。

でも、悩みって放っておくと自然に消えるものばかりではありません。むしろ、言葉にならないまま心の中で膨らんで、自分を責める材料になったり、不安やイライラとして表に出てきたりします。だからこそ大事なのは、“解決できるかどうか”よりも先に、“安心して話せる場所”を持つこと。傾聴は、その第一歩としてとても現実的です。

「話していい」「そのままでいい」そんな感覚を少しずつ取り戻せたとき、人は自分のペースで前に進めるようになります。ここでは最後に、今日からできる小さな行動と、安心して話せる場の選び方をまとめます。

まずは「話せる形」を小さくしてみよう

いきなり誰かに全部を話そうとすると、ハードルが高すぎて動けなくなることがあります。だからおすすめなのは、「話す」を小さくすること。たとえば、いきなり深刻な話をするのではなく、気持ちを少しだけ外に出すところから始めてみてください。
「最近ちょっと疲れててさ」
「実はモヤモヤしてるんだよね」
このくらいの一言でも十分です。

それでも言いにくいなら、まずは文字でもOKです。メモ帳に書く、スマホのメモに打つ、日記にする。これは“傾聴の練習”みたいなもので、自分の気持ちを自分が聞いてあげる時間になります。書いてみると、「私、こんなことで傷ついてたんだ」と気づくことがよくあります。
そして気持ちが少し言葉になると、人に話すハードルも下がります。話す内容が整理されるというより、「話していいんだ」と心が許可を出す感じですね。

もう一つ大事なのは、“全部話そうとしない”こと。悩みって、ひとつの塊に見えて、実は細かい気持ちの集合体です。だから、今日はこの部分だけ、という切り分けができるとラクになります。
「不安だけ聞いてほしい」
「怒りの部分はまだ言えない」
それでOK。あなたのペースで、少しずつ外に出していけばいいんです。

安心して話せる相手の特徴を知っておく

「誰に話すか」は、実はかなり大事です。話せない悩みほど、相手選びを間違えると傷つきやすいからです。逆に言うと、“安心できる人”に当たるだけで、悩みは一気に軽くなることがあります。
じゃあ、安心して話せる相手ってどんな人かというと、ポイントはシンプルです。

まずひとつ目は、「途中で結論を急がない人」。すぐアドバイスや正論でまとめずに、「そうなんだね」と聴いてくれる人です。
ふたつ目は、「あなたの気持ちを否定しない人」。意見の違いはあっても、「それはおかしい」と切り捨てない。
そして三つ目は、「秘密を守れる人」。これはかなり重要で、ここが不安だと本音は出せません。

家族や友達がダメというわけではないけど、身近な関係ほど“期待”や“役割”が混ざります。親なら親の立場で心配するし、友達なら友達なりに励ましたくなる。だから合わないこともあるんです。
もし身近な人に話してうまくいかなかった経験があっても、「もう話せない」と決めつけなくて大丈夫。それは“相手との相性”の問題であって、あなたのせいではないことが多いです。

話せる人を選ぶ基準を持っておくと、「誰にも話せない」が「話せる人はいるかも」に変わっていきます。これだけでも心の逃げ道ができます。

傾聴してもらえる場所を持つと、日常が変わっていく

悩みを抱えているときって、「どうにかしなきゃ」と焦るほど、余計に動けなくなります。でも傾聴の場があると、まず“落ち着く”が先に来ます。ここが大きいです。落ち着けると、人は自然に考えられるようになります。
たとえば、悩みを話したあとに「なんか少し眠れそう」と感じたり、「明日ちょっと頑張れそう」と思えたりする。これって派手な変化ではないけれど、日常を立て直すには十分な効果です。

傾聴の良さは、あなたが「こう言わなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」と頑張らなくてもいいところにあります。感情がまとまってなくてもいいし、泣いてもいいし、黙ってもいい。そういう“安全な時間”があるだけで、人は自分を責める回数が減っていきます。
そして、自分を責める回数が減ると、悩みの重さも軽くなる。これは本当にじわじわ効きます。

もしあなたが今、「誰にも言えない」「わかってもらえない」と感じているなら、まずは傾聴してもらえる場を一度試してみてください。カウンセリングでも、電話相談でも、話を聴いてくれるサービスでもOKです。
大事なのは、いきなり人生を変えることじゃなくて、“ひとりで抱え続けない選択肢”を持つこと。悩みを話せない人ほど、安心できる場ができた瞬間に、驚くほど呼吸がしやすくなることがあります。あなたにも、その体験が起きていいんです。

誰にも言えない悩みを、ひとりで抱えないために|傾聴で心が軽くなる一歩

誰にも言えない悩みを、ひとりで抱えないために|傾聴で心が軽くなる一歩

家族や友達に話せない悩みがあると、「こんなことくらいで…」と自分を責めたり、気持ちを飲み込むのが当たり前になってしまったりします。でも、話せないのはあなたが弱いからではなく、相手を大切にしてきたからこそ起きる自然な反応でしたよね。心配をかけたくない、否定されたくない、重いと思われたくない…。その気持ちが強いほど、相談すること自体が怖くなっていくのも無理はありません。

ただ、悩みは「考え続ければ解決する」よりも、「安心して話せる場所がある」だけで整理が進むことがよくあります。答えを出す前に、まず気持ちを受け止めてもらう。途中で遮られず、正論で片づけられず、「そう感じるのも当然だよ」と聴いてもらえる。そんな時間があるだけで、心の緊張がゆるんで、自分の本音や次の一歩が見えてくることがあります。

もし今、「誰にも言えない」「でもひとりでは苦しい」と感じているなら、まずは“話していい場所”をひとつ持ってみてください。傾聴ラウンジ**「ここより」**は、解決を急がせる場所ではなく、あなたの気持ちをそのまま受け止めるための場所です。話がまとまってなくても大丈夫ですし、「うまく言えない」から始めてもOK。まずは心の荷物をいったん置いて、呼吸がしやすくなる感覚を取り戻すところからでいいんです。

悩みを抱えるあなたが悪いわけじゃありません。ここから少しずつ、ひとりで背負わない選択肢を増やしていきましょう。もしよければ、その最初の一歩を「ここより」で一緒に作っていけたら嬉しいです。

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