ブログ(こころの不思議)

Blog

【相談事例4】20代男性:転職についての愚痴相談

転職についての愚痴相談

ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。

こちらで挙げる相談事例は、特定の個人の相談内容とアプローチ内容、その結果を掲載しているものではなく、特定の個人のことと分からないように配慮した上で記載しています。

ただ、特定の個人のことにならないようにすると、どうしても不特定多数の方が「自分のことかも」と感じることがあるかもしれません。それだけ、個人的な背景を除けば相談内容自体は似ているものが多いためです。

リ・ハートにはこういう相談が多いんだ、というのを知ることで、自分自身の悩みを相談するのに適しているかどうかの判断にお役立て頂ければ幸いです。

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上

【主な相談内容】
1.ストレス管理とメンタルケア
・日々のストレスやプレッシャーにどう対応すれば良いか。
・仕事や家庭でのストレス解消法。

2.自己理解と自己成長
・自己肯定感を高めたい。
・自分の強みや価値観を明確にしたい。

3.人間関係の悩み
・職場や家庭でのコミュニケーションの改善。
・対人関係における不安や緊張感への対処法。

4.不安や恐怖の克服
・予期不安や強い緊張感に悩んでいる。
・パニック障害や全般性不安障害のケア。

5.うつ症状や気分の浮き沈み
・やる気が出ない、気分が落ち込みがち。
・抑うつ状態から抜け出したい。

6.人生の転機や変化への対応
・キャリアチェンジや子育てなど、ライフイベントへの適応。
・新しい環境への不安や戸惑い。

7.恋愛や夫婦関係の悩み
・パートナーシップの問題解決。
・自分の感情や価値観をどう伝えるべきか。

8.自己批判やネガティブ思考の改善
・自分を責めすぎる傾向を変えたい。
・過去のトラウマや後悔にとらわれず前向きに生きる方法。

9.家族関係や親子間の問題
・子育ての悩み。
・親や家族との関係性の見直し。

10.生きる意味や自己実現の探求
・人生の目的を再確認したい。
・自分らしい生き方を見つけるサポート。

【アプローチ方法】
1.傾聴を重視したカウンセリング
・クライアントの気持ちや考えを尊重し、安心して話せる場を提供します。
・言葉だけでなく表情や態度も大切に、深いレベルで共感することを心がけています。

2.クライアント中心療法
・クライアント自身の中にある解決の糸口を引き出すサポートを行います。
・「どうしたいか」「何を感じているか」を一緒に探るプロセスを大切にします。

3.認知行動療法(CBT)
・ネガティブな思考や行動パターンを明確にし、それを建設的なものに変えるお手伝いをします。
・小さな行動目標を設定し、実際の生活に役立つ具体的な変化を目指します。

4.ナラティブセラピー
・クライアント自身のストーリーを紡ぎ直し、ポジティブな視点で捉え直すプロセスを支援します。
・過去の経験を成長や学びとして活用する力を引き出します。

5.対話を通じた柔軟なサポート
・一人ひとりのニーズに合わせて柔軟にアプローチを変えます。
・言葉だけでなく非言語的な表現(声のトーンや間合い、表情やしぐさなど)にも焦点を当てる場合があります。

目次

相談プロファイル

○利用サービス:電話カウンセリング
○サービス利用期間:2年
○利用頻度:数ヶ月に1回
○20代男性
○仕事:営業職
○相談内容:職場環境や上司に対する不満から転職を考えるが、転職することで改善されるのかどうかに不安を感じ、踏みとどまっている状態。職場の愚痴から転職、転職後までキャリア全般についての相談。

電話カウンセリングアプローチ

中小企業の営業職として、サービス残業は当たり前、上司は自分の仕事や自分のミスを押し付けてきたりで、日々長時間労働な上に怒られることばかり。数ヶ月に1回の電話カウンセリングは、まずはその数ヶ月に起きた出来事の中でよりストレスを感じたことを吐き出すことから始まる。

一通り愚痴を吐き出して落ち着きを取り戻したところで、転職相談に切り替わる。ここでもキャリア相談というよりも転職に対する不安や、なぜ自分が辞めなくてはいけないのかという不満を聴くことが中心。

全て聴き終えたところで、ご相談者様の心の声を問いかける。すると、転職した方が労働環境は良くなると思うが、このまま辞めるのは自分自身納得いかないという気持ちがあることに気づく。では、どうなれば自分自身が納得して転職できるのかを考える、というのを繰り返している。

電話カウンセリングアプローチのポイント

リ・ハートの電話カウンセリング

まず、このご相談者様の場合、転職したいわけではありません。転職した方が良いことは分かっている、でも今のままで転職したくないのです。ではどうしたいのか。成果を残して重要な仕事を任されるようになってから辞めてやる、という気持ちですね。

こういった人は結果的に辞めないかもしれません。自分が重要なポジションにつけば職場環境を変えることができるケースもあるため、転職する必要がなくなるかもしれないためです。

基本的にはストレスが溜まって爆発寸前になった時に、ガス抜きとして電話カウンセリングを利用している、という感じでしょうか。気持ちに寄り添って話を聴くことで、この数カ月間の出来事を整理することができ、明日からの活力が蘇ってきます。

根本的な解決にはなっていないかもしれませんが、どんなことでも共感して聴いてくれる存在があるだけで耐えることができる、そしてその耐えた先には確固たる自分の居場所があるのです。

電話カウンセリングサービスの利用でしたが、愚痴聞き、コーチング全ての要素が含まれたケースだと思います。

SHARE
シェアする

ブログ(こころの不思議)一覧

ページの先頭へ