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浮気の背景にある「自己肯定感の低さ」を見抜く方法

浮気の背景にある「自己肯定感の低さ」を見抜く方法

「浮気」という言葉を聞くと、多くの人は怒りや悲しみ、裏切られたという感情を強く感じるでしょう。
しかし、浮気という行動の背景には、単なる好奇心や一時的な欲求だけでは説明できない「心の欠乏」や「自己価値への不安」が隠れていることがあります。

「自分は愛される存在なのか」「誰かに必要とされていたい」――
そんな思いが強くなると、人は無意識のうちに他者の愛情や承認を求める行動をとってしまうことがあります。
それが結果として、浮気という形で現れる場合があるのです。

自己肯定感が低い人ほど、自分の存在価値を外の世界に確認しようとしがちです。
相手の反応や好意で安心感を得ようとするうちに、「認められたい」「もっと満たされたい」という感情が膨らみ、関係の境界が曖昧になっていくことがあります。

この記事では、そんな「浮気の裏にある自己肯定感の低さ」をテーマに、
どのような心理が関係しているのか、またそのサインをどう見抜けばよいのかを解説します。

浮気という行為を“悪”と決めつける前に、
そこにある「心のSOS」に気づくことが、関係を見直す第一歩になるかもしれません。

浮気・不倫に悩むあなたへ。実際のカウンセリング事例と心の回復の道

浮気の裏にある本当の原因は何ですか?

浮気の背景には単なる好奇心や欲求だけではなく、心の欠乏や自己価値への不安が隠れていることがあります。

自己肯定感が低いとどうして浮気をしやすいのですか?

自己肯定感が低い人は自分の存在価値を外の反応で確認しようとしやすく、その結果、認められたい気持ちが強くなり、関係の境界が曖昧になることがあります。

浮気をただの悪い行為として見るのではなく、その背景にある気持ちに気づくことの重要性は何ですか?

浮気を“悪”と決めつける前に、その背後にある心のSOSを理解することは、関係を見直す第一歩となり、より良い解決につながることがあります。

どのようにして浮気のサインを見抜けばいいですか?

自己肯定感の低さからくる行動や心の変化を注意深く観察することが、浮気のサインや関係の危機の兆候を見つける手助けになります。

浮気に悩む場合、専門のカウンセリングは役に立ちますか?

はい、カウンセリングは実際の事例をもとに心の回復方法や問題解決のヒントを得られるため、大変役立ちます。

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上

【主な相談内容】
1.ストレス管理とメンタルケア
・日々のストレスやプレッシャーにどう対応すれば良いか。
・仕事や家庭でのストレス解消法。

2.自己理解と自己成長
・自己肯定感を高めたい。
・自分の強みや価値観を明確にしたい。

3.人間関係の悩み
・職場や家庭でのコミュニケーションの改善。
・対人関係における不安や緊張感への対処法。

4.不安や恐怖の克服
・予期不安や強い緊張感に悩んでいる。
・パニック障害や全般性不安障害のケア。

5.うつ症状や気分の浮き沈み
・やる気が出ない、気分が落ち込みがち。
・抑うつ状態から抜け出したい。

6.人生の転機や変化への対応
・キャリアチェンジや子育てなど、ライフイベントへの適応。
・新しい環境への不安や戸惑い。

7.恋愛や夫婦関係の悩み
・パートナーシップの問題解決。
・自分の感情や価値観をどう伝えるべきか。

8.自己批判やネガティブ思考の改善
・自分を責めすぎる傾向を変えたい。
・過去のトラウマや後悔にとらわれず前向きに生きる方法。

9.家族関係や親子間の問題
・子育ての悩み。
・親や家族との関係性の見直し。

10.生きる意味や自己実現の探求
・人生の目的を再確認したい。
・自分らしい生き方を見つけるサポート。

【アプローチ方法】
1.傾聴を重視したカウンセリング
・クライアントの気持ちや考えを尊重し、安心して話せる場を提供します。
・言葉だけでなく表情や態度も大切に、深いレベルで共感することを心がけています。

2.クライアント中心療法
・クライアント自身の中にある解決の糸口を引き出すサポートを行います。
・「どうしたいか」「何を感じているか」を一緒に探るプロセスを大切にします。

3.認知行動療法(CBT)
・ネガティブな思考や行動パターンを明確にし、それを建設的なものに変えるお手伝いをします。
・小さな行動目標を設定し、実際の生活に役立つ具体的な変化を目指します。

4.ナラティブセラピー
・クライアント自身のストーリーを紡ぎ直し、ポジティブな視点で捉え直すプロセスを支援します。
・過去の経験を成長や学びとして活用する力を引き出します。

5.対話を通じた柔軟なサポート
・一人ひとりのニーズに合わせて柔軟にアプローチを変えます。
・言葉だけでなく非言語的な表現(声のトーンや間合い、表情やしぐさなど)にも焦点を当てる場合があります。

目次

浮気の裏にある心理とは?

浮気の裏にある心理とは?

──行動の背景にある「心の満たされなさ」

浮気という行動を表面的に見ると、「刺激が欲しい」「相手に飽きた」「なんとなく気持ちが揺らいだ」といった理由が語られることが多いでしょう。
けれど、その奥には、もっと深い“心の空白”があることが少なくありません。

「誰かに必要とされたい」「自分の存在を確かめたい」――
そんな思いが強くなると、人は一時的な関係の中で安心を得ようとします。
しかし、それは根本的な満足ではなく、ほんの束の間の「自分は愛されている」という感覚にすぎません。
やがてその感覚が薄れると、再び不安や寂しさが顔を出し、同じような行動を繰り返してしまうこともあります。

浮気の背景には、他者との関係よりも「自分との関係」に原因があることが多いのです。
自分を肯定できない人ほど、他人の評価や好意によってしか安心できなくなります。
そのため、「誰かに好かれている」状態がないと、自分の価値を感じられず、心が落ち着かないのです。

ここでは、浮気を「裏切り」ではなく「心のメッセージ」として捉え、
その行動の奥にある“満たされない気持ち”や“承認への渇き”を紐解いていきましょう。

「愛されたい」の裏にある“自己不安”

浮気をしてしまう人の多くは、「もっと愛されたい」という気持ちを抱えています。
でもその願いの根っこには、「自分は本当に愛される価値があるのだろうか?」という不安が潜んでいることが多いのです。

この自己不安は、幼少期や過去の恋愛経験から形成されることがあります。
たとえば、親からの承認が少なかったり、恋人から拒絶された経験があったりすると、「愛は条件付きのもの」という思い込みが生まれやすくなります。
その結果、「もっと愛される自分にならなければ」「今のままでは不十分だ」と感じやすくなり、
“他者の愛情で自分を確かめようとする”行動につながるのです。

この状態では、どれだけ愛されても心が満たされにくく、
「もっと」「まだ足りない」と感じてしまう悪循環に陥ります。
浮気は、そんな「愛されていない気がする」という不安の延長線上にある行動と言えるでしょう。

「刺激を求める」行動は、心の空洞を埋めるため

浮気を正当化する人の中には、「刺激が欲しかった」と言う人もいます。
しかし、心理的には「退屈だから」ではなく、「自分を感じたいから」行動しているケースが多いのです。

日常の中で自分を押し殺して生きている人ほど、
他者との関係の中で“生きている実感”を求めます。
刺激的な恋愛や秘密の関係は、短期的には「自分が存在している」と感じさせてくれる強力な手段です。

けれど、その快感は一時的なもので、心の深い部分の空虚感を満たすことはできません。
浮気後に罪悪感を抱くのも、「求めたはずの安心が得られなかった」ことを、心が理解しているからです。
刺激を求める行動の裏には、実は「自分を感じたい」「誰かに見てほしい」という心の叫びが隠れています。

「本当の自分」を見せるのが怖い心理

浮気を繰り返す人の中には、「相手と本音で向き合うのが怖い」と感じている人が少なくありません。
親密な関係になるほど、「嫌われたくない」「がっかりされたくない」と思い、
自分を偽ったり、無意識に距離を取ったりすることがあります。

この恐れは、過去に自分の感情や考えを否定された経験からくることが多いです。
本当の自分を見せたら愛されないかもしれない――
その思いが強いと、心を開く代わりに“別の相手”に逃げ道を求めてしまうのです。

結果として、関係の中で「本当のつながり」を築けず、孤独感が増していきます。
浮気は、一見「誰かとつながっている」ようでいて、実は「誰ともつながれていない」状態の象徴でもあります。

自己肯定感が低い人に共通する行動パターン

自己肯定感が低い人に共通する行動パターン

──「認められたい」「必要とされたい」気持ちが関係を揺るがす

浮気をしてしまう人のすべてが「悪気がある」わけではありません。
むしろ、自分に自信がなく、相手からの愛情でようやく安心できる――
そんな“自己肯定感の低さ”が、浮気という行動を引き起こすケースは少なくありません。

自己肯定感が低い人は、自分の価値を自分の中で感じることが難しいため、
「誰かに愛されている」「求められている」といった外的な証拠を求めがちです。
その結果、パートナーがいても他者からの好意や関心に強く惹かれ、
「特別扱いされることで安心する」という心理状態になります。

しかし、その安心は一時的なもので、やがて不安が戻ってきます。
「相手は本当に自分を好きなのか」「また見放されるのではないか」という恐れが膨らみ、
心のバランスを崩していくのです。

ここでは、自己肯定感の低さがどのように人間関係の中で表れ、
どんな思考や行動につながるのかを3つの視点から見ていきましょう。

「他人の評価」に依存してしまう

自己肯定感が低い人は、自分の価値を「他人の目」で判断してしまう傾向があります。
たとえば、「褒められた」「好かれた」という出来事があると、
その瞬間は気分が高揚し、「自分は愛されている」と感じられます。

けれど、それはまるで砂上の城のようなもので、
少しでも否定されたり、無視されたりすると一気に崩れてしまいます。
自分の中に確かな“自己価値の基盤”がないため、
他人の態度や言葉に心が大きく揺れ動いてしまうのです。

浮気の場面でも同じです。
「あなたは特別」と言われることで一瞬安心しますが、
その安心感を維持するために、また新しい相手や関係を探してしまう。
つまり、浮気は“他人の評価に頼って自分を保とうとする行動”の一形態とも言えます。

自分を誰かの反応で確かめ続ける限り、
どれだけ愛されても「足りない」と感じてしまうのです。

「嫌われるのが怖い」から本音が言えない

自己肯定感が低い人ほど、人との関係で「嫌われたくない」という恐れを強く持っています。
本音を言えば相手を怒らせるかもしれない、失望させるかもしれない――
そう感じて、つい相手に合わせてしまうのです。

一見、思いやりのある行動のように見えますが、
その裏には「自分が拒絶されるのが怖い」という深い不安があります。
結果的に、自分の気持ちを抑えてまで相手に尽くし、
心のバランスを崩してしまうこともあります。

このような状態では、パートナーとの関係の中で自分を保つのが難しくなります。
そして、どこかで「自分を理解してくれる誰か」を求めるようになり、
そこに新しい関係(=浮気)が入り込む余地が生まれるのです。

つまり、浮気そのものが目的ではなく、
「安心して本音を出せる場所を探している」という心の動きが隠れているのです。

「完璧でいよう」とする無意識のプレッシャー

意外かもしれませんが、自己肯定感が低い人ほど「完璧でいなければ」と自分に厳しくなりがちです。
「ダメな自分を見せたくない」「ちゃんとした人間でいたい」と思うあまり、
常に頑張りすぎてしまうのです。

しかし、その努力の裏には、「そうしないと愛されないかもしれない」という恐れが潜んでいます。
自分を守るために“理想の自分”を演じ続けるうちに、
本来の自分との間に大きなギャップが生まれ、息苦しさを感じるようになります。

そんなとき、「自分を受け入れてくれる誰か」が現れると、
一気に心が傾いてしまうことがあります。
「この人の前では無理をしなくていい」と感じる相手に惹かれるのは、
疲れ切った心が“素の自分”を求めているからです。

つまり、浮気とは「現実のプレッシャーから逃げる行動」であると同時に、
「本当の自分に戻りたい」という心の叫びでもあるのです。

自己肯定感の低さは、行動よりも「感じ方」に表れます。
その人がどんな言葉を使い、どんな不安を抱えているのかを見つめることで、
浮気の背景にある“心の構造”が少しずつ見えてくるのです。

浮気の前に現れるサイン

浮気の前に現れるサイン

──「自己否定」や「承認欲求の高まり」は心のSOS

浮気は、ある日突然起こるものではありません。
実はその前に、心の中でいくつもの小さなサインが出ています。
たとえば、理由もなくイライラする日が増えたり、
SNSでの反応を過剰に気にしたり、
パートナーの言葉に敏感に反応して落ち込んだり。

これらは、心が「誰かに見てほしい」「もっと認めてほしい」と叫んでいるサインです。
そして、その裏には「自分には価値がないのでは」という自己否定の感情が潜んでいます。

自己肯定感が下がると、人は無意識に「外の世界から自分の価値を探す」ようになります。
それがSNSのいいねであったり、他者からの好意だったりするのです。
やがてそれが満たされない焦りや孤独を生み、
結果的に“他者の愛情を求める行動”へとつながることもあります。

ここでは、浮気に至る前に見えてくる「心の揺らぎ」を3つの観点から見ていきます。
自分自身や相手の変化に気づくことが、関係を守るための第一歩です。

口癖に現れる「自己否定」のサイン

「どうせ自分なんて」「私が悪いんだよね」――
こうした言葉が増えてきたとき、心の中では自己否定が進行しています。
自分を責めるクセがつくと、他人からの優しい言葉や好意を強く求めるようになります。
それはまるで、自分の中の欠けた部分を他人の言葉で埋めようとするかのようです。

しかし、この自己否定の裏には「本当は認められたい」「愛されたい」という切実な気持ちがあります。
人は、自分の価値を感じられないときほど、外の評価を強く求めます。
そのため、たとえ一時的でも「あなたが必要」と言ってくれる相手に惹かれてしまうのです。

もし自分や身近な人が、否定的な言葉を口にすることが増えていたら、
それは“浮気の前兆”ではなく、“自己肯定感の低下のサイン”かもしれません。
責めるよりも、「何にそんなに不安を感じているのか」を一緒に考えることが大切です。

SNSや他人の反応に過敏になる

自己肯定感が下がると、人は自分の存在を外から確かめようとします。
SNSの「いいね」やコメント、周囲の反応がいつもより気になるようになったら、
心が少し疲れているサインかもしれません。

「誰かに見てもらいたい」「認められたい」という思いは、
自然な欲求ではありますが、行き過ぎると“他人の目に合わせて生きる”ようになります。
そして、現実の人間関係がうまくいかないと、
ネット上や別の人とのやり取りの中で「安心感」を得ようとしがちです。

こうした状態が続くと、心の軸がどんどん外側にずれていきます。
「誰にどう思われるか」が基準になり、自分の本音が見えなくなってしまうのです。
もしSNSでの反応が心の浮き沈みに直結していると感じたら、
それは「自己肯定感が揺らいでいる」という合図です。
自分を取り戻すために、少しデジタルから距離を置くのも有効です。

パートナーへの不信感が強まる

浮気の前には、パートナーへの疑いが強くなることがあります。
「最近冷たい気がする」「私のこと、もう好きじゃないのかも」――
こうした思い込みが増えてきたとき、実は相手ではなく“自分への信頼”が揺らいでいることが多いです。

自己肯定感が低いと、「自分は愛されるに値しない」と感じやすくなります。
そのため、相手の小さな言動に過剰に反応し、
不安や疑念を増幅させてしまうのです。

そして、「信じたいのに信じられない」というジレンマの中で、
別の人に安心を求めてしまうケースも少なくありません。
これは浮気の“原因”というより、「安心を求める行動の延長」と言えます。

不信感を感じたときは、「相手を責める前に、自分が何に怯えているのか」を見つめてみることです。
自分の不安の正体に気づければ、関係の修復にも光が見えてきます。

浮気の根本原因を癒すには?

──「自己肯定感の回復」が再び信頼を築く第一歩

浮気の問題を「裏切り」としてだけ捉えてしまうと、
どうしても“責める側”と“責められる側”という構図になりがちです。
けれど、その奥には、本人でさえ気づけていない「心の痛み」や「自分への否定感」が潜んでいます。

浮気を繰り返す人は、決して軽い気持ちで行動しているわけではありません。
多くの場合、自分の中にある「足りなさ」や「愛されない不安」から逃れるために、
一時的な安心を求めてしまっているのです。
そしてその結果、より深い孤独や自己嫌悪に陥っていく――
まるで心の穴を必死に埋めようとして、かえって大きくしてしまうような悪循環です。

このサイクルを断ち切るには、まず「自分を責めること」から離れる必要があります。
浮気の背景を理解し、自分が何に怯え、何を求めてきたのかに気づくこと。
それが、自己肯定感を取り戻す第一歩になります。

ここでは、自己肯定感を回復させ、健全な関係を築くための3つの方向性を紹介します。

「自分を責める」より「自分を理解する」へ

浮気のあと、多くの人が強い罪悪感に苦しみます。
「なんであんなことをしてしまったんだろう」「自分は最低だ」と責め続けてしまう。
でもその行為の根底には、すでに“自分を責める癖”があるのかもしれません。

自己肯定感が低い人は、失敗や弱さを許すことが苦手です。
完璧でなければ愛されないと思い込んでいるため、
過ちを犯した自分を受け入れることができません。

けれど、本当の成長は「責める」よりも「理解する」ことから始まります。
「自分は何を恐れていたのか」「どんな気持ちを満たそうとしていたのか」――
その背景を見つめ直すことで、行動の意味が少しずつ見えてきます。

自分を理解できたとき、人は初めて“変わろう”と思えるのです。
責めることは自分を閉じ込める行為ですが、理解することは自分を自由にします。

「完璧な自分」を目指さない

浮気をきっかけに、自分の未熟さを突きつけられる人も多いでしょう。
「もっとしっかりしなきゃ」「もう同じことは繰り返さない」と思うのは大切なことです。
でも、その気持ちが強すぎると、また“完璧な自分”を目指してしまいます。

自己肯定感を回復させるには、「完璧でなくてもいい」という感覚が欠かせません。
失敗しても、弱さがあっても、人は価値を持っている――
そう信じられるようになることが、再び人を信じ、自分を許す力になります。

浮気という出来事は痛みを伴いますが、それをきっかけに「人間らしさ」を見つめ直すこともできます。
“間違いをした自分”を否定するのではなく、
“傷つきながらも向き合おうとする自分”を肯定することが、本当の意味での回復につながります。

「安心して話せる場所」を持つ

自己肯定感を取り戻すには、「自分の気持ちを安心して話せる場所」を持つことがとても大切です。
浮気のようなデリケートな問題は、周囲に話しづらく、孤立してしまう人も少なくありません。
けれど、気持ちを言葉にできないまま抱え込むと、
罪悪感や不安は心の中でどんどん膨らんでいきます。

カウンセリングのような安心できる場で話すことで、
自分の中の“本当の気持ち”に気づくことができます。
「どうしてあのとき、あの行動を選んだのか」
「自分が本当に求めていたものは何だったのか」――
その答えを一緒に探すことで、心が少しずつ整理されていきます。

人は誰かに受け止めてもらうことで、初めて自分を許せるようになります。
それが、浮気をきっかけに「自分を見つめ直す時間」としての意味を持ち始める瞬間です。

心の声に耳を傾ける勇気──浮気の裏にある「自分へのSOS」に気づいたとき

心の声に耳を傾ける勇気──浮気の裏にある「自分へのSOS」に気づいたとき

浮気という出来事の裏には、「自分を責めるより、まず理解してほしい」という心の叫びが隠れています。
誰かを傷つけるつもりはなくても、気づけば自分も苦しんでいる――そんな状況に陥る人は少なくありません。

大切なのは、「なぜ浮気をしたのか」よりも、「その行動を通して何を求めていたのか」を見つめることです。
愛されたい、認められたい、安心したい。
その気持ちは、誰の中にもあります。
けれど、それが強くなりすぎたとき、人は自分でもコントロールできない行動を取ってしまうことがあるのです。

カウンセリングでは、そうした心の背景を一緒に整理しながら、
「自分を否定せずに向き合う方法」を見つけていきます。
過去の出来事や感情を責める場ではなく、
あなた自身の“これから”を取り戻すための対話の時間です。

もし今、後悔や迷いの中で立ち止まっているなら、
それは「自分を理解したい」というサインかもしれません。
ひとりで抱え込まず、安心して話せる場所で、
少しずつ心を整えていきましょう。

リ・ハートの電話カウンセリングでは、
あなたの中にある“本当の思い”を、ゆっくり丁寧に聴き取ります。
理解されることから、心の回復は静かに始まります。

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