【相談事例6】30代女性:勝手に涙が溢れ出てしまう
ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。
こちらで挙げる相談事例は、特定の個人の相談内容とアプローチ内容、その結果を掲載しているものではなく、特定の個人のことと分からないように配慮した上で記載しています。
ただ、特定の個人のことにならないようにすると、どうしても不特定多数の方が「自分のことかも」と感じることがあるかもしれません。それだけ、個人的な背景を除けば相談内容自体は似ているものが多いためです。
リ・ハートにはこういう相談が多いんだ、というのを知ることで、自分自身の悩みを相談するのに適しているかどうかの判断にお役立て頂ければ幸いです。
投稿者プロフィール
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【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上
【主な相談内容】
1.ストレス管理とメンタルケア
・日々のストレスやプレッシャーにどう対応すれば良いか。
・仕事や家庭でのストレス解消法。
2.自己理解と自己成長
・自己肯定感を高めたい。
・自分の強みや価値観を明確にしたい。
3.人間関係の悩み
・職場や家庭でのコミュニケーションの改善。
・対人関係における不安や緊張感への対処法。
4.不安や恐怖の克服
・予期不安や強い緊張感に悩んでいる。
・パニック障害や全般性不安障害のケア。
5.うつ症状や気分の浮き沈み
・やる気が出ない、気分が落ち込みがち。
・抑うつ状態から抜け出したい。
6.人生の転機や変化への対応
・キャリアチェンジや子育てなど、ライフイベントへの適応。
・新しい環境への不安や戸惑い。
7.恋愛や夫婦関係の悩み
・パートナーシップの問題解決。
・自分の感情や価値観をどう伝えるべきか。
8.自己批判やネガティブ思考の改善
・自分を責めすぎる傾向を変えたい。
・過去のトラウマや後悔にとらわれず前向きに生きる方法。
9.家族関係や親子間の問題
・子育ての悩み。
・親や家族との関係性の見直し。
10.生きる意味や自己実現の探求
・人生の目的を再確認したい。
・自分らしい生き方を見つけるサポート。
【アプローチ方法】
1.傾聴を重視したカウンセリング
・クライアントの気持ちや考えを尊重し、安心して話せる場を提供します。
・言葉だけでなく表情や態度も大切に、深いレベルで共感することを心がけています。
2.クライアント中心療法
・クライアント自身の中にある解決の糸口を引き出すサポートを行います。
・「どうしたいか」「何を感じているか」を一緒に探るプロセスを大切にします。
3.認知行動療法(CBT)
・ネガティブな思考や行動パターンを明確にし、それを建設的なものに変えるお手伝いをします。
・小さな行動目標を設定し、実際の生活に役立つ具体的な変化を目指します。
4.ナラティブセラピー
・クライアント自身のストーリーを紡ぎ直し、ポジティブな視点で捉え直すプロセスを支援します。
・過去の経験を成長や学びとして活用する力を引き出します。
5.対話を通じた柔軟なサポート
・一人ひとりのニーズに合わせて柔軟にアプローチを変えます。
・言葉だけでなく非言語的な表現(声のトーンや間合い、表情やしぐさなど)にも焦点を当てる場合があります。
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目次
相談プロファイル
○利用サービス:電話カウンセリング
○サービス利用期間:半年
○利用頻度:数ヶ月に1回
○30代女性
○仕事:離職中
○相談内容:感情が高ぶると勝手に涙が溢れ出てしまう。特に自分の意思表示をする時に悲しいわけでもないのに勝手に涙が出てくるので困ってしまう。相手もなんで泣いているんだろうと対応に困っていると思うのでなんとかしたい。
電話カウンセリングアプローチ
まずは涙が出たケース、状況を詳しく聴く。すると、悲しみが涙になっているのではなく、抑えきれない感情の高ぶりが涙として体外に溢れ出ている、というイメージに近いことが分かる。それは、涙が出てきた時のご相談者様の感情、どんなことを考えていたかを問いかけていく中で見えてきた。
また、ご相談者様の過去の出来事を聴いていくと、感受性が非常に豊かな人、いわゆる「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」ではないかと。そしてそれは対人だけでなく、対物でも起きているため、心で感じる強度が高く、頻度も多いため生きにくさを感じている。
アプローチとしては、まずは感受性豊かであるご相談者様自身の性格をポジティブに受け入れること。実際に感受性が豊かであることで感動することも多く、鈍感な人と比べるとより多くのことを感じることができ多くの経験を積むことができるというメリットもある。
その上で、心の容量を日々できるだけ大きくしておくことを意識する。気になることが日々積み重なっていると、大きな波が来た時にすぐに溢れ出てしまう、それが突然の涙。大きな波が来ても溢れ出ないように心の容量の整理、振り返りをすること。自分だけでは難しいと感じた時は電話カウンセリングを使うことを提案。
不定期だが、溢れ出てしまいそう、もしくは溢れ出た時に電話カウンセリングを利用している。
電話カウンセリングアプローチのポイント
心の不調を感じる人は、基本的に感受性の高い人が多いです。例えば、仕事でミスをして上司に叱られた場合、感受性が高いといろいろなものを感じますが、感受性が低い、鈍感な人の場合はあまり気にしません。更に低くなると反省すらしない、話も聞いていない、ということもあります。こうなると、感受性の高い人の方が心にかかる負担が大きいのは一目瞭然ですよね。
となると、感受性が高いことは悪いことなのか、というとそうではありません。感受性が高いことでいろんなことに気づくことができたり、物事を深く考えることができます。それが成功に繋がることもあります。
まずは自分自身の個性として受け入れることが大切です。受け入れやすくするためにご相談者様の心をどのように表現するか、それがアプローチのポイントになります。
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