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依存から抜けるタイミング

依存から抜けるタイミング

ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。

今回は【依存から抜けるタイミング】というテーマでお話していきたいと思います。依存という言葉を使うと、一刻も早く抜けた方が良いように思うかもしれません。しかし、依存するということは、依存の対象となるものが自分にとって必要である状態になっているとも言えます。

ここではなぜ依存するのか、そして依存から抜け出すためにはどのようなステップを踏んでいくと良いのかなどを説明していきたいと思います。興味のある人は最後までお付き合いください。

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上

【主な相談内容】
・うつ病、パニック障害などの精神疾患との向き合い方
・周りの人には言えない恋愛相談
・仕事が長続きしない、キャリア形成に悩んでいる
・人間関係が上手くいかない

【アプローチ】
まずは話したいこと、聴いてほしいこと、頭に浮かんだことを自由にお話ください。どんな話でも否定しませんので、安心してありのままをお話くださいね。あなたの話を受け止めた上で、心の声をキャッチし一緒に向き合い、フィードバックしていきます。

目次

1.依存する理由

依存する対象はいろいろなものがあります。〜依存症というと、薬物、アルコール、タバコ、買い物、ギャンブル、恋愛、性などが思い浮かびますよね。全てにおいて共通して言えるのは、快楽やリラックスに繋がるということです。そして、快楽やリラックスは常に得たいと思う。常に得るために上記のものを求め続けてしまう、これが依存症です。

では、なぜ依存するのか。依存しやすい人は、幼少期に自分の欲求を満たしてもらえなかったという経験をしているケースが多いです。欲求を満たしてもらえなかったことで、欲求が満たされた状態、快楽を得ることができた時にその快楽を手放したくないとなってしまいます。

また、欲求が満たされた経験と我慢した経験両方を幼少期にすることで、欲求に対して自分の心をコントロールする術を学びます。どちらか一方に偏ってしまう、欲求がいつも満たされる状態だと満たされない状態を我慢できなくなりますし、いつも満たされない状態だと満たされた時に依存してしまいます。

ただ、幼少期の経験が全てというわけではなく、もともとの性格の部分と青年期以降に知り合った人間関係によって変化することもあります。「依存しやすい下地は幼少期にあり」という程度で認識しておくと良いですね。

2.依存から早く抜け出したい

当然ながら依存していると認識した時に、依存から早く抜け出したいと思います。しかし、それは表面的なものであって、本心から依存している現状から抜け出したいと思っているわけではありません。つまり、「分かっちゃいるけどやめられない」状態なのです。

こういった時には無理に依存から抜け出そうとしない方が良い場合が多いです。もちろん、犯罪に繋がっているものに関しては手を出すと取り返しがつかなくなりますので話が変わりますが。というのも、止めようと心に決めたのに止めることができなかった、この経験がより依存を強めてしまうためです。

これは簡単に言うと、「止めようと思っていたのに止めれなかった、それだけ自分には○○が必要なんだ」となってしまうためです。つまり、より想いが強くなるのです。

薬物で逮捕される方で更生されるケースの殆どが1回目の逮捕後です。2回、3回と逮捕されるとその後の更生はかなり難しいと言えるでしょう。

これは全ての依存症に関して言えることではありますが、緊急を要しないものに関しては、慎重にタイミングを見ながら依存となる対象から離れていくことが大切です。そのタイミングはなかなか自分では分からないものです。できればカウンセリングを受け、カウンセリングの中で心の変化が生じた時に離れていくと良いでしょう。

リ・ハートでも依存に関するご相談は多く受けておりますので、悩んでいる人は是非ご利用ください。依存に悩む気持ちを受け止めてもらうだけでも随分と変わるものですよ。

3.最終的には自分と向き合う

依存心が強い人は、自分と向き合うことができていない状態にあることが多いです。自分と向き合いたくないと感じていると言った方が良いかもしれません。

自分に自信がない、自分が嫌い、自分と向き合うことが怖いと感じているのです。自分と向き合うことで自分に価値がないことに気づいてしまう、という想いが無意識的に向き合うことを拒絶しています。

確かに自分に自信がなくて自分のことが嫌いな人が、自分に向き合うことは怖いですよね。自分は価値がない人間だということを認識するために向き合うと考えれば当然です。もちろん、実際は違うのですが。

依存に悩む人が自分と向き合う場合は、心理カウンセラーと一緒に行うことをお勧めします。自分1人で向き合うとどんどんネガティブな感情が湧き上がり、気持ちが沈んでしまう危険性があります。また、ネガティブな面しか見えなくなってしまいます。

自分と真剣に向き合うと、ネガティブな面だけでなくポジティブな面も見えてくるものです。ただ、ポジティブな面がないこと前提で向き合うと見えてきません。第三者がフラットな視点で話を聴き、向き合うサポートをすることで、ポジティブな面も見えてきます。その役割を担うのが心理カウンセラーです。

4.まとめ

リ・ハートの電話カウンセリング

【依存から抜けるタイミング】についてお話してきましたが、いかがでしたか?依存に悩む人は本当に多いと思います。信仰なども一種の依存と言えますよね。結局のところ、依存は自分自身を信じられない、信じられるものが欲しいという状態にある人がなっている傾向が強く、冒頭でも申したとおり、下地は幼少期に作られています。

年齢を重ねることで依存も強まる傾向がありますので、その状態から抜け出すことは困難で時間がかかります。しかし、時間をかけて依存する自分と向き合うことで、【依存から抜けるタイミング】を得ることが出来ます。

依存してしまう辛さを吐き出すだけでも随分と心が軽くなります。依存に悩んでいる人は是非リ・ハートをご利用ください。

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