依存症と向き合う【電話カウンセリング】
ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。
今回は「依存症と向き合う」というテーマでお話していきたいと思います。
ご相談者様の相談内容で多いのが依存についてです。何かに依存すること自体は珍しいことではありませんし、一般的にあり得ることです。しかし、自分の意志に反して抜け出せなくなってしまう、コントロールできないといった依存になると、依存症と言われる症状が出てしまいます。
依存症はもともと依存しやすい体質、心の状態があり、そこに環境が重なって発症するものです。今回は依存症について詳しく説明した後、向き合い方について解説していきたいと思いますので、興味のある人は最後までお付き合いください。
投稿者プロフィール
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【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上
【主な相談内容】
・うつ病、パニック障害などの精神疾患との向き合い方
・周りの人には言えない恋愛相談
・仕事が長続きしない、キャリア形成に悩んでいる
・人間関係が上手くいかない
【アプローチ】
まずは話したいこと、聴いてほしいこと、頭に浮かんだことを自由にお話ください。どんな話でも否定しませんので、安心してありのままをお話くださいね。あなたの話を受け止めた上で、心の声をキャッチし一緒に向き合い、フィードバックしていきます。
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目次
1.依存症とは
依存症の学術的解説はウィキペディアのリンクを張っておきますので、そちらでご確認ください。今回は電話カウンセリングによって対応可能な依存症についてお話していきますので、心理学的特徴を中心に説明していきたいと思います。
依存に対して簡単に説明すると、依存対象に異常な執着をすることで、社会的・職業的・娯楽的活動を放棄、減少させている状態を言います。つまり、依存対象に執着するせいで他のことが手につかない状態にあるということです。
依存対象があるということは、自分自身が快楽を得るものがある、信じるものがあるということになりますので、決して悪いことではありません。ただ、依存対象が絶対的な存在になると、「自分」がなくなってしまうことが問題なのです。
そして、依存症の問題行動として否認があります。否認には大きく分けると事実否認と責任否認があります。
事実を否認する人は、事実を受け入れることができずに嘘をつくことから始まります。この事実を否認する言動が多い人は、過去に受け入れることができない大きな苦痛を経験した可能性が高くなります。受け入れることができないので、事実を否認してなかったことにすることで苦痛を受けないようにした。その経験から取るようになった言動なのです。こういった言動は他人からの信用を失うことにも繋がりますし、過去の出来事と向き合うことで改善することができますので、カウンセリングを受けるケースに該当します。
責任を否認する人は、いわゆる自己防衛として行っています。非難、最小化、合理化、退行とあり、いずれも多かれ少なかれ経験したことがある人は多いと思います。責任を他人に転嫁する非難やその状況下では最適な判断であったと主張する合理化などは、一般的に用いる言動ですよね。責任否認は人間性や社会性、環境に大きく左右されるもので、度を超えていなければカウンセリングが必要な内容ではありません。ただし、自分自身を見つめ直したいと感じているのであれば、カウンセリングが有効手段であると言えますね。
異常な執着と否認を依存症の問題行動として挙げてきましたが、もう1つの問題行動として衝動性があります。衝動性とは、「将来よくない結果をもたらす可能性があるにもかかわらず、目前の欲求を満たすために手っ取り早い行動を行ってしまう特性」のことです。
これは依存対象からの刺激追求が高いため、例えば依存対象を取り上げられてしまった場合に衝動的に暴れるなどが挙げられます。冷静な判断ができないことが問題となり、社会的・職業的・娯楽的活動にも大きな影響を及ぼす可能性があります。カウンセリングによって依存対象と向き合い、依存性を和らげていく中で
改善していくことができます。
依存症⇒出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
2.依存症に対する電話カウンセリングアプローチ
依存症者には依存対象に依存するようになった原因があります。まずは依存するようになった原因と向き合うために、心理カウンセラーに電話で依存対象に依存するようになった経緯を話し、原因を一緒に考えていくことが最初のアプローチになります。
原因が見えてくると、今度は自分自身の性格や内面に関して向き合う必要性が出てきます。その中で依存症の心理学的特徴、異常な執着・否認・衝動性について、自分自身がどのような状態にあるかを見つめ直すことになります。そして、問題行動があることを認め、依存症であることを自覚し向き合い受け入れることで、依存症の根本的解決に向かって進めていくことができます。
依存症であることを受け入れることで、今度は根本的な問題と向き合うことができるようになります。ただ、過去にあった受け入れることができなかった苦痛を伴う出来事について、思い出していくためには時間がかかります。繰り返し何度も過去の出来事とその時の感情を思い出し、向き合う作業を繰り返していく必要があります。
まずは今の問題と向き合い自分自身を見つめ直していく、そして依存症であることを受け入れる、これは依存症へのアプローチをしていく上で、下地作りとして最も重要なことになります。この下地がないと、いくら過去の原因を見つけることができても本当の意味で向き合うことができません。そして効果がなかったとなってしまいます。
何事にも順序があると言いますが、心の問題に関しても段階を踏んで取り組んでいくことが最も大切なことと言えるでしょう。
3.まとめ
依存症について、そして依存症との向き合い方について説明してきましたが、いかがでしたか?
依存症とは誰しもがなる可能性がありますし、程度の違いはあれど何か依存しているものがある人は多くいます。依存することがあったとしても、セルフコントロールできる状態なのであれば問題ありません。セルフコントロールできるのであれば、趣味嗜好と言える範囲になるでしょう。
依存症での心理的特徴を3つ挙げましたが、その中で否認というものがありました。これが非常に厄介なもので、否認することで受け入れることを拒否する習慣が身についてしまっているのです。否認しなくても良いんだ、という感情が生まれて初めて受け入れることができるようになります。
依存症の治療は、どんなことでも話せる信頼できる心理カウンセラーとの出会いが重要になってきます。信頼できる、安心感がある環境下において、少しずつ向き合うことができるようになっていくでしょう。
リ・ハートではまずは30分お話を聞く愚痴聞きメニューからスタートすることができますので、話したいと思える心理カウンセラーかどうかを確かめた上で、本格的な電話カウンセリングサービスを受けることができます。自分自身の依存体質について気になっている人は、ぜひお気軽にご連絡ください。