ブラボーを使おう
ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。
今回は【ブラボーを使おう】というテーマでお話していきたいと思います。先日サッカー・ワールドカップで日本は下馬評を覆す活躍を見せ、グループリーグを突破しましたよね。日本がドイツとスペインに勝利する、まさに歓喜の渦でした。
その中で、長友選手が発した「ブラボー」という言葉がメディアを賑わせています。この言葉は最上級の褒め言葉ですが、なぜこれ程までに話題になるのでしょうか?それは、日本ではあまり使わないからです。
「ブラボー」という言葉は、雰囲気を変えるだけでなく、メンタルを変える力も持っています。「ブラボー」を使うことでメンタルにどのような変化があるのかを詳しく説明していきたいと思いますので、興味のある人は最後までお付き合いください。
投稿者プロフィール
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【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上
【主な相談内容】
1.ストレス管理とメンタルケア
・日々のストレスやプレッシャーにどう対応すれば良いか。
・仕事や家庭でのストレス解消法。
2.自己理解と自己成長
・自己肯定感を高めたい。
・自分の強みや価値観を明確にしたい。
3.人間関係の悩み
・職場や家庭でのコミュニケーションの改善。
・対人関係における不安や緊張感への対処法。
4.不安や恐怖の克服
・予期不安や強い緊張感に悩んでいる。
・パニック障害や全般性不安障害のケア。
5.うつ症状や気分の浮き沈み
・やる気が出ない、気分が落ち込みがち。
・抑うつ状態から抜け出したい。
6.人生の転機や変化への対応
・キャリアチェンジや子育てなど、ライフイベントへの適応。
・新しい環境への不安や戸惑い。
7.恋愛や夫婦関係の悩み
・パートナーシップの問題解決。
・自分の感情や価値観をどう伝えるべきか。
8.自己批判やネガティブ思考の改善
・自分を責めすぎる傾向を変えたい。
・過去のトラウマや後悔にとらわれず前向きに生きる方法。
9.家族関係や親子間の問題
・子育ての悩み。
・親や家族との関係性の見直し。
10.生きる意味や自己実現の探求
・人生の目的を再確認したい。
・自分らしい生き方を見つけるサポート。
【アプローチ方法】
1.傾聴を重視したカウンセリング
・クライアントの気持ちや考えを尊重し、安心して話せる場を提供します。
・言葉だけでなく表情や態度も大切に、深いレベルで共感することを心がけています。
2.クライアント中心療法
・クライアント自身の中にある解決の糸口を引き出すサポートを行います。
・「どうしたいか」「何を感じているか」を一緒に探るプロセスを大切にします。
3.認知行動療法(CBT)
・ネガティブな思考や行動パターンを明確にし、それを建設的なものに変えるお手伝いをします。
・小さな行動目標を設定し、実際の生活に役立つ具体的な変化を目指します。
4.ナラティブセラピー
・クライアント自身のストーリーを紡ぎ直し、ポジティブな視点で捉え直すプロセスを支援します。
・過去の経験を成長や学びとして活用する力を引き出します。
5.対話を通じた柔軟なサポート
・一人ひとりのニーズに合わせて柔軟にアプローチを変えます。
・言葉だけでなく非言語的な表現(声のトーンや間合い、表情やしぐさなど)にも焦点を当てる場合があります。
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目次
- ○ 1.自分に自信が持てるようになる
- ○ 2.本番に強くなる
- ○ 3.まとめ
1.自分に自信が持てるようになる
日本人は控えめで謙虚と言われますが、悪い見方をすると自信がないので自己主張をしないとも言えます。では、この自信を持つようにする、言い方を変えると自己肯定感を高めるためにはどのようにしたら良いのでしょうか?
その答えが「ブラボーを使おう」です。自己肯定感は周囲に褒められて認められていると感じることで高まっていきます。褒めて伸ばすという考え方がありますが、褒めることで自己肯定感が高まり自信を持って物事に取り組むことが出来るようになるというものです。
そして、自信を持って取り組むということは、出来るはずだと難しい局面に遭遇した場合でも乗り越えるための努力をします。そうすれば自ずと結果が出てきますよね。自信を持つだけでそんなに変わるのか、と思う人もいると思いますが、自己肯定感を高めた上での自信であれば変わります。
ただ、1点注意が必要なのは「甘やかす」のとは違うということです。根拠が全くない「ブラボー」は、プライドだけを高めてしまう原因になります。努力の結果得たものに対して「ブラボー」。これが最も大切なことかもしれません。
2.本番に強くなる
練習では上手なのに試合になると練習のようなプレーができない、こういったことで悩んでいるスポーツ選手は多いと思います。仕事では、ロープレは出来るのに商談では上手くできないという人もいるでしょう。
上記で自分に自信が持てるようになると書きましたが、その自信が本番に強くなる源になります。自己肯定感を高めることによって自信が持てるようになり、自信を持つことで本番に強くなる、という流れですね。
ではなぜ自信を持つことで本番に強くなるのでしょうか?本番に弱い人というのは、極度に緊張してしまったり慎重になり過ぎてしまったりします。その理由が根拠のある自信を持てていないためです。
例えば、職場の中で一番商談件数をこなしている、尊敬する上司からお墨付きをもらえた、などが根拠のある自信に該当します。「これだけやったんだから大丈夫」「尊敬する○○さんに褒められたから大丈夫」という揺るぎない自信が、本番で臆することなく堂々と実力を発揮することができ、望み通りの成果を得ることが出来るのです。
根拠のある自信を身につける時に大切なことは、あくまで「自分軸」で考えることです。自分の目指す現実的な目標の中で、優れているものを探して磨き、尊敬する人に認めてもらい褒めてもらう。「ブラボー」と言ってもらえればそれが揺るぎない自信になります。
もちろん、簡単なことではありませんし、認めてもらうためだけに頑張ると自分が思い描いたイメージと違った場合に不満を感じてしまうかもしれません。誰かに認めてもらわなくても、気がつけば自己完結で自信が持てるようになっているケースもあります。行動を妨げるリミッターをどうやって解除していくか、もし解除できていないと感じている人がいましたら、リ・ハートをご利用ください。
3.まとめ
今回は【ブラボーを使おう】というテーマでお話をしてきましたが、いかがでしたか?正直なところ、無理やり「ブラボー」を使ったため、内容が違うような気がします。本当のタイトルは【本番に強くなる】ですね。
ただ、【本番に強くなる】ための最短ルートは、多くの人から「ブラボー」と言ってもらえることであることは間違いありません。そして、ブラボーの後に、「後はこの部分をこうしたらもっと良くなるよ」といった感じの指導があるとベストですね。多くの人は一生懸命そうしようとするでしょう。
苦手なことを後回しにしてしまう原理は、苦手なことは上手く出来るようになるイメージが湧かないからやりたくない、となるわけです。逆を言うと、苦手なことでも上手く出来るようになるイメージが湧けば後回しにせずにすぐにやりたいとなります。こういったところにも「ブラボー」効果があるのです。
人間には潜在能力があります。年をとると潜在能力はなくなっていくと思われがちですが、それは潜在能力が顕在能力になったためです。つまり、顕在能力として発揮されているものが少ないと感じる人は、まだまだ潜在能力が潜んでいる可能性があるのです。
その潜在能力を引き出す言葉の1つに「ブラボー」があります。言葉の力の凄さを感じながら、私自身もこれからの電話カウンセリングにおいて心を言葉で表現していきたいと思っています。