応援がエネルギーになる理由
ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。
今回は応援がエネルギーになる理由についてお話したいと思います。先日テニスの全豪オープンがあり、決勝戦ではナダル選手がメドベージェフ選手に大逆転勝利するという劇的なフィナーレを迎えました。そして、決勝戦後の2人のスピーチの中に観客の応援について触れる部分があり、話題にもなっていますよね。
詳しい内容は割愛しますが、2人のスピーチから言えることは観客からの応援はエネルギーとなり、ブーイングはストレスとなるということです。つまり、プロの最高峰の試合であっても、観客の応援によって勝敗が左右されている可能性があるのです。
もちろん、必ずしも応援されている方が勝利しブーイングを受ける方が負けるとは限りません。ただ、もし観客の応援が逆だったらどうだっただろうか?というケースがあるのも確かです。
では、観客の応援がどのようにしてエネルギーになっていくのか、という部分について、メンタル面の変化に焦点を当てて詳しく解説していきますので、興味のある人は最後までお付き合いください。
投稿者プロフィール
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【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上
【主な相談内容】
1.ストレス管理とメンタルケア
・日々のストレスやプレッシャーにどう対応すれば良いか。
・仕事や家庭でのストレス解消法。
2.自己理解と自己成長
・自己肯定感を高めたい。
・自分の強みや価値観を明確にしたい。
3.人間関係の悩み
・職場や家庭でのコミュニケーションの改善。
・対人関係における不安や緊張感への対処法。
4.不安や恐怖の克服
・予期不安や強い緊張感に悩んでいる。
・パニック障害や全般性不安障害のケア。
5.うつ症状や気分の浮き沈み
・やる気が出ない、気分が落ち込みがち。
・抑うつ状態から抜け出したい。
6.人生の転機や変化への対応
・キャリアチェンジや子育てなど、ライフイベントへの適応。
・新しい環境への不安や戸惑い。
7.恋愛や夫婦関係の悩み
・パートナーシップの問題解決。
・自分の感情や価値観をどう伝えるべきか。
8.自己批判やネガティブ思考の改善
・自分を責めすぎる傾向を変えたい。
・過去のトラウマや後悔にとらわれず前向きに生きる方法。
9.家族関係や親子間の問題
・子育ての悩み。
・親や家族との関係性の見直し。
10.生きる意味や自己実現の探求
・人生の目的を再確認したい。
・自分らしい生き方を見つけるサポート。
【アプローチ方法】
1.傾聴を重視したカウンセリング
・クライアントの気持ちや考えを尊重し、安心して話せる場を提供します。
・言葉だけでなく表情や態度も大切に、深いレベルで共感することを心がけています。
2.クライアント中心療法
・クライアント自身の中にある解決の糸口を引き出すサポートを行います。
・「どうしたいか」「何を感じているか」を一緒に探るプロセスを大切にします。
3.認知行動療法(CBT)
・ネガティブな思考や行動パターンを明確にし、それを建設的なものに変えるお手伝いをします。
・小さな行動目標を設定し、実際の生活に役立つ具体的な変化を目指します。
4.ナラティブセラピー
・クライアント自身のストーリーを紡ぎ直し、ポジティブな視点で捉え直すプロセスを支援します。
・過去の経験を成長や学びとして活用する力を引き出します。
5.対話を通じた柔軟なサポート
・一人ひとりのニーズに合わせて柔軟にアプローチを変えます。
・言葉だけでなく非言語的な表現(声のトーンや間合い、表情やしぐさなど)にも焦点を当てる場合があります。
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目次
1.応援に応えるためにベストを尽くす
これはスポーツだけではなく様々なシチュエーションで言えることではありますが、何か困難な事に取り組んでいる時に「しんどい」「もう辞めたい」と感じることがありますよね。その時に周りの応援があると「しんどいけと最後までベストを尽くそう」となります。
例えばフルマラソンに挑戦したとしましょう。30キロ地点で苦しくなって「歩きたい」「棄権したい」となったとします。この時本当にもう限界なのでしょうか?
もちろん、身体に異常をきたしてしまい、もう走れないというケースもありますが、殆どの場合肉体的な限界ではありません。心が折れかけているのです。フルマラソンを走ると決めてトレーシングをし、実際に30キロは走れている、完走できない身体ではないのです。
そういった場合に、応援があったり応援してくれている人の顔が浮かんだりすると、最後までベストを尽くさないと、となります。周りの人や観客からの応援は、心を折らない、奮い立たせてくれるエネルギーになっていると言えるのです。
2.応援が勇気や自信に繋がる
学生時代にスポーツをしていた人は経験したことがあると思いますが、同じチームの人が自分の試合の時に応援してくれているシチュエーションがあったとします。
最初は劣勢で応援も少ないが、途中から相手の調子が悪くなりミスを連発、追い上げムードになり応援の声も大きくなる。そうなると、自分もいけるんじゃないかという気持ちになり、勇気を持って攻めるプレーが増え、そのプレーに対して更に応援も大きくなり、自分のプレーの質もどんどん上がっていく。結果大逆転勝利。
つまり、応援によって気持ちが前向きに積極的になることができ、自身を持って行うことができるようになるということなのです。
自分自身に強い自信を持っている人は別ですが、そうでない人は今行っていることが正しいのかに自信を持てていないことがあります。その時に応援があると行っていることに対して自信を持つことができます。自信を持って最後までやり抜くことで、成功する、達成できる可能性は格段に上がります。
「自分を信じる」ための補完的なエネルギーとして応援があると思うと、イメージしやすいかもしれませんね。
3.誰かのために行う
自分のために何かを行う際に、それがきついことであれば何かしらの理由をつけて逃げようとすることがありますよね。自分のためとなると、結果も自分に返ってくるだけのものなので、意志が強くないとやり遂げられないことも多いのです。
しかし、誰かのためとなると話が違ってきます。自分が頑張ることで幸せな気持ちになる人がいる、助かる人がいるとなるときついことでも頑張ってやり抜こうと思えるものです。
やり遂げることで応援してくれている人を喜ばせよう、これがエネルギーになります。このエネルギーを感じることができる人は、多くのことを成し遂げているケースが多いです。
たくさんの応援してくれている人に向けて、自分がエネルギーを生み出している、という方がイメージしやすいかもしれませんね。
まとめ
応援がエネルギーになる理由について説明してきましたが、いかがでしたか?応援によってベストを尽くすことが出来るというものであったり、応援してくれている人に向けてエネルギーを生み出しているであったり、いろいろとお話をしてきました。
人間は基本的に自分に対しては甘い生き物です。少しでも楽な方に進みたい、と考えることは悪いことではありませんし、それが当たり前でもあるのです。
そういった中で自分に厳しくなろうとする際に、周りのサポートが必要になっています。その最も身近なものが周りの人からの応援なのです。周りの人の応援によって、自分自身もう少し頑張ろう、ベストを尽くそうと思えるようになります。
私が行う電話カウンセリングでも、相談者様にとって私は応援人の1人というポジションでいたいと考えております。微力ながら相談者様のエネルギー源の1つであることを願っています。