きっかけ
ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。
今回は【きっかけ】というタイトルでお話していきたいと思います。
先週テニスのシンシナティの大会でチョリッチという選手が優勝しました。ATP1000というグランドスラムに次ぐ大きな大会なので、なかなか優勝できる大会ではありません。錦織選手も手が届きそうで届かない、そんなタイトルです。
チョリッチ選手は元世界ランク10位台ですが、現在は肩の怪我の影響で150位台になっていました。正直誰もが優勝するとは思っていなかった、そんな状況です。しかし、今回のタイトルになっている【きっかけ】があって一気に駆け上っていきました。このきっかけとは2回戦でナダル選手に勝ったことです。ナダル選手も病み上がりで本調子ではありませんでしたが、それでもナダル選手に勝てたことが【きっかけ】となり、全てが噛み合った結果の優勝だったように思います。
【きっかけ】の重要性を再認識した出来事でしたので、今回の題材にすることにしました。なぜ【きっかけ】によって大成功を収めることが出来るのか、原理を解説していきたいと思います。興味がある人は最後までお付き合いください。
投稿者プロフィール

- 心理カウンセラー
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【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上
【主な相談内容】
1.ストレス管理とメンタルケア
・日々のストレスやプレッシャーにどう対応すれば良いか。
・仕事や家庭でのストレス解消法。
2.自己理解と自己成長
・自己肯定感を高めたい。
・自分の強みや価値観を明確にしたい。
3.人間関係の悩み
・職場や家庭でのコミュニケーションの改善。
・対人関係における不安や緊張感への対処法。
4.不安や恐怖の克服
・予期不安や強い緊張感に悩んでいる。
・パニック障害や全般性不安障害のケア。
5.うつ症状や気分の浮き沈み
・やる気が出ない、気分が落ち込みがち。
・抑うつ状態から抜け出したい。
6.人生の転機や変化への対応
・キャリアチェンジや子育てなど、ライフイベントへの適応。
・新しい環境への不安や戸惑い。
7.恋愛や夫婦関係の悩み
・パートナーシップの問題解決。
・自分の感情や価値観をどう伝えるべきか。
8.自己批判やネガティブ思考の改善
・自分を責めすぎる傾向を変えたい。
・過去のトラウマや後悔にとらわれず前向きに生きる方法。
9.家族関係や親子間の問題
・子育ての悩み。
・親や家族との関係性の見直し。
10.生きる意味や自己実現の探求
・人生の目的を再確認したい。
・自分らしい生き方を見つけるサポート。
【アプローチ方法】
1.傾聴を重視したカウンセリング
・クライアントの気持ちや考えを尊重し、安心して話せる場を提供します。
・言葉だけでなく表情や態度も大切に、深いレベルで共感することを心がけています。
2.クライアント中心療法
・クライアント自身の中にある解決の糸口を引き出すサポートを行います。
・「どうしたいか」「何を感じているか」を一緒に探るプロセスを大切にします。
3.認知行動療法(CBT)
・ネガティブな思考や行動パターンを明確にし、それを建設的なものに変えるお手伝いをします。
・小さな行動目標を設定し、実際の生活に役立つ具体的な変化を目指します。
4.ナラティブセラピー
・クライアント自身のストーリーを紡ぎ直し、ポジティブな視点で捉え直すプロセスを支援します。
・過去の経験を成長や学びとして活用する力を引き出します。
5.対話を通じた柔軟なサポート
・一人ひとりのニーズに合わせて柔軟にアプローチを変えます。
・言葉だけでなく非言語的な表現(声のトーンや間合い、表情やしぐさなど)にも焦点を当てる場合があります。
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目次
1.能力だけではなかなか成功しない
プロスポーツの世界もビジネスの世界もその他の世界もそうですが、一定水準以上の能力を持ったいわゆるプロの集団の中に入ると、その分野で優れた能力を持っていたとしても、大成功を収めることが出来るとは限りません。なぜならば、プロの集団に中では若干の違いはあれど、皆同じように優れた能力を持っており、明確な優劣はつきにくいためです。
今回テニスの話をしていますのでテニスのことを挙げると、男子テニス会はビッグ3(フェデラー・ナダル・ジョコビッチ)が殆どグランドスラムもATP1000の大会も優勝していました。本当に最近になってビッグ3の怪我や大会に出れない事態が発生したことで、若い世代を中心に新しい優勝者が出てきました。
最近になって大きな動きがあるように見えますが、実はずっと動き自体はあったのです。ただ、優勝者がビッグ3だっただけで対戦相手は次世代、そして次次世代とどんどん新しい顔ぶれが出てきていました。移り変わっていないように見えるのは、ビッグ3というトップが変わらなかったためです。
ではビッグ3の能力は他の選手と比べて圧倒的なのでしょうか?5年程前は少し差があったように思いますが、この数年は圧倒的ではないように思います。圧倒的ではありませんが、優勝するのはビッグ3だったのです。
ビッグ3とその他の選手の大きな違いは、ビッグ3は勝ち方を知っているということです。そして、この勝ち方を知る【きっかけ】はトップ選手に勝つこと、そして勝つ経験を繰り返すことと言えます。
チョリッチ選手は今回ナダル選手に勝つことで、大きな自信を得ることができ、自身の怪我からの復活を確信できたことだと思います。そして、もともとは世界ランキングでもトップ10を狙える実力者だったので、勢いそのままに駆け上がった印象です。この先、この勢いのまま全米オープンも優勝するようなことがあると、当面は常に大会の優勝候補となる存在になるでしょう。
【きっかけ】による勝ち方を知ることはそれだけ大きなことなのです。
2.【きっかけ】による成功は有効期限あり?
今回話に挙げているチョリッチ選手の場合だと、ナダル選手からの1勝が大会優勝という成功をもたらしました。ナダル選手からの1勝という【きっかけ】がもたらす成功はここまでです。この先はこの先で新たな【きっかけ】を得る必要があります。
【きっかけ】は意識していなければ突然やってきたりしますが、【きっかけ】を意識してしまうと逆にプレッシャーになってしまい、能力を出し切ることすら出来なくなってしまいます。
【きっかけ】を積み重ねていくためには、1つ1つの【きっかけ】で得られた成功を、成功体験として自分の中に落とし込み、次に向けてまた1から取り組んでいくことが大切です。【きっかけ】で得られた成功体験を区切ることで、また新たな【きっかけ】で成功体験を得ることが出来るのです。
よく失敗を引きずらないようにと言いますが、【きっかけ】で得た成功体験も意識し過ぎるとプレッシャーになり、失敗する原因になりますので、引きずらずに切り替えて1つ1つ取り組むことが大切と言えるでしょう。
3.まとめ
今回は【きっかけ】についてお話してきましたが、いかがでしたか?大きな成功を得るためには【きっかけ】が大切というのは理解頂けたと思います。ビジネスの世界でも、優れているだけでは大成するとは限りません。自分の能力を活かしてくれる先輩や上司との出会い、夢中になれるプロジェクトとの出会いなど、【きっかけ】によって成功するケースが多いです。
では、【きっかけ】はどうやって得れば良いのでしょうか?待っているだけではいつやってくるか分かりませんよね。【きっかけ】を確実に得る方法は残念ながらありませんが、常に思い続けることが大切です。こういう人の下で働きたい、こういうプロジェクトに参加したい、といった感じで、常に思い続けるのです。そうすると、思い続けることでアンテナを張ることに繋がり、【きっかけ】に繋がりそうなものがあると自分からアプローチしていくことが出来ます。
【きっかけ】は待つしか出来ませんが、積極的に待つことは出来ます。【きっかけ】を得るかどうかの大きな違いはそこですね。電話カウンセリングを行っていると、電話カウンセリングがご相談者様の【きっかけ】になることもあります。また、電話カウンセリングを受けることで、積極的に【きっかけ】を待つことが出来るようになった人もいます。
気になる人は是非リ・ハートの電話カウンセリングを受けてみてくださいね。
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