愚痴聞きサービスと話し相手サービスの違いについて
ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。
今回は愚痴聞きサービスと話し相手サービスの違いについてお話したいと思います。10年くらい前からカウンセリングの類似サービスとして、愚痴聞きサービスや話し相手サービスというものが出てきました。カウンセリングよりも利用しやすいライトなサービスとして一気に広まっていきました。
実は、カウンセリングと愚痴聞き、話し相手は類似でありながら誰が提供しているサービスかが違ってきます。その違いがサービスの違いにもなっています。
何となくはイメージできると思いますが、サービス提供者の違いから詳しく説明していきます。
投稿者プロフィール
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【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上
【主な相談内容】
1.ストレス管理とメンタルケア
・日々のストレスやプレッシャーにどう対応すれば良いか。
・仕事や家庭でのストレス解消法。
2.自己理解と自己成長
・自己肯定感を高めたい。
・自分の強みや価値観を明確にしたい。
3.人間関係の悩み
・職場や家庭でのコミュニケーションの改善。
・対人関係における不安や緊張感への対処法。
4.不安や恐怖の克服
・予期不安や強い緊張感に悩んでいる。
・パニック障害や全般性不安障害のケア。
5.うつ症状や気分の浮き沈み
・やる気が出ない、気分が落ち込みがち。
・抑うつ状態から抜け出したい。
6.人生の転機や変化への対応
・キャリアチェンジや子育てなど、ライフイベントへの適応。
・新しい環境への不安や戸惑い。
7.恋愛や夫婦関係の悩み
・パートナーシップの問題解決。
・自分の感情や価値観をどう伝えるべきか。
8.自己批判やネガティブ思考の改善
・自分を責めすぎる傾向を変えたい。
・過去のトラウマや後悔にとらわれず前向きに生きる方法。
9.家族関係や親子間の問題
・子育ての悩み。
・親や家族との関係性の見直し。
10.生きる意味や自己実現の探求
・人生の目的を再確認したい。
・自分らしい生き方を見つけるサポート。
【アプローチ方法】
1.傾聴を重視したカウンセリング
・クライアントの気持ちや考えを尊重し、安心して話せる場を提供します。
・言葉だけでなく表情や態度も大切に、深いレベルで共感することを心がけています。
2.クライアント中心療法
・クライアント自身の中にある解決の糸口を引き出すサポートを行います。
・「どうしたいか」「何を感じているか」を一緒に探るプロセスを大切にします。
3.認知行動療法(CBT)
・ネガティブな思考や行動パターンを明確にし、それを建設的なものに変えるお手伝いをします。
・小さな行動目標を設定し、実際の生活に役立つ具体的な変化を目指します。
4.ナラティブセラピー
・クライアント自身のストーリーを紡ぎ直し、ポジティブな視点で捉え直すプロセスを支援します。
・過去の経験を成長や学びとして活用する力を引き出します。
5.対話を通じた柔軟なサポート
・一人ひとりのニーズに合わせて柔軟にアプローチを変えます。
・言葉だけでなく非言語的な表現(声のトーンや間合い、表情やしぐさなど)にも焦点を当てる場合があります。
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目次
1.愚痴聞きサービスはカウンセラーかもしくは...
愚痴聞きサービスは、カウンセリングの中でカウンセラーが用いる「傾聴」という技術を用いています。「傾聴」とは相手の気持ちに寄り添いながら話を聴く技術です。この技術がしっかりと身についていることで、サービス利用者様が心の中に溜めている愚痴を吐き出すことができるのです。
極端な例を出すと、全く話を聞いている様子がない人に向かってどんな愚痴でも言っていいよ、と言われても話したくないですよね。話せる相手がいれば愚痴を吐き出すことが出来るのではなく、耳を傾けながら聴いてくれる人がいるから吐き出せるのです。
つまり、愚痴聞きサービスはカウンセラーやカウンセリングスキルをある程度持った人が行っているケースが多いです。逆に世間でいわゆる井戸端会議で愚痴を言い合うようなイメージで、愚痴聞きの仕事は簡単と思って始めようとされた人は上手くいきません。
愚痴聞きサービスは、カウンセリングの中の「傾聴」に特化したサービスという認識をされると間違いないですね。
2.話し相手サービスは人生の先輩かもしくは...
話し相手サービスは話し相手ですので、愚痴聞きと違って話を聞くだけではありません。どちらかというと、アドバイスを求めているケースが多いですね。
よって、話し相手サービスを提供している人は、例えば相談員をされていた人や子育てを終えた人、ライフプランナー的な仕事をされていた人など、話を聞いて経験からアドバイスをする人が多いです。また、占いも専門的な技術を用いてアドバイスをするものなので、ここに属します。
ただ、話し相手サービスというのは解釈が非常に広く、通常では話をする機会がなかなかない人と話をしたいというケースもあります。例えば40代、50代の人が20代の人と楽しく会話がしたい、という場合の話し相手サービスもあります。
こういった話し相手サービスになると、全くカウンセリングとは関係ないサービスになります。もはや類似サービスではありません。
3.愚痴聞きサービスと話し相手サービスの棲み分け
愚痴聞きサービスと話し相手サービスには棲み分けがあります。気持ちで表すと、「話を聞いてほしい」が愚痴聞きサービスで、「話がしたい」が話し相手サービスです。そして、問題を自分をで解決するのが愚痴聞きサービスで、問題を解決してもらうのが話し相手サービスです。
この違いをしっかりと把握していれば、どちらのサービスを利用しようと考えた時に間違いがないと思います。ただ、最近の傾向として話し相手サービスがより手軽なサービスになってきており、カウンセラーも相談者が求めるのであれば話し相手サービスを行っているケースもあります。そこで、こういった人がサービスを提供しているのかが重要になるのです。
まとめ
愚痴聞きサービスと話し相手サービスの違いについて説明してきましたが、いかがでしたか?ネットで検索すると多くの愚痴聞きサービス、話し相手サービスがヒットします。この中から自分に適したサービス、人を探すのは容易ではありません。
そこでサービス選びのポイントを整理しておきます。
・サービス提供者の職種(カウンセラー・占い師・ライフプランナーなど)
・サービス提供者の強み(どういった経験を積み、どういった人に対してサービスを提供してきたか)
・話を聞いて欲しいのか話をしたいのか
・問題を自分で解決したいのかサービス提供者に解決してもらいたいのか
この点を押さえておけば、ある程度該当するサービス提供者は絞られてきます。例えば私の場合はカウンセラーとして愚痴聞きサービスを提供しています。そして、看護師や医療従事者の仕事に関わってきた経験がありますので、看護師の仕事上の愚痴などを聞くことが多いです。
他には彼氏(旦那様)に対しての愚痴であったり、子育て上での愚痴などもあります。私の人となり、プロフィールを見て愚痴を聞いて欲しいと思ってご予約を頂くのです。
最終的には上記内容で絞って後は直感、これが最も正しい選択かもしれませんね。