価値観の違いを受け入れるための3ステップ
ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。
今回は価値観の違いを受け入れるためにどのようなステップを踏んでいったら良いかをお話したいと思います。
価値観の違いに悩んでいる方は非常に多いですよね。夫婦間であったり友人関係であったり会社の同僚や上司であったり。至るところで価値観の違いが生じています。
価値観の違いが生じた時にはどのように対処していますか?我慢して相手に合わせようとする、とことん話し合う、諦めて見て見ぬ振りをするなど状況に応じていろいろだと思います。
しかし、出来ることなら価値観の違いを受け入れたい、そして相手にも受け入れてほしいと願っているはずです。そのためのステップについて詳しく説明していきます。
投稿者プロフィール

- 心理カウンセラー
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【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上
【主な相談内容】
・うつ病、パニック障害などの精神疾患との向き合い方
・周りの人には言えない恋愛相談
・仕事が長続きしない、キャリア形成に悩んでいる
・人間関係が上手くいかない
【アプローチ】
まずは話したいこと、聴いてほしいこと、頭に浮かんだことを自由にお話ください。どんな話でも否定しませんので、安心してありのままをお話くださいね。あなたの話を受け止めた上で、心の声をキャッチし一緒に向き合い、フィードバックしていきます。
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目次
- ○ ステップ1:価値観の違いを生み出している背景があることを理解する
- ・1.両親(家庭環境)
- ・親戚やご近所さん(近隣環境)
- ・友達や先生(教育環境)
- ○ ステップ2:子供時代の話を聞く
- ○ ステップ3:価値観の違いについて理解する
ステップ1:価値観の違いを生み出している背景があることを理解する
価値観は、成人するまでに育ってきた環境によって生み出されているものです。大きく分けると3つの環境があります。
1.両親(家庭環境)
やはり最も大きいのは家庭環境です。例えば一人っ子と10人兄弟の5番目とかであれば、誰が聞いても全く違った家庭環境で育っているというのが分かりますよね。
その他にも会社員の父親と専業主婦の母親という家庭と、夫婦で飲食店を経営している家庭でも全く違った環境であることは容易に想像がつきます。
他にも金銭面、育児方針、住宅環境(一戸建てやマンション)など最も身近な家庭が関わる全てのことが価値観を生み出す要因になっています。
親戚やご近所さん(近隣環境)
次に価値観に大きく影響を与えるのが親戚やご近所さんなどの近隣環境です。家庭の次に関わりが強い環境ですね。
例えば、親戚やご近所さんと頻繁に交流している環境と全く交流がない環境とでは全く違った近隣環境と言えます。親戚やご近所さんは両親や兄弟と比べると遠い存在ですが、社会の中では近い存在です。人間関係などの価値観に大きな影響を与えやすい存在ですね。
友達や先生(教育環境)
そして保育園や幼稚園、小学校、中学校と多くの友達や先生と関わっていく教育環境に足を踏み入れていくことになります。ここにも多くの価値観に関わる環境があります。
例えば友達や先生との関わり方、好きなことや嫌いなことに対する取り組み方、行事への取り組み方など人それぞれ違いますよね。こういったことが全て価値観となって成人後に社会人として活動する際に影響してくるのです。
ステップ2:子供時代の話を聞く
ステップ1で子供時代の環境が価値観に大きく関わっているという話をしました。これは多くの方が「そんなことは知っている」と言える内容だったと思います。多くの方が頭では分かっていることなのです。
しかし、このステップ2を実践できていない方が多く、それが価値観の違いを受け入れられない最も大きな原因になっています。そうです、子供時代の話を聞くことができていないのです。
できれば価値観の違いを受け入れたいと感じている相手ということであれば、もうすでに価値観の違いを感じることができるくらい親しい間柄と言えるでしょう。例えば、夫婦や恋人であったり、ある程度の期間一緒に仕事をしている同僚や上司、部下などが該当しますよね。
そういった方に対して、「価値観が違う」と感じた時に子供時代の話を聞けるとベストです。しかし、なかなか子供時代のことを一方的に聞くことは難しいです。どうやって切り出したら良いか悩みますよね。
まずは、聞きたい事柄について、自分の子供時代のエピソードを話すと良いです。自分のことを話すとある程度親しい間柄であれば、「自分はこういうことがあったなあ」と話してくれます。
自分の子供時代のエピソードをどういうタイミングで話したら良いの?という方もいると思います。タイミングは、重ね合わせやすいものを見たり聞いたりした時に、「そういえば・・・」で重ねていくと自然です。
例えば、ドラマや音楽のことを話している時に、「そういえば子供の時こんなことしてましたよ」というと、「私はこうだったよ」という感じで話が進んでいきます。これだと自然に子供時代のことを聞くことができます。
更に「私はこうだったよ」に対して、「そうなんだ、じゃあこういう時はどうだった?」という感じで聞いていくと、更に深いところまで聞くことができます。
聞いたことに対して言葉を重ねていくイメージで進めていくと、より多くの情報を得ることができます。
ステップ3:価値観の違いについて理解する
子供時代の話を聞くことができれば、価値観の違いがどういったことから生じているのかを把握することができます。学術的な理解とはいかなくとも、何となくこういった経験からこういう価値観が生まれたんだ、ということが分かれば十分です。
相手との価値観の違いについて、どういった背景があるのかを知ることができると、自分の中で腑に落ちる状態になります。腑に落ちるというのが理解したことになり、受け入れたことになるのです。自分の中に相手の価値観がストーンを入ってくる、そういうイメージです。
相手の価値観を受け入れることは、相手の価値観に合わせることではありません。理解し自分の中に落とし込むことです。そして、あなたが相手の価値観を理解し自分の中に落とし込むことができれば、相手も同じように価値観の違いについて理解しようとします。
価値観は違って当然です。大事な人であればあるほど、その価値観の違いを理解し自分の中に落とし込むようにしましょう。