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アダルトチルドレンがカウンセリングで克服する10の課題

アダルトチルドレンがカウンセリングで克服する10の課題

「アダルトチルドレン」とは、子ども時代に家庭内で心理的な虐待や肉体的虐待、性的虐待、放置、無視などを受け、その影響で成長した成人のことを指します。彼らは、自己否定感や罪悪感、孤独感、恐怖感、不安感などの心理的問題を抱えており、人間関係や仕事などの生活に支障をきたすことがあります。

また、アダルトチルドレンは、親や周囲の大人たちに守られず、支えられずに育ったため、自立力や自己肯定感が低くなりがちです。そのため、自分に自信が持てず、自分の欠点ばかりに目が行ってしまうといった特徴もあります。

こういったことから、アダルトチルドレンにはカウンセリングが必要なケースも多々ありますが、カウンセリングを受けるハードルが高く感じている人も多いです。ここでは、アダルトチルドレンの特徴や課題を踏まえながら、カウンセリングでどのように克服していくか、ワークシートなども公開していきたいと思います。

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上

【主な相談内容】
・うつ病、パニック障害などの精神疾患との向き合い方
・周りの人には言えない恋愛相談
・仕事が長続きしない、キャリア形成に悩んでいる
・人間関係が上手くいかない

【アプローチ】
まずは話したいこと、聴いてほしいこと、頭に浮かんだことを自由にお話ください。どんな話でも否定しませんので、安心してありのままをお話くださいね。あなたの話を受け止めた上で、心の声をキャッチし一緒に向き合い、フィードバックしていきます。

目次

1.アダルトチルドレンによく見られる特徴

アダルトチルドレンには、以下のような特徴が見られることがあります。

①自己否定感が強い:自分自身を責めることが多く、自分に自信が持てない傾向があります。

②人との関係に悩む:信頼できる人を見つけることができず、人間関係に苦労することがあります。

③感情のコントロールが苦手:過去のトラウマなどから、感情をコントロールすることが難しい場合があります。

④無意識のうちに虐待を繰り返す:自分が虐待を受けた経験から、自分自身が他人を虐待することがある場合があります。

⑤依存症や自傷行為などの問題を抱える:過去のトラウマなどから、アルコールやドラッグなどに依存する場合があります。また、自分自身を傷つける自傷行為をすることがある場合もあります。

⑥人生の目的を見出せない:過去のトラウマなどから、自分自身に自信が持てず、将来について考えることが難しい場合があります。

⑦無関心な態度をとる:過去のトラウマなどから、感情を出すことを避けるため、無関心な態度をとる場合があります。

2.アダルトチルドレンが抱える課題の種類

アダルトチルドレンが抱える課題は多岐にわたりますが、以下に代表的なものを挙げます。

①自己肯定感の低さ:過去の虐待経験から、自分自身を否定し、自己評価が低くなる傾向があります。

②対人関係の困難:過去の虐待経験から、人との信頼関係を築くことが難しくなり、孤独感や不安感を抱えることがあります。

③過剰な責任感:過去の虐待経験から、周囲に迷惑をかけたくないという強い責任感を抱えることがあります。

④暴力や依存症の問題:過去の虐待経験から、自分自身が他人に暴力を振るったり、アルコールや薬物に依存することがある場合があります。

⑤自己傷害:過去の虐待経験から、自分自身を傷つける自傷行為をすることがある場合があります。

⑥PTSD(心的外傷後ストレス障害):過去のトラウマから、PTSDを発症することがあります。PTSDには、フラッシュバックや回避行動などが見られます。

⑦親との関係の修復:過去に虐待を受けた親との関係を修復することが必要になる場合があります。

⑧自己実現:過去の虐待経験から、自分自身の可能性を信じられなくなることがあります。自分自身が望む人生を歩むための自己実現が必要になる場合があります。

3.アダルトチルドレンがカウンセリングに抵抗する理由

アダルトチルドレンがカウンセリングに抵抗する理由は、以下のようなものがあります。

①過去のトラウマを思い出すことが苦痛である:過去の虐待経験を思い出すことが苦痛であるため、カウンセリングに抵抗することがあります。

②自己否定感が強い:自分自身を責めることが多く、自分自身を認めることが難しいため、カウンセリングに抵抗することがあります。

③信頼できる人を見つけることが難しい:過去に周囲から裏切られた経験があるため、信頼関係を築くことが難しく、カウンセリングに対して不信感を持つことがあります。

④自分自身を守るために感情をコントロールしている:過去のトラウマにより、感情を出すことを避けるために感情をコントロールしているため、カウンセリングに抵抗することがあります。

⑤依存症や自傷行為などの問題を抱える:アルコールやドラッグなどの依存症や、自傷行為などの問題を抱えているため、カウンセリングに対して無関心であることがあります。

⑥自分自身について話すことが苦手である:過去のトラウマにより、自分自身について話すことが苦手であるため、カウンセリングに抵抗することがあります。

⑦カウンセリングに対する偏見:カウンセリングに対する偏見があるため、抵抗することがあります。例えば、「心の病気にかかっている人が行く場所」というイメージを持っている場合などがあります。

4.カウンセリングでアダルトチルドレンが取り組むべき10の課題

アダルトチルドレンがカウンセリングで取り組むべき10の課題は以下の通りです。

①過去のトラウマを処理する:過去に受けたトラウマや虐待などの経験を処理することが重要です。

②自己受容感を高める:自分自身を受け入れることができるようになり、自分に自信を持てるようになることが重要です。

③セルフエスティームを高める:自分自身に対する評価を高めることができるようになることが重要です。

④自己表現力を向上させる:自分の気持ちや感情を正確に表現することができるようになることが重要です。

⑤対人関係の改善:過去のトラウマにより、人との関係に苦手意識を持っている場合があるため、関係性を改善することが重要です。

⑥親子関係の再構築:過去に問題があった親子関係を再構築することが重要です。

⑦独立心を高める:自立心を高め、自分自身で自分の人生をコントロールすることができるようになることが重要です。

⑧境界線を設定する:自分自身の境界線を明確に設定し、自分の身体や精神を守ることが重要です。

⑨自分自身の成長と発展を目指す:自分自身の成長と発展を目指し、自分の人生に意義を見出すことが重要です。

⑩人生に対する意義や目的を見つける:自分自身にとっての人生に対する意義や目的を見つけ、それに向けて進んでいくことが重要です。

5.親からの心理的虐待に対する克服方法

親からの心理的虐待に対する克服方法は、以下のようなものがあります。

①カウンセリングや治療を受ける:心理的虐待の影響を受けた人は、専門家のカウンセリングや治療を受けることで、トラウマを処理することができます。

②自己受容感を高める:自己受容感を高めることで、自分自身を受け入れることができ、自信を持つことができます。

③自己表現力を向上させる:自己表現力を向上させることで、自分の気持ちや感情を正確に表現することができます。

④対人関係の改善:過去の心理的虐待によって、人との関係に苦手意識を持っている場合があるため、関係性を改善することが重要です。

⑤境界線を設定する:自分自身の境界線を明確に設定し、自分の身体や精神を守ることが重要です。

⑥自分自身の成長と発展を目指す:自分自身の成長と発展を目指し、自分の人生に意義を見出すことが重要です。

⑦他者への信頼を築く:信頼できる人やグループに所属することで、自己価値感を高めることができます。

⑧自己肯定感を高める:自己肯定感を高めることで、自分自身に対する評価を向上させることができます。

⑨瞑想やマインドフルネスを実践する:瞑想やマインドフルネスを実践することで、自己受容感を高めることができます。

⑩自分自身に対する優しさを持つ:自分自身に対して優しく接することで、自己受容感や自己肯定感を高めることができます。

6.毒親との関係を断ち切るための戦略

毒親との関係を断ち切るための戦略は、以下のようなものがあります。

①距離を取る:毒親との距離を取ることが大切です。毒親からの連絡や面会を避けることが必要になる場合があります。

②自己受容感を高める:自己受容感を高めることで、自分自身を受け入れることができ、毒親からの影響を受けずに自分自身を生きることができます。

③自己肯定感を高める:自己肯定感を高めることで、毒親からの否定的な言動に対しても、自分自身を守ることができます。

④サポートを求める:友人や家族などのサポートを求めることで、毒親との関係を断ち切るための強いサポートを受けることができます。

⑤必要に応じて法的手段を取る:法的手段を取ることが必要な場合もあります。法的手段を取ることで、自分自身を守ることができます。

⑥カウンセリングや治療を受ける:毒親との関係から解放された後、専門家のカウンセリングや治療を受けることで、過去のトラウマを処理し、自分自身を再構築することができます。

⑦毒親との関係を断ち切ることを決めたら、決断に自信を持つ:自分自身が毒親との関係を断ち切ることを決断したら、その決断に自信を持つことが重要です。自分自身の決断に自信を持ち、自分自身を守ることが大切です。

7.自己肯定感を高めるためのワークシート

自己肯定感を高めるためのワークシートを以下に示します。

【自己肯定感を高めるためのワークシート】

Step 1. 自分自身の強みを挙げる

自分自身の強みを挙げることで、自己肯定感を高めることができます。

以下の質問に答えて、自分自身の強みを挙げてください。

・自分自身が得意なことは何ですか?
・自分自身が成し遂げたことで、自信を持てることは何ですか?
・自分自身が好きなことは何ですか?

Step 2. 自分自身を肯定する

自分自身を肯定することで、自己肯定感を高めることができます。

以下の質問に答えて、自分自身を肯定してください。

・自分自身にとって、最も大切なことは何ですか?
・自分自身が達成したことに対して、自分自身にどのように感謝しますか?
・自分自身に対して、どのように励ましますか?

Step 3. 自分自身の自信を高める

自分自身の自信を高めることで、自己肯定感を高めることができます。

以下の質問に答えて、自分自身の自信を高めてください。

・自分自身が困難に直面した場合、どのように乗り越えますか?
・自分自身が今までに経験したことで、自分自身にとって最も重要なことは何ですか?
・自分自身に対して、どのように自信を持たせますか?

Step 4. 自分自身の発展を促す

自分自身の発展を促すことで、自己肯定感を高めることができます。

以下の質問に答えて、自分自身の発展を促してください。

・自分自身が今後成し遂げたいことは何ですか?
・自分自身が成長するために、今からできることは何ですか?
・自分自身が達成したい目標を達成するために、どのようなサポートを必要としますか?

以上が、自己肯定感を高めるためのワークシートです。自分自身の強みや自信を高めることで、自己肯定感を向上させることができます。

8.過去のトラウマからの回復方法

過去のトラウマから回復するためには、以下のような方法があります。

①プロのカウンセリングを受ける
過去のトラウマから回復するためには、プロのカウンセリングを受けることが有効です。カウンセリングによって、過去のトラウマを理解し、乗り越えるためのスキルを身に付けることができます。

②自己療法
自己療法としては、マインドフルネス瞑想や深呼吸などのリラックス法、感情を表現するためのアートセラピー、ジャーナルに書き出すことなどが有効です。自己療法を行うことで、自分自身の感情や思考を整理することができます。

③心身ともに健康な生活習慣を維持する
過去のトラウマから回復するためには、心身ともに健康な生活習慣を維持することが重要です。健康的な食生活や運動、十分な睡眠をとることで、心身のバランスを保つことができます。

④サポートを求める
過去のトラウマから回復するためには、サポートを求めることが大切です。家族や友人、カウンセラーやサポートグループなど、自分に合った形でサポートを受けることで、孤独感や不安を和らげることができます。

⑤過去のトラウマを理解する
過去のトラウマから回復するためには、そのトラウマがどのようなものであったかを理解することが大切です。自分自身の経験を客観的に見つめ直し、理解することで、過去のトラウマから解放されることができます。

以上が、過去のトラウマから回復するための方法です。自分自身に合った方法を見つけ、積極的に取り組むことが大切です。

9.アダルトチルドレンが幸せな人生を送るためのアドバイス

以下は、アダルトチルドレンが幸せな人生を送るためのアドバイスです。

①過去を受け止める
過去の出来事を受け止め、自分自身を許すことが大切です。自分の過去を否定するのではなく、受け止めて、そこから学び、成長することができます。

②自分を大切にする
自分自身を大切にすることが大切です。自分自身を大切にすることで、自己肯定感が高まり、幸せな人生を送ることができます。

③コミュニケーションを大切にする
コミュニケーションを大切にし、良い人間関係を築くことが大切です。人間関係を築くことで、支え合い、幸せな人生を送ることができます。

④キャリアや趣味に打ち込む
自分自身のキャリアや趣味に打ち込むことで、自己成長や充実感を得ることができます。自分自身がやりたいことに取り組むことで、幸せな人生を送ることができます。

⑤サポートを求める
過去のトラウマや課題を抱えることがある場合は、サポートを求めることが大切です。カウンセリングやサポートグループなど、適切なサポートを受けることで、心の負担を軽減し、幸せな人生を送ることができます。

以上が、アダルトチルドレンが幸せな人生を送るためのアドバイスです。自分自身に合った方法を見つけ、積極的に取り組むことが大切です。

リ・ハートでも私はアダルトチルドレンかもしれない、という人からのご相談は多く受けています。人間関係の悩みの根底にはアダルトチルドレンやHSPなどの特性が絡んでいるケースが多いのです。

そして、多くのケースで誰にも分かってもらえない、自分は1人だ、という中で孤独感に苛まれ、より症状を悪化させてしまっています。

リ・ハートの電話カウンセリングでは、ご相談者様に寄り添い一緒に問題に対して向き合っています。1人では冷静に向き合うことができなかったことが、2人だと冷静になれるということもあります。課題を克服するためにカウンセリングを検討されている人は、お気軽にお問い合わせください。LINE公式アカウントを追加頂くと、LINEチャットでお問い合わせ頂けるようになります↓

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