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親の心子知らず

親の心子知らず

ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。

今回は【親の心子知らず】というテーマでお話していきたいと思います。まずはじめに、子育てには正解がありません。こういう子育てをすると良い子に育つ可能性が高い、と思われる内容が出版されたりしていますが、真似をすれば必ずそうなるかというとそうはなりません。子供には1人1人個性があり同じではないためです。

つまり、子育てをしている親は、正解が分からない中で自分自身が受けてきた教育や周りの環境、参考になる子育て情報誌などをもとに、試行錯誤しているのです。そして、実際に子供が成長した後、明確な答えはありませんが、元気に成長してくれたから成功だったんだろう、と胸をなでおろします。

しかし、これは親の考え方であって、子供は子供で感じていることがあります。よく「親になったら分かる」と言いますが、確かに親になって子育てを経験していく中で分かることはたくさんあります。親の教育方針の背景などは、親の視点にならないと理解しにくいものです。

今回の話は、私が子育てをする中で自分自身が子供の時に感じていたこと、親となって子育てをする際に感じたこと、そして私の親のワタシに対する教育方針の背景について感じたことなどを説明していきたいと思います。興味のある人は最後までお付き合いください。

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上

【主な相談内容】
・うつ病、パニック障害などの精神疾患との向き合い方
・周りの人には言えない恋愛相談
・仕事が長続きしない、キャリア形成に悩んでいる
・人間関係が上手くいかない

【アプローチ】
まずは話したいこと、聴いてほしいこと、頭に浮かんだことを自由にお話ください。どんな話でも否定しませんので、安心してありのままをお話くださいね。あなたの話を受け止めた上で、心の声をキャッチし一緒に向き合い、フィードバックしていきます。

目次

1.親の教育方針の背景

親の教育方針の背景は、大きく分けると2通りあります。1つは自分がそういった教育方針で育てられたから、もう1つは自分が育てられた教育方針が嫌だったらから、です。前者は肯定型、後者は否定型ですね。

そして、更に細かく見ていくと、前者は肯定型ではあるけども親の教育方針が良かったと感じて真似るというケースと、親の教育方針は良いとは感じなかったが真似るというケースがあります。ここでの後者の場合が虐待に繋がりやすい考え方ですね。親離れできていない、依存している状態と言えるでしょう。

つまり、教育方針の背景として望ましいのは、親の教育方針が良かったから真似ているものと、親の教育方針が嫌だったから逆を行うものになります。良かったから真似る、嫌だったから逆を行う、シンプルに真っ当な考え方ですよね。だから問題ないと言えるのです。

2.経験しないと分からない

親の教育方針が良かったから真似ているものと、親の教育方針が嫌だったから逆を行うもの、どちらも問題ないと言いましたが、子供の気持ちに寄り添いながら悩むことが少なくスムーズな子育てになるのは、前者の親の教育方針が良かったから真似るというものです。

なぜかというと、タイトルにもなっている通り、経験しないと分からないためです。親の教育方針が良かったから真似ている場合、自分自身が子供の時にその教育方針を体験しています。よって、何か起こった時に子供がどのように感じているのか分かります。

逆に親の教育方針が嫌だったから逆を行う場合、逆を行ってほしいと子供の時には思っていたわけですが、実際に行ってもらっていませんので子供がどのように感じているかが分かりません。

しかし、どちらの場合でも子供にとってどのような教育方針にすれば良いか愛情を持って考えた結果と言えます。やはり、愛情を持って教育方針を考えたかどうか、それが最も大切なことと言えます。

3.管理型教育と放任型教育

教育方針として大きく分けると管理型教育と放任型教育になります。その名の通りですが、細かく子供のすることを管理する教育方針なのか、子供がすることに口出しをせずに自主性を重んじる教育方針なのか、ですね。

一般的には放任型教育の方が望ましく感じている人が多いかもしれませんが、どちらが良いとは一概には言えません。

管理型教育で育った子供が大人になって、「もっと自由にしたいことをやらせて欲しかった」と思うこともあれば、「管理してくれたおかげで勉強に打ち込むことができて将来の夢を叶えることが出来た」となることもあります。

放任型教育で育った子供が大人になって、「自分を信じて自由にやりたいことをさせてくれたおかげで、自分のしたいことが見つかって出来ている」と思うこともあれば、「もっと世間のことをいろいろと教えて欲しかった、社会に出て苦労している」となることもあります。

ベースとして管理型、放任型がある中で、状況に応じてバランスを取ることも大切です。例えば、管理型教育の場合、いつもは親の意見を強く主張するところを、子供からいつもより反発があった場合には子供のしたいように任せてみるなどですね。結果的に上手くいってもいかなくても、子供にとって親からの愛情を感じる瞬間になるでしょう。

4.まとめ

リ・ハートの電話カウンセリング

【親の心子知らず】というテーマでお話をしてきましたが、いかがでしたか?基本的に子供が親の気持ちが分からないのは仕方のないことです。でも、親は子供の気持ちを分かろうとする努力は必要です。その努力の過程を子供は愛情として受け止めてくれるでしょう。

カウンセリングを行う際にも、現在の親子関係から幼少期に遡ってお話を伺うことがありますが、親子には切っても切れない繋がりがあります。たとえ物理的な関係を切っていたとしても、親子の存在は意識してしまうのです。

成長した今となっては、親があの時はこう考えていたのではないか、と感じることがあると思います。それがポジティブな内容であれば良いですが、ネガティブな内容であることもあるでしょう。カウンセリングの中で今一度親との関係を見つめ直し、親を受け入れることが出来るようになれば、自分自身のことを好きになれるかもしれません。

カウンセリングで最も重要なのは自分について知ること、気づくことです。自分自身が形成される上で最も大きな影響を受けた親との関係性を見つめ直すことは、大きな一歩を踏み出す原動力となるでしょう。リ・ハートでは電話カウンセリングにて対応していますので、気になる人はLINE公式アカウントを友だち追加して予約してみてくださいね。

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