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質問力を高める3つのポイント

質問力を高める3つのポイント

ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。

今回は質問力を高める3つのポイントについてお話したいと思います。

質問力は仕事でもプラーベートでも需要な能力として認識されています。質問力を高めるための書籍も沢山ありますよね。それだけ注目を集めている能力なのです。

しかし、いざ質問力を高めようと思うとなかなか難しいものです。書籍では例文が載っているものも多いため、その通りにやってみる人も多いと思いますが、実際にはなかなか上手くいかないものです。

質問力を高めるためには、まずは知っておかないといけないポイントがあります。それを知らないと書籍のテクニックを真似ようとしても本当の意味で真似ることができません。そのポイントを詳しく解説していきます。

投稿者プロフィール

佐藤 公俊
佐藤 公俊心理カウンセラー
【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上

【主な相談内容】
・うつ病、パニック障害などの精神疾患との向き合い方
・周りの人には言えない恋愛相談
・仕事が長続きしない、キャリア形成に悩んでいる
・人間関係が上手くいかない

【アプローチ】
まずは話したいこと、聴いてほしいこと、頭に浮かんだことを自由にお話ください。どんな話でも否定しませんので、安心してありのままをお話くださいね。あなたの話を受け止めた上で、心の声をキャッチし一緒に向き合い、フィードバックしていきます。

目次

1.質問に対して回答する義務はないことを頭に入れておく

質問に対して回答する義務はないことを頭に入れておく

ニュースなどでマスコミが様々な社会問題に対して、当事者に質問している風景を観ることがあると思います。如何にして欲しい情報を引き出すか、いろいろな角度から質問していますよね。

しかし、質問に対して聞きたい回答が返ってこない、回答がないというケースも珍しくありません。これは、当事者は言いにくいことは口を濁すこともありますし、回答したくないと思った場合は回答しないという選択肢もあるためです。

これは極端な例ではありますが、「質問に対して回答する義務はない」ということを、まずは頭に入れておくことが大切なポイントになります。質問して回答がないと怒る人がいますが、それは回答がないという回答だと捉える必要があります。

そして、質問する前に質問に回答しやすい環境作りができていたかどうかを考えることが必要になります。例えば敵意むき出しな人から質問されても答えたくありませんよね。話をしっかりと聞いてくれる姿勢を感じない人からの質問にも、本音を話したいとなりません。

これを仕事の場でクライアントに対して質問する場面に置き換えてみましょう。まずは、クライアントが本音を話しやすいように、クライアントが話したいと思われる内容から質問し、回答を真剣に聞くことです。そして、徐々にクライアントに対して聞きたいことを質問していきます。

相手のことを考え答えやすい、もしくは答えたい質問からすることで、相手からの信頼を得ることができます。そして、信頼があれば答えにくい本音なども話してくれるようになります。技術的なことよりもまずは相手のことを考える、これだけでも随分と質問力が高まります。

2.質問によって心の動きを読み取る

質問によって心の動きを読み取る

質問をするとそれに対する明確な回答が一発で返っているもの、と思っている人がいますが、実際にはなかなか難しいものです。質問の切り口をいろいろと変えていき、欲しい回答にたどり着くというケースが多いです。

つまり、答えやすい軽い質問から徐々に核心に迫る質問をしていくことが大切なポイントになります。しかし、このことはほとんどの人が知っていて実践していますよね。でも上手くいかない・・・。

これは聞きたい回答を得ることに集中し過ぎていて、相手の心の動きを全く見ていないためです。質問をするとスラスラっと回答する場面と、口ごもったり目が泳いだり話しにくそうにしたりすることがあります。そういった時に角度を変えて質問をすると、知りたい回答に近づくことができます。

これはカウンセリングの場合にも使う手法ですが、質問をする中でご相談者様の本当の悩みを探っていきます。辛い経験をすると、自分自身でその経験に蓋をし見ないようにする、記憶からなかったことにしようとするケースがあります。それを探り当てるためには、質問が最も有効な手段なのです。

心の動きを読み取るための質問から核心に迫る質問まで、状況によって上手く使い分けることを意識することで、質問力を高めていくことができるでしょう。

3.見取り図を描こう

見取り図を描こう

質問が苦手な人は全体像が描けていないケースが多いです。質問1つ1つは全体像の中の一部でしかありません。そして得られた回答もまた全体像の一部なのです。

質問力が低いと悩んでいる人は、質問によってより多くの情報を得なくてはいけないと思い過ぎている傾向にあります。見取り図を描き、1つ1つの質問によって得られた回答を組み合わせ、推測できる内容を膨らまし、核心に迫る質問を投げかける、これが質問力の高い人の行っている流れです。

質問は組み合わせが大切です。言いにくいことをズバッと質問されたところで、本音をそのまま回答する人は少ないです。つまり、最適な質問を考えることができる力が質問力ではないのです。

質問力を高めるためには人間力やコミュニケーションスキルも大切と言えますね。

まとめ

リ・ハートの電話カウンセリング

質問力を高める3つのポイントについて説明してきましたが、いかがでしたか?

ポイントを簡単にまとめます。

・見取り図を描き全体像をイメージし質問を組み合わせて核心に迫っていく。

・まずは相手が話したいことから質問していき真剣に聞き、信頼関係を構築してから聞きたいことを質問する。

・心の動きを読み取るための質問を投げかけ、心が動いた質問に対して更に深い質問をしていく。

こんな感じですね。カウンセリングの中では質問力は非常に重要なスキルになります。仕事上で活用する質問力とは少し異なりますが、質問は相手のことを深く知るためには非常に有効な手段と言えます。

質問ができない人の多くは、自分に自信がないことが原因となっています。これはカウンセリングによって改善することができますので、気になる方はお気軽にお問合せください。

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