カウンセリングと相談の違いについて
ご訪問ありがとうございます。
リ・ハート代表カウンセラーの佐藤です。
今回は気になっている方も多い、カウンセリングと相談の違いについてお話したいと思います。
カウンセリングと相談の違いについてのコラムはネット上に多く存在していますので、すでにいくつか読まれた方もいるかもしれません。そして、他のコラムも検索して探しているということは、自分の中にすうっと入ってくる内容ではなかったのだと思います。
カウンセリングと相談の違いは、言葉の意味としてはコラムを書かれている皆さん、ほとんど同じ見解です。簡単にいうと、カウンセリングは自己解決のサポート、相談は解決法のアドバイスとなります。
カウンセリングと相談の違いについて調べている方は、きっと「私の悩みを解決するのはどっちが良いのだろう」という思いからだと思います。そういった方の気持ちが楽になる解説をしていきますので、どうぞ最後までお付き合いください。
投稿者プロフィール
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【経歴】
・キャリアカウンセラー15年
・心理カウンセラー10年
※相談件数10,000件以上
【主な相談内容】
・うつ病、パニック障害などの精神疾患との向き合い方
・周りの人には言えない恋愛相談
・仕事が長続きしない、キャリア形成に悩んでいる
・人間関係が上手くいかない
【アプローチ】
まずは話したいこと、聴いてほしいこと、頭に浮かんだことを自由にお話ください。どんな話でも否定しませんので、安心してありのままをお話くださいね。あなたの話を受け止めた上で、心の声をキャッチし一緒に向き合い、フィードバックしていきます。
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目次
カウンセリングと相談の使い分けはいらない?
仕事や人間関係、恋愛などで悩みが生じた時、まず頭に浮かんでくるのが「誰かに話を聞いてほしい」だと思います。誰かに話を聞いてもらえたら解決するとは限りませんが、もしかしたら話しているうちに良い解決法が見つかるかもしれないし、話を聞いてくれた方から良いアドバイスが聞けるかもしれない。誰かに話を聞いてもらうという行為には、こういったメリットを得る可能性があるのです。
ここで注目してもらいたいのは、話を誰かに聞いてもらうことで得られる可能性がある2つのメリットです。これってカウンセリングと相談から得られるメリットと一緒なのです。つまり、本来はカウンセリングと相談に意識はなく、「誰かに話を聞いてもらうこと」だけを意識していることになります。
ではなぜカウンセリングと相談の違いについて気になるのでしょうか?それはサービスとしてカウンセリング、愚痴聞き、話し相手、占いなどのサービスの利用を検討しているためです。サービスを利用するとなると費用がかかる、であれば最適なサービスを見極めて利用したいとなります。
しかし、実際にサービスを利用してみないと良かったかどうかは分かりません。それは、カウンセリングが相談かという部分だけではなく、どこ(誰)のサービスを利用したかによっても良かったかどうか違いが生じるためです。
こういったことから、カウンセリングが相談かはあまり考えず、話を聞いてほしいと思えた会社や人のサービスを利用すると良いですね。
カウンセリングと相談の唯一の使い分け
カウンセリングと相談の使い分けはいらないと書きましたが、唯一使い分けが必要なケースがあります。それは専門的な内容の相談に関してです。今のあなたの悩みが人生やキャリア、恋愛などといったあなた自身の気持ちが関わるものであれば「話を聞いてほしい」基準でサービスを選択すれば良いですが、例えば遺産相続や離婚後の慰謝料など明確な事柄に対しての悩みの場合は、「話を聞いてほしい」では解決になりません。
つまり、悩みが「こころ」なのか「事柄」なのかを分類する必要があります。「事柄」の場合は専門機関に相談、ですね。カウンセリングではありません。
当たり前のことのように思うかもしれませんが、多くの出来事が起こり頭の中がぐちゃぐちゃになってしまっている時は、悩みの本質が分からなくなってしまっていることがあります。そういった時に、まずはカウンセリングを受けて頭の中を整理し、その上で必要なサービスを受けるというのも1つの手段ですね。離婚関係などはまさにそういったケースが多いです。
カウンセリングと相談の終着地点は一緒?
カウンセリングと相談は、相談内容が「こころ」であればあまり深く考えずに、「事柄」であれば専門家に相談、と書きましたが、「こころ」の場合にもう1つお伝えしたいことがあります。それは、カウンセリングも相談も終着地点は一緒ということです。
「こころ」の悩みの場合、悩みに対するアプローチとして、カウンセリングからか相談からかとなります。しかし、どちらにしてもまずは「話を聞いてもらう」ことからスタートします。傾聴スキルがしっかりとある方に聞いてもらった場合、話しているだけで頭の中が整理され、自分の考えがまとまってきます。
自分の考えがまとまるということは、自分がどうしたいのかもある程度見えてくるようになります。その上で相談の場合はアドバイスが加わるイメージですね。アドバイスとまとまった自分の考えが一致した場合はアドバイスが後押しになりますし、違っていた場合でも自分の考えがまとまっていれば選択することができます。
つまり、カウンセリングでも相談でも「話を聞いてもらう」ことは一緒。そして話を聞いてもらう中で頭の中が整理されるのも一緒。自分の考えがまとまるのも一緒です。違うのは話を聞いてもらった方からのアドバイスがあるかどうかです。
どちらのサービスを利用したいかと思う最初の気持ちには違いがありますが、利用し始めると違いはありません。ただ、相談の場合に話をしっかりと聞いてくれないということがあれば、そのサービスは利用しない方が良いでしょう。
まとめ
カウンセリングと相談の違いについて、私の見解で解説してきましたがいかがでしたでしょうか?巷ではカウンセリングの類似サービスが増え、利用を考えている方が迷うケースも増えています。
カウンセリングというと敷居が高く感じてしまう方も多いと思いますが、多くのことがありすぎて頭の中が整理できていない時にサポートしてくれるものであったり、自分の考えをまとめるのが苦手な方がまとめるスキルを身につけたりできるサービスです。
もっと身近にカウンセリングサービスを感じて頂けると幸いです。
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