世間一般の会話では、沈黙があると気まずい雰囲気と捉えがちですよね。確かに、沈黙は嫌な感じがしますが、「沈黙は金なり」という言葉もあるように、必ずしも嫌なイメージを持っているわけではありません。
カウンセリング時の沈黙は、非常に意味があるケースが多いです。場合によっては30分間沈黙が続くこともあります。しかし、その沈黙が破られる時に、一気に展開が変わる可能性もあり、沈黙がターニングポイントとなる場合があります。
しかし、電話カウンセリングの場合は、カウンセラーにとっても非常に難しいものがあります。電話口の向こうの相談者がどんな様子なのか、そしてどういった意味合いの沈黙なのか、そのイメージができないと沈黙を活かすことができません。
ただ、無理に構える必要はなく、気楽な気持ちで流れに任せること、それが電話カウンセリングにおいて大切な部分です。
相談者も無理に話をする必要はありません。話したいと思ったことをそのまま話すようにしましょう。その中で沈黙が訪れる時には、その部分に何かしらの重要なメッセージがあるのです。