強みと弱みを主導権から考える
現状の自分自身、もしくは自分が行っている、関わっている事業などで、強みや弱みについて考える機会があると思います。その時に正確に把握できているでしょうか?
強みはメリット、弱みはデメリットとして捉えがちですが、そうなると強みを強調し、弱みを隠したくなりますよね。なぜそうなるかというと、弱みはデメリットだから悪いこと、という認識になってしまうからです。
しかし、よくよく考えてみると、強みと弱みは表裏一体であるケースが多いです。例えばコンパクトなスマートフォンは、持ち運び便利だがインターネットを活用するときに見にくい、などですね。
コンパクトであることが強みでもあり弱みでもあるのです。この時に仕掛ける側と仕掛けられる側、という主導権で考えると強みがより強いものに変わり、弱みがなくなります。
仕掛ける側と仕掛けられる側
一言で言うと、仕掛ける側は強み、仕掛けられる側は弱みです。先ほどのコンパクトなスマートフォンの話で言うと、「持ち運び便利」というのが強みであり、これが仕掛ける側です。
つまり、「持ち運び便利」であることを活かして、こんな機能をつけると良いかも、となるのです。
逆に弱みとして「見にくい」がありましたよね。これは仕掛けられる側です。「見にくい」のを○○で補われる、というイメージですね。つまり、強みでどんどん仕掛けていき、弱みは仕掛けられることで補ってもらう、ということです。
メンタルも仕掛け仕掛けられて(補い補われ)・・・
自分自身の強みや弱み、皆それぞれにありますよね。自分の強みと弱みを把握した方が良い、という言葉をよく耳にしますが、意味はここにあるのです。
●強みと弱みを把握すると、強みから仕掛けることができ、弱みに対し仕掛けられることができる。
つまり、強みから更なる強みを生み出し、弱みは何かでカバーするのです。一緒に何かをする時のパートナーやチーム作りも、こういったことを意識すると、大成功を収めることができます。
実際に、なんでこのチームがこんなに成績がいいんだろう?というケースがありますよね。
この場合には、強みから仕掛けたことが、他の人の弱みを補っている、そしてその弱みを補ってもらった人の強みで仕掛けたことで、他の人の弱みを補っている、というサイクルが生まれています。
個々の能力には必ず強みと弱みがあります。まずは自分の強みと弱みを把握することから始めましょう。