10代・20代の若者の勢いはすごい。勢いに乗るとどんどん多くのことを吸収し、成功を収めていく。そのスピード感は普通の30代・40代には持ち合わせていないもの。そして、50代・60代になるとついていこうともしなくなるし、ついていく必要も感じなくなる。
そこにはやはり経験がある。経験がない10代・20代はどんどんチャレンジしていく。そして成功もするし失敗もする。チャレンジ精神旺盛な10代・20代は起業し潰してまた起業してを繰り返している人も多い。
30代・40代になると、どうしたら失敗するかがある程度分かってくる。よって、失敗の確率が70%以上に感じることはしなくなる。勝算の低い勝負は出来るだけ避けたいと感じるようになる。
50代・60代になるとアバウトな数字が少なくなる。つまり、100%成功する、100%失敗する、もしくはそれに近いパーセンテージで感じることが増える。今までの経験で成功したものは成功する、失敗したものは失敗すると感じるようになる。
全てにおいて共通しているのは経験。経験によって可能性の範囲がどんどん狭まっていく。ということは逆を言うと経験を捨てた分だけ可能性が膨らんでいくかもしれない。
これは20代の人がいろいろと考えて企画を提案しているのを聞いた時に、僕が心で感じたことから思った。その企画、僕も20代の時に考えたな〜って。そしてやってみたけど上手くいかなかったんだよなと。
経験が全て悪いものではない。でも、経験によって可能性の範囲を狭めていることも事実。上手くいかない時は、経験を捨てて可能性の範囲を広めてみると、新しい発見があるかもしれない。