ストレスは様々な体調不良を引き起こします
ストレスというと目に見えないものですが、そのストレスが引き起こす体調不良は目に見えるものです。ただ、ストレスが原因かどうかが分かりにくいというのが難点ですね。最近では原因不明のものがストレスのせいにされる傾向がありますから。
例えば、頭痛や吐き気などが良い例ですね。頭痛や吐き気にちゃんとした原因が見つかれば病名がつきますが、そうでない場合は原因不明のままストレスのせいだと医師から言われることが多いです。
ストレスからの症状で怖いところは、きちんと体調不良になって過度のストレスがかかっている警告をしてくれているのに、本人がストレスが原因と気付いて、そのストレスの原因と向き合うことをしないことです。
医師からの指示も、ほとんどが過度のストレスがかかっているから仕事はほどほどに、といったありきたりな助言だけで、本人も聞き流すだけになっているのが現状です。
しかし、ストレスの中でも真剣に考えようと思わざるを得ない症状があります。それが蕁麻疹なのです。
蕁麻疹は仕事ができなくなります
蕁麻疹という症状は、もちろん程度はありますが、痒くなったりして集中力が大きく低下します。そして、仕事に打ち込むことができなくなります。
つまり、蕁麻疹をストレス性のものと位置づけると、強制的に仕事を辞めさせていると言っても過言ではありません。
仕事に集中することができず、病院に行っても原因が分からず塗り薬だけ塗って対処している状況になると、いくらストレスと向き合っていない人でも、向き合ってみようかなと思い始めます。
こうなってくると、蕁麻疹が出ることで、過度なストレスと真剣に向き合うことができるようになるとも言えますね。だから蕁麻疹が出るのは良い兆候なのです。
確かに蕁麻疹が出ている間は、仕事がはかどらないかもしれませんが、ストレスとの付き合い方を考える時間になりますので、長期的には生き生きと仕事ができるようになります。
ストレスを「感じない、抱え込まない、放置しない」
これはストレスに負けないために重要な三原則です。全部意識しないといけないかというとそうではなく、あなたにとって最も意識しやすいもの1つだけを意識するようにしてみてください。
1つのことを意識すれば、ストレスとのあなたらしい付き合い方を確立することができるでしょう。