カウンセリングを行う中で、カウンセリングの意義を感じてくれている、と感じる瞬間があります。それは相談者が自分自身で解決に向けての気づきを発している時です。
つまり、その時にカウンセラーである私はただ頷いているだけです。この解決に向けて頷いているだけの瞬間が、カウンセラーとして最も幸せを感じる時です。
この部分だけを書くと、楽な時が幸せ、のように思うかもしれませんが、ここに至るまでにいろいろなドラマがあります。それを乗り越え、自分自身で解決方法を見出していく、そうなっていることが幸せなんですよね。
さらに追加すると、今起きている問題の解決ではなく、問題を引き起こ性格、考え方の解決に向かっていくときに、幸せを感じます。
最も、それを目指してカウンセリングを行っているのですが、現在の問題に対するカウンセリングに時間を取られ、なかなか根本的な部分に入っていけないケースもあります。
これは無理をすることではなく、自分自身の現在のステージで判断することなので、問題というわけではありませんが。
カウンセラーとしては少しでも早く、問題解決に繋がる気づきを得て欲しいと思っています。しかし、そうならない時にどういったアプローチが出来るか、そこに更なる重要性を感じています。