カウンセリングを受けることによって何が得られるのか?そもそもそれが分からない、という方も多いと思います。カウンセリングサービスは、目に見えるものではないため、非常に分かりにくいのが特徴です。
効果があったかどうかの判断は相談者に委ねられている、という側面もあります。
しかし、カウンセリングで得られるものは確かに存在しています。それは「心が軽くなる」ことです。カウンセラーに対して、今自分が直面している悩みをありのまま話をすれば、少なくとも「心が軽くなる」感覚を得ることができます。
これが得られない時というのは、カウンセラーの傾聴スキルに問題があるか、ありのままを話すことができていないか、です。
では「心が軽くなる」というのはどういったことなのでしょうか?軽くなるということは、「なくなる」というイメージができると思います。例えば遠足に行く時に、行きは荷物が重いですが、帰りは軽いです。
これはお弁当や水筒のお茶がなくなっているからです。しかし、遠足の時に帰りの方が荷物が多くなっているように感じる時がないでしょうか?例えば、敷物を綺麗に畳んでなくて入れ物がパンパンになっている、などがあります。
心もこの原理と一緒です。一回開いて中のものを出してしまうと確かに軽くなるのですが、その後綺麗にもとに戻さなくてはいけません。そうしないと、軽くなっているのに荷物が多くなっているように感じてしまうのです。
つまり、カウンセリングによって得られるものは、中身を吐き出すことで心が軽くなり、そして心の中を綺麗に整理整頓する、ということになります。
こういったことを感じた時には、自然とカウンセリングに対しての満足感を得ることができます。ただ、カウンセリングは複数回受けるケースが多いので、1回目の段階では「心が軽くなる」感じを得ることができれば、カウンセラーとの相性は問題ないと言えるでしょう。